みえさんのレビュー一覧
投稿者:みえ
2023/07/05 16:15
これは、スゴイ「本」です
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
最初タイトルを見て、恋愛ものかな?と早合点した。そして、読み進めるうちにあれ?何だろ?となり、ラスト近くで「透きとおった」の意味が分かる。
他の方のレビューを読んで、あらためて手法に驚く。校正・校閲のお仕事に憧れた時期があるけれど、これをやれと言われたら、とうてい無理。作者はもちろん、出版関係者の方々、尊敬!
紙の本祈りのカルテ
2022/09/03 14:14
研修医が色々な科で出会う患者さんとのお話
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ドラマが似合いそうな、良いストーリーが満載です。お医者さんの苦労と、患者さんの葛藤、その人間模様が、素晴らしく表現されていると思います。
実は数年前に、本作を単行本で読んでいたのをすっかり忘れて、この文庫版を購入してしまいました。しかし、2度目と思えない感動がありました。やはり、知念実希人さんの作品は素晴らしい!(単純に、自分が忘れっぽいのもありますが)それを再認識しました。良かったです。
紙の本吸血鬼の原罪
2023/11/11 16:38
安定の面白さ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今回も、鷹央の推理が冴え渡り、とても引き込まれました。何より、彼女が段々と人間味を帯びてきて、成長していく様が楽しいです。
病気と謎が絡み、最初から最後までワクワクします。ずっと続いて、追いかけて行きたいシリーズです。
紙の本オリエント急行の殺人
2023/08/12 14:11
言わずもがな、素晴らしい作品です
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誰もが知る、あまりに有名な本作タイトルですが、初めて読みました。最後に有栖川有栖さんが短めの解説を書かれていますが、まさにその通り!という感想です。巻頭の、クリスティのお孫さんの、「昔の列車の旅は、人との出会いであり、人生そのもの、冒険だった」というような文も、郷愁を感じました。
少しの予備知識もなく、真っ白な状態で、マニアな方がオススメの「早川書房」バージョンを読んで、大満足です。
今更ながら、アガサ・クリスティにハマってしまいました。ポアロシリーズを、順に読んでみようと思っています。
2022/06/15 16:45
程よいファンタジー感で、好きです
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誰しも日々、些細なことで悩み、落ち込む事がある。そんなあれこれを少し手助けしてくれる妖菓子。個々の菓子類のネーミングも、好きです。ファンタジーだけど、違和感なく自然に入っていけました。短くまとまっていて、夜眠る前に一話、お昼の休憩に一話、と読みました。ほっこりします。
狐月さんに、会ってみたいなあ。特に、今は悩みはないけれど。
ラストは、少し悲しいけど優しいお話です。半妖だったんですね…。
紙の本元彼の遺言状
2021/11/13 23:06
最後まで犯人は分からなかった
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最初は、なんて高飛車で金の亡者という感じのイヤ女なんだ!と不快だった。
だけど読み進めるうちに、元カレの理解し難い遺言や、個性溢れる人々の登場で、どんどん引き込まれて、すごく面白かった。
テレビドラマにしたら、受けそうな気がします。シリーズ化したら楽しいと思いました。
ただ、ラストは安直かな?
でも、それを打ち消すぐらい内容は良かったです!
紙の本猫を処方いたします。 2
2023/12/01 11:18
シリーズ第二弾です
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四話構成です。
相変わらず、ニケ先生と千歳さんとの絶妙な掛け合いが楽しい。
相反して、保護猫の現実なども折り込み、とても読み応えがありました。
最初、ニケが寝っぱなしなのは、昼間の診察で疲れているから?などと単純に考えていたけど、かなり奥深い設定だったのですね。絶対、シリーズ化して欲しい。京都弁が過ぎるかなと思ってたけど、飄々としたニケ先生には、無くてはならないものです。大好きです。
紙の本アクロイド殺し
2023/11/21 16:56
とても面白かったです
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最後まで犯人の検討がつかず、ラスト間近になり、「ああ!そうなんだ!」と、感嘆させられます。
早川書房のシリーズを、順に読んでいる所です。本編は、友のヘイスティングズが登場せず、少し寂しかったですが、内容は大変素晴らしかったです。アガサ・クリスティーは天才です。遅ればせながらですが。
紙の本ゴルフ場殺人事件
2023/10/11 22:32
最後まで犯人が分からなかった
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大変面白かったです
素晴らしいです
ワクワク感も大きいですが、時代が好きです。
手紙で連絡するのがメインでもある。
古いフランスの町並みや景色が目に浮かぶようで、趣きがあります。
もっとも、アガサ・クリスティが執筆した当時は、普通の事ばかりなのでしようが、今から考えると少し不便な連絡方法や、列車で移動するという、そういう様々な事が映画を見ているようで楽しいです。
殺人が絡んでいるので、穏やかな気持ちというわけでは無いですが、まさにミステリの女王!という言葉しか、出てきません
紙の本スタイルズ荘の怪事件
2023/09/14 13:41
古さを感じさせないデビュー作
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名探偵ポアロ初登場!
凄く面白かった。一番怪しい人が犯人?いや、一番遠いと思われる人が犯人?
最後まで、惑わされました。複雑な人間関係で
憎悪が入り乱れ、素晴らしいストーリー。
ここから、多くのミステリ作家の、数ある作品が出来上がっていったのだと感じた。
紙の本ナイルに死す 新訳版
2023/08/29 22:16
驚きの結末でした
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今さらながら、アガサ・クリスティは天才だと思いました。最後の最後まで、犯人は全く予想出来なかったです。素晴らしい!
登場人物が、外国人なので当然カタカナ表記で、なかなか覚えられず、名前表記のページに仮の栞をはさんで、時折確認しながら読みました。
どんどんストーリーに引き込まれ、割りとページ数の多い文庫本でしたが、止まらずにどんどん読めました。ポアロシリーズは、まだ読んでいない物が多いので、これから読破していこうと思っています。今後も色々と、読めるのが幸せです。
紙の本ボッコちゃん 改版
2023/08/24 08:20
不滅の作品です
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中学生の時に国語の先生が、「おーい でてこーい」を授業で朗読してくれました。それが、星新一さんの作品との出会いでした。
当時のゴミ問題などに言及したものだと思いますが、もちろん今にも通じる、社会性を含んでいると思います。「ボッコちゃん」は、有名だったのに、あーこんな話だったんだ、と新たに驚きもありました。
その後、文庫本を何冊か購入し、読みふけりました。未来の話が多かった記憶がありますが、先見の目が素晴らしい!たまに古さを感じる懐かしいような話もありますが、それらも全部まとめて、とにかく楽しい。時に毒あり、ホラーあり、おとぼけあり、ショートストーリーの神様です。
2023/08/21 14:50
「ひかりの魔女」シリーズ第2弾!
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引き続き、人との繋がりを感じられ、とても優しい気持ちになりました。第1弾を読んでいなくても、楽しめると思います。
4話から成っていますが、少しずつつながりもあり、読みやすいです。
自分は魚料理は苦手なのですが、真崎商店のおかずは、食べてみたいと思いました。一番は、土鍋で炊いたご飯の塩むすびですが。
相変わらず、ひかりさんの昔からの弟子が、「自分が一番目をかけてもらってた」と言うのが面白いです。皆が改心して穏やかになれて、幸せです。
紙の本海とジイ
2023/08/15 10:51
とても感動しました
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3人のジイが、自分の上人生観を話してくれて、そのどれもが優しく切なく、心に響きます。
3話ですが、それぞれ少しの接点もあり、すんなりと話が入って来ます。素晴らしい作品に出会えました。