おじ屋さんのレビュー一覧
投稿者:おじ屋
2018/09/27 22:07
森見ワールド全開
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京都の元々から持つ町並みの雰囲気、路地裏の妖しさ。
それに祭りの夜の蒸せ返る空気、提灯の灯り、魑魅魍魎がその中を縦横無尽に跋扈する。
何気ない日常の中に潜む非日常。
万華鏡のごとき魅惑的な迷宮は森見ワールドの真骨頂だ。
コメディーでありホラー、自在な彼のカオスが満載だ。
2025/08/19 22:31
ノンストップ最狂バトル時代劇
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「イクサガミ」シリーズのクライマックス、ようやく待ちに待った「神」の巻が出版されて、一気読み!
とにかく、読み出したら止まらない!まるで、目の前のスクリーンで生で見ている様な臨場感。
エンタメに特化した内容なのに、今村翔吾の描くキャラクターは、輪郭もしっかりしていて奥深い。
最後までハラハラドキドキのジェットコースター小説です!
2024/11/20 23:42
遂に無骨との決戦!
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「天」、「地」と読み進めて、待ちに待った「人」。
多分「イクサガミ」を読んでいる皆が同じ感想を持つんじゃないかな?
発売日に即購入!そして読み始めると止まらない!!
ジェットコースター並みの疾走感抜群の読み応えでこれでもか、と読者を引っ張る筆力は圧巻!の一言。
「蠱毒」という殺戮ゲームに翻弄される愁二郎とその兄弟達。
京都天龍寺から始まった無常のゲームはいよいよ最終地、東京へと近づいて、残るは最強最恐の強者達ばかり。
その中でも一際凶々しい闘気を放つ無骨との決戦が遂に実現!
愁二郎の運命やいかに!?
読んだ側から続巻が待ち遠しい〜!!!
2017/10/24 14:01
魂のぶつかる音
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上橋さんの物語には、あの温和な顔からは想像出来ない、魂のぶつかる音が聞こえてくる重厚さがある。
それでいて本来人間の持つ弱さ、優しさというものに寄り添うように物語が進んでいく。
登場人物に心を鷲掴みにされたまま一気に読んでしまった。
2018/01/31 16:03
まだまだ続く?
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最初の物語ほど、ヒリヒリするようなスリリングな場面にはお目にかかれなかったが、今回も読み応え十分な内容だった。
そして、ミツクビの暗躍もまだまだ続くし、第三幕の出番が待ち遠しい。
きっとそこには、キリヒトが活躍するであろうから。
2024/12/03 20:45
読後に放心するほどの濃密な世界
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直木賞、山本周五郎賞W受賞の力作。
メキシコと日本を舞台に臓器売買の闇舞台で暗躍する、アウトロー達を描いた、濃厚なクライムサスペンス。
メキシコの麻薬カルテルの抗争に敗れ、生き残りをかけるバルミロという主人公が、日本で新たなファミリーを作り再起を図る。テスカトリポカとはアステカの神の名前。
残酷な表現が多々あるものの、圧倒的筆力でグイグイと独特な物語の世界観に読者を引き込んでいく。
読んでしばらくは放心状態に陥るほどの濃密な世界に浸れます!
2024/11/07 20:56
出会うために別れる
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マレ・サカチは人と人の間を飛び回る。突然目の前から消えたと思ったら、次の瞬間には全然別の場所へ姿を現す。それが量子病という病気だ。ひと所に居着くことができない彼女は、自分の運命の真実の意味を求めて世界中を彷徨う。そして最後の最後に、遂にその答えに辿り着く。王城夕紀の文章も量子病のように、まるでマレ・サカチのようにいろんなところを飛び回る。最初はその関連性を見つけられずに、読者も右往左往してしまうが、やがてひとつの真実に収束していく。ラストの詩的な表現が、心を揺さぶる。「天盆」とはまた全然違う趣きの作品だ。
2018/05/07 21:47
淡々と繰り返す効果
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バカシリーズの三作目。期待して読み始めたが、亡くなった母の日記をそのまま抜粋して載せ、それに簡単なコメントを添える、その繰り返し。でも、丁度それがハナについてくる頃に、母の家族への深い愛情が伝わってくる。文章はあくまでも明るく、笑えるエピソードを織り交ぜて最後まで日記の形を貫く。
最後の「文旦が食べたいな。ふふふふ、文旦。」では涙腺崩壊の状態でした。
2018/02/01 23:09
ストーリーテラーの真骨頂
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彼の言葉の軽さは否めない。
だが、それにも増してストーリー展開の鮮やかさ、言葉のスピード感、アイデアの奇抜さ。
それらがこの作品を一気に読み進める原動力となる。
訳のわからない巨大な物に立ち向かう主人公の姿が慎ましくいじらしい。
そして最強の妻のキャラクターが素敵!
ゴールデンスランバーと重なる。
2018/01/04 14:29
一粒で二度美味しい!
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いつもの森見登美彦とはひと味違う馴染みの文学作品をモチーフにした短編集。
原作の匂いを残したまま、しかも登美彦ワールドを存分に楽しめる。
古典を知らなくても大丈夫。
まさに一粒で二度美味しい!作品。
2017/11/23 08:43
歯切れ良い文章
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塩田氏の文章は歯切れ良く心地いいリズムで目に飛び込んでくる。
キャラもすごくたっていて、壮快な読後感。
2017/10/12 18:18
もぎりよ今夜もありがとう
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今回の片桐はいりのエッセイには映画愛と映画館愛の両方がてんこ盛り。
双方は全く違うようでいて、実は密接に繋がっている。
この場所でこの映画を見ることの喜び、映画を愛するが故の小屋へのこだわり。
もう一度見直してみようと思わせる愛に溢れている。
2017/09/27 14:30
演劇人よ、読むべし!
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タイトルからして何か同じ匂いが漂う。演劇人ならどこかしらシンパシーを感じるはず。
若いからこその不器用さ、演劇人だからこその無骨さに心が締め付けられる。
切なさと共に、青春の欠片がキラキラと散りばめられた秀作。
2017/09/24 16:15
サロメ
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表紙の絵から広がるサロメの世界。
その無限に広がるワイルドの戯曲の裏側にこんなにも複雑で奥深い人間模様が隠されていたなんて。
メイベルの女としての醜さが、サロメにどんどん近づいて行くようでそら恐ろしい気持ちになる。
あなたの口に口づけしたよ、ヨカナーン
という言葉がまた違う奥行きを持って私の心に迫ってきた。
