えるべっくさんのレビュー一覧
投稿者:えるべっく
騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編
2017/04/23 15:20
春樹ワールド全開
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まあ楽しく読みました。
第2部はまりえの失踪が中心となったが、
まりえの出生の秘密ほか、
いくつかの謎は、解明されないまま終わる。
ユズとの関係が修復され、ハッピーエンドエンドとも
取れるが、まあ春樹さんらしい終わり方だ。
あの黒澤明さんでも、
晩年はそのキレを失ったことを思うと、
「1Q84」や「ねじまき鳥」ほどではないにしろ、
そこそこの秀作だったと思う。
楽しく読みました。
騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編
2017/04/10 20:39
楽しい春樹ワールド
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みんなの書評の評価は低いようだが、
いえいえ楽しい春樹ワールドです。
タイトルが「騎士団長殺し」なので
ドンジョバンニを何回も聞き直した。
結局、ドンナ・アンナの声しか残らず、
騎士団管区長はよくわからなかったが。。
あいかわらす、登場人物は
ハミガキをするように、交わるし
騎士団長もそうだが、
メンシキさんも負けず劣らず謎だし、
どんどんページが進む。
後編が楽しみです。
陸王
2016/10/21 22:07
こはぜ屋に入りたい
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池井戸作品は銀行ものが多いが、
本作はランニングシューズがテーマ。
一応、少しは大会にも出る草ランナーとしては、
いつも以上に興味と期待を持って読んだ。
シューズ陸王に会社の再建を賭けるこはぜ屋、
陸王を履いて再起に賭ける茂木。
このふたつが交差して物語は展開してゆく。
できるなら
こはぜ屋に就職して、
開発チームに入りたい。
そんな気持ちを
強く持った作品でした。
スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?
2017/06/30 11:41
ブランディングとは
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身近に店舗がある→認知はされているなら
CMは必要ない。
値下げ→値下げ合戦に巻き込まれず生き残れたら、
それに越したことはない。
とはいえ、円安、大型ショッピングモールの来襲など荒波が来たら、
なかなか泰然とできる企業はほとんどない。
やはりとにかく絶対的なファンを作ることが肝要で
うちの娘もそうである。
新商品が出たら買いに行くし、
旅行や出張でも、まずスタバを探す。
やはり資金があって1000店舗など出店できる
パワーが大前提となる。
書かれているいちいちもっともなので、
ブランディング・マーケの入門には良書だと思う。
希望荘
2017/05/16 20:57
杉村さん がんばれ
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いろいろあって探偵になった杉村さん。
この作者らしく、
登場人物の描写が細やかに
際立っているおかげで、
物語ごとに楽しく読める。
探偵としては
まだまだだか、
人間味あふれるやり方で
真実に近づく杉村さんは
魅力的だ。
次の作品が楽しみですが、
じっくり深いミステリーが読んでみたい。
個人的には、「希望荘」が秀逸でした。
駒姫 三条河原異聞
2017/04/10 20:32
戦国時代の裏話
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東北出身なので、最上家に親近感を持ちつつ
読んだ。
豊臣家の崩壊は、文禄の役と
この秀次の処分で始まった。
古今東西、恐怖政治での長期政権はない。
身内の秀次を成敗し、豊臣政権は一気に脆弱化した。
最上義光は奥羽の蝮と言われる
謀略家だが、本書では善人とされている。
しかし、この駒姫の件で、徳川方に着いたのは、
疑うべくもなく、この点でも豊臣にとって失策である。
駒姫がかく美しく、賢く描かれていて、
もしかして史実と異なった結果になるかもと
思ったが、悲しい結末でした。
ビブリア古書堂の事件手帖 1−1 栞子さんと奇妙な客人たち
2017/06/09 16:38
本好きにおすすめ!!
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古本屋探偵とでも表現すればいいのかな。
新しいジャンルの古本ミステリー。
美しく巨乳の変わり者の女子と
おひとよしのプータローという組み合わせは、
ガッキーがやってた「掟上今日子の忘備録」とよく似ているが
それを差し引いても、本好きには楽しく読める。
できればもっとメジャーな本を
テーマにしたミステリーになれば
もっと汎用性が広がるような気がする。
2巻3巻も購入したので
次を読むのが楽しみだ。
スタンフォードの心理学講義人生がうまくいくシンプルなルール
2017/06/06 21:15
納得のシンプルなルール
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自己啓発本というと
小難しさを売りにするケースが多いが
本書はごくシンプルでわかりやすい。
雑談、服装、謝罪、やる気、妬み、陰口など
ごくごく日常にあふれている事象をどう捉えるか、
ストレスとうまく付き合う法など、
シンプルなだけに納得の一冊。
今日から実行できて、コミットできる一冊。
新卒社員にもお勧めです。
みみずくは黄昏に飛びたつ Haruki Murakami A Long,Long Interview
2017/06/06 20:52
そんなことはあらない
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春樹さんのエッセーを読むと
恐ろしく洗脳されてしまうのである。
髪は短髪、ジョギング。
生活が変わってしまった。
ということで、
インタビューを読んだのだが、
川上さんが大阪の人で、
スイスイ読めた。
少しだけ、
騎士団長の種明かしもあって、
私もこの物語の主人公は
免色だと思っていたので
溜飲を下げた。
春樹さんの魅力が広がる一冊です。
果鋭
2017/05/16 21:06
疫病神シリーズに負けない
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堀やん、誠やんのコンビは、
桑原・二宮に負けない。
パチンコ業界をテーマに、
テンポよく物語が進んでいく。
黒川さんの作品は
事実に基づくことが多く、
本作もおそらくそうに違いない。
パチンコ屋のインチキは、
絶対あると思うし、
客が100%負けるシステムになっているのは、
すごく納得が行く。
インチキしても警察が入るわけでもない。
ただ資金が北へ行くことだけが気になる。
次の黒川さんの作品が待ち遠しい。
2017/05/16 20:49
最後まですんなり読めます。
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ナオミが犯罪を犯してまで、カナコを助けることに
少し違和感を感じますが、
テレビドラマになったくらいに、
みんなが楽しめる作品です。
完全犯罪のつもりが、
実は穴だらけで、
少しずつボロが出始めるころから、
ばれた方がよいのか、
逃げ切れる方がよいのか、
迷いながらページをめくりました。
ハッピーエンドなのかどうか
解りませんが
楽しく読める一冊です。
喧嘩
2017/03/11 10:54
二人の掛け合いが楽しい。
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1月に講演会に行った黒川さんの新作。
しかも大好きな「厄病神」シリーズ。
二宮・桑原のふたりが登場するだけで
楽しく読み進められる。
黒川さんの作品のほとんどが
実話をベースにしているらしいので、
本作もそのつもりで読んだ。
ただ、今までのシリーズに比べ
ほぼ茨木でしかストーリーが展開せず、
あまりダイナミックス感がやや不足かな。
それでも楽しく読みました。
明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト 改訂増補版
2017/03/11 10:46
真実の明治維新
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日本史好きで、
高校日本史の教員免許を
取ろうと考えていましたが、
明治から急に興味が薄れてしまう。
西郷や大久保の実績がわからない。
岩倉も500円札になったが、
何をした人なのか。
つまるところ、江戸幕府を
倒しただけではないのか。
司馬史観の影響が大きく、
虚像だけのニセの偉人が
ほとんどだ。
そのニセ偉人たちのおかげで
過った戦略の大東亜戦争へと
突き進み、日本人に多大な不幸をもたらした。
恐ろしく違和感があった
明治維新が、思っていた通り
実態のない虚像の政府だったことが
はっきりした。
歴史の捻じ曲げと司馬史観による
ウソの日本史を正す
とてもためになる1冊でした。
ファミリー・レス
2017/01/24 20:34
人の心の陰の描写
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「コンビニ人間」「森に住む魚」と女性の作品を
続けて読んだが、この作品も負けずに完成度が高い。
常識から少し外れたところ、
人の心の隅っこにある陰、
はっきり説明できない妬み、
こんな心のグレー、ブルーな部分の
描写が素晴らしい。
最近、争い事を嫌い
きれいごとばかりで
過ごそうとする傾向があるが、
人生そんなもんじゃない。
そんな陰の描写が
じょうずだった。
コンビニ人間
2017/01/17 21:32
女性らしい作品
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女性らしい繊細な女性の心理描写を楽しめた。
普通ができない古倉さん。
大学を出ながら、就職もせずコンビニでバイト。
男性との交際経験も無し。
コンビニだけが社会との接点だ。
まともな家族や友人との摩擦は、
少し理解できる気もする。
発達障害なのかもしれないが
こんな人は時に見かける気もする。
何が楽しくて生きているのと
問いたい気もするが、
古倉さんなりの楽しみ方があるのかもとも思う。
クズの白羽とのことは不要な気もするが、
白羽の弟嫁の辛辣さが、古倉さんの異様さを
際立たせたような気もする。
なかなか深い作品だった。
