三本ナイフさんのレビュー一覧
投稿者:三本ナイフ
15 件中 1 件~ 15 件を表示 |
2017/03/26 10:35
清涼剤
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『まじかるストロベリィ』の最終巻に収録されていた読み切りの本格的連載版。
サイボーグ執事と雇用主である富豪一家、特に六歳の末娘との交流を描いた心温まる物語。
掲載誌はバイオレンス、グロテスク、エロスに寛容だが、本作は其れ等と無縁の作風であり、連載中は掲載誌の清涼剤であった。
2017/03/23 07:47
コミカル
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『新世界』『トーキョー・プリズン』『D機関シリーズ』を読んだ後に読んだが、前述のモノが戦争モノの暗さを帯びた作品であったのに対し、本作は、日本知識人の西洋に対する劣等感、イギリスの植民地政策に対する批判と個人的に面白い描写は在ったが、コミカルな面が多かった為、興が削がれた。
紙の本当て屋の椿 1
2017/03/20 11:20
突出していないエロティック&グロテスク
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掲載誌の特色としてエロティック、グロテスクに寛容な点が挙げられ、本著も其れ等の要素を含んでいるが、他の掲載作品と比較すると控え目。
本著だけの魅力を敢えて挙げるとすれば、蠱惑的であり、濃い女性キャラクターを挙げる。
紙の本私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 3 (ガンガンコミックスONLINE)
2017/03/19 22:04
楽しいと云われている理由が解らない
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現実に於いて人の失敗に笑い処を見出せない人間には、主人公が空回りしている様に笑い処を見付ける事は難しい。
紙の本家族ゲーム 14 (Dengeki Comics EX)
2017/03/18 09:59
主題の切り替わり
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元々はゲームを主題に捉えたコメディーだったが、作中で作者が述べている通り、仕事が忙しくなってゲームをプレイする時間が無くなった結果、何時しか只のラブコメディーに切り替わってしまった作品。
其れなりに楽しかったが、物語を継続する為に主題がズレたと云う本末転倒感は否めない。
2017/03/15 07:52
誤字
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富士見書房版既読。
懐かしく、初版を購入し、読んだが、初版に於いては誤字多数。
校閲に多大な問題有り
2017/03/13 18:48
問題提起
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作中で語られる内容の全てを鵜呑みにする事は出来ない。
然し、争いは悪い事、戦争を起こした嘗ての日本は悪と云う現在の日本の風潮を鵜呑みにする事にも問題があると一石を投じてくれる一冊。
読み終えた後、主に報道番組の見方、其の視点が変わると思う。
2017/03/12 12:06
主人公の過去の始まり
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前作の新装版で書かれていた、描く事は無いと言われていた主人公の過去、其の取っ掛かり。
作風は前作と変わらず、愛読者であれば喜ばしいのだろうが、一度終了した作品の続きを改めて描く販促方法には疑問を感じる。
2017/02/20 07:55
濃厚
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エロス、グロテスクな内容に目が行きがちだが、最たる魅力は巻を重ねるにつれて確立されゆく作風の濃厚さ。
綺麗な作風、力強い作風、独特な作風、其れ等を個別に確立した漫画は往々に在るが、全てを掛け合わせ、此の作品並みに濃厚さを出した作品は然程無いと思う。
紙の本僕は友達が少ない 8
2017/02/19 14:33
斬新な着眼点から凡庸な物語へ
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友達が居らず、残念な青春を送っていた高校生達が、友達を作る為に奮闘すると云ったラブ・コメディー。
着眼点、そして、作品当初のギャグ要素は読んでいて面白かったが、次第に増えだした時事的なパロディーが都度不快要素と成り、そして、物語其の物が凡庸と成り、興味が失せてしまった。
2017/02/18 13:42
影で人は確かに死んでいる
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“人が死なないミステリー”と云う謳い文句に惹かれて購入し、コッミク感覚で読む事が出来、確かに楽しかったが、作中で起きた事件は日本経済を揺るがし、大多数の日本国民が今日食べる物にすら困る事件であった為、作中で殺人の描写が無いだけであって、影では自殺、他殺問わず、多数の死者が出、人間関係も破綻している。
故に前述の謳い文句は不適切であり、作品自体の締め括りも楽観的だった。
2017/02/16 07:46
辺境の文明崩壊
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著者が文明崩壊に繋がると考える五つの要因
・気候変動
・環境破壊
・敵性集団から攻撃
・友好集団との断交(利用価値が無くなり、見放される)
・上記要因を含む各種問題に対する社会対応の不備
此れ等を実際に滅亡した文明に照らし合わせ、生活スタイルと共に丁寧に説明が為され、興味深く、現在の文明にも当てはまる内容だったが、サンプルにされている文明が島国、山岳地帯の為、何処か隔離された地域に限定された内容である感が否めなかった。
紙の本論語
2017/02/16 07:38
道徳の起源
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義務教育を終える迄に大抵目上の者から注意、諭される当たり前の内容であり、読んでみると今更感があるが、其れが当たり前ではなかった時代に語られた内容であり、其の様な時代があったのだと考えて読むと、感慨深いモノがある。
書籍自体は厚みがあるが、一つの文章が漢文、漢文訳、現代分訳の三つ文章で書かれているだけなので、意味だけを理解したいのであれば現代文訳だけで事足り、文章量も実質三分の一になる。
紙の本Another 1下
2017/02/15 07:40
結局、怪奇現象の原因は?
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ホラー、サスペンス、ミステリーと云う王道の組み合わせだが、犯人を探し当て乍らも、結局、作中の怪奇現象が何故発生しているのか、其の原因が解明されなかった為、消化不良感が否めなかった。
紙の本文明の海洋史観
2017/02/12 21:46
生存競争と棲み分け
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文明の発展を追うに当たって、西洋史に比重を置かず、東洋史、日本史も均等に、そして、其れ等繋ぐ要素として海洋史の重要性を説いた本と認識。
東洋文明を取り入れて発展した西洋文明を、後に東洋文明が取り入れて現在の文明の形(個人的な言い方をすると西洋文明賛美の現在日本)に至った経緯、ダーウィンの生存競争=単一種族が最終的に生き残ると云う発想に対して、棲み分け=生息するエリアを棲み分ける事で共生していると云う発想は、勉強不足である事も相まって、読んで面白かった。
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