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kemtarouさんのレビュー一覧

投稿者:kemtarou

10 件中 1 件~ 10 件を表示

いま、ここで輝く。 超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室

2020/10/22 16:23

著者にエールを!

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教育の本質について深く踏み込んでいる。本書を読んで、真っ先に感じた事は、日本のシステムでは、"教"ばかりを考え、"育"に対する視点が欠如している。この"育"を育てると誤解すると、方法論に走るだけで、教える側の自己満足に行き着く。"育"は、子供達自身が持っている資質で、自ら育つことを如何に手助けできるか、視点の逆転が必要になる。子供達にとっては、"何を"教わるかではなく、"誰に"教わるかが重要になってくる。栄光学園という恵まれた超進学校での経験をもとに、子供達を活かす教育に邁進する著者にエールを送りたい。

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蜜蜂と遠雷

2017/06/08 17:11

聴かせる文学

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国際ピアノコンクールを舞台に、人生ドラマが重層的に展開されていく。1次、2次、3次、本選と40曲を超える演奏が深い音楽感の知識のもと、文章だけで聴かせる迫力がすごい。登場人物も魅力たっぷりの存在感で物語を引き締めている。最後まで結末を予断できない面白さは秀逸。取り上げられた曲を一通り聴きなぞりたい気持ちにさせる。音楽を文学に溶け込ませ高みに引き上げていく文章表現力が素晴らしい。

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日々是口実

2020/10/22 16:17

頭の中をからっぽに・・

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気軽に読める書物としては最適。
極論すると何も残らないが、独特の話の展開や言い回しには、好き嫌いがあるかも知れない。
好きな者には、期待を裏切らない文が続くが、嫌いな者は呆れて読み止めるだろう。文の冒頭から、読者を取捨選択?する筆力は侮れない。本書の中で、奥さんと弟と三人で旅行をする話が出てくるが、それぞれの個性が微笑ましい。誇張された表現から事実はどうなのかな?と思っていると、巻末に、弟の解説が出てきて驚く。心憎い演出。

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若い読者のための第三のチンパンジー 人間という動物の進化と未来

2017/06/09 17:21

ヒトになるまで

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DNA解析の進展により、人類に最も近い生物種はチンパンジーであり、その差異はわずか1.6%であることがわかっている。進化の過程で何が起きたか、要因になったできごととは何か、ヒトの生物学的特質と知能化などの各論で、多面的な分析を駆使しつつ、生物としての優劣ではない視点を導入した展開は斬新。幅広い学問領域の融合と開拓が示唆されている。

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カラスの早起き、スズメの寝坊 文化鳥類学のおもしろさ

2017/06/09 17:11

鳥に宿る進化の謎

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軽妙な語り口の文体で、鳥類の行動を人の習性と対比しながら解説していく。生態学的な驚くべき能力と人間と似通った行動について、数多くの種類の鳥を取り上げ、面白おかしく紹介している。著者の豊富な知見や鳥類への愛情を感じつつ、進化の過程に思いを馳せる。バードウォッチングへと誘われる。

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アルケミスト 夢を旅した少年

2017/06/08 17:13

夢を追いかけて

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ブラジルの作家、若い頃世界各地を放浪した体験が下地にある。タイトルのアルケミストは錬金術師という意味だが、作中にも登場するが作品を通読して腑に落ちる。現実離れした叙述からは、'星の王子様'を連想させる童話風タッチだが、ストーリー展開は飽きさせない。夢をテーマに作者の思いが伝わる。

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東大理Ⅲ 合格の秘訣 天才たちのメッセージ 32 17年合格者のメッセージ

2017/06/28 20:29

本当に頭がいいのは誰か

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日本最難関の理III合格者37名の受験奮闘記。ほとんどの合格者が小学校でSAPIXか浜学園で、中学入学直後に鉄緑会。安心ルートを求めているのだろうけど、個人の最適効率化から見ると画一化された訓練を受けさせられている印象。一部の合格者が独学で工夫していたが、真の地頭の良さを感じる。受験レールに乗っただけの合格者より、自力で頑張った合格者の体験に凄さと重みを感じる。

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科学という考え方 アインシュタインの宇宙

2017/06/09 17:26

科学が歩んだ道、その先はどこへ

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タイトルのテーマでどんな論旨を展開するのか興味を持って読んだ。全編を通じて科学的発見や着想に基づく法則や理論の歴史を辿る解説が中心で、予備知識がある人には冗長だが、こうした流れを通暁することで、科学に対する姿勢や考え方を理解させる狙いがあるようだ。'最終講'という最後の章では認識論に触れ、自然哲学への回帰の方向性も示唆されている。

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翻訳できない世界のことば

2017/06/09 17:18

言葉を生み出す感性は様々

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意思を伝える言葉。この成り立ちに民族差があり、そこに価値観文化に潜む底流の謎がある。日本語からは木漏れ日、ボケっと、侘び寂び、積ん読がエントリー。絶滅が懸念される民族の言語まで幅広く取り上げ、感性に訴えるイラストとともに、言葉で何を表現したいかの独自性、多様性に面白味を感じる。グローバルと対極にあるローカルを大切にしたいとの思いを抱かせる。

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巨大数

2017/06/09 17:14

数の迷宮

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新聞の書評にあった'天女の薄衣が岩を摩耗するのに要する時間'といった内容に惹かれ、想像を絶する巨大な数をどう取り扱うのか興味を持って読んだ。物理的な概念としては記述できるのだろうが、数学的にどう表記していくかが、気楽に読めるレベルでなく、数学の素養が求められる難解さである。

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