黒さんのレビュー一覧
投稿者:黒
2021/07/24 02:01
感慨深いです。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ずっと連載が止まっていたので、もう続かないのかと思っていました。
完結したのも良かったですが、終わり方が良かったです。
アルビレオの内面が、1巻から色々あった中で本当にかっこよくなっていました。
なるしまゆりさんの漫画は、登場人物それぞれの内面がしっかり描かれているのと、言葉やセリフに力があるので、引き込まれます。
作品にホラー系が最近多くなってきて、ホラー系が苦手で読めないので残念に思っていたのですが、この作品に出会えて良かったです。
科学とか元々好きですが、それだけでなく、人の様々な強い想いや願い、「どれが正しい」と簡単には言えない想いの描かれ方が好きです。
2021/03/15 01:34
読むことができて本当に良かった作品です
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今までタイトルを知ってはいたのですが、5巻くらいまでの表紙の絵が苦手だったり心霊系が苦手だったりと、避けていました。
10巻完結記念で表紙の絵が前と違っていることを初めて知り、1、2巻が期間限定で無料で読めたので、試しに読んでみましたが、思いがけず良かったです。
もっと早くから読んでいれば良かったと思い、結局1巻から最終巻まで買いました。
冷川さんと三角くんの会話のやり取りも好きですが、二人だけでなく、えりかちゃんとさかきさん、迎くん、半澤さん、誰が欠けていてもダメで、それぞれにいる意味がちゃんとあって、読むことができて本当に良かったと思えた作品でした。
三角くんのお母さんと三角くんの会話のやり取りもいいなぁと思います。ちょこちょこ敬語なのがいいです。
三角くんが、怖がりなのに、会話ができるなら怖そうな人とか妖怪的なものにもあんまり物怖じしないところも好きです。
2021/04/30 01:17
遠慮のないやり取りがいいです
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茉莉花と暁月が、臨時の「上司と部下」の関係の中でも遠慮のないやり取りをするのが良いです。
国造り(滅ぶ国を建て直すための)の最中だからなのかもしれませんが、暁月の性質の影響が大きいと思います。
暁月は言動が粗暴に見えても、人材も物資も何もかも足りない中での合理的な思考と聡明さがすごいです。部下の教育と実践を的確に同時にやれるのがすごい。
時間の無い状況だから「そうせざるを得ない」のかもしれませんが、能力が無いとできないだろうと思います。
読んでいてとても面白かったです。
2020/10/26 00:19
落ち着いた雰囲気が素敵です
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淡々としているけれど、人の温かみや優しさ、切なさやかっこよさが感じられます。
ときどき出てくる小さな子達がかわいらしいです。子供だけど大人っぽいところがとてもかわいい。
ジジと小さな女の子の話が好きです。どこか切ないけれど、温かいお話でした。
ふるさとのねこ
2017/10/11 00:29
とてもかわいくて優しい写真
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四季それぞれの猫がかわいらしいのと同時に、どこか優しい感じがする写真の数々です。眺めているととても気持ちが和みます。
2023/02/28 22:08
ことばが良いです
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なるしまゆりさんの描く、内面がたくましい女性や女の子がとても好きです。かっこいいし、心の痛みをよくわかっていて。それが人間であっても、レプリカであっても。
悲しい時代の話でもありますが、悲しいだけで終わらずに、一人一人が自分にやれること、やりたいことを追い続けているから、惹かれるのだと思います。
なるしまさんの作品には、心に響くモノローグがいくつもあって、後になってまた読み返したくなります。
2022/12/16 02:41
買ってよかったと思いました
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今まで最初の3ページくらいを見て、「自分と合わなそうな絵かな」と思っていたのですが、値下げされていたので試し読みをしてみたら、思っていたより好みの絵でした。
双子の関係も良いです。この兄弟が好きです。東雲(兄)が淡々としているのかなと思っていたのに、「さらばいとしきヒト」と水雲(弟)に言うのが良いです。頬に口づけしてますが、眼を開けたままなのが、人外っぽくていいです。
水雲(弟)が、天狗のことをわからないながらも、東雲を兄として見るのは変わらず、自然体で兄弟のままでいるのがいいです。西の神を「兄の友人のようなもの」としてとらえていて、「学校でもずっとひとりだった兄貴に友達がいて安心した」というようなことを言えるのが、弟だなぁ、いい子だなぁと思いました。
続きが気になりますが、後半は天狗たちの過去編です。
この作者さんの作品は初めて読んだのですが、時代物の人の描き方がとても惹かれます。刀を抜く仇討ちの水雲(過去)の姿が良いです。
歌の礼だと、天狗(頓鈍坊)が桜を一枝取り出して「父君にでも差し上げるといい…」と言うのが、人間に無関心のようでいて、本当に全部わかっていて、胸に迫るものがあります。大事な人を人間に奪われたのに、大事なものを奪われた水雲のお父さんに、心を寄せてくれるんだな、と。
兎のような生き物が、「頓鈍坊 ひとり終わった よかった」と言うのが、切ないです。長い間、ずっと見守っていたのでしょう。
現代編でも過去編でも、どちらも幸せになっていってほしいです。この状態でも幸せのような気もしますが、続きが読めるなら読みたいです。
2021/12/29 23:59
その後が見られて本当にうれしいです。
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本編のラストがとても良かったので、それで満足していたのですが、思いがけず「その後」が見られて本当にうれしいです。
「先生」の力が消えたからといって、全員が簡単にハッピーエンドになるわけじゃないのはわかっているのですが、それでも、すぐに簡単にはいかないだろうけど、でも「この人たちならだいじょうぶなんだな」、と思うことができる「その後」ですごくよかったです。
さかきさん、本当にいい人だ。いい人というか、腹のくくり方がもう、突き抜けている。
三角くんは距離感覚がすごくいい。
えりかちゃんとりひとくんは切ないけれど、さかきさんと三角くんと、けいたくんとはんざわさんがちゃんといてくれるから、だいじょうぶ、って思う。
2020/12/14 01:42
面白かったです
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琴子さんの深慮が本当に、「そこまで見越すのか」と感嘆します。
今までの巻で、琴子さんは人間への思いやりみたいなのはあんまりないのだろうと思っていたのですが、「妖怪のため」の行動が結果的に人間のためになったりもするので、どこまで考えているのか計り知れないです。
そして絵が綺麗。琴子さんもかわいいけど雪女さんもかわいい。
顔立ちだけじゃなくて、会話とか全体的にかわいい。雪山の灯りとりの妖怪(?)たちもかわいいです。
六花さんと琴子さんの二人での行動(過去)編も始まりますが、仲が良くなさそうな人たちが一緒にいるスタイルが個人的にはツボです。この二人の会話のやり取りが好きです。次巻が楽しみです。
2020/09/14 00:31
かわいいのと面白いのと
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主人公の女の子がとてもかわいいです。野崎くんしか見えてないのに、好きな人相手なのにバシバシ突っ込みを入れていくのも楽しいし、野崎くんの表情にあまり変化が無いのに発言や発想がおかしくて笑えます。
恋愛要素があるのに、会話のテンポや言葉の言い回しが面白くて、ツボに入りました。
主人公の周りの人物も見ていて楽しいです。
2020/08/13 08:02
言葉が切ないです
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草川さんの作品はファンタジー系しか読んでいないのですが、登場人物たちの言葉が、短くても切なかったり心に残ったりして好きです。
女の子がかわいくて芯が強いところも好きです。脇役の人たちも、ちゃんと個性や存在感があって、それぞれの人生に物語があるんだなと思えます。
最終巻まで、どちらを選ぶことになるのか、どういう理由で選ぶのかがわからなくて、気になって一気に読んでしまいました。
夢色の海
2017/10/11 00:40
やわらかな海の写真
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綺麗なだけでなく、どこかやわらかで優しい色合いの海の写真の一つ一つにとてもひきつけられます。何回見ても飽きません。
2021/01/10 18:09
かわいいです
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祖国にいた頃よりも、少女の異国での髪型とか服装とかがかわいいです。
お姑さんからお金で買われた珍品扱いだったはずなのに、お姑さんのことを「おかーさん」とつたない異国の言葉で呼ぶのがけっこうツボでした。
そしてお姑さんもなんだかんだ言いながら、ちゃんと会話が成り立っているのが良いです。(泥沼は好きじゃないので)
侍女の子も、凛々しくてかわいいです。
旦那さんも、さりげなく置物を置いていったりするのが良いです。少女が喜ぶことをしてあげたいんだろうなぁ。
ただの溺愛ものみたいな感じでもなく、薬の専売の話とか、これからいろいろ出てきそうで楽しみです。
2020/07/10 14:44
伏線が
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伏線から何通りもの結末が推測できてしまい、最後までどの結末になるのか確信が持てず、気になって一気に読み通してしまいました。面白かったです。
2022/05/04 23:08
旧作の野広のことが
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旧作の野広のことがずっと気になっているのもあって読み進めていたけど、4巻表紙下に書いてあってびっくりしました。
今まで電子で読んでいたからわからなかったけど、もしかしたら今までも冊子体のカバー下にいろいろ書かれていたのかなと遠い目になります。
本編に出てきてほしかったけど、主人公2人はそれどころじゃない物語の佳境にいるだろうから無理そう。
ザッツが今でもラスに「勘が鋭い」と思われている存在なのがとてもうれしいです。ザッツは旧作の中で、中身が一番男前だと思っているので、「2」の方でもちょこちょこ出てきてくれて本当にうれしい。今のザッツを見たくて「2」を読み始めたけど、もう次で最終巻と。
主人公2人は、どこに向かいたいのかとか、あんまり方向性がつかめなくて、思い入れることができないけれど、「物語」としてどう終わるのかは気になります。
