kwsmさんのレビュー一覧
投稿者:kwsm
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燃える平原
2018/08/23 21:22
焼け付く太陽と砂ぼこり
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
20世紀前半、革命の余波治まらないメキシコを舞台にした短編集です。
過酷な荒野の旅、暴力と復讐、革命戦士にして追い剥ぎの半生等々が決して長くないページの中に生々しく描かれています。
同じ作者の中篇「ペドロ・パラモ」の難解で幻想的な印象とは対照的で、先にそちらを読んで苦手に感じた方でも楽しめるのではないでしょうか。
冷房の効いた部屋の中で読んでいても遮るものない日差しの痛みとざらつく白い砂混じりの風、時々小川のぬるい水温を感じられる一冊です。
ラテンアメリカ怪談集 新装版
2018/04/24 21:53
題名に偽りあり…か?
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
古典的な幽霊譚あり、サイコホラーあり、さらにSFからブラックユーモア、幻想的な散文詩と多彩な作品がそろった短編集。訳者によるあとがきであえてこのタイトルを掲げたねらいが語られてはいますが、個人的には「怪談」とくくらなくてもよかったのではないかと(予想を裏切る面白さではありましたが)。
皇帝銃殺 ハプスブルクの悲劇メキシコ皇帝マクシミリアン一世伝
2018/09/14 00:00
ご存じですか「メキシコ帝国」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
スペインからの独立、アメリカとの戦争、保守主義勢力と自由主義勢力の闘争…
混乱する19世紀のメキシコに「皇帝」として乗り込んだハプスブルク家の大公マクシミリアンの伝記です。
残酷な言い方ですが無能ではないものの込み入ったメキシコ国内の状況を動かすほどの抜きんでた政治家ではなく、
後継ぎでない故にのびのび育てられた気さくさ・素直さが人を惹きつける一方でたやすく他人を信用して利用され、
ハプスブルク家の「誇り」が心の支えにして命取りとなっていきます。
伝記・歴史書として読むと情緒的な文体でいささか面食らうかもしれませんが、詩人肌でもあった青年大公の
物語としてはむしろマッチしているかも。
戦場における小失敗の研究 勝ち残るための究極の教訓
2019/04/12 23:04
うーん「総集編+アルファ」…
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第二次世界大戦から冷戦時代、近年の地域紛争に至る各国の様々な「小失敗」―「何故こんなことが?」という事案を紹介している本です。
事例を大戦中に絞った過去の著作(日・独・連合軍:日本は正続2冊)を読んでいまして楽しみに読みはじめましたが、取り上げる事例が多い分個々の考察は少々分量不足に感じられました(いくつか過去作でも扱われた事案があることも)。
他の著作より前に読んでいればまた違った印象だったかもしれないのですが…
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