アクアマリンさんのレビュー一覧
投稿者:アクアマリン
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ズボラーさんのたのしい朝ごはん
2017/09/13 18:54
読んで楽しい、朝ごはんの本
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
昨今、料理のレシピというのはインターネット上に溢れています。
クックパッドをはじめ、ベターホーム、オレンジページ、みんなの今日の料理、個人ブログをあげつらねたらきりがないくらい。
そんな時代に、わざわざレシピ本を買う、そんな動機へのひとつの解がこの本かなと思った次第です。
とにかく読むだけで楽しい。
ズボラーさんという、私達の心の代弁者(これがまた的確過ぎたり酷すぎたり)がページの隅っこでつぶやきつつ、
可愛らしく愛嬌のあるイラストで彩られる、楽チンな朝ごはんメニュー。
この本の楽チンは掛け値ナシの楽チン。
パンに塗るものを揃えてみたり、レンチン温やっこにのせるものを変えてみたり。
夜寝る前に読んで、ワクワクしながら目覚めが来ます。
仕事と家庭は両立できない? 「女性が輝く社会」のウソとホント
2017/09/13 12:58
「Lean In」の次の時代
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
非常に良書。
シェリル・サンドバーグ氏の「lean In」を更に進化させた女性のキャリア本です。恐らく、筆者自身もそのように考えていると思う。
「lean In」の中で、シェリル・サンドバーグ氏は「私と同じ選択をしないと言って同性を責めているように聞こえかねないことは百も承知で」全ての女性を鼓舞しました。
その動機は畢竟、「世界をよりよくする」という理想のためでした。
しかし、本書はその理想に加え、「幸せな人生を送るために」という視点が加味されている。
そう、より良い社会を実現するために戦う女性が、「夜一人で帰り、アパートで出前の中華を食べる」生活では、特に若い世代の女性では共感を得られないと思いますし、そうなっていくべきだと思います。
「unfinished bussiness」では、繊細な視点で世の中に転がる「女性のキャリア問題」を読み解いていきます。
そうして出た解は、「実は、女性の問題ではなく、ケアの問題である」でした。
つまり、今社会では、人より努力し、競い合ってお互いを高めあっていく「競争」が高く評価されている一方で、人のお世話をする、慈しむという「ケア」が非常に低く評価されている。
そのケアへの不当な評価こそが問題なのです。
本来、競争もケアも、世の中には必要な、重要なことです。
努力し実力を高めていくことと同等に、子育てをしたり、家族を労ったり、介護したりすることは必要なことですが、実際に、子供の今後に大きく影響を及ぼす教師というケアの仕事の報酬は低く、社会的な地位も高くない。
実は、「女性の問題」ではなく、「ケアの問題」こそが本質だとこの本では解いています。
まさしくその通りだなと感じました。
論文から豊富に根拠が引用されており、説得力があります。
また、男性だけでなく女性にも変わる必要はあることや、「Lean In」より遥かに売れたフィフティ・シェイズシリーズ(お金持ちで完璧な男性とのラブストーリー)への言及、ある法律事務所であった「なぜ女性が辞めてしまうのか?」という調査結果で分かった痛快な事実など、読み応えたっぷりです。
著者には二人の子供がおり、夫は教授です。お互い実りあるキャリアと幸せな生活のためにどんなことを考え、行動したのか。
きれいごと抜きで、スーパーウーマンもいない、著者の体験談には一見の価値ありです。ぜひ本書を読んで確かめてください。
エビデンスをもとに答える妊産婦・授乳婦の疑問92
2017/09/13 18:16
最良の書
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
専門書として括られ、医療従事者向けの本書だが、基本的な統計の知識があれば、一般向けとしても、十分な書籍。
つわりに有効な方法、葉酸の適切な摂取時期など、妊産婦には必要な情報が、論文つきで紹介されている。
いわゆるメタアナリシスを多用しており、信頼性も非常に高い。
民間療法やまとめサイトの情報では不安に感じるプレママ~授乳婦におすすめです。
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