さんぽジストさんのレビュー一覧
投稿者:さんぽジスト
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紙の本ツバキ文具店
2016/09/11 08:13
文系のイタコ
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主人公の鳩子が、依頼者に共鳴し、依頼者の言葉が自分に降りてくる過程が興味深かった。単に他者の言葉を書き起こすのではなく、他者が使うであろう言葉を、本人よりも効果的に言語化する。代筆という職業の創造性と温かさが、新しい発見だった。文具や便箋の選択理由も深いものがあった。久しぶりに万年筆と便箋で手紙を書きたくなった。
紙の本ドクター・スリープ 下
2016/09/11 08:27
最後に感動が待っている
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まさかのシャイニング続編の登場で、ボルテージが上がりまくりで読んだ。悪役が主人公たちに思ったよりも翻弄されるので、ちょっと物足りないかな?最後の最後にあの方が…!ここが感動ポイントでした。
紙の本資質・能力 理論編
2016/09/11 08:22
これで次期学習指導要領の本質が分かる
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「生きる力」や「確かな学力」などから「資質・能力」へとシフトした経緯とその理由がよく分かる重厚な研究書。生涯に渡って生きて働く力を、学校教育は本当に育んできたかということを改めて問い直したものとして、画期的である。これを読めば、平成30年度から小学校を皮切りに実施される新学習指導要領も、その理論的背景を十分に理解でした上で実践化できるだろう。全ての教職員に、本書を読み込んでほしい。
紙の本笑い三年、泣き三月。
2016/09/11 08:41
某ベストセラーより「笑い」の本質を捉えている
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一昨年から今年にかけて一番多くの作品を読んだ作家。その中でも特に好きな作品が本作である。「茗荷谷の猫」に所収の「庄助さん」を彷彿とさせる人物及び時代設定だが、その庄助さんが戦地での経験に絶望したまま生還したかのようなキャラクターの光秀の存在感が印象的である。なぜかお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斎藤を思い浮かべながら読んでいた。ドラマ化することがあれば是非実現してほしい。戦後の食糧難に乗じてあこぎな商売をする農家の男に「あなたのしていることには笑いがなかとです!」と糾弾する主人公の笑いに対する真摯な姿勢に心を打たれた。
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