ボン書店の幻 モダニズム出版社の光と影
2017/02/08 13:54
無名の出版人が残したもの。
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戦前、たった十数冊の人を惹きつける詩集をつくった鳥羽茂という人物に迫った一冊。
詩を専門にあつかう古書店店主である著者の丁寧で諦めない取材、静かだが力強い文章には圧倒される。
そして無名の人が確かに生きていたことを証明するような「あとがき」。
zineや電子書籍の普及により、アマチュアが本を出版する機会が増えた今、よりいっそうの価値を持った一冊だと思う。