しょうちゃんさんのレビュー一覧
投稿者:しょうちゃん
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
2017/05/04 07:03
胸がしめつけられるほどの感動
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
現代の人間が、戦時中にタイムスリップする…これだけ聞くと、「もう使い古されたネタだな」と思う人がいるかもしれませんが、そういった本を読み慣れた人でも、この作品はきっと飽きずに最後まで読めると思います。
まず、感情描写が繊細。現代と戦時中の生活や考え方のギャップに悩む女子高生、日本が負けるという未来を知っていながらも何もできずに戸惑う様子、特攻隊員に恋をした揺らぎが丁寧に描かれています。
また、物語の主軸となる特攻隊員の想いもとっても丁寧です。特攻という行為を美化するわけでも、頭ごなしに否定をするわけでもなく、それぞれの隊員の想い(大切な人を守りたいという気持ち、教え子を見殺しにしてきた罪悪感、死ぬことに怯えて逃げたいと考える恐怖心)がヒシヒシと伝わってきます。
作者さんは、この作品を描くにあたって、本当に細かく取材を行ってきたんだろうなということがわかります。
SF恋愛小説としても(タイムスリップした以外はSF要素は何もありませんが…)、戦争と平和を考える資料としても秀逸の作品です。
ハラハラ…4
うきうき…2
キュンキュン…5
うるうる…5
ほのぼの…3
ふむふむ…4
ハラハラ…4
うきうき…2
キュンキュン…5
うるうる…5
ほのぼの…3
ふむふむ…4
税金で買った本 1 (ヤンマガKC)
2022/04/15 10:42
明け透けな図書館事情を、誇張を挟みつつもリアルで描いたマンガ
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
職業柄、気になっていた本。
『図書館の主』や『夜明けの図書館』のように、図書館司書という仕事にスポットをあてたマンガですが、『図書館の主』が児童書をメインに、『夜明けの図書館』がレファレンスをメインにしていたことに対し、『税金で買った本』は司書というお仕事を中心に話が進んでいきます。
上記の三種ともに、図書館のしくみ・図書館司書の裏側・図書館のあるあるが登場しますが、こちらの本はより司書側の本音が明け透けに出ているかな?
ここまで態度が露骨な司書さんは、クレームに繋がるので現実社会にはほとんどいないと思いますが、そこはマンガということで楽しめますし、図書館の仕事を(やや誇張のある部分もありつつも)リアルに紹介しているので、利用者側も「なるほど、こんなに大変だったのか」と勉強になり、反省しようと思うところもしばしば。
主人公のヤンキーくん(根はいい子)も、ムキムキマッチョな司書さんも個性的で面白い。
バラエティ番組で紹介されて、続巻がなかなか手に入らなくなっているようですが、そのうちきっと読みたいと思います。
優しい死神の飼い方
2017/05/05 09:10
ファンタジー系の推理小説!
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
主人公の死神(犬)の性格は、『吾輩は猫である』に似ている…と思いきや、ガンバって気取っているけれど、犬の本能に逆らえずにヨダレをたらしたり、平然としているつもりなのに尻尾を振りまくっていたり、偉そうなことを言いながら尻尾を丸めてしまったり…
そんな姿がとってもかわいい。
章が進むにつれて、そんなかわいい要素がどんどん出てくる。
あらすじだけ見ていたら「感動もの」「ファンタジーもの」と思ってましたが、けっこうしっかりとしたミステリー要素があり、一つ一つのたいしたことがない些細な出来事や台詞が、最後にはすべて繋がって「ああ、あれは伏線だったのか!」と驚きます。
推理ものが好きな人も楽しめる作品だと思います。
とくに、正体がバレてからが面白い。
4章から最終章までは、ほぼノンストップで読みふけってしまいました。
感動要素もあり、がっつりした推理もありで、最後まで楽しめる作品です。
海に降る
2017/03/13 11:04
ノンフィクションのような熱い小説!
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
架空の潜水艦ではなく、実際に存在する「しんかい6500」が活躍する話。
といっても、SF映画や冒険小説のように、いきなり計器が壊れたり、ガラスにヒビが入ったりするわけではありません。
本当にリアルに潜水艦内での任務が描かれています。
著者の矢野さんは、この小説を執筆するにあたって、とてもたくさんの資料を調べたり、インタビューを行ったりしていたんだろうなと感じるほど、情報量も半端ない!
航空機ほど目立つ存在ではなく、電車やバスなどよりも身近ではない。謎が多くて、どことなく縁遠く思える乗り物・潜水艦に乗るための苦労などもヒシヒシと伝わり、潜水場面では「何か起きるのではないか」とハラハラしてしまいます。
ハラハラとしたパニック映画さながらのスリルを求める人には物足りないかもしれませんが、人間ドラマや夢に挑む者たちの熱い魂が好きな人にはたまらないと思います。
専門用語は多いのですが、軽快なストーリー運びで疲れません。
一気に読みふけることができました。
スウガクって、なんの役に立ちますか? 数学は最強の問題解決ツール ヘタな字も方向オンチもなおる!
2019/08/03 18:46
思春期の数学に疑問を感じている子たちにピッタリ!
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ある程度の知識がついてきた小学高学年~中学生が、ほぼ確実に口にする言葉が「こんな数式、覚えていても意味がない」「将来の役に立たない」というもの。
それを否定するかのように、場面場面に応じた数学の活用法がわかりやすく、簡易的な文章で説明してくれています。
数学キライでも読みやすい文章ですし、イラストも交えていて眠くならない。
そして、大人(親や先生)もこのタイトルに惹かれるようで、すぐに手に取ります。
高校生ぐらいにはちょっと簡単すぎる文章かもしれませんが、小学高学年~中学生に関わる人ならば読んで損はないと思います。
(もちろん、高校生や大人でも楽しめます)
スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
2018/11/16 12:12
1作目のネタバレがあるので、1作目を読んだ後で読むべき!
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
帯にもありますが、この話は第1作目を読み終えた後に読んだほうがいいです。
そうじゃないと、第1作の衝撃が薄れちゃいますので…(^^;
ただ、それは「第1作がネタバレされてしまうため」であって、本作だけ読んでも面白いです(もちろん、1作目を読んだほうが面白さは増すと思います)
前作との違いは、1作目が主人公の身の回りに迫りつつある脅威(顔写真や住所などがバレていく、次第に秘密が奪われていく)というところでしたが、2作目は警察組織を舞台にして話が展開していくため、その規模も「身近な恐怖」というより、「社会全体の恐怖」を描いたものであるということでしょうか。
タイトルには「殺人鬼」という不穏な言葉もありますが、1作目と比べると恐怖は少ないかも…。
とはいえ、それは「私たちのすぐ隣にある物語」ではないためであり、実際に起きると今作のほうがずっと恐ろしく、ダメージも大きいと思います。
実際にあったサイバー犯罪の手口も書かれており、現代社会の便利さの陰にあるリスクを思い知らされました。
(スマホを持ちたくないとさえ思わされます…。思わずインターネットやメールの履歴もチェックしたくなります…)
身近なテーマではなくなったとはいえ、少しずつ主人公に近づいていく犯人の描写は変わらず見事で、最後までスリリングでハラハラさせられました。
女性読者は「身近な恐怖」展開を好むので、前作がお好みかもしれません(今作はIT用語が多いから、その辺りに詳しくないと取り残されるかも…)が、社会悪やサイバー犯罪、警察などに興味のある方は、前作以上に楽しめると思います。
虚構推理
2017/05/30 14:51
泣けたり癒されたりはしないけど、くどくどとした面白さがクセになる
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
帯には「泣ける癒し系ホラー」とありましたが…泣けはしなかったかな。
ただ、とても面白かったです。
「真実」とわかっていることを「ウソ」として否定し、その「ウソ」を「真実」に練り上げる…。
この事実のすり替えが、読んでいる側も納得できましたし、「そう来たか!」と思わず唸ってしまったり…。
怪異モノは世の中にあふれていますし、怪異に見せかけた現象を科学的・論理的に否定する推理小説もありますが、怪異側に生きている登場人物たちがそれを否定する様子はあざやかでした。
主人公のくどくどした話し方は、当初はなじみませんでしたが、ウソを論理的に組み立てていくときには、その話し方だからこそ違和感なく読めました。
この物語は、一応これで完結のようですが、ラストに含みをもたせているので「もしかすると、また続巻が…?」とワクワクしています。
ただ、この小説と同じぐらいの面白さ(完成度)の作品、あるいはそれ以上の説得力のあるクオリティーをもたせる作品を生み出すのは、主人公並みに作者さんは頭を使いそうですね。
癒されること、泣けることはありませんが、推理モノとして見ても、怪異モノとして見ても楽しめる内容でした。
(カマイタチの件はちょっと驚きでした…。私の中の常識も揺らいだ気がします…笑)
ガラスの仮面 第27巻 めぐりあう魂 1
2017/05/17 09:03
紫織さんがめんどくさい…けど、紅天女編は大きく動く
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
紫織さんやら、桜小路くんやら、紫織さんやら、紫織さんやら…(主に紫織さんだ・笑)
四角関係でドロドロして、なかなか先に進まなかった紅天女編が、この巻で大きく前進です。
まず、目の見えなくなった亜弓さんは、目が見えなくなったことにより、今までできなかった表現ができるようになります。
お母さんとの狂気と取れる特訓の末に身につけた、第六感ともつかない絶対感覚は必見!
(もう忍者として暗闇にひそめるのでは…?)
桜小路くんも、足を怪我したことにより、今までにない一真ができるようになり、速水さんに振り回されていたマヤも、その本気の姿を見て稽古に身が入ります。
(やっと芝居バカ=舞台の天才に戻り始めた感じ…。まだ桜小路くんとの芝居はぎこちないですが…)
一方、紫織さんはさらに昼ドラ感に拍車をかけます。
もうどうしたらいいの、この人…
親族(家族)まで出てきて、さらにやりにくい…。
ただ、聖さんグッジョブです!
速水さん、そろそろ決着つけるべきですよ!
スマホを落としただけなのに
2017/05/05 09:35
日常の些細なところにも恐怖が潜んでる…
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タイトルのとおり、ただ「スマホを落としただけ」だったのに…そこから、どんどん深刻な事態に巻き込まれていく女性の話。
なりすまし系、ハッカー系の小説もいくつか読みましたが、これはそれらの総集編といったところでしょうか。
本当に様々な手で、主人公の女性の秘密を暴き、孤立化させていきます。
最後の最後まで犯人の名前が出てこないところも、またコワイ…
そのために、新たに出てきた登場人物が犯人ではないのか、いやいや、もっと前から知っていた人なのかも…と、すべてが疑わしく思えたり…
恋人や友人からのメールでさえも「なりすまし」じゃないか、主人公はそんなにそのメールを信じていいのかと、読者もハラハラさせられます。
取材量もハンパじゃなく、サイバー犯罪の最新事情などもわかり、携帯を持つことが恐ろしくなりました(今はそんなことまで出来るようになってたんですね…)
最後のドンデン返しはちょっとビックリ…っ。
主人公に救いがないように見せますが、後味はそんなに悪くありません。(死体は出てきますが、スプラッタ要素もないので、そういう描写がニガテな人も大丈夫です)
携帯に依存している人、「自分は犯罪に引っかからない」と思う人は、きっと考え方がガラッと変わるかも…
ここから先、どうなるの?…と、読む手が止まらなくなる、日常に潜むスリルいっぱいの小説です。
凛として弓を引く 1
2022/04/24 11:46
全体を包み込む静けさ。ゆっくりと着実に成長していく少女の成長を見守れる
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
職場の子が「弓道に関する本はないか?」と聞いてきて、探しているうちに巡り合った1冊。
主人公の名前が、その「弓道の本がないか?」と尋ねてきた子と完全に一致したために、運命的なものを感じて購入。
これ、高校受験でも使われた小説のようですね。
内容的には「弓道」の初心者が、ひょんなことから弓道にハマっていくというお話。
だいたい、そういう場合の展開は、そのスポーツに慣れてきた頃に「閉鎖」されるピンチが訪れて、「賞をとらなければ云々…」という話になったり…もしくは、ライバルなどにけしかけられて「優勝してやる!」と息巻くような…要するに、結果を求めるような展開になりがちですが、この小説は違います。
平凡な女の子が、弓道を初めて、特別突出した才能を発揮するわけでもなく、少しずつ「弓道」を自分のものにしていく…。
何度も「なんで、こんなことをやってるんだろ…」と弓道のしきたりに不満を覚えたり、辞めようとするきっかけを探したりしつつも、一歩一歩…遅いなりに心が成長し、弓道に親しんでいくまでの過程がゆっくりと描かれていて、「結果ではなく、そこに至るまでの経過が大事」だということを読者にも伝えてきます。
主人公の成長はゆっくりだけど、飽きが来ないのは作者の技量によるものでしょうか。
一応、昇級試験などといった山場はありますが、良い意味で物語の起伏がないのは、弓道という「どんな場面でも平常心を求める武道」を取り上げているからかもしれません。
弓道を知りたい人はもちろん、それ以外の人にもおすすめできる小説です。
お任せ!数学屋さん 1
2018/10/25 11:20
身近に感じる数学
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
数学を題材にした小説の中でも、スピード感はあるように感じました。そのため、私は数学がニガテだったけれど、難しく考えずにテンポよく読み進めることができました。
『青の数学』のような青春の熱さ、『計算ノート』のようなキャラクターの濃さは(数学少年以外)あまりないけれど、そのぶん登場人物たちが身近に感じます。
よく10代の子が「数学なんて覚えてたって何の役にも立たない」というけれど、その数学を用いて数学オリンピックに出るわけでもなく、事件を推理するわけでもなく、日常に起こる小さな問題を解決していく様子は、「数学も役に立つかも」という気にさせてくれるんじゃないかなと思います。
個人的には、サブキャラの翔がお気に入りですが、それ以外の登場人物もとっつきやすくて素直な子が多くて、読者を選ばないんじゃないかなと思いました。
お話の中では「恋愛不等式」と、ラストで空港まで走ることになる文章の疾走感が好きです。
続きも読んでみたくなりました。
営繕かるかや怪異譚 その1
2018/10/13 20:27
不思議な余韻が残る、不快感のない純粋なホラー
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
恥ずかしながら、この本を読むまで「営繕」という言葉を知りませんでした…。また「かるかや」という聞き慣れない言葉にもピンと来ず…もしも背表紙で書名を見ただけだったら、手に取らなかったかもしれません。
今回、手に取ろうと思ったのは、表紙の絵に惹かれたからでした。
「和」という世界を押し出した雰囲気に、田舎の祖母の家を思い出し、あらすじも読まずに思わず買ったのですが…購入後に著者を見ると、小野不由美さん!
初めて読んだホラー小説の作家が小野不由美さんだったので、期待してページを開きました。
やっぱり面白い! ホラーだけど、「どうなるんだ?」「このままだと危ないんじゃないか?」と思わせ、グイグイと惹き込ませる恐怖感を読み手に与えながらも、不快感がなくてドタバタしていない。
読後感も良く、ホラーを読んだはずなのに、やさしい童話を読み終えたような暖かさも感じさせてくれます。
この本の主役ともいえる営繕屋さんが、自分のことをほぼ打ち明けずに謎のままで終わるのですが、家に起きた怪異の謎は紐解かれるのに、そこの部分が伏せられたままというところが奥行きを持たせる感じでとてもいいと思いました。
サイコホラーやパニックホラー、怨霊との激しい命のやりとり、残酷さやどす黒さを求める人には物足りないかもしれませんが、「怖い話は好きだけど、残酷なものは読みたくない」という人や、日本古来の不思議な余韻を残すホラーが好みという人には十分にオススメできる1冊です。
活版印刷三日月堂 1 星たちの栞
2018/09/30 08:22
インクのかおりが伝わってきそうな小説
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
表紙の雰囲気からファンタジーかな、あらすじに「活版を拾う」とあるから、『銀河鉄道の夜』のカンパネラが出てくるような幻想的な物語かなと思ったら、本当に昔ながらの活字拾いのお仕事の話でした。
これが、すごくいい!
地味な仕事なのに、どんどん惹き込まれて、読み終えた頃には活版印刷ができる工房って近くにないかなと探してしまったほど!
本書そのものは活版印刷されたものではないのですが、活版による文字の暖かさ、インクのにおいなどが読み進めているうちにどんどん感じられてくるような錯覚を覚えます。
現実世界の話なのに、宮沢賢治の作品を読んだかのような不思議な暖かさにも満たされ、余韻がずっと心に残りました。
キレイな物語です。
まるまるの毬
2017/08/08 20:16
味わい深さがあり、古さを感じさせない時代小説
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ふだん、時代小説は読まないけれど、なぜか惹かれて購入。
『三途の川でおとしもの』の作者さんだったんですね。
時代小説で古い言葉も豊富なのに読みやすく、古さを感じさせない。
それは、きっとキャラがいいからだと思います。
ひとつひとつのお菓子もおいしそうで、思わずまんじゅうを買いに行きたくなってしまったり…笑
娘さんが長崎に行けなかったのは心残りですが…後味は悪くありません。
(あと、弟子入り希望の男の子が再び出てきてほしかったな…)
さっぱりとした味わい深い家族の物語です。
三途の川で落しもの
2017/06/20 21:13
哲学的な問答に考えさせられるファンタジー
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
これ、表紙がもっと今時だったら、小中学生もすぐに読んでくれそうなのに…!
…と、もったいなく思うぐらい、楽しかったです。
(さすがに脱衣婆などは、もっと詳しく説明しないと今時のコはわからないと思いますが…。それこそ、主人公のようにエヴァと間違えそう…笑)
お侍さんとゴロツキとのトリオでの活躍も楽しい。
頼りになりそうでならないお侍さん、トラブルメーカーのゴロツキ…
それに振り回されつつ、冷静に物事を見極め、推理し、解決に導く主人公の男のコは「本当に小学6年生?」と思うぐらい頼りがいがあります。
(ちょっと知識に偏りはありますが…)
親殺しと子殺し、どちらが重いのか…
戦争中に人を多く殺したら英雄になるのに、平和な世の中で1人でも殺したら犯罪者になるのはなぜか…
急に突きつけられる哲学的なテーマは、「どう答えるべきか」と思わず私も悩んだり…。
個人的には虎の介の話が好きかな。
秋葉原の事件を彷彿とさせる展開にドキドキしつつも、最後には感動が待ってました。
エピローグでしっかりと3人が再会できたのもいい!
本当にいいファンタジーでした。
