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  3. たあまるさんのレビュー一覧

たあまるさんのレビュー一覧

投稿者:たあまる

541 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

羊と鋼の森

紙の本羊と鋼の森

2018/05/21 23:03

うっかりすると涙が出そうなくらい

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

宮下奈都『羊と鋼の森』を手したのは、話題になったからではなく、なんとなく表紙に惹かれたから。
読んでみると、調律師の物語でした。
タイトルは、ピアノのことなんですね。
音楽の素養がないので読みこなせたかどうかはあやしいのですが、読んで幸せな気持ちになれる本でした。
「本屋大賞」に選ばれるのも頷けます。
心に残ったフレーズ2つ。
 「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。」
 少女の弾くピアノの音色について、「ただ、やさしくて、美しくて、うっかりすると涙が出そうなくらい素直に胸に響く。」

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紙の本

字のないはがき

紙の本字のないはがき

2019/06/16 15:34

現代の小学生にも寄り添える

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

向田邦子の名エッセイが、ついに絵本になった。
「字のない葉書」は、原作のエッセイそのものを、平和教育の教材に出来ないかなあと、考えていました。
でも、ちょっと小学生にはなじみにくいかな、と思っていました。
それが絵本になったらなんとかなるのではないか、と手に取ると、なんと……角田光代がリライトして、西加奈子が絵をつけてる!
これは現代の小学生にも寄り添える内容になっているだろう、と思って読むと、期待通りでした。
読後は、かわいそうだったね、家族の絆は大事だね、で終わるのではなく、そんな小さな子をかわいそうな目に遭わせたのはだれなのか、家族の絆を壊したり利用しようとしたのはだれなのか、というのをしっかり考えないと、この絵本の意味はなくなります。
大人が読んで感動して、子どもにもしっかり感じさせて考えさせたい絵本です。

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紙の本

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

こういうテーマが多くの人に読まれるのはいい

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

鴻上尚史の『不死身の特攻兵』は、よく売れているようです。
こういうテーマが多くの人に読まれるのはいい。
タイトルはちょっと安直ではないかなと思うのですが、「外道の統率」とも言われる特攻という愚行を、美化しないでわかりやすく書いています。
つまり読んでいくと悲しくなるし、腹立たしくもなる本です。
上意下達のしくみが世の中にはびこると、どんなひどいことになるか、ということを「特攻」は教えてくれています。
なのに、いまでも上意下達がなんと多いことか。ああ。

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紙の本

海の見える理髪店

紙の本海の見える理髪店

2019/06/28 23:19

お風呂で読んで、よかった

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「海の見える理髪店」。
題名を見ただけで、なんだか気持ちよさそうな、青を基調とした風景が目に浮かぶ。
のんびり、ゆったりできそうな。
でも、読んでみると、そんなのんきなことばかり言っていられない。
大きな大きな失敗をしてしまった人生。
ふりかえりたくない、直視したくない過去がある人生。
しんどい現実が目の前にあり、ちょっとうれしくなる過去がよみがえる。
無力で小さな、本来守られるべき存在が、ちっとも大切にされない現実のつらさ。
「時計が刻む時間はひとつじゃない。この世にはいろいろな別々の時間がある。」
さいごの「成人式」にやられた。
こんな作品を読んでる自分の顔を、ひとには見せられない。
途中までもそうだけど、後半のドタバタになっても、こみあげるものは変わらない。
郁美ちゃんと仲間達のふるまいが泣かせるじゃないか。
お風呂で半身浴しながら読んだのが正解。
だれにも顔を見られないし、すぐ顔を洗えるしね。

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紙の本

鍵の掛かった男

紙の本鍵の掛かった男

2018/05/21 21:13

無駄に長くない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アリス・火村シリーズの最新作は文庫本で700ページを超える長篇です。
『鍵の掛かった男』は、大阪の中之島にある小さなホテルが舞台。
一人の老人の死をめぐって(自殺か?他殺か?)、その老人の人生が少しずつ解き明かされます。
長いけれど、無駄に長くない、長さ分の読み応えがあります。
ホテルや大阪に関するウンチク話も楽しめます。
そして、後味が悪くないところがいいね。
中之島を歩いてみようかという気にさせられました。

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紙の本

活版印刷三日月堂 1 星たちの栞

なんとなく買ってみて、大当たりでした

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ほしおさなえ『活版印刷三日月堂』は、未知の作家の初めて見る本。本屋で手にとって、なんとなく買ってみて、大当たりでした。こういう出合いはネットショップではありえない。(だから、やっぱり大きな本屋さんに時々は行かなくちゃ)
 はじめ、ちょっともたもたした始まりだったんだけど、昔ながらの印刷屋さん、三日月堂がオープンしてから、どんどんよくなりました。
 私は中学校で新聞部員だったので、鉛の活字そのものも、活字の版も見たことがあります。作中にも出てくる「銀河鉄道の夜」のジョバンニが活字を拾う場面も印象に残っています。だから、よけいにこの本が楽しめました。
 また、続きが読みたい、書いてほしいなあ。

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紙の本

教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか

直視しないと始まらない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

歴史修正主義者や反動勢力によって
いつも公教育は危機にさらされてきた。
教育基本法がその防波堤の一つだったが、改変された。
もうひとつの防波堤である憲法も、狙われている。
いずれも安倍政権下での動きだが、
大阪では橋下一派の維新による教育改革の影響が大きい。
改革と言うより破壊という方がふさわしい。
そのあたりの問題に真摯に取り組んだジャーナリストの記録。
マスコミはさらに別の防波堤になるはずだったが、
最近ではその責務を果たしていない。
それへの自省と批判がしっかり描かれている。
書かれている事実(=大阪の現状)は、ひどいものだが、
それを直視しないと始まらない。
直視するには、この本を読むべし。

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紙の本

菓子屋横丁月光荘 2 浮草の灯

紙の本菓子屋横丁月光荘 2 浮草の灯

2019/08/26 07:39

ホラーみたいだが、そうではない。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一人で家にいると、夜、どこからともなく話し声がする。
人間の声ではない。
家の声だ。
と、なると、ホラーみたいだが、そうではない。
家の声はかなしかったり、やさしかったり、あどけなかったり。
孤独だった青年が、家の声に寄り添いながら、人や街との交流をふやし、あたたかい生活になっていく。
作者の別の作品も、川越市を共通点に、シンクロしていくところが、この作者のファンとしてはうれしいところ。
まるで、「活版印刷三日月堂」の続きのような作品。
どこかで二つの作品が合流するのかも。
そうなったら楽しいなあ。

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紙の本

おいしい野菜が食べたい!

紙の本おいしい野菜が食べたい!

2019/08/07 07:14

野菜と寄り添うことが大切なんだ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

題名を見ると消費する側の話みたいだけど、生産者側の話。
有機農業をやりたい若い二人が、有機農業のことをよく理解しないまま始めるのが面白い。
取り組む中で理解していくので、読む方も理解していける。
「野菜と寄り添うことが大切なんだ」という気持ちに試行錯誤の末にたどりつく主人公に、自然に共感できる。
ただ、時間のかかる農業がテーマのせいか、ストーリー展開もゆっくり。
残りページの厚さを見ながら、話は終わるのか? と心配した。
最後はアクション(あんまりかっこよくない)もあって、いっきに終局へ。
でも、始まるところで終わっている。
これは現代の日本の農業を描くのなら仕方ないところ。
そう、結果が出るのはかなり先だ。

時々スイッチが入る益子ばあちゃんが面白いよ。

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紙の本

へいわとせんそう

紙の本へいわとせんそう

2019/07/14 19:43

子どもは子どもなりに 大人は大人なりに

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この絵本は、19センチ四方の正方形。
扉を開くと、見開きの画面になっています。
「へいわの~」と「せんそうの~」を対比する構成です。
次のページが「へいわのワタシ」と「せんそうのワタシ」。
こういう調子で、「チチ」「ハハ」「かぞく」「どうぐ」「ぎょうれつ」「き」 (樹木のことです)
「うみ」「まち」「よる」「くも」と続き、
「せんそうのくも」のページだけは、キノコ雲の白黒写真です。
そこでページ構成が変わり、左に文字だけで「みかたのかお」、
右は表紙と同じ顔のイラスト。
めくると、「てきのかお」。
ところが イラストはほぼ同じ顔(服の襟の形だけちがう)です。
続いて、見開き2ページにわたって朝日のイラスト。
「みかたのあさ」「てきのあさ」。
次の「みかたのあかちゃん」「てきのあかちゃん」は、左右同じイラスト。
これでおしまい。
裏表紙は、表紙の顔の後頭部のイラストです。
平和の姿、戦争の姿の対比。
でも、戦争をする者同士は、実は同じじゃないか、
何を殺し合うことがある?
子どもは子どもなりに
大人は大人なりに
感じて考えられる絵本です。

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紙の本

元気が出る俳句

紙の本元気が出る俳句

2019/07/05 20:52

教科書に出てくる俳句ってなんておもろないんやろう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

通勤のカバンに入れてちょっとずつめくって読み切りました。
倉阪鬼一郎『元気が出る俳句』。 
まえがきで早くも
「俳句は短いのではない。俳句は速いのだ。」
という鋭いフレーズがあり、おお、と思わされます。
百数十人の俳人のおよそ千句の俳句を収めたアンソロジーです。
こういうのを読むと、教科書に出てくる俳句ってなんておもろないんやろう、
と思いますね。

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紙の本

昭和二十年夏、女たちの戦争

紙の本昭和二十年夏、女たちの戦争

2019/06/20 17:37

われわれは自戒しなければなりません

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

戦時中、歴史と修身を教えた厳しい女先生が、ひとつの価値観を押しつけて若い人たちを死に追いやったことを悔いて、戦後、教壇を去ります。そのときに教え子に残した言葉。
 「批判のない真面目さは、悪をなします。」

『昭和二十年夏、女たちの戦争』(梯久美子 角川文庫)に出てくる言葉です。

戦争を推進した国民学校時代の教育では、「素直であること」が強く求められたそうです。
それから70年以上が過ぎたわけですが、それと同じ轍を踏まないよう、われわれは自戒しなければなりません。
子どもたちを戦場に送り、子どもたちを戦争に協力させたり加担させたりするようなことがないように、しっかり警戒しなければならない時代になったようです。

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紙の本

宮部みゆきの江戸怪談散歩

紙の本宮部みゆきの江戸怪談散歩

2019/06/18 22:21

宮部創作怪談にまつわる場所も

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

角川文庫の『宮部みゆきの江戸怪談散歩』を読みました。
江戸に伝わる怪談や宮部創作怪談にまつわる場所の紹介や北村薫との対談のほかに、4つの短篇がついています。
三島屋のおちかが可憐な「曼珠沙華」をゆっくり読み返せたのは収穫でした。
宮部推薦の2篇も意外に面白かった。
こちらは拾いものでした。

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紙の本

さいはての彼女

紙の本さいはての彼女

2019/06/18 21:08

「線」を越える女達の話

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

原田マハの『さいはての彼女』は、女性による女性のための女性の本ですね。
楽しんで読んだのはおじさんですけど。
短篇集の冒頭で沖縄に出かける場面があって、「さいはて」とは沖縄の離島か、と思ったのですが、やっぱり北海道でした。
そして、「さいはて」にはもうひとつ重要な意味があったのです。
すぐれた解説にインスパイアされて言えば、4つのすてきな短篇は、「線」を越える女達の話です。

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紙の本

アンと青春

紙の本アンと青春

2019/06/18 21:03

食を愛し、食を楽しみ、食を大切にする

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

デパ地下に出店している和菓子屋でバイトしている梅本杏子(きょうこ)が主人公の『和菓子のアン』の続篇が『アンと青春』。
作者は坂木司。
ウィキペディアのこの人の紹介に「お仕事系日常の謎小説」とあるのは、言い得て妙。
自分に自信が持てないアン(杏子の「杏」の読み方を変えると「あん」)が、人にいろいろたずねて、悩みながらも、和菓子に絡む謎を解いていく話です。
アンのいいところはいろいろあるけど、いちばんは、食を愛し、食を楽しみ、食を大切にするところだと思います。

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