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りんごさんのレビュー一覧

投稿者:りんご

11 件中 1 件~ 11 件を表示

旅するクロアチア語

2021/02/21 18:54

旅にでたくなる語学書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者はクロアチアに在住し、クロたびという情報発信のブログサイトを運営されています。ところどころカラーページがはさまれていて、堅苦しい語学書とは一線を画しています。クロアチアに興味がある人、クロアチアに旅行して言語にも少し興味を持った人にはとっつきやすいつくりになっていると思います。クロアチア語の豊富な格変化やbiti動詞、人称、語順などの特徴的な文法事項にも簡潔に触れています。ですがやはり、クロアチア旅行を楽しむためのフレーズ・例文がメインとなっています。料理やワイン、名所の写真がたくさん紹介されています。

目次以外の主なトピック
”コミュニケーションのコツとマナー”
”市バス・トラムのチケットの買い方”
”市バス・トラムの乗り方”
”タクシー利用時に注意したい3つのこと”
”市場での買い物と値下げ交渉”
”スーパーでのお買い物のコツ”
”クロアチアの人々とコーヒー”
”クロアチアのチップ事情”

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福祉政治史 格差に抗するデモクラシー

2021/02/21 14:10

現在の福祉政策を歴史に照らし合わせることができる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本のみならず、英米やドイツ、フランス、スウェーデンがたどってきた福祉や社会保障にかかわる政策がすごくよくまとめられています。
また、いわゆる”福祉国家”と呼ばれる国々で制度化されてきた福祉政策がどのような再編や変質を遂げたかを分析フレームをつかって考察しています。

たとえば、ピアソンの「経路依存」という概念は、新たな制度が誕生するとそれによってその制度の新たな受益層がうまれ、それが次の変革への拒否権プレーヤーとなることを指摘したものです。
また、所得格差の大きな国ほど再分配が大きくなり、所得格差の小さな国ほど再分配は小さくなるというメルツァー・リチャードモデルが紹介されている。しかし、現実にはそうでない国があります(例えばアメリカは所得格差が大きいですが、再分配は小さい。スウェーデンは所得格差が小さいのに再分配は大きい)。その理由を、著者はエスピンアンデルセンの福祉レジーム論と経路依存をつかって解き明かします。
福祉がいかに「政治」と「経済」に密接に結びついているかがよくわかる良書です。

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新法令解釈・作成の常識

2021/02/21 13:39

いろんな法令形式文の解釈、作成に役立つ

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社会に出ると、法律や条例、会社の規程など法令解釈をする場面に多くでくわします。
普通の会社に勤めていても、各部署で規程の改正案をださなければいけない、とか会議の場で法律の解釈が議論の的になるときがあります。そんなときに、この本は役立ちます。
法令解釈とはいうけれど、解釈するにもフォーマットが必要です。様々な解釈のお作法を参照することができます。所管事項原理、形式的効力や後法優越、特別法優越などを学べます。
本書の後半は法令作成、いわゆる法制執務に関するものです。
新しい社会変化に対応するために、社内で規程案を起案する際などに、法令用語や構成についてのお作法が概観できます。
大変にわかりやすい文章です。

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宰相の象の物語

2021/02/14 20:26

みんな無邪気である。それゆえリアルで恐ろしい

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表題作『宰相の象の物語』(1947年初出)について。舞台は現在のボスニアヘルツェゴビナのトラヴニク。1697年~1850年までオスマン帝国ボスニアの州都がおかれていた。時代設定はオスマン帝国末期にあたる1820年代とされる。当時、中央集権国家をおしすすめていたオスマン帝国は中央から(それまでの暢気でお人よしの宰相にかわって)新しい宰相をトラヴニクに派遣する。新しい宰相はどんな人物だろう、とうわさ話に花をさかせる民衆の間に、やがてこの人物の残忍な一面を物語る情報がもたらされる。それは、それまでトラヴニクで有力な支配者層であった貴族たちをことごとく虐殺したというものだった。一方で、新宰相はほとんど人前に姿を見せず、得体の知れなささと尾ひれのついたうわさ話とで、この宰相の残忍なイメージは人々の間で肥大化していく。そんなおり、宰相は異国の珍獣である「象(フィル)」を飼い始める。もちろん、トラヴニクの人々はまだ実際の象を見たことはない。悪意のない象は城館の外の町で無邪気に遊んでいるだけだけど、その遊びは商店街のいたるところを破壊してしまう。町の人々は、象の背後にいる宰相の残虐さを恐れ、手出しすることはできない。みんなの憎悪は次第にその象やいつも象といっしょにいる飼育者、宰相の召使に向かっていく…。
権力を行使する側である宰相は自分の職務に忠実である。趣味も、世界のペンや紙の蒐集くらい。だが、民衆に対しては無関心である。一方で、権力を行使される側である民衆は真偽ないまぜのうわさ話で権力者の正体を見極めようとみんなで盛り上がりつつも、翌日にはそんなことさっさと忘れて自分の生活に汲々としている。そのコントラストがうまく描かれている。筆者は、宰相の心の内を意図的に秘匿しながら、市中で無邪気に暴れまわる象に抑圧者と被抑圧者の接点をつくり出して、両者の緊張関係をより不穏に描くことに成功している。また、しばしばちりばめられているうわさ話は、当時の空気感を立体的に浮かび上がらせている。作品序盤に、とある豹のエピソードがでてくる。過去にトラヴニクに赴任していた宰相は豹を飼っていた。宰相の召使はその豹に、日常的に強いお酒を飲ませ、麻薬をまぜたお菓子を食べさせていた。そのうち豹は歯が欠け、病気の家畜のように毛が抜け落ち、肥満して発育不全になった豹は毎日中庭でねそべって、やがてみじめに死んでいく、というものだ。このエピソードは作品全体、また筆者が体験したナチスドイツ支配下の抑圧者-被抑圧者の絶妙な緊張関係を表象しているような気がした。
日本ではあまり知られていないノーベル文学賞作家の傑作である。

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注意をコントロールする脳 神経注意学からみた情報の選択と統合

2021/02/13 22:44

情報過多の現代、人間の”注意”を科学する

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人間の「注意」をあらゆる角度から切り分けて、実験心理学的手法でその働きとメカニズムを明らかにしようという試み。注意と時間、トップダウンの注意制御(とその脳内基盤)、ボトムアップの注意制御(とその脳内基盤)、デフォルトモードネットワーク(DMN)と注意、空間処理と注意、注意の容量制約、侵入エラーと注意などなど。面白い実験として、注意を支える脳内基盤の一つに頭頂間溝があるが、注意課題をすすめる被験者の頭頂間溝に対してTMS(経頭蓋磁気刺激)によってその活動を妨害すると、どのようなことが起こるか、といったものがある。
本書では、「注意」に関連する多くの研究がその実験手続きとともに紹介されているが、同時に、この分野では緻密な実験計画と(人を対象としながらも)厳密な測定が求められ、それゆえ、結論が主張する主効果はほんとうにそのディストラクターがもたらしたものなのか、その数値を統計に用いるのは適切か、など検証しながら読み進めることも重要になってくる。

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ロボットと共生する社会脳 神経社会ロボット学

2021/02/13 20:39

脳の研究から”社会”ロボットにアップデートする

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社会脳シリーズ(全9巻)の最終巻。編著者である苧阪直行先生は文科省脳科学委員や日本学術会議の「脳と意識」分科会委員長を歴任。融合的社会脳研究を提唱している。社会の基盤がAIやロボット、BMIといった技術にリプレイスされつつある現代において重要な展望を与えてくれる。近年のAI革命を支えるコア理論、DL(深層学習)が人間のコミュニケーションや学習にとって欠かすことのできない脳システムであるワーキングメモリとどうかかわるか、人工的に共感をうみだす情動発達ロボティクスの観点から、新たな社会性ロボットをつくることが可能か、脳の神経機能を補完する技術であるBMI(ブレインマシンインターフェース)がたとえばALS患者をはじめとする身体障がい者、またその介護者のQOLを高めることができるかなど、最先端の研究が紹介されている。

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ワーキングメモリの脳内表現

2021/02/13 19:54

2000年代初頭までのワーキングメモリに関する主要論文を概観できる

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京都大学学術出版会から発行されていることもあり、日本におけるワーキングメモリ研究の第一人者である苧阪直行先生が編著者をつとめている。fMRIが登場したことにより、心理学・認知科学分野における、脳イメージングをもちいた研究が飛躍的に進歩した。その成果がみてとれる。巻頭のカラーページでは、リーディングスパンテストやn-back課題等の実験下で、ワーキングメモリ関連領域であるDLPFCやACC等が賦活する様子が紹介されている。なお個人的には、第7章「言語性ワーキングメモリ課題遂行時の情報処理と貯蔵容量」において、構音抑制された状況下で短期記憶の純粋な貯蔵容量を提示したCowan(2001)のモデルに詳細な解説を加えている箇所が興味深い。

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オーバーフローする脳 ワーキングメモリの限界への挑戦

2017/09/11 18:32

ワーキングメモリは情報抑制機構

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多くの実験例を列挙しているところに著者の姿勢が垣間見られます。ワーキングメモリは情報の処理容量を増やすというよりも、現在遂行しようとする目的のために不要な情報をうまく抑制する処理を支えています。

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海洋ガバナンスの国際法 普遍的管轄権を手掛かりとして

2021/02/21 15:00

海洋に”境界”をつくることはできるか

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普遍的管轄権(Universal Jurisdiction)というと、これまではジェノサイドや人道に対する罪のようにかなり限定的な出来事に対してのみ言及される概念だと思っていました。
しかし、海洋は陸地と比べて主権国家間の境界がより不分明であり、公海というオープンな領域さえある、管轄権問題のフロンティアであることを再認識させられました。
内容的にも大変わかりやすい文章です。
海賊行為問題や石油・生物資源の領有主張、船舶起因汚染の管轄権についてまだ答えがでていないことも含めて学ぶことができます。

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日本の人口動向とこれからの社会 人口潮流が変える日本と世界

2021/02/21 14:35

これからの人口論。データがもつ説得力。

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『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』が世界的ベストセラーになっていることが示しているように、ファクト、データから冷静に、日本の将来像と向き合ってみましょう、という本です。著者(監修)は社人研所長をつとめていた森田朗先生です。
なので、基本的にグラフやデータがたくさんでてきます。
また、従属人口指数から将来の社会保障を考えたり、世間で思われているほど単純ではない少子化と人口減少との関係を考えたりしている箇所もあり、読み物としても面白いと思います。人口オーナス期にある現在、たとえいますぐに少子化が完全に解消されたとしても、現在すでに始まっている人口減少が止まるのは2070年代以降であり、それまでの間に2割以上の人口が損なわれる、という”確定的事実”は私たちに静かな衝撃を与えます。

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手話の心理学入門

2021/02/15 22:22

なるほど、手話は言語である

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言語としての手話を心理学的アプローチで分析した本です。
類書が少ない中で、こうした分野に興味を持っている方にはかなり参考になります。どれも興味深い章になっていますが、個人的には、松見法男先生の執筆された第5章は新しい発見があって面白かったです。
現在確立しているワーキングメモリ(本書では「作動記憶」)のコンポーネントモデルでは、VSSP(視空間スケッチパッド)とPL(音韻ループ)が外部刺激に対応する駆動要素として考えられています(Beddeley&Hitch)。手話を用いた実験を通して、視覚性ワーキングメモリと言語性ワーキングメモリとがどんなコンフリクトをおこしているかがこの章では示されています。なるほど確かに、手話は言語である、ということが自分なりに得心できました。
もしかすると、いまだに日本では、手話は言語的な地位をじゅうぶんに獲得できていない状況にあるかもしれません。そんなときに、いやいや、手話はとても深く、とても豊かで、なおかつ繊細な心の動きを伝えられて、新しい言葉をすごいスピードで吸収し、どんどん進化をとげている言語である、という事実を本書は科学的に知らしめてくれることと思います。

第1章 手話の表現と理解
第2章 聴覚障害者の言語記憶と手話
第3章 手話はどのように獲得されるのか
第4章 手話と聴覚障害者のアイデンティティ
第5章 第二言語としての手話の学習心理—聴者の手話認知メカニズム
第6章 手話通訳の技法と心理言語学的過程
第7章 手話言語環境にないろう者のホームサイン

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