飴さんのレビュー一覧
投稿者:飴
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
2016/09/27 18:48
魅力的な登場人(?)物
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「どうぞこのクマのめんどうをみてやってください」お話はブラウン夫妻がパディントンと出会うところから始まります。クマが駅に?というか、熊??ブラウンさんと一緒に軽く混乱しながら私たちも礼儀正しい、でもなにかズレてるパディントンと出会います。
出会ったばかりにして次から次へゴタゴタを起こすパディントンですが、無事ブラウン家の一員となります。そしてここウィンザー・ガーデン三十二番地にはステキな家族が住んでいます。少し抜けたとこもある?優しいブラウンさん。しっかり者のブラウンさんの奥さん。寄宿学校に通う優しいジュディにちょっと腕白なジョナサン。縁の下の力持ち、なんでも知ってるバードさん。誕生日パーティーやレジャーに大層張り切って臨む、パディントンに負けず劣らずチャーミングな人たちです。あと忘れちゃいけないお隣のカリーさん。カリカリイライラずるっこい嫌なご近所さんですが何故か憎めない…。カリーさんvsパディントンも読みどころの一つかも。それと近くの商店街の人たちもパディントンとは仲良しなんです。特にグルーバーさんとは親友といってよいでしょう。グルーバーさんも素敵な方で、パディントンに手を貸してくれる人の1人です。
イギリスで家族も友達もできたパディントンは毎度毎度行く先々で何かやらかしますが、怒らせた人とも仲良くなっちゃったりと、クマは結局丸くおさまるように出来ているようです。
パディントン引き起こす出来事に毎回クスッと笑ってお出かけやクリスマス、誕生日には一緒にワクワクして、最後はみんなの温かさに幸せいっぱいになるでしょう。
松岡京子さんの訳でパディントンはとっても無邪気に、登場人も魅力たっぷり描かれており、ペギー・フォートナムさんの挿絵は思わずじっと見入ってしまうほどたまらなく可愛いのです!
小学生や中学生には勿論力いっぱいおすすめしますが、大人も楽しめる本ではないかと思います。きっとパディントンの可愛さに夢中になることうけあいです!パディントンをはじめとした本の中の友達にも何度も会いに行きたくなることでしょう。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |