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tomatoさんのレビュー一覧

投稿者:tomato

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DVや心の病に繋がる点も

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「泣くな」と言われて育てられた私には、どうしても見逃せないタイトルでした。

でも、実はそんなに期待していませんでした。きっと「毒親に育てられた可愛そうな私」と思っている部分が満足できる程度で、そんなには育児の参考にはならないだろうと思っていました。

ところが、期待以上でした!心の傷がトラウマとなってしまう仕組み、トラウマにしないためにはどうするべきか、また癒されなかった心の傷が、いつどんな状態の時に、どんな風に表れるのかという説明は、なぜ「DV加害者は、親しい人間に対してのみ暴力的になる」のかということにも繋がると思います。

さらに、現代の育児の背景の一つとして、戦争体験について触れられているのも、とても興味深く、また納得もしました。戦後はまだ終わっていないというか、戦後は終わらない、あるいは、あの戦争の傷跡について、戦争を体験していない世代も向き合う必要がある、終戦後に生まれた世代も、実は戦中の傷を負いながら育ってきているのかもしれない、と思いました。ぜひ、この点について掘り下げた本も出していただければと願っています。

「泣くな」と言われて育った私は、自分の子供の感情を受け止めながら育てるのと平行して「泣くな」「我慢しなさい」と言われて蓄積されてきた不満や不快な感情を、少しずつ解放していけるようにする必要もあるのだろうと気づきました。

これまでも、AC関連の書籍から「自分の感情をみとめる」とか「子供の頃の自分の気持ちを大人の自分が理解する」ことが、心の傷の癒しになるということは学んでいましたが、具体的な感覚は今ひとつ掴めないままでいました。でも、この本を読んで、「ああ、そういうことか」と理解できました。

育児中の人のみならず、子供が成人してから親子関係に悩んでいる親、心の病や親との関係に悩んでいる人、配偶者とのDV問題で悩んでいる人、さらには発達障害に悩んでいる人にとっても、得るところは沢山あるのではないかと思います。

本当に購入して良かったと思うし、大河原先生の他の本も読んで、今後の育児のみならず人生に役立てていきたいと思います。

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半分満足、半分ガッカリ、「米国法制度の例」というサブタイトルが必要

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前半は、それなりに満足できる内容でした。離婚の話を「お腹がすいちゃうからしないで」という子供の例や、箱庭で別居親への慕情を表現した子供の例等、離婚が子供にどのような心理的影響を与えるか、離婚後の子供の心理状態などについて、参考になる点は、確かにありました。

が、「心理臨床家からの警告」というからには、「心理」についてが当然主題だと期待しました。

ところが、読み進めば進めるほど、米国での法制度や面会制度の具体的な話ばかり。米国での制度については職業柄かなり詳しく知っている・・・というか毎日関わっている者としては、「こんなこと、わざわざ日本から取り寄せなくても知っている・・・」という内容でした。

さらに、米国の現行制度が全て問題を解決しているわけではないし、そもそも教育制度も勤務形態もまるで違う国の制度を紹介するのであれば、日本で取り入れる場合には、どのようにアレンジする必要があるかの提案も必要なのではないかと思う。

たとえば、週の半分ずつをそれぞれの親の家で過ごすというのは、アメリカであれば
・始業前の午前7時半頃に、子供を学童へドロップオフ。子供は、そこからスクールバスで学校へ。放課後は、またスクールバスで学童へ。
・親は17時に退社して、学童へお迎え。そこから自宅に帰る、あるいは習い事へ。
・授業に使う教材は、全て学校にあるので、子供は教科書はもちろん、習字道具等を持って行く必要もなければ、「月曜日の時間割が、火曜日の時間割内容に変更」ということがあっても、別に持って行くものに変わりはない。
・アメリカは、高校まで義務教育なので「高校受験」がない。

これを日本でやろうとすると、まず親の出勤後、学校が始まるまで、子供、特に部活の朝練もない小学生は、どこへ行けばよいのかという問題が発生する。「月曜日の内容は、火曜日の時間割をすることになりました」という場合もあるなか、子供は基本的には全教科の教科書をランドセルに詰め、体操着も毎日抱えて通学する必要も出てくる。そのあたりの問題について、何も言及されていないのが、まったくもって腑に落ちない。

ハーグ条約についても、母国に帰った方が経済的にも精神的にも安定できる同居親が、この条約がゆえに母国に帰ることもできず、かといって別居親からの経済的・物理的・精神的援助を子供が受けているわけでもなく、精神的にも経済的にも追い詰められていって、結局は「子供の福祉」にならない、といったケースもある。

さらに言えば、米国の法制度は確かに整っているが、実態としては養育費の未払い、子供と一切交流しない別居親が多くいる。

こういった「制度だけでは回避できない」状況に置かれてしまった子供への心理的な支援について、もっと焦点を当てた内容を期待していたので、この点で非常にガッカリした。

米国の法制度について、かなりのページ数(おそらく3分の1)を割いているのだから、副題は「米国法制度の紹介」の方が適切だったと思う。

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