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  3. shilvioさんのレビュー一覧

shilvioさんのレビュー一覧

投稿者:shilvio

59 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本回転海綿との邂逅

2019/03/24 17:15

534巻「回転海綿との邂逅」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

・1067話: 虚無無の淵、H.G.フランシス著
 セト=アポフィスからの影響を受けたり、外れたりを繰り返しながら宇宙船でトンネルを進む可哀そうなイホ・トロトとブルーク・トーセン。トーセンは精神がぼろぼろだ。
 トンネルを抜けた宇宙船は宇宙港に牽引された。使命は”瓦礫フィールド”の特定セクターで調査を行うこと。サンプルを持って帰ってくる者はこれまでいなかったという。よく考えてみれば、セト=アポフィスもつまらないことをさせるものだ。自分の力でどうにかできないのが不思議。惑星フィナスクルから連れて来られたフィゴ人アーレドは、先発させられ宇宙空間に飛ばされてしまった。イホ・トロトは、手袋が連れて行ってくれサンプルを取ってくることが出来た。これまで手袋は宇宙空間を単独で進み、様々な工作をしてきた。なぜイホ・トロトを使わなくてはならないのかについても本当に不思議だ。
 セト=アポフィスからのメンタル・ショックが命中したブルーク・トーセンが心配だ。

・1068話: 回転海綿との邂逅、クルト・マール著
 EMシェンに戻ってきたローダン一行。自然的崩壊に対し未知の手段で粘り強く抵抗している“不屈の存在”、保存物があり、EMシェンではそびえたつ岩とアンモニア湖である。それらがポルレイターの壮大な計画で役割を果たしているのかどうか調査するためである。
 グッキーが湖の底で眠ってしまい、助けに行ったローダンも植物の触椀にからめ捕らてしまった。その時「私は深淵の騎士だぞ!」と感情を爆発させて危機から逃れることが出来た。数千年も感情を制御してきて怒りを爆発させたらしい。球状星団M-3に入るときもそうだったが、深淵の騎士だとわざわざ認識させなければならないのかもしれない。
 しかし湖の成分にはメンタル構成要素や意識の痕跡はないが、正体不明のメンタル源が内包されていて、一定の知覚能力があり、自然に即した方法で居所を持ち、環境から身を守れる状況にあるとワリンジャーは結論付けた。成分は検出できないが、何かがあるという意味なのだろうが、説明が分かりづらかった。
 また、EMアメーバは知性生物であり葡萄海綿に宿って活動することが分かった。ニッキ・フリッケルとアメーバのエムエイチがコンタクトを試みようとしたこと、寿命が2・3週間のエムエイチが最期にニッキのところに来て、優しくなでてもらうところがとても感慨深かった。

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紙の本

紙の本超ヴィールス

2019/02/24 23:33

533巻「超ヴィールス」

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・1065話: 超ヴィールス、ペーター・グリーゼ著
惑星ロクヴォルトで異生物学者サルガ・エーケシュが哀れな最期を遂げる。
キウープの研究が進み、研究成果を宇宙船で周回軌道上に移動する要求をした。いつも勝手な異人である。ハンザ・スポークスマンである半ミュータントのガルブレイス・デイトンが要請を受け、自由テラナー連盟艦隊のスター級《トセル=バン》《レグナル=オルトン》《ネヴィス=ラタン》《ジングイセム》を派遣することになった。NGZ425年に編成された自由テラナー連盟艦隊は4艦隊連合で、旗艦はギャラクシス級の直径2.5kmの球型艦《ジョン・マーシャル》《ローリー・マルテン》《ラカル・ウールヴァ》《リバルド・コレッロ》だ。NGZ425年6月22日に、デイトンは4隻とともに出発した。
キウープの成果を邪魔するためなのか、行方不明となった少女スリマヴォが現れた(523巻「ロボット探偵シャーロック」以来)。保護者として残っていた宙航士のジェイコブ・エルマーは完全に少女に魅入られており、読んでいて可笑しい。翻弄される相棒のマット・ウィリーのパーナツェルがかわいそう。スリマヴォのためにキウープが生成した輝く球体は破裂した。球体内にあった、キウープが作成した超ヴィールスは、スプーディの機械版のようだ。基地内に侵入して24名の頭皮に入り込んでしまったから。しかも知性が向上しているようで、アトランの方と平行に描かれてきた話が宇宙的規模でつながっていくとは想像できなかった。
超ヴィールスが頭皮に潜り込んだ25人目のサルガは効果が逆に働いたためか、根っこ生物に強制体として取り込まれた父親を助けようと幻想を抱き、根っこに突っ込んで死んでしまった。キウープのせいで精神異常になったとも言える。キウープの行動を最優先する方針のローダンのことも恨むようになったようで、無理もないと思う。発見された愛用のバイオリンが無傷に戻っていたのは不思議で、アデレーアが地球に持ち帰るが、これ以上語られることはないだろう。
デイトンは4隻の宇宙船に超ヴィールス保持者24名(アデレーア含む)を載せ、6月25日に地球に向けて出発した。今後地球で超ヴィールスが騒動を引き起こすのでは。消えたスリマヴォのためにジェイコブとパーナツェルは残り、スリマヴォがまた登場して、孵化の雲の実験を引き続き行うキウープと対決するに違いない。

・1066話: ゲシール・ポイント、エルンスト・ヴルチェク著
テラ歴4012年6月、ゲシールがキャビンから姿を消す騒動が始まった。ゲシールに魅入られてしまう男たちの不甲斐なさ。不思議な行動をするゲシールは、なぜかペリー・ローダンの写真を手にして以来引きこもって見続けている。ゲシールに気があったアトランは複雑な気持ちだろうが、トーラの再来としてコスモクラートから使わされたのではないかと思うところにほろりとさせられた。
後半、ゲシールが設定した“ゲシール・ポイント”へ《ソル》が誘導され、小惑星群の中に見つけたステーションをゲシールは破壊しようとしていたが、初期状態であるために諦めた。ステーションの上に浮いていた雲はスプーディの雲に似ていた。スプーディの雲はゲシールが破壊したに違いない。
ステーションの管理者である侏儒パラブスによると、コスモクラートからヴィールス・インペリウムの部分的再建を指示されているが、宇宙各地の場所や進捗は知らなかった。ゲシールががっかりした様子から、スリマヴォ同様にヴィールス・インペリウムの再建を阻止する指示を受けているに違いない。成人の女スフィンクスとされ、前話と同様にローダン側の話とつながった。

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紙の本

紙の本インテルメッツォからの逃亡

2018/06/22 13:51

403巻「インテルメッツォからの逃亡」

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・805話: インテルメッツォからの逃亡
 ルナに入ったアトラン/ブリー/ジェフリー・アベル・ワリンジャー/グッキーは、パラトカの監視者のシガ星人クリアク・ジョンとラファエルに会った。
 月で発見した固定探知機の方向と救援要請の受信から、惑星インテルメッツォの存在を知ったローダンは、グッキーを送り込み、テラ・パトロールを《ソル》に連れ帰った。隊長のジェント・カンタルがブリーに詫びて受け入れられたが、きっと敵対していたエピソードがあったに違いない。ドウク・ラングルは同じ研究者たちと会うのだが、どんな背景の人たちなのだろう。グッキーに見つけられた時、ドウクは記憶を失っていると書いてあったが。そして、アラスカ・シェーデレーアとローダンの再開は感動的だった。
 最後にフルクース高官ゲログロシュは小陛下に向かい、異人を倒せると言うのだが、具象クレルマクから、《ソル》乗員が地球に戻るのを邪魔しないように指示されるのだった。戻ってくるのを一網打尽にする作戦だろう。
 ローダンは《ソル》を地球やインテルメッツォから20光年離れてとどまることにした。

・806話: 火星人と分子変形能力者
 aクラス火星人タッチャー・ア・ハイヌというひねくれた感じの人物が登場した。半サイノスのダライモク・ロルヴィクの部下としてのみ認められているからだろう。しかし新ミュータント部隊では、この二人でセットと考えているようだ。
 ロルヴィクは口が悪く、いい人物ではない。タッチャーを挑発するために、ドウクに「脚が4本生えた枕さん」と言うくらいだから。アルビノ、でぶのチベット人と表現されている。
 惑星プレーンドムでローダンと行動したサグリアが、《ソル》内で自分の名前を言えない消える人物に出会った。前話で黙っていようと決心したドウクが、惑星インテルメッツォで同様の経験をしたことをやっと話した。
 ローダン達の協議で、ラス・ツバイ/タッチャー/ロルヴィクがナムソスの調査のためにテラに送り込まれた。それ以前のヒュプノ学習で、タッチャーがロルヴィクにセネカの全情報をインプットしたところ、人格が変わってしまったのは笑えた。
 3人が廃墟のテラニア・シティに降り立つと、ダライモクは姿を消した。ブリーが管理していたポジトロニクス、イルサのところで発見。しかしそれは分子変形能力者カーレクが成りすました姿だった。3人でナムソスへジャンプし、会話の中で怪しいと感じたが、奴隷化された中にもダライモクがいるのを発見して、やっと偽物の正体が分かった。
 一方、月に潜入したブリー/ロワ・ダントン/ジェフリー・ワリンジャーも、分子変形能力者ナフーンがロワにすり替わってしまった。セネカがネーサンの部分的再活性化を試みるよう指示したところで、正体がばれて逃げてしまった。
 ダライモク救出のため、グッキ―、メルコシュ、バルトン・ウィト、リバルド・コレッロが投入された。タクヴォリアンがフルクースたちの動作を遅くし、コレッロのヒュプノ暗示で小陛下の注意をそらしている間に、グッキーとツバイが、メルコシュ/バルトン/タッチャーをジャンプさせたが窪地のエネルギー・バリアで跳ね返されてしまった。メルコシュはバリアを破り始め、バルトンはロケット弾を投げ返した。もの凄い面子だ。しかしロルヴィクから、ミュータントの攻撃を中止しなければ基地内の人々を殺すと小陛下のメッセージを伝えられ、退却した。ロルヴィクはタッチャーの脳に不可視化して助けに来いと言い、タッチャーは不可視状態になった。次はタッチャーの活躍が読めるかもしれない。

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紙の本

紙の本時間ハンマー

2018/06/21 23:05

402巻「時間ハンマー」

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・803話 : 忘れられた者たちの場所
 冒頭、クロイスロン人の目から見た描写が詩的で、1009話「マルディグラの工作員」、1022話「アルキストの英雄」に似ていると思ったら、エルンスト・ヴルチェクの作品だった。回し書きの面白い効果だと思う。“青ざめた美形”のベラミが主体的に動き回るのかと思ったがそうではなかった。
 たくさんの異星人が登場し、洋梨型のワセン、石筍のタウテカー、ビーバーの小シャンクなど、それぞれに特徴があって面白かった。
 派遣されたラス・ツバイ/ガルト・クォールファート/ロワ・ダントン/ロード・ツヴィーブスの調査で、トロルトゥングには26種族が捕らわれており、割り当てられた居留地の境界を維持するために、絶えず戦い続けていた。その中で、クラゲ状生物のヤウンの市民が代表となり、各種族を小競り合いさせることで、調停しようとするコンプに対抗していた。
 最後に調査隊が各種族をかき回したところで、トロルトゥングの防御バリアが崩壊し、ケルセイレーンの影響が届き始めた。テルムの女帝はこのために人類を送り込んだのか。我々には全く理解できなかったとある通り、読む方も意味が分からなかった。それが詩的な描写であるかもしれない。
 聖杯の母たちが、ヨクサ=サント星系を去ること、バルディオクとの戦いでテルムの女帝側に立つ必要をローダンに伝えた。《ソル》は出発した。

・804話 : 時間ハンマー
 前話から一気に話が展開する。場面も実に多彩で、何度も内容を確認した。799話「テラとの別離」の最後に登場した、ローマ近郊の廃墟で眠りから覚めたグラウス・ボスケッチは、2年くらいかけて北を目指すうちに仲間が増えてナムセン・フィヨルドを越え、古代都市ナムソスに入った。満を持して登場した人物かと思ったら、小陛下に捕らわれて、毎日地球人を呼び戻す唱和をするグループの代表になってしまった。
 惑星インテルメッツォで地球を見張っているテラ・パトロール一行では、ワリウ・カウクがローマ皇帝ディオクレティアヌスになったり、する事件が起こった。その現象をサンテ・カヌペが“時間ハンマー”と呼んだ。ドウク・ラングルは、小陛下によりテレパシー性暗示能力を開発された40-60名が地球から呼びかけを行う中で、種族の記憶や人類の知識の断片のインパルスが含まれていると推測した。
 グッキーの偵察で、テラニア・シティや各都市は無人であり、ルナからの応答も無かった。
 《ソル》では200億人が消えてしまったことに落胆し、調査のためにブリーがゴシュモス・キャッスルの観察ステーションに出かけた。799話「テラとの別離」で神の庇護を失ったイティ・イティ族の最長老ミツィノは、現れたブリーを神と崇めた。ブリーはミツィノから大カタストロフィの後生き延びた者がおり、また1年前に神に逃げられたことを聞き出した。ブリーの聞き出す態度が横柄かつせっかちで面白く、哀れに思ったミツィノに自分のクロノグラフを神の印として与えていた。それにしても直前に神が一人いて消えてしまい、誰だったのだろう。その神はオオバクと呼ばれていて、発見された時に「おお、ばかな!」と言ったことでそう呼ばれたのではとローダン達が推測したのはお笑いの要素なのか。
 《ソル》からのもう一つの試みとして、地球に古いコードを発信し、シガ聖人クリアク・ジョンからすぐに返信があった。実際には、ラファエルからで、ネーサンが作った霧になるすごい存在らしい。この応答に期待し、アトラン/ブリー/ジェフリー・アベル・ワリンジャー/グッキーがS=SJ=38でルナに入った。人類の謎が分かるのだろうか。

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電子書籍

48話:地球替え玉作戦(24巻「地球替え玉作戦」)

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巨星ベテルギュースの第三惑星を地球として、スプリンガーに攻撃させる作戦が開始された。《ケントゥリオ》《テラ》が先発し、デリングハウス少佐が《ケントゥリオ》で第4惑星アクワに調査に行ったのが少々面倒なことになった。
 牽引・着陸させられてしまい、正体はトプシダーだった。7巻「六つの月の要塞」の13話「六つの月の要塞」以来の登場だ。デリングハウスはガツェル氏族のスプリンガーとして、基地司令官アル=コルと対応し、客分扱いを受けた。
 一方、ティフとマックリアーズは、《テラ》からアクアに入り、トプシダーに捕虜にされてしまった。その意図は、スプリンガーが、敵とその同盟者トプシダーを滅ぼすと伝えることだった。マックリアーズが考えたプランはデリングハウスと同じだったようで、けっこう危険だがマーシャルの能力のおかげでデリングハウスに共有された。
 全員脱走する過程で、アザラシのような姿の水棲人のアクワスにも助けてもらった。
 トプシダーはデリングハウスとマックリアーズが考えた作戦に引っかかってしまい、総司令官アル=コルが母星トプシドの独裁者に要請して、ベテルギュース星系をスプリンガーの攻撃から救うために艦隊を送ることになった。
 日本の超聴覚ミュータント、ドイツ・アタカなる面白い名前が登場して活躍した。
 もともとグッキーは地球に留守番だったのだが、密航して活躍することになったのが彼らしく、ついでに賭けでかぶらを儲けたのは何度目だろうか。

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電子書籍

47話: ゴム応答せず(24巻「地球替え玉作戦」)

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1984年10月28日、灼熱地獄で重力が地球の2倍の惑星ゴムに軟着陸したブリー一行が、アラスが送り込んだ合成人やゴムの2次元生物ゴムスと戦う話。ゴムスは若干のテレキネシス能力を持ち、ブリーたちを助けたと思えば攻撃する不思議な薄い膜だ。ゴムスに捕らわれて必死に脱出したり、生物学的な推測をする内容が長すぎる。イワン・ゴラチンのおかげで合成人は400体以上を倒すことが出来た。爆発させるときは格好のキャラだ。
 ブリー一行を救出できたローダンは、《タイタン》でラロスに現れ、要塞を破壊してアルコン爆弾をセットした。3か月後に生物が住めなくなるとのことで恐ろしい。前話まで激しく行動したアラスがほとんど登場しなかったのは肩透かしで、展開上アラスについてはこれで終わりなのかもしれない。

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紙の本

紙の本ハミラー・チューブ

2018/02/12 01:42

517巻「ハミラー・チューブ」

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・1033話: ハミラー・チューブ、ペーター・グリーゼ著
 《バジス》の発進に際し、新ポジトロニクス“ハミラー・チューブ”が稼働し、騒動を巻き起こす話。
 NGZ2年に科学担当テラ評議員ペイン・ハミラーが設置した。作動せず、ハミラーは「まだ早い」とだけコメントした。しかもNGZ2年6月2日、爆発で死んでしまい、作動しないままが続いた。
 422年後、《バジス》の出発準備の際、ハミラー・チューブは突然作動した。発する言葉は挑発的で、船長のウェイロン・ジャヴィア以下、全ての乗員(船長曰く“瓦礫の山”)が反感を持ち、破壊しようとさえした。一方性能は完璧であり、ジャヴィアの悪童オリーだけが信じていた。試運転が終わるとハミラーはジャヴィアに従うと言い出した。ハミラー・チューブ内にはハミラーの脳が入っていると噂されており、今後も面白い判断をしてくれるに違いない。
 並行して深刻な話が展開された。ローダンの息子ロワ・ダントンの妻デルメルが、《バジス》に乗って地球を去らなければ、老婆になり死んでしまうと言い出したのだ。ローダンから許可は得たが、デルメルが行方不明になってしまった。グッキーの協力で探し当てた時には、デルメルは深いこん睡状態にあった。ネーサンの推測では、《バジス》の任務、ハミラー・チューブの活性化とデルメルの変化はかなりの確率で関連があるとされた。3つの関係も今後展開されていくのだろう。
 NGZ424年12月21日、8,600万光年先のノルガン・テュア銀河に《バジス》は出発した。ジェン・サリクが惑星クーラトのケスドジャン・ドームで、ローダンに深淵の騎士になって欲しいからである。ローダンの期待は、地下にあるポルレイターの規則“モラガン・ポルドの石の憲章”が、キウープとカルフェシュから聞いた究極の謎に関連していることだ。謎の解明は、ヴィールス・インペリウムの再建にも関わっている。
 ローダンとブリーとの会話の中で、キウープの行方不明から一カ月経ってもまだ見つからないとのことだ。

・1034話: 虚無からの指令、H.G.フランシス著
 イホ・トロトは二ヵ月近く、アルクス星系の第一惑星アルキスタルで灼熱地獄に耐えていた。ついに鉛の湖にあるドームを見つけて侵入し、見つけた手袋を作業アームの右手にはめた。トロトを支配する未知の力はこのために連れて来たのかもしれない。
 宇宙ハンザがトロトに懸賞金をかけたため、《ジェロマール》がトロトを捉え、地球に連れてきた。
 一方、地球では、破壊工作をしたブルーク・トーセンにアンビー・テルンが会いに来ていた。性格が悪いとしか思えないトーセンを慕い続けるアンビーが全く不思議である。 グッキーはトーセンを装甲室内のトロトに会わせ、トロトが発した“デポ”にトーセンが反応したのに気付いた。ネーサンの推定では、ツインクエーサーの座標0957+561A及びBと分かったのには驚いた。
 トロトは未知の力にあらがうためなのか健康状態を悪くしてしまった。ハルト人研究者のカダ・ジョカイン/ソルト・ダンクの要求でグッキーはトーセンを連れて来た。未知の力に捕らわれたトーセンは、ハルト人3名と装甲室から脱出し、宇宙船で飛び立った。ローダンとグッキーの作戦だった。ローダンはライレの目で《バジス》に入ったが、船長らに用件だけを伝えて地球に戻ってしまった。
 《バジス》に乗って“デポ”に向かう計画について、トーセンがトロトから伝えられた時、やっと未知の力に捕らわれた自分を自覚したのは遅すぎだろう。しかしトロトの計画を妨害しようと決心したのは進歩だ。そして地球で心配するアンビーがけなげだ。

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紙の本

紙の本大宇宙のセイレーン

2018/01/28 19:45

401巻「大宇宙のセイレーン」

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・801話 :大宇宙のセイレーン、ウィリアム・フォルツ著
 《ソル》生まれ、サイバネティカーのジョスカン・ヘルムート/猫男ブジョ・ブレイスコル/技師コーン・レサッカーがどうも好きになれない。レサッカーのブジョへの憎悪は、未来でのマイノリティ問題なのだろう。《ソル》が巨大であっても閉鎖空間であることからも、とても嫌な感じがする。ヘルムートがクリスタルの小片を頸に埋め込まれていて、女帝の首席コンプ係とされて面倒な展開になる予定だったのかもしれないが、女帝に取り外されてしまった。それとも未読の“アフィリーサイクル”で騒動は終了したのか。今後の面倒な展開を避けたのかもしれない。同様に役目が終わった話の存在として、ケロスカー人ドブラク達が計算装置セタンマルクトと共に惑星ドラクリオチに吸い込まれた。
 女帝のクリスタルの惑星ドラクリオチに降りた《ソル》の一行。アトランの行動や物言いは、生真面目さがかえって笑いを誘う存在だ。1-24巻、400-401巻、500-516巻を読んでいる段階であり、アトランが初めて出てきた。
 女帝はローダン達に隣の第4惑星ルーグ=ピュア、第3惑星ドラクリオチの大陸トロルトゥングの問題を解決する条件で、メダイロン星系の座標データを教えた。問題のヒントは教えてもらえず、まさに新しい“バルディオクサイクル”のスタートということか。またローダンは、卵大のクリスタルを贈られて、これも今後の展開に出てくるのか。指示された問題解決のため、3583年5月1日にグッキ―/イホ・トロト他2名がルーグ=ピュアに出発した。
 ケルセイレーンは魚から2本脚が出ている姿で、人間にはとても違和感があるだろうな。

・802話 : 死せる子供の惑星、クラーク・ダールトン著
 Light SideがDark Sideに打ち勝つ話。
青色巨星ヨクサ=サントの第4惑星ルーグ=ピュアで活躍するのは、グッキ―/イホ・トロト/エイヴリー・タルコット/カラル・ペントで、理由がはっきり出てこないがエイヴリーとカラルが思いを寄せ合うのがほほえましい。
 女帝は、死せる子供と言われる古くなったクリスタルをチョールク船で捨てさせていた。クリスタルには、プライヤー波による負の情報も入っていたから、クリスタルが暗色物質となってどんどん広がっていた。女帝は老いた聖杯の母たちの力が分かっていて、老いたら送り込んでいたらしい。ただのゴミ捨て惑星、姥捨て山ではなかったようだ。しかしなぜローダンに解決を頼んだのかはわからない。
 グッキーは、暗色物質の影響を受けずに抵抗勢力を作っていた、老いた聖杯の母ザンヤ=ロを黒いコンプのところに連れて行った。ザンヤ=ロがコンプの中からポジティヴなメンタル・インパルスを出し、勝利することが出来た。
 トロトは坑道を掘ったり、黒いコンプに取り込まれたケルセイレーンを撃退したり以外、あまり活躍が無かった。調査に行ったグッキーが心配になり探しに行ってはぐれたり、たくさん食べたりでコミカルな要素が多かった。

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46話:アルコン鋼商売、クルト・ブラント著(23巻「銀河の病巣アラロン」)

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アラロンのチーフ・インスペクターのゲグルが登場した。このアラス族との話がまだ続くらしい。ローダンはロボット摂政に許可を得て、乗員強化のため地球に戻ることにした。
 しかし、超重族タラモンがローダンにコンタクトし、アラスがスプリンガーに地球を攻撃する要請をしたことを伝えた。その恩に対しローダンはアルコン鋼を格安で提供することにした。そのアルコン鋼とは、ホヌルの船の残骸のことのようだ。初めは怪しいと思ったが、どうもローダンを裏切ることはない人物でほっとした。攻撃決定のためのスプリンガー族長会議は、一週間後にゴノム星系の惑星ゴムの第18衛星ラロスで行われることになった。
 《ガニメード》でフレイト少佐は地球に戻り、アルコンの映像を見せ、防衛態勢を整え始めた。
 ティフラーはエクスサル星に送り込まれ、伝染病“3時間リズム病”でどんどんスプリンガーが死んでいくのを目撃した。スプリンガーを助けてアラス族を信頼させるためのゲグルの仕業は、超空間送信機で銀河中に告発された。そのため医事評議会は全ての血清と6300人の医者をエクサルに発進させた。アルコンのロボット脳からも問合せがあった。10分の1も医者は戻れず、病院船は50年間隔離される恐ろしい影響があり、ゲグルは死刑になった。
 アラロン医事評議会の新しい意向は、首席生物学者ケクロスがスプリンガー船3隻に奇病を発生させ治すことで、医学力を示し、ローダンとテラを無くすことで共存できることを保証するものだった。またテラのポジションは超重族トプトルのポジトロニクスにあることが共有された。
 タラモンは親友トプトルに儲け話だけを伝え、トプトルはローダンのにおいを感じ取った。ブリーはミュータントたちとタラモンの《タルVI》に入り、隣に着陸しているトプトルの戦艦に侵入して、テラのポジションをオリオン星域ベテルギュースの第3惑星に変えてしまった。この作戦の最中、ケクロスが生成した合成人から念力が発せられて、何度か危うい状況になったのがスリリングな展開だった。しかし族長会議を破たんさせようとした作戦は、邪魔されてしまった。これで誤ったポジションを攻撃させることになってしまうのだろう。さらに、ゲゼルで脱出したブリーたちは未知の力で惑星ゴムに不時着させられてしまった。次は合成人との戦いが待っているのだろう。

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45話:銀河の病巣アラロン、クラーク・ダールトン著(23巻「銀河の病巣アラロン」)

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前話でモーフVIに着陸したのは1984年9月末だった。弱いが暗示能力を当てにし、モーフ50体を船に乗せて、アルコンへ出発した。こうやってあちこちで生物を積んでいくのはないかと思う。ロボット摂政にアラス族の仕業を説明し、ローダンは無制限の全権とロボット操縦の戦艦艦隊を与えられた。一行はケスナル星系に入り、3光月離れた惑星アラロンに向かい、ティフ/ウリウ・セング/深層睡眠状態のトーラがガゼルで出発した。何度実行されたのか分からないティフのおとり作戦だ。ティフには発信機が埋め込まれていてグッキーが探知できる。
 アラロンは銀河中から集まる病院惑星で、カルテにトーラのことを記入すると、拘束されてしまった。ティフはローダンを裏切り、トーラを利用すると説明した。相手はノヌス=ペストの開発者テモスであり、特効薬もあると答えた。更にティフが辺境惑星でトーラと結婚するつもりと説明したのは、とっさのことだったらしい。しかしスプリンガーのエツタクから、ローダンとトーラの間に一種の友好関係のようなものがあると聞いたと反論され、トーラを健康に戻した結果、嘘を見抜かれてしまった。そして地下深くのステーションに連れて行かれ、いつもの窮地に陥ってしまった。
 ローダンは《タイタン》を着陸させ、実力行使でトーラを奪還し、血清を入手した。
 一方、テモスの依頼で、超重族のタラモンがアルコンより47光年離れたドラゴラン星区から《タイタン》を攻撃しに現れたが、ローダンとの会談でローダンに魅かれたようで協力することを約束して去った。それもある意味異常ともいえるローダンの殺生をしない考えのためだ。しかしテモスは地下に転落し、ローダンの命令に背いたグッキーが助けなかったのは、対照的な話だった。
 医長ボラトは病原菌を作ることを禁じられて、戦闘ロボット200体を配備されてしまった。
 ローダンとトーラの愛は進みそうだ。ブリーも健康に戻り、本件は一件落着か。

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紙の本

好きな映画での英語学習に最適

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StarWarsを日本語字幕なしで観られるようになりたくて、英語の勉強の一環として購入。比較的簡単な英文で、あらすじとして構成されていて、好きな映画で英語を勉強する方法として最適だと思う。セリフは映画と同じである。通勤時の車で、各ページを何度もリピートしながら約1年聞いた。SWの中で最も好きなエピソードだったからこそ続けられたと思う。おかげで大分体に染み込んだし、会社に来た海外技術者との英語のコミュニケーションにも役立った。
 CDは全て著者一人でセリフも録音しているが、仕方ないだろう。著者自身がSWに影響されて英語講師になったようで、録音も本書の解説のページも思いれがあるように感じた。
 写真かと思うようなきれいな絵が使われているが、洋書「STAR WARS EPISODE V:THE EMPIRE STRIKES BACK Read-Along STORYBOOK AND CD」が使われている。

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紙の本

紙の本テルムの女帝

2018/01/14 00:26

400巻「テルムの女帝」

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・799話 :テラとの別離、クルト・マール著
 いきなり400巻から読んだため、背景が分からない。地球に人類がほとんどおらず、黒い異人フルクースが小陛下からの心理インパルスにより支配しようとしていた。
 501巻1002話を先に読んでおり、惑星キルクールに住む“山の老人”ドウク・ラングルが謎の存在だったが、テラ・パトロールとして活躍して興味深かった。
 旧暦3,582年7月30日、テラ・パトロールは小陛下から17光年離れた、住めそうな惑星に着陸した。ジェント・カンタル隊長が、使命は地球を監視して、ローダン/アトラン/ブル/ティフラーが帰ってきたら警告を発することだと宣言した。みなはどこに行ったのだろう。
 最後に登場したローマ近郊の廃墟で目覚めたグラウス・ボスケッチとは、希望の存在なのだろうか。

・800話 :テルムの女帝、ウィリアム・フォルツ著
 テルムの女帝の歴史と、《ソル》の話が交互に登場する構成で、女帝の方を理解するのに何度も目を通した。
 11の惑星を持つセールコシュ星系の第4惑星ブロストは、ゴルガトヌル銀河を版図とするソベル星間帝国の首都だった。有人宇宙船が第5惑星に飛んでから182,293年に、すべてを管理するティオトロニクスを破壊しようとする革命が本格化した。ティオトロニクスが制御不能になっているためで、宇宙船が飛んで20万年も経つと、ダメになってしまうのだろうか。何年ものちについにティオトロニクスを破壊し、ソベル人は自分たちの失敗を宇宙に送信した。
 そのプライアー波が原始星系に到達して結びついた。そして長い年月が経ち誕生した恒星と18個の惑星に影響した。第3惑星ドラクリオチに生まれた魚類の末裔ミトラが川から上がり、直立歩行してクリスタルを見つけ女帝の最初の聖杯の母となった。ミトラは母権制の群れを作るケルセイレーンという種族だ。クリスタル構造物は第3惑星を包み込む自然のティオトロニクスであり、自らテルムの女帝と名乗った。惑星が冷えて生物が誕生し、進化を経てなので、気が遠くなるほどの時間がかかったと思われる。
 女帝、つまり超越知性体はソベル人の惨劇を繰り返さないため、勢力圏を拡大して知性体を保護する方針を取った。あるとき、近くを通りかかったチョールクを引き寄せ、数千年もの間クリスタルをチョールク艦に僻遠の惑星へ運ばせ続けた。さらに3千人のチョールクを遠方に送り、大部分が死んだ頃やっと惑星ブロストに到着した。ブロストは死に絶えていて、女帝は進化して前に進むことにした。深い話である。女帝はバルディオクと対立しており、3583年4月11日に《ソル》が到着した重みを理解していなかった。人類との接触でクライマックスを迎えてしまうとあり、結末を初めに示してしまっている。
 冒頭、《ソル》はテルムの女帝を地球の座標と勘違いしていることが分かったが向かうとあり、その理由がよく分からない。最後に、サイバネティカーのジョスカン・ヘルムートがテルムの女帝に操られていることを、猫男ブジョ・ブレイスコルが感じたことの何が問題なのだろうか。

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紙の本

紙の本時間ブリッジ作戦

2018/01/13 00:14

516巻「時間ブリッジ作戦」

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・1031話: 時間ブリッジ作戦、H.G.エーヴェルス著著
 セト=アポフィスによる時間転轍機からの攻撃は、球状星団M-13のアルキスト商館の他に、大マゼラン星雲近くのトルペクス商館、アルファン=ゾル宙域のダウォク=2商館、銀河イーストサイドのワーフェム商館、銀河中枢部の辺境セルにあるセルフィン=4商館が狙われている。
 ローダン一行は、ツナミ機のミニATGによりM-13の時間転轍機に近寄った。これがまったく難解な時間ブリッジ作戦。絵にかきながら何度か読めば解明できるのだろうか。書いていることを理解しているであろうエーヴェルスは素晴らしい。
 ローダンには、クレスト/ブリー/アンネ・スローン/ジョン・マーシャル/ローダンの叔父カール、惑星フェロルの席宮殿の下の時間地下庫(6巻12話)などが幻想で現れた。知っているエピソードについては、私も懐かしい。
 ローダン/ラス・ツバイ/ジェフリー・アベル・ワリンジャー/アクメド・プレスリー・ホークは、時間転轍機にアルコン爆弾と重力爆弾を計20個セットした。
結局4人も爆弾も時間転轍機に吸い込まれ、ローダン/ツバイは脱出し、ワリンジャー/ホークは爆弾と共にアルキストに投げ出されてしまった。イホ・トロトの細胞活性装置のインパルスを探していたコグ船《マリア》《カトリン》に発見されて、ほっとした。イホ・トロトは隣の灼熱惑星アルキスタルにいるのでは(512巻1024話)。爆弾の信管は高感度で作動しなかったとの推測があり、こちらもほっとした。
 結論としては、時間転轍機の破壊に失敗したが、セト=アポフィスも使いこなしていなそうだとのことだ。

・1032話: 実験惑星、ペーター・グリーゼ著
 キウープの不快な態度がとても目立つ。これまでは少し滑稽なところがあり、可愛らしささえあったのに豹変ぶりがすごい。ヴィールス・インペリウムの実験を急いでいるために要求も周囲への無関心さも半端ない。
 一方あくまでも実験させようとするローダンが逆に滑稽だ。セト=アポフィスを救えるのではないかとさえ考える信念が、こちらも半端ない。アラスカ・シェーデレーアの反対ぶりも理解できる。
 キウープが実験のために要求した装置の総額は、NGZ424年11月29日時点で、4800億ギャラクスだった。LFTのジュリアン・ティフラーに相談してもそっけなく、初期の熱意はどうしてしまったのかと残念だった。結局、宇宙ハンザからの捻出だけでなく、ローダンとブリーの私財からも多く出した。ブリーが実験の進捗に対して文句を言うラストが笑える。
 実験は前回のキウープの失敗(510巻1020話)の反省から、無人惑星で行うことにし、GAVOK船が発見したスカルファアル星系のロクヴォルトに決まった。GAVOK船が発見した際、嵐で遭難したプレスター・エーケシュが惑星の動植物に取り込まれてしまい、その知性も得たプレスターロクヴォルトが実験で立てた建物などを破壊しようとした。実験に参加した120人のうち、リーダ各のサルガ・エーケシュはプレスターの娘であり、またサルガの息子キルトもいて、キルトのグループがプレスターロクヴォルトを壊滅させてしまったのは皮肉なエピソードだ。
 マルセル・ボウルメースターの被害にあったアデレーア(505巻1010話、506巻1011話)だけがキウープから待遇が良い実験助手であったが、プレスターロクヴォルトの騒動後、キウープは見つからなかった。どこまでも面倒をかける異星人で、この後どうなるのだろう。

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紙の本

紙の本孤高の種族

2018/01/02 12:38

515巻「孤高の種族」

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・1029話: 孤高の種族、クルト・マール著
 ベッチデ人の果てしない探検から少し離れていて、登場する異星人の行動が面白い話だった。
 新銀河歴424年(裏表紙にあり)、第20艦隊ネストは、ダイバン・ホースト宙域で直径4千光年に広がり、平均距離250光年の2千の宇宙要塞に接触しようとしていた。司令官マソは首席エンジニアのプラクエト達3名を派遣して、要塞に潜入させた。
 要塞には、生涯を一つのマシンとの対話による作業で過ごすマシノーテがおり、その作業の性格上、他との関わりを拒む生物だ。不思議なのは形状で、直径1m・厚さ30cmの濃い褐色の車輪ディスクに、透明な半球内に構造体が浮かぶ透明な半球が付き、反対側に暗褐色の数本のザイルが出ている。エネルギールートを利用して時間をかけずに移動することが出来る。
 ヴァルヴルが先進的な考えを持つようになり、第一監視者のマシンから代理に任命された。その過程や他の固体とは異なる考えが興味深い。他の固体からの妨害を受けながらプラクエト達に接触しようとしたところ、失敗してしまった。連絡船にプラクエト達は潜入したが、爆破の妨害に合い脱出する話の展開が早かった。
 最後に公爵グーの《クラノスI》がマソにコンタクトを取り、問題解決のため秘密兵器としてベッチデ人を《ジュオクテ》に引き渡した。グーに腹を立てるマソが、「新入り3名」とスカウティとブレザー・ファドンに言った際、ぴんときた。ブレザーは気づかなかったようだが。

・1030話:過去マスター、クルト・マール著
 第20艦隊ネストはベロガン宙域にあり、クランドホル公国の中枢惑星クランから4万3千光年離れている。
 スカウティとファドンは《ジュオクテ》でサーフォ・マラガンに再会した。意識がもうろうとしており「我々3人は従者になる」と叫んだので、ベッチデ人3名が公国で重要な役割になる運命なのかもしれない。
 覚醒したサーフォは、自分の任務が宇宙要塞の住民を誘導し、宙域から立ち退かせることであるとマソ司令官に伝えた。グー公爵から指示されたそうだが、意識がある時に話したのか、それともスプーディ4匹のために勝手に理解したのか不思議だ。マソは歴戦の勇士で短絡的であり、会話は噛み合わず、この場面では役に立たないようだ。こんなクラン人が多いため、ベッチデ人が重宝されて従者になるのかもしれない。
 ベッチデ人達は要塞に潜入してヴァルヴルに対面し、トランスレータで会話が出来るようになった。異星人の侵入を妨害しようとするオルクリングを簡単に制圧してしまい、第一監視者の秘密も暴いてしまった。簡単な流れだったが、サーフォの能力が高いことを示しているのだろう。その過程で、現在マスターがヴァルヴルであり、自分は過去マスターだと宣言した。数十万年前に高度文明種族(創始者)が近傍の星間諸種族から攻撃され、宇宙要塞を送り出した。数千年後、各要塞の第一監視者はマシノーテの合成生物を生み出した。自分が何であるか知ったヴァルヴル/オルクリング達が途方に暮れてしまうのがかわいらしかったが、サーフォが創始者の星を訪ねて事実を確認し、文明を発展させる助言を受け入れた。過去マスターとは、過去を暴き現在のマシノーテに説く役割なのだろう。
 任務を遂行し、スプーディの市場でなかったこともマソに報告した。最後まで嫌味なマソから、ヴァルンハーゲル・ギンスト宙域からクランに向かうスプーディ船に乗せられると告げられた。クランに行ける機会にたどり着いたが、スプーディ船ということでまたひと波乱あるのだろう。
 この訳者の「・・・もの。」の連発がどうしても好きになれない。

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電子書籍

44話: 人間とモンスター、K・H・シェール著(22巻「銀河の麻薬商人」)

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《タイタン》で生物学者ヤヌス・ヴァン・オルフター、毒物学者ティナ・サルボフナ、首席軍医ケルナー教授はハイパー多幸症に感染した700人に対しなす術がなかった。ミュータントは念力で常人に怪我をさせてしまい、これは怖い。仕方なく、ローダンの命令により麻痺性ガスで眠らせてしまった。
 ロボット心理学者のオルソン・ケルチュ博士の助言を受けながら、というよりローダン自身の判断でロボット摂政と交渉した。オルソン博士は助けになったのか疑問であり、ローダンの判断力を際立たせるために登場させたのか。アルコンIIのオルプ=ドゥオル空港に着陸し、トーラ達8名だけを引き渡したが毒素は中和できず、モーフ第6惑星で調査をするようロボット摂政から指示を受けた。しかも自己判断による全権付きであり、ローダンは最大限に信頼されたらしい。
 モーフ第6惑星に着陸した《タイタン》を、何万体ものモーフと支配された生物が襲った。メタン=アンモニア高圧ゾーンとの未知の関連を示唆する人工の生態物質という複雑な説明で、タイトルのモンスターなのか。突破して要塞のドームに入ろうとした時に、トロルトというモーフのボスが警告してくれた。要塞に突入するとローダンのロボットに倒されたアラス族の死体が見つかり、人工生物の製造工場であると確認した。前話と同様あちこちで危険な工場を持っているアラス族だ。
 アラス族への尋問で、ツァリト星指導層に暗示をかけるためにモーフを送り込んだだけであり、多幸症の中毒のことは知らないことが分かった。ついに21巻「宇宙船タイタンSOS!」(41話: 巨人のパートナー)でのモーフの謎は解決した。そしてアラス族にはアラロンという中央星があり、解決の可能性が出てきた。残念ながらハイパー多幸症を治す話ではなかった。
 トロルトは子供たちの行動を詫び、援助のためにモーフ50体が《タイタン》に乗り込むことになった。ローダンシリーズは友好的な解決がテーマの一つである。

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