オビーさんのレビュー一覧
投稿者:オビー
紙の本日本国紀
2018/11/24 09:56
日本人の物語
29人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。
冒頭の一文を感じさせてくれる名著。
509ページのボリュームなのに飽きることなく読める。
文章力の凄さが改めてわかる。
冒頭、有本さんの編集の言葉、謝辞は、読了したあとに読むと心に染み渡り、心が奮えます。
日本通史の永久保存版。
ボロボロになるまで読みたい。
本自体の質が素晴らしく良いので、ボロボロにするには相当読み込む必要がありますが。
2018/07/07 15:23
佐々木友次
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本人が知っておくべき人物。
特攻に9回出撃し、生還した人物は歴史教科書に載せるべき。
1回目:11/12、出撃・攻撃後に帰還。爆弾投下は失敗。
2回目:11/15、別機の墜落事故発生後、空中集合できず、帰還。
3回目:11/25、エンジン起動後、米軍急襲のため脱出して逃走。特攻機焼失。
4回目:11/28、特攻機一機の出撃。直掩隊隊長の同情により、途中で帰還。
5回目:12/04、米軍戦闘機発見のため、離脱して帰還
6回目:12/05、出撃・攻撃後に帰還。大型船を撃沈。
7回目:12/14、整備見落としによる機体故障のため、離陸失敗。
8回目:12/15、直掩機なしの特攻機一機のみで出撃。無意味と考え帰還。
9回目:12/18、出撃後、機体故障のため、途中で帰還。
読んでいくなかで、腹が立つ内容が山ほどあります。
儀式好きの冨永司令官の宴会のために死んだ岩本隊長の無念、直掩機・戦果確認なしの8回目出撃命令、戦後美化される特攻隊員と保身に走る司令官達、部数を伸ばすために戦争を商売とした新聞、敵機を精神で撃ち落とせと指導する東條陸軍大臣。
日本という国が無くなるかもしれなかった大東亜戦争。
「特攻」含め、全国民の共通認識が必要だと思います。
良し悪しではなく、まずは事実を共有できる世の中になって欲しいです。
2019/01/29 00:11
公文書研究論文
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
(1)原爆は誰がなぜ作ったのか
(2)原爆は誰がなぜ使用したのか
(3)原爆は誰がなぜ拡散させてしまったのか
この問いを公文書から紐解く一冊。
参考文献207、もはや論文。
ドッグイヤー、マーカーだらけです。
端的にまとめると、
(1) アメリカ、イギリス、カナダがドイツ対抗のために平和利用から軍事利用に方針転換して作り、
(2)トルーマン、バーンズ、(チャーチル)が戦後の世界政治を牛耳る野望のためのソ連への牽制と日本人への人種的偏見、真珠湾攻撃への復讐として使用し、
(3)原爆信仰に取りつかれたトルーマンとバーンズにより、原爆開発・軍拡戦争を止める手立てである国際管理に反対し、拡散してしまった
軍人が穏当なほうを主張し、政治家が極端なほうを主張する傾向は、万国共通なのかと思わせられる。
改めて、トルーマン、チャーチル、スターリンをクソッタレと思いますが、政治家は結果がすべて。連合国として手を組んでいても他国は他国。それぞれが自国最優先の姿勢は見習うべき所です。
大東亜戦争について、日本人全員がもっと知るべき学ぶべきと思う一冊でした。
紙の本ディープラーニングG検定公式テキスト JDLA資格試験学習書
2019/03/15 23:34
第一歩
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
まずはこの一冊から。
読み物としても面白いです。
ただ、この一冊だけではG試験対策としては不十分です。
電子書籍人工知能は人間を超えるか
2019/03/05 07:31
バイブル
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
人工知能、ディープラーニングを知るためのバイブル的な一冊。知識ゼロでも面白く読め、知ることの大事さを改めて教えてくれます。
・人工知能とは何か
・人工知能の二回の挫折と三回目のブーム
・ディープラーニングは他の機械学習と何が違うのか
・ディープラーニングのその先の世界
数式を使うことなく、例えもうまく、わかりやすくこれらを説明してくれています。
人工知能の研究は人間の研究。重要なキーワードや視点も多くあります。
・「学習する」とは「分ける」こと
・概念と名前
・ノイズに耐えることによって概念に頑健性がうまれる
・人間=知能+生命
JDLAの推薦図書である理由がわかります。まず、この本からです。2015年発行ですが、2019年に読んでも目から鱗でした。また、著者の松尾氏にはアツい想いとビッグピクチャーと日本の危機への警報と焦りがあることが伝わります。
何回も読みたいと思う一冊です。
2018/07/07 15:51
元号の教科書
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本来は「年号」であるが、明治改元以来「元号」が公称とされている。
この一文を立ち読みして即買いしました。
面白く、深い!
この一冊を読み込めば元号博士になれると思います。
巻末の年号年表、年号候補・未採用文字案も充実しており、後者は候補として挙げられた回数も記載されているため、平成の次を予想するといった楽しみにもできます。
最初から読むのがしんどかったので、後ろから読みました。
3回は読みたい一冊です。
2018/04/22 22:13
現代人の必読書
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
AIができることとできないこと。
論理、統計、確率の数式に置き換えることしかできない。
数学者の言葉は重い。
読解力調査の結果に衝撃を受けた。
「有名私立学校の教育方針のせいで東大に入れるのではなく、東大に入れる読解力が12歳の段階で身についているから東大に入れる可能性が他の生徒より圧倒的に高い」
結論である読解力重視にも重みがある。
AIの進化もわかりやすく書かれており、すらすらと読みやすい内容も〇。
「国家の品格」しかり、数学者の国語(読解力)重視は説得力がある。
これからを生きるなかで必読の書。
紙の本ブロックチェーン・レボリューション ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
2018/04/09 19:27
500の参考文献
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
非常によく調べられている。
この一冊を読むことで、ブロックチェーンの仕組み、実現できること、課題がわかる。
インターネット以来の革命の種は今ここにあることを実感でき、ワクワクする。
また、IoTとの相性の良さが物事の「分散化」を飛躍的に進めるはず。
「書き換えられないこと=忘れられないこと」を人々がどのように受け入れられるかが肝だと思う。
500冊分の本の価値が詰まっている一冊。
紙の本今こそ、韓国に謝ろう
2018/01/15 16:28
天才
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「朝鮮人が望んだことではない」
この視点はなかった。
教育、自然、農業、産業形態、身分制度、刑罰、伝統文化・・・
日本人が破壊したものは多く、罪深い。
朝鮮文化の勉強にもなる良書。
嘗糞、乳出しチョゴリ、シバジなど、驚きの文化を知ることができた。
2019/01/24 23:28
マグロ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
フェニックスというより、マグロのような、常に猛スピードで走らないと死んでしまうような人の会社再建物語。
一難去ってまた一難の嵐。
よかった〜!ええええ〜!!よかった〜〜!!!の繰り返しです。
事実は小説よりも奇なり。
ドラマ化しそうな気がします。
2018/11/10 19:05
対抗スタンド
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
デスバイアマゾンには多彩な技が揃っている。
特筆すべきはアマゾンエコーのボイスコマース。アマゾン住宅までの道は遠くないと思われる。
また、アマゾンダッシュと組み合わせたカスタマージャーニーの購入・リピートの革新は買い物の概念を変える。
対抗するには、ショッピング・エクスペリエンスとサブスクリプションレンタルが考えられる。
エッツィのハンドメイドアイテムやティファニーブランドはアマゾンサバイバーとして生き残っている。
・・・ジョジョのスタンドみたい。
世界の黒船はどこまで飲み込むのか。
22世紀が近づいていることを感じさせる一冊。
2018/09/23 17:14
ワクワクする会社
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ネットとリアルの境界を超える化物。
GAFAの中で最もリアルに浸透しており、今後はAmazonの時代が来ると思いました。
物流会社として網を広げまくり、CCCの短さでキャッシュフロー経営を実現し、FBAで自社サービスを他社に提供し、AWSの利益をスタートアップに投資し、身売りする予定のない企業を追い込んで買収し、協調ではなく個の最適化でひたすら進み続ける会社。
すべてはお客様のために。
アマゾンゴー、アマゾンフレッシュ、アマゾンファッション、アマゾンダッシュボタン、アマゾンプライムエアー、アマゾンフレックス。
スマホ以上の革命が確実に近付いている。
ワクワクする会社をワクワクしながら知ることができる一冊。
電子書籍アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者―
2018/06/10 12:23
さすが日銀出身者
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
金融分野への応用手法と課題がとてもわかりやすく書かれている。
特に筆者作成の図表がとてもわかりやすい。
ブロックチェーンの教科書的な一冊。
金融業界の人は必読。
「決済システムのすべて」や「証券決済システムのすべて」など、他の著書も気になる。
2018/05/30 07:04
子育てのヒントがいっぱい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
親世代が「常識」だと思って疑ってなかった価値観が、意外と早くに役立たずになる可能性は大いにあります。
胸に刻んでおきたい一文です。
運動会の開成、6つの校風の灘、自由に触れさせる麻布、好き勝手にやらせる東大寺、修学旅行がない武蔵。
どれも面白い校ばかりで、先生達の言葉にも説得力がある。
男子のみでなく、女子にも当てはまる子育てのヒントがいっぱいです。
大人を見せること、子供をちゃんと見ること、経験泥棒しないこと、失敗させること、ひと比較しないこと、ひまを与えること、反抗させること、取れる範囲で責任を取らせること。
やり方は違えど、目的は同じ。
「自分で生きていく力を身に付けさせる」だと感じました。
また、性的分業、男子は縦型・女子はフラット、男女間の幸福度格差と求められる男など、男女の性差にはきちんと目を向けないとと改めて思いました。
紙の本古事記完全講義
2018/04/08 11:18
日本建国がわかる本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
和銅五年、西暦七一二年に編纂された歴史書をこれほどわかりやすく、面白く書いた本はないと思います。
日本国が認めた日本国民のための日本国の歴史。普遍的な価値観が満載。
「真実」が描かれているという視点が重要で、事実をうまく組み込みながら、省きたいけど省けない事実を盛り込みながら、皆(当時の人々)が納得できるよう、面白く話を展開している。
国生み、天の石屋戸、八俣遠呂知、出雲の国譲り、天孫降臨、三種の神器、建国記念日、御魂遷し、倭建命の東征、民の竈、様々な継承(伯父から甥、兄から弟、はとこ、10親等離れ)
世界最古のエロ本、昼ドラ、ミュージカル、神様は見ていない、美女争奪戦、弟が勝つ、大根は誉め言葉、80年越しの恋、ありえない結婚
表意文字と表音文字のミックス。この本がなければ片仮名も平仮名も生まれなかったという点も面白い。
日本人必読の本。
そしてかなりお得な本。