藤さんのレビュー一覧
投稿者:藤
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かしこまりました、デスティニー 下
2017/06/08 22:11
きっと捨てたものじゃない
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運命によって葵と次郎が結ばれた上巻から少し経ち、今度は宮内と久藤の運命の話です。
宮内が「クソくらえ」と罵りながらも受け入れた失恋という運命を、久藤は「諦めただけ」だと言います。
自分の気持ちに戸惑いながらも真っ直ぐに、そして必死に宮内に気持ちをぶつける久藤が少しもスマートではなく、だんだん崩れていくキャラが微笑ましく感じました。
頑なだった宮内も少しずつ久藤を受け入れて、すべてがというには少し足りなくはありますが、一応はハッピーエンドという形だったのでホッとしました。
宮内には運命ではなく久藤を信じて幸せになって欲しいです。
久藤が想定外に可愛く、宮内が変わらず美しかった下巻。でもいちばん男前だったのは太郎パパだったと思います。
本人が気づいていないだけで、宮内はきっと運命に愛されていると思いました。
王子様と灰色の日々 1
2017/06/08 19:11
この世でいちばん不幸なこと
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人を愛することが不幸だとするならば、どんな生活を送っていようと、生きている限り不幸からは逃れられない。
登場人物はみな、表裏一体の幸と不幸と明かすことのできない秘密を抱えて生活しています。
伝わらない、報われない愛のために頑張るいじらしさとその心の危うさに、胸が苦しくなりました。
僕らの最大公約数 (KAIOHSHA COMICS)
2017/06/06 14:21
翔平とたっちゃん
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花とうさぎ収録の最大公約数まるまる1冊版。
翔平の安定のおバカさん加減と、デレがなかなかログインしないたっちゃんが微笑ましい作品でした。
そこそこ経験も重ねてるんでしょうが、まだタチの望みを捨てきれていないらしいたっちゃん…失礼ながら笑ってしまいました。
付き合う前の中学時代の話も収録されていて、そちらもとても可愛かったです。しかしこの二人、中学時代から中身ほとんど成長してないのではなかろうか…。
勇者と我輩の無人島漂流記 (花とゆめCOMICS)
2017/06/08 18:52
サクッと1巻完結
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やたら現実的な勇者とおバカそうな獣型大魔王…と思っていたら大魔王は可愛い女の子でした。一人称は『我輩』ですが。
1巻完結ですが、勇者と大魔王の気持ちの移ろいはもちろん、大魔王の説明や勇者の生い立ちまで丁寧に描かれていて、最後まで違和感なく楽しめました。
ラブコメですが、大魔王と勇者の別れや再会のシーンはちょっとウルっときました。
さらっと読めるので、スキマ時間に読み返したくなります。
2017/06/14 10:40
男子高校生って可愛い
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1冊まるまる表題作(ショートストーリー付き)。幼馴染み同士の可愛らしい恋です。
ゲイかもしれないことに戸惑い悩むコウキと、その悩みごと想いを受け止めるヒロトの器の大きさが絶妙なバランスでした。
全体的に軽口な会話が多く、「そうそう、高校生男子ってこんな感じ!」と、なんだか自分の学生時代を見ているようで楽しかったです。
ところで、深夜のセックスサミットは定期的に開催されるのでしょうか?
どういう結論が出るのか、というか、ヒロトはちゃんと勃つのか、気になります。
続き求む!
ダメ犬の彼氏になる方法 (B’s‐LOVEY COMICS)
2017/06/10 10:47
予想の斜め上な
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表題作と他1作収録。どちらも可愛らしい作品でした。
表題は、ダメ犬男子(ワンコ系ではなくナイト系←美化)とクールな坊ちゃん。
ストーリーはよくある流れですが、人物の反応がいちいち予想外で笑えます。大成よ、背中のこむら返りってどうやるんだ?
圭の悩みが少しズレてるというか大袈裟というか…。そこはあまり共感できなかったですが、二人が可愛かったからまぁいっか、という感じでした。
もう1作はムードメーカー男子とイケメン転校生。
主人公の失恋から始まる話で、こちらも目新しいわけではないのですが、やっぱりちょっと予想外。でもあのパンツはネタっぽくて逆に引かないかな。
不確かで、だけれど嘘のない、ストレートな太陽のセリフにキュンとしました。
絵もクセの少ないさっぱりした絵なので、あまり読む人を選ばないと思います。
ファンになりました。
かしこまりました、デスティニー 上 THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
2017/06/08 21:06
初めてのオメガバース
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繁殖行為であることに多少の抵抗があったのですが、読み始めると意外とあっさり読めてしまいました。
運命に導かれた恋人たちのラブストーリーの裏側で、運命にあえて抗わない道を選んだ執事。どちらかというと、後者に重きを置いて読みたい作品です。
次郎を諦めようとした葵に「では、あなたの幸せは?」と尋ねた宮内の幸せはどこにあるのか。
幸せな運命なら流されて、不幸せな運命なら抗って、誰かのためではない自分のための幸せを掴んで欲しいと思いました。
抱かれたい男1位に脅されています。 2 (ビーボーイコミックスデラックス)
2017/06/06 19:03
天使と天使と天使とチャラ男
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流されビューティとガツガツワンコの2巻目。
相変わらず天使なチュン太と寧ろこちらも天使な高人のラブが順調なところに、新キャラ登場。
さ、3人目の天使だと!?
綾木ではなく成宮の方です。KYな天然男子、好きです。
それはともかく。両思いになった後にライバル登場はよくあるパターンだなと思いました。そしてそのライバルがチャラ男で遊び半分に手を出すパターンも珍しくはない感じです。
あまり斬新さは感じない巻でしたが、高人の気持ちがはっきりしたところは進展だったのかなと思いました。
最初の一歩をもう一度
2017/06/06 17:35
表裏一体
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恋人同士を表す言葉として、とてもしっくりくるなと思いました。
グイグイくるジュンと警戒心の塊みたいな栄の対比が面白かったです。
栄にとっては終わった恋が、ジュンにとってはまだずっと続いていて、その間のジュンの気持ちを考えたら切なくてたまりません。
もう一度、二人の始まりの一言からやり直すシーンはうるっときました。
おこさまスター
2017/06/06 07:11
無自覚な恋の自覚
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思い切りふざけあって、感情にまかせて傷つけて、他が手につかないほど悩んで、追いかけて、ぶつかって。
大人には真似できない直情的な恋愛がまぶしい一冊でした。
巻末を呼んで、二人ともこのまま大人にならなければいいのに、と思ってしまいました。
君の音が鳴り止まない。 (BAMBOO COMICS)
2017/06/18 18:48
テクノってなんだろう?
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悪い意味ではないのですが、期待していた感じと少し違いました。
もう少し感情の激しさとか、そういう荒々しい感じが描かれているのかと予想していたのですが、思いの外淡々としていました。
また、主役二人の共通の趣味であるテクノについてあまり詳しく触れられていないため、音楽と彼らの気持ちの連動もイマイチ掴めませんでした。まぁ、これは、私のテクノに対する無知のせいなのでしょうが…。
性描写もありますが、こちらはそこそこ色っぽいです。ただ、高校生にしては慣れすぎというか…若干スレた感じがあって、個人的には微妙でした。留学経験のある20歳の受けはともかく、攻めの田舎の高校生はもう少し初々しくてもよかったかな、と思います。
絵はとても綺麗で色気があって、眼福でした。
抱かれたい男1位に脅されています。 (ビーボーイコミックスデラックス)
2017/06/06 18:50
流されビューティとガツガツワンコ
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表題作3話+他短編4話でお得感満載な1冊でした。
正直なところ、主人公がほだされるのが早すぎて若干腑に落ちない感じでした。
あれだけ無理矢理されたんだから、もう少しツンケン粘れよ!と思ったり。
まぁ、しっかり者のオレ様男子なのに流されやすいというギャップにはだいぶ萌えましたが。
性描写がガッツリしているので、最初驚きました。抵抗なく読めるようになるには少し時間がかかりそうです。
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