読書人さんのレビュー一覧
投稿者:読書人
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紙の本流罪の日本史
2017/12/29 20:27
「流罪」とは何か?
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本書では、「流罪」という刑罰が日本の歴史の中でどのように変遷してきたのかを論じている。
古代から近世までの流罪の各事例を取り上げており、流人の配流先での暮らしぶりなども知ることができて大変興味深かった。
2017/07/05 15:40
忘れ去られた艦隊
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本書は、1853、54年のマシュー・ペリーの来航と、1856年のタウンゼント・ハリスの来航のまさに中間期にあたる、1855年のジョン・ロジャーズの来航について論じたものである。
ジョン・ロジャーズが率いる北太平洋測量艦隊は、これまでにほとんど研究されたことがなく、忘れ去られていたようである。
そこで、著者はこの艦隊がどのような目的をもって来航したのかを、当時のアメリカ合衆国の太平洋進出構想をふまえながら検討している。
紙の本孤愁の岸 上
2017/02/23 19:14
木曽三川分流工事に対する薩摩藩の思い
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宝暦年間の木曽三川分流工事(宝暦治水事件)を取り扱った小説。
薩摩藩家老・平田靱負が、そして薩摩藩士たちがこの工事にどのように立ち向かったのかを克明に描き出している。
直木賞受賞作品でもある本作品は、非常に読み応えのあるものだと言える。
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