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touchさんのレビュー一覧

投稿者:touch

114 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本夫のちんぽが入らない

2019/03/07 15:35

恥ずかしがらずに手にとって

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ど直球なタイトル。
最初は受けを狙っただけかと思っていたが、巷の読書評を見ると、大真面目で深刻な話とのこと。

読んでみたかったが、男性の私は、なかなか手に取る勇気がない。
そんな時、ある書店で、カバーされて売られているのを見つけ、レジへ持っていく。
間の悪いことに女性店員にあたり、しかも、バーコードをピッとすると、金額と同時にタイトルまで表示されてしまったが、無事に(当たり前だが)購入することができた。

内容は確かにヘビーなところも多かった。
作者は「夫のちんぽが入らない」という問題だけでなく、職場、家族、世間からの常識にも苛まれる。
そう、作者が受け入れられないのは、ちんぽだけでなく、周りからの「これが普通でしょ」という悪意ない思い込み・・・。
そして、それらを無理に受け入れようとして、体と心が悲鳴をあげてしまう。
そんな心情が切々と綴られて、読んでいるこちらも苦しくなってくる。

作者は、勇気をもって、すべてをさらけ出した。
それに比べて、私は、この本を買うだけで恥ずかしいと思ってしまった。
今は、そのことが恥ずかしい。

文庫版の巻末に収録されているエッセイの中で、「自分と違う選択を頭ごなしに否定しない人間でありたい」という言葉が、胸に響いた。

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紙の本

紙の本コンビニ人間

2018/09/25 09:16

普通って何だ?

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私のように、コンビニを冷蔵庫替わりとして利用してしまう依存のしかたもあるが、この作品は、逆に「店員」としてコンビニに依存してしまう女性の物語。

作者の村田沙耶香氏も、長年コンビニでバイトをしている(今も続いている?)らしく、そのためか、店内の描写が生き生きとしていて、素晴らしい。

主人公・恵子は、他人の感情などがうまく読み取れない、いわゆる発達障害?(アスペルガー?)の傾向があるようだ。
だから、マニュアルで行動を徹底されるコンビニが、とても居心地よく感じるのだろう。
周りの友達や妹からは、「どうして結婚しないの」とか「なんで、その歳でバイトなの」とか聞かれるが、何故それがいけないことなのか分からない。

恵子目線で描かれる世界は、我々が「普通」だと思っている方が不思議に感じられてしまう。
でも、読んでいるうちに、だんだんと私も恵子に同調し始め(白羽にはイライラしてしまうが・・・)、「普通の人」が気持ち悪く感じられてくる、、、のが面白い。

何が「普通」なの?「まとも」って、どういうこと?
「最近の新人はマニュアル人間だ」なんて言われることもある世の中への痛烈な批判のようにも思えた。

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紙の本

脳の性質を知って、ちょっと気が楽に

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は8つの章から構成されている。

 1.集中力のしつけ方
 2.記憶力のしつけ方
 3.判断力のしつけ方
 4.モテ力のしつけ方
 5.アイデア力のしつけ方
 6.努力のしつけ方
 7.強運力のしつけ方
 8.愛情力のしつけ方

どれも身に付けたい力である。
それを脳科学の観点から解説している。

まあ、身につける方法は、この手の本の全般に言えることだが、「そんなにうまくいかないよ」的な話も多いが、この本では、なぜ身につかないのかという理由が説明されていて、それがとても面白い。

集中力というのは、本来、続かないのが普通である。
何故ならば、集中して、危険が迫っているのに気がつかず、命を落とすといけないからだ。
「自分は集中力がない」「記憶力が悪い」などと落ち込んでいたが、この本を読んで、ちょっと気が楽になった。

他にも、なぜ女性はダメ男に惹かれるのか?といった話など、「へえ、そうだったのか」と思えるトリビア的な面白さもある本だった。

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紙の本

紙の本羊と鋼の森

2018/06/29 10:42

とても静かなお話

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ピアノは、「羊」毛のフェルトで「鋼」の弦を叩いて音を奏でる。
そのピアノの調律という「森」に入り込んだ青年の話。

何ともおしゃれなタイトルだ。
このタイトルが表すように、内容も、とても静かで優しい世界。

ふとしたきっかけで、調律の世界に足を踏み入れた青年が、迷いながらも成長していく姿をゆったりと描いている。
いわゆる職人の世界なのだが、ストイックになり過ぎず、でも自分の世界を追い求める様子が、読んでいて心地いい。
何かに魅了され、夢中になって行く様は、ちょっと羨ましくもある。

調律や音楽に関する専門的な話も出てくるが、説明的な表現でないため、スッと理解することができた。

今度、コンサートに行くとき、ピアノの聴き方に楽しみがひとつ増えた。感謝。

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紙の本

何故、言葉にできないのか?

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「言葉にできない」のは、言葉にできるほど「考えていない」から。

昔、読んだ本に、「日本人は、英語が話せないのではなく、そもそも話すことがないのだ。話したいことがあれば、何としてでも伝えるはずだ」ということが書いてあったのを思い出した。

「考える=内なる言葉」を磨く方法だけでなく、それを「外に向かう言葉」として効果的に表現する方法も解説されている。

後半のいろいろなテクニックを見ると、『論語』や『菜根譚』といった人の心に長い間響く言葉は、確かにこの法則に則っているのだと気づいた。

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紙の本

紙の本AX

2020/06/16 08:44

愛妻家の殺し屋

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く、殺し屋シリーズ。
このシリーズは伊坂作品の中でもお気に入り!
今回は、殺し屋「兜」の日常も描く連作短編集となっている。

何故か妻を異常に恐れる「兜」。でも、それ以上に愛していることもちゃんと伝わってくる。
そして、唯一の?味方の息子。
家族を守るために、殺し屋稼業から足を洗おうとするが・・・。

途中の展開には驚いたが、ラストのオチはちょっと見えてしまったかな(だからといってガッカリはしなかった)。
章を区切る伊坂印のハンコが、「兜」だけ傾いたり、掠れたりするという粋な演出も。

エンディングのエピソードが、「兜」の妻に対する想いをすべて表していて、涙を誘った。
やはり、「兜」は恐妻家ではなく、愛妻家なのだ。

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紙の本

紙の本満願

2017/08/24 17:57

まるで長編を読んだかのような読後感のある短編集

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

地味なタイトルなので、普通であれば手に取らないが、帯に「このミステリーがすごい」「週間文春ミステリー10」「ミステリが読みたい」の3冠で、山本周五郎賞も受賞とあったので購入。

連作短編でもない、まったく異なる六篇の短編集。
それなのに、まるで長編を読んだかのような読後感がある。

それぞれが、長編作品にしてもいいような設定やストーリーで、一捻りも二捻りもあるミステリー。

作品に合わせて、文体までも変えているので、より話にのめり込んでしまう。

最近読んだミステリーでは、抜きん出て面白かった。

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紙の本

紙の本よるのふくらみ

2017/02/13 08:27

ドロドロなのに清々しい

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

窪さんの小説が好きだ。
男性の私から見ると、女性のドロドロした部分に驚きつつ、その生々しい描写に惹かれてしまう。
けど、単にドロドロした話ではなく、そこには救いがあり、最後には清々しさを感じる。
同じ出来事を、それぞれの登場人物の視点で切り替えて進む話の展開に、読み始めたら止まらない。

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紙の本

紙の本アイネクライネナハトムジーク

2017/09/19 16:06

伊坂幸太郎の恋愛小説

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

伊坂氏は長編もいいけど、短編もいい!しかも連作短編。

相変わらず、張り巡らされた伏線に楽しく翻弄されながら、時にはニヤッとしたり、時にはほっこりしたり……。

解説で伊坂氏自身も書いているが、伊坂作品としては珍しく、殺し屋やギャングもいなければ、喋る車や死神、4人の父親を持った息子や暗殺の濡れ衣を着せられた男も出てこない。

つまり、現実離れした設定ではなく、普通?の人々の日常を題材にしている。
それでも、過去と現在にわたる登場人物のつながりが、ファンタジックな奇跡を起こしていく。

最後まで読んで、もう一度、確認しながら読み返したくなる作品。

※個人的には「ルックスライク」が好き。

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紙の本

紙の本星の王子さま

2017/04/17 13:58

かつては子供だった全ての大人たちへ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『星の王子さま』は読んだ気でいた。
「象を飲み込んだ蛇」を描いて「帽子」と間違えられるくだりが、あまりにも有名だったからかもしれない(この絵を描いてのは王子さまだと思っていたが、それも違った)。

今回、読み直してみて(否、初めて読んで)、これは大人こそ読むべき本だと思った。

王子さまが、地球にくる途中で会った様々な星の住人は、まさしく今の自分ではないか。
数字にしか興味がなく、大切な事は何も聞かないというのも、今の自分だ。

「王子さま」は、もう無くしてしまった子供の頃の自分なのだと思う。

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紙の本

紙の本チルドレン

2019/06/11 08:55

『サブマリン』を読む前に

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は、文庫版が出た当時(2007年)に読んでいた。
伊坂幸太郎氏の作品の中でも好きなものの一冊(連続短編集)である。

何と言っても、主人公・陣内のキャラクターが抜群。
常識はずれで、どこまで本気か分からない破天荒?な言動に、周囲の人たちが巻き込まれていく。
語り手は、その巻き込まれた人たち。

ある意味、純粋とも言っていい陣内の活躍に、スカッとする。

このシリーズの新作『サブマリン』を読むため、久しぶりに読み返してみた。
以前読んでいたからか、オチは比較的簡単に見えてしまったが・・・やはり爽快感は色あせていない。

さて、これから『サブマリン』を読もう。
とても楽しみだ。

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紙の本

文庫X

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ある書店員が、「文庫X」として、あえてカバーを隠して推薦した本。
ノンフィクションなのに、まるで小説を読んでいるかのような出来事。
緻密な取材に基づいた、圧倒的な迫力。
そして、まだ真犯人が捕まっていないという怖ろしさ。
私も、おそらく題名だけでは手に取らなかったと思う。
カバーを隠して薦めてくれた書店員に感謝。
そして、これを機に、真犯人逮捕に向けた更なる捜査を警察には望む。

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紙の本

紙の本首折り男のための協奏曲

2017/02/13 08:34

伊坂ワールド全開

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

伊坂さんの本は必ず読む。大の伊坂ファンである。
肝心の「首折り男」自体は、あまり登場せず、その周辺で起こる出来事が、少しだけ「首折り男」に関わっている。
小気味よい文章と、無数に張り巡らされた伏線。
今回も、すべての伏線を拾いきれなかったが、十分に伊坂ワールドを堪能した。

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紙の本

紙の本ノーマンズランド

2021/05/07 15:58

読み応えズッシリ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

高校のバレー部で一緒だった女子高生(友達以上、恋人未満?)の失踪から始まるプロローグ。
一方、姫川が追う女子大生殺人事件。
それぞれの物語が並行して進み、この2つの事件が交差するのは、なんとページを半分以上過ぎてから。
なかなかにトリッキーな設定に驚く。
しかも失踪事件の真相が、これまた・・・(他の方の感想ではネタバレしてるのもありますが、ここでは伏せておきます)。

一人称と三人称を巧みに使った誉田哲也氏の文体がとても読みやすく、自然と登場人物に感情移入してしまう。

ガンテツこと勝俣刑事の暗躍や、新キャラの武見検事などの登場もあり、読み応えもこれまでにないほどズッシリ!
若干、消化不良を起こしそうな感じもする(なんせ、姫川が追っていた事件の方は、ちゃんと解決してないし)。

という訳で、これからもまだまだこのシリーズが続いていくことを十分に匂わせるエンディングで、ファンとしては嬉しいところ。

できれば、ドラマや映画で映像化して欲しいが・・・。
竹内結子さんがいないのが、本当に寂しい。

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紙の本

紙の本そして、バトンは渡された

2021/02/24 09:31

嫌な人がいないというのは

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

世の中がギスギスしている反動か?
朝ドラの『ひよっこ』あたりからか、嫌な人が登場しない物語が増えている気がする。
お笑い芸人でも、仲の良いコンビやグループの方が人気があるらしいし……。
この物語も、嫌な人が出てこない(途中、同級生とのちょっとしたいざこざはあるものの)。

大人の都合で、何人もの血のつながらない親に育てられた主人公・優子。
いかにも波乱万丈の人生を送るのかと思いきや、”困ったことに”全然不幸ではない。

嫌な人がいないというのは羨ましくて、ある種ファンタジーみたいだけれど、結局のところ、”嫌な人”って自分が嫌っているだけのこと(その人のことを好きな人もいるのだから)。
だから、人から好かれるとか人に恵まれるというのは、自分から人を嫌いにならないということなのかもしれない。
そのヒントは「ニコニコしていたらラッキーなことが訪れる」という言葉にあるのだろう。

幸せのバトンが引き継がれていく話に、胸が暖かくなった。

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