kisshoさんのレビュー一覧
投稿者:kissho
すべてがFになる The perfect insider
2016/12/20 11:03
大満足の作品
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
非常に面白いです。読み終わって大満足です。密室トリックも、なるほどと感心しました。中心人物の二人も中々魅力的で、お嬢様の言動に周りが一々ため息するのも笑えます。ただ、理系の私でもちょっと難しい所もあり(機械系なので)、文系の方、特に制御領域に弱い方は結構イライラするかも。私的には、トリックを構成する部分に、それは流石に・・・、と言いたくなる所は一つ二つありますが、そこを許してしまいたくなるほど全体の構成は素晴らしいと思います。傑作でしょう。
とりかえばや物語
2016/10/27 13:00
今読んでも先進的
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何の先入観や知識を持たずに読みましたが、中々に面白い作品でした。12世紀に書かれたようですが、「性同一性障害」「女性の社会進出」といった、現在でも十分通用する視点が組み込まれているのに感心もし驚きもしました。また、そんな社会性を無視しても、田辺さんの文章力のおかげで、場面場面の情景を思い浮かべつつニヤニヤしながら(失礼)読んでいけます。軽いタッチの恋愛映画を見ているような心地です。最後の段になって、誰と誰の子供が誰で、誰と誰が結婚してというのに少し混乱して、いらん心配をしてしまいましたが大丈夫でした。ちょっと色っぽくて楽しい物語ですよ。それにしても、出てくる女性、出てくる女性が皆別嬪さんで、それらの女性と次々と関係を持つというのは、羨ましいというか、何というか。
魔弾の射手
2020/08/29 02:09
推理は無理でも楽しく面白い
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天久鷹央の長編第5弾。宇宙人、透明人間、ゾンビ(死者の蘇り)、陰陽師の呪い、と来て、今回の相手は表題の魔弾。しかし、今回はいつも以上に専門過ぎて分かるはずもなく。おそらく、この本を読まなかったら一生知ることのない用語。それはさておき、一般読者が推理するという要素はほとんど不可能であるにも拘わらず、話は相変わらず面白いです。そして、これまた相変わらずの鷹央、小鳥遊、鴻ノ池のトリオの掛け合いが楽しい。何と、小鳥遊君、今回もてちゃいます。(前作でも、もてかかったんですけどね)
火焰の凶器
2020/08/27 22:11
伏線の妙
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天久鷹央の長編第4弾です。宇宙人、透明人間、ゾンビ(死者の蘇り)ときて、今回の相手は千年前の陰陽師の呪い。いつものように鷹央、小鳥遊、鴻ノ池のトリオが活躍します。特に、鴻ノ池は予想外?の活躍。終盤は二転三転して読み応え十分。キーになるのはXX。この存在自体は知っていましたが、流石に医学的な部分については分かるはずもなく。しかし、伏線の妙という意味では今までの長編の中では本作が一番かも。文句なしに面白いです。
幻影の手術室
2020/08/24 16:09
今回は透明人間
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天久鷹央の長編第2弾。鷹央、小鳥遊と、前作では出番がなかった鴻ノ池の3人が活躍します。前作は宇宙人が相手でしたが、今回は透明人間による殺人の謎がメインです。毎度のように医学知識てんこ盛りですから、後からなるほどと納得するしかないですが、それでも十分楽しめます。専門知識がないと流石に透明人間の謎を推理することは困難ではありますが、「何故(そうする理由)」は分からないとしても、多分そういうことなんだろうな、という、「行為」を推測することは可能だと思います。実際、私も「行為」部分は予想できましたから(何の根拠もないですけど)。また、別の意味での「えっ!?」という仕掛けもあり、思わずにやっとしました(安心もしました)。
スフィアの死天使
2020/08/17 16:37
このシリーズにはまりそう
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このシリーズを初めて読んでみたら非常に面白かったです。天久と小鳥遊のコンビが何とも言えず微笑ましくて笑えます(久しぶりに読みながら笑い声を出してしまった)。展開のスピード感も良く、文体も読みやすいですね(流石に専門用語は理解が難しいですが)。他の作品も大変楽しみになりました。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
2020/07/21 16:55
ミステリーではないが引き込まれる
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ミステリーだと認識して読みましたが、これはミステリーではありませんね。ただし、物語にはドンドン引き込まれ、あっと言う間に読み終えてました。とても面白い、が、最後が何とも痛ましい。哀れを感じます。
隻眼の少女
2020/07/14 11:49
凝り過ぎも、面白い
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こう推理するだろうから、こうタネをばらまいておく、すると更にこう推理するだろうから、こうやっておく。全編こんな感じですからややこしい。一方、主人公の少女はすぐに好きになりました。最後の展開も気に入ってます。面白くて好きな作品です。
殺戮にいたる病
2016/12/13 11:09
ちょっと強烈ですが
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噂に違わずグロが強烈でしたが、見事なウッチャリ。「葉桜の季節に君を想うということ」もそうですが、まさに1ページ目から騙されていた、という表現がぴったりの作品です。難を言えば、何故あの人はそういう行動をしたのかとか、いくつか端折ってる感があるのと(説明不足というか)、そこはちょっと無理があるのでは(ありえないとは言いませんが)と感じるところですかね。それでも素晴らしい作品には違いありません。女性とか、気の弱い人にはあまりお薦めしませんけど。
天久鷹央の推理カルテ 3 密室のパラノイア
2020/09/10 09:47
長編にして欲しかった作品
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天久鷹央の短編集です。全体ボリュームの約半分を占めるメインの第3話は、ここまでの短編シリーズ(推理カルテ)の中で一番質が高いように感じました。相変わらずの何じゃこりゃ(専門用語が)ですが、ストーリーは格別に面白い。長編派の私としては、これは引き延ばして長編にしても十分耐えうるんじゃないかと思えてきます。その意味で、少し惜しい。鴻ノ池の出番を増やして小鳥遊との絡みを加えたりとか、長編で読みたかったですね。
甦る殺人者
2020/08/25 22:46
これは見抜けない
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天久鷹央の長編第3弾。宇宙人、透明人間ときて、今作ではいわばゾンビが相手。死者が蘇った?というのが謎の中核になりますが、そんな馬鹿なというのは分かっていながら、しかし丸っきり検討もつきません。それもそのはず、こんな専門知識普通の人は持ってませんから。従って、今回の犯人はかなり衝撃的でした(まあ、仕方ないですけど)。総論、推理小説としては大変良くできていると思います。ただ、鴻ノ池が今回ほとんど出番がなかったのが少し残念。小鳥遊との掛け合いをもっと楽しみたかったですね。
リバース
2020/08/20 14:50
最後の仕掛け
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この人の作品を初めて読みました。イヤミスの女王として有名な作家だったので、今まで何となく敬遠してました。が、本作はイヤミスではないのでは?私的には後味は全然悪くないですが、こういう結末をイヤミスというのであればイヤミスなのかもしれませんね。物語を読み進めていくうちに、何となく結末が想像されますが、最後の仕掛けに気付いた人ははたして・・・。最後はうなりました。とても面白かったです。
○○○○○○○○殺人事件
2020/07/25 02:47
「茫然自失」殺人事件
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勿論、これは正解ではありません。別の回答案としては「下手な考え休むに似たり」殺人事件でも良いかも?とにかく、驚きましたね。全く予想もしない方向からパンチを喰らったような感じです。なので、しばし「茫然自失」。もしくは、こんなものいくら考えても分からんわ、という意味で「下手な・・・」です。いずれにせよ、私にとってはとても面白い作品でした。伏線も巧みだと思いました。例えば、だからXXはいきなりXXの行為に及んだのかと。一読時はちょっとはしょり過ぎな感じを受けましたが、なるほどね、です。あの結末には賛否両論あるようですが、私は十分ありですね。正解の諺は、意味というよりは、見たまんま、ということでしょうか。
medium 霊媒探偵城塚翡翠
2020/07/14 13:37
表題のみ不満
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<ある意味ネタバレです>
ストーリーの面白さには文句のつけようがありません。細かい所で突っ込もうと思えば突っ込めますが、そんなのはミステリーでは日常茶飯事です。ポイントは、そういうものが実際に存在するというスタンスで書かれているのか、そうでないのか。フィクションですから、通常存在するとは思えないものが存在するのだ、と言う前提でストーリーを創造していくのは何ら問題ありません。例えば、「心霊探偵XX」とか、この人はこういう他人にはない能力があるのだ、と言うのなら、それで良いのです。しかし、通常は、この作家はどちらのスタンスで書いているのか、最後まで読まねば分かりません。従って、読み手は二股かけて読むしかないのですが、この表題では、そういう存在有りのスタンスだとつい思ってしまいます。それも含めてのフィクションだと言われればそれまでですが、そこだけが唯一の不満ですね。もっと捻った表題にしてもらいたかった。蛇足ですが、今回そこのネタバレしたので、続編は難しそうな気がします。
