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活字中毒3号さんのレビュー一覧

投稿者:活字中毒3号

9 件中 1 件~ 9 件を表示

国家・教会・自由 スピノザとホッブズの旧約テクスト解釈を巡る対抗 増補新装版

2022/12/31 14:06

スピノザ・ホッブズ・聖書

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スペイン=ハプスブルク家から独立した17世紀のオランダは当時ヨーロッパの先進国であり新教側に属する共和国です。国家と教会の問題は当時のオランダにおいて議会と改革派教会の問題ですが、ユス・キルカ・サクラ(神の権威による抵抗)の解釈から、宗教は心の中の問題だとしても、宗教生活の実現である教会は国家・為政者の下にあるべきか、あるいは国家・議会が改革派教会の指導の下にあるべきかという法学と神学上の議論が生じ、それが議会側と提督・教会側との間での権力闘争となって、商人や新教その他の宗派、地域や外国勢力までをも巻き込む対立となりました。グロティウスやデカルトなどオランダの近代性に理想を見出した人たちも提督・教会勢力の勝利による統制の中でをすることになりました。
 ホッブズはリバイアサン第3部において、教会は為政者の下にあるべきだということを聖書の引用を何か所も提示しながら主張しています。つまり教会は王の下にあることを聖書の言葉で証明しようとしたのです。このリバイアサンはラテン語版が早くにオランダ語に翻訳・出版され読まれていたとのことです。一方、スピノザの神学政治論でも聖書の中から何か所も引用しているのは同じなのですが、こちらの主張は国家や教会からの個人の不干渉と個人の自由の重要性です。著者は、スピノザやホッブズらに関して当時にまで遡るオランダ語と英語の文献にあたり、また、スピノザやホッブズの原典と、それぞれで引用されている聖書の文言を、ラテン語訳、ホッブズによる英訳や当時の英訳聖書、ヘブライ語原典、ギリシャ語原典などと比較して解釈を進めております。(評者は脚注の原文まで読めていませんが・・・)そこでは、ホッブズの聖書翻訳解釈には誤訳があり、また、自説を説明するための恣意的な解釈になっていることを読み解いています。一方、スピノザの聖書解釈はヘブライ語原典から見て正しいことも著者は読み解いております。何か所にもわたり、スピノザとホッブズが聖書の同じ箇所を引用してそれぞれどのように解釈しているのかを示されておりますが、ただし、著者はホッブズが誤訳をして恣意的解釈をしているからその主張は間違えであるとか、スピノザの方が正しい等ということを言っているのではありません。重要なのはスピノザやホッブズの主張について彼らが導き出した道程であり、また彼らの主張の社会への影響だったのだと思います。
 近代思想がまだ明確にその形を成していなかった時代に、スピノザやホッブズが古い体制に抵抗するため、どのように自分の主張を組み立ててそれを立証しようとしたのか。後から見て、それらの主張が近代を成立させる思想へとなるのでしょうけれど、当時の、そうした彼らの主張に至る考えとか成り立ちがわかるような、そんな本です。

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中国語Ⅱ ’18 北島「銭阿姨」他

2021/07/25 11:52

銭阿姨(銭おばさん)

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放送大学の教科書ですが、第三単元の「銭阿姨(銭おばさん)」が面白い読み物だった。
作者は1949年に北京の経済官僚の家に生まれたが、17歳で文革に巻き込まれ下方されたという。内容は作者が子供の頃から大人になるまでの期間と、銭おばさん(お手伝いさん)との関わりや行動に関するものである。だが、どうしたわけなのか、あるいは、やはりというべきなのか、作者の文章からは日本の団塊世代の作家や米のベトナム戦争の世代の作家の文章と共通したものを感じるのである。
(なお、以前は、香港中文大学の中国研究サービスセンターにある民間歴史のHPでこの銭阿姨を読めたのだけれど今は無いようだ)

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古代ローマ旅行ガイド 一日5デナリで行く

2018/06/17 20:09

Britanni ite domum

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古代ローマ帝国の首都ローマへの行き方、宿泊、ショッピングなどの情報が満載の旅行ガイドです。
巻末には、旅行で役立つラテン語会話もあります。
例えば、酒場では「ワインを出すか、お金を返してください」とか、
宿泊先では「私の部屋が火事です」、
知らない人にであったときは「殺さないで、お金は全部あげます」などのラテン語訳があって、実用的です。

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契約法

2018/05/06 12:24

債権法改定の前後における契約法のまとめ

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中田の「債権総論(岩波書店)」は、ほとんど取りこぼしもなく込み入った議論にも対応した高度な、それでいて初心者でも手にとることのできるすぐれた著作です。「契約法」は、債権法改定直後の、まだ、新債権法の施行がされていない時期の発売であり、施行後における運用や判例によって、またこの本の表現上においても、いづれは改定されるであろうものです。そもそも、このような厚みのある契約法の体系書はここ最近は出版されてこなかったし、新債権法の前後におけるまとめとしては、完成度はそれほど高くはないものの、読む価値のある本かなあと思います。「債権総論」ほどの著作があるくらいなので今後の改定ではさらに期待できるところです。

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エンドレスエイトの驚愕 ハルヒ@人間原理を考える

2018/05/06 11:43

やりすぎでしょ・・・

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前半はこのアニメへの批判が繰り返し繰り返しおこなわれてウンザリするのだけれど、それは後半の展開に必要なもので、もしかしてこの批判の繰り返しはエンドレスエイトへのオーマージュなのでしょうか。後半は手をかえ品をかえて議論が重層的になっていきますが、全体としてアニメのようにリズム感のある評論です。哲学本よりは簡単に読める。

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実定法学入門 第3版 オンデマンド版

2023/01/14 01:20

英米法総論の著者 田中英夫さんは教育者としても凄いと思う

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著者は1992年に亡くなられた英米法学者で、米ロースクールのケースメソッドを最初に日本に紹介した人の一人であり、この実定法学入門もケースメソッドの日本への導入の初期の試みでもあります。
この本で、判例の読みかたは勉強になりました。判例からはまず事案の事実関係を読み取り、その事実を条件として裁判ではどう結論したのかを読む。そして、別の事案で類似する事実があれば、先例として先の判例の裁判結果を適用できるというのです。なるほど自分は今まで、法の目指すところを実現するためにした法解釈を判例から抽出することが判例を読むことだと思っていました。たぶん、英米法(判例法)と大陸法(抽象的な法律の法解釈学)とでは判例に対する態度が違うのだと思います。
さて、ある大学法学部の関係者が「ケースメソッドで勉強してきた人たちはダメだ。新しい問題や事案に対処できない。」というのを聞いたことがあります。確かに判例を事実条件と裁判結果だとして単に記憶だけをしてきた人は、今までにあったものと類似の事案に対しては答えを出せても、今までにない新しい問題や事案には答えを持ち得なくなります。ケースメソッドの産物としてのそのような人を見てきたところでの発言だと思います。しかし、これはケースメソッドが原因なのではなくケースメソッドの日本への導入の仕方に問題があったためなのだと考えます。米ロースクールでのそれは学生が自分で考えることが重要であり、学生は判例を中心とした資料(ケースブック)を予習し、授業で教授は学生を次々にあてて行き、事実関係、争点、判断などを答えさせていくとのこと。また、ケースブックは学生に対して分かり易いように仕上がったものではないといいます。これはごく少人数の授業でしか実現できない。しかし大学によっては大人数の授業は譲れないところもあります。学生数が多ければ、学生は予習を適当にしてもあてられる心配はさほどなく、要領のいい学生ほど判例の事実の条件と裁判結果を効率よく暗記するだけでしょう。結果、学生は自分で考えて判例を読むことをしなくなる。
著者は大学初年度の授業でケースメソッドの導入をおこないそれをまとめたのがこの実定法学入門だといいます。担当教官が替わっても何十年も本書は教科書として引き継がれてきた。大学初年度向けなので流石に親切丁寧な解説がありますが設問には解答がなく、内容は高度であり、最初に読む判例をわざと読みにくいものを選んでおります。
本書には著者がケースメソッドを日本の授業に導入するための工夫の跡があり、また国立なので比較的少人数で授業できたであろうことが大きな要因なのですが、この実定法学入門は授業と相俟ってケースメソッド導入の成功例の一つなのと思います。
ただし1974年出版の本なので、今の六法全書では引けない改正以前の法律の引用があり、今では一応の結論された議論や別の方向に進んでしまった議論の記載もあって、判例も高度成長期の昭和までのものしかなくいささかも現代的ではなく、入門とはいえ独学の初学者には向かず、資格試験にはもちろん役に立たない。それでもいろいろと示唆に富む優れた本だと思います。

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TOEIC L&Rテストいきなり600点!

2019/07/16 20:24

そうだったのか

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TOEIC世界では電車や飛行機の遅れは日常茶飯事で、むしろ予定通りに出発する方が珍しいくらいです。駅や空港ではしょっちゅう予定変更のアナウンスが流れ、そこでは出発時刻の変更などが淡々と告げられた後、乗客がこれからするべきことを具体的に案内し、時には、おわびとして食事券などを配布することがあります。

TOEIC世界ではテレビよりもラジオのほうが広く親しまれており、暮らしに必要な情報はすべてラジオを通じて流れます。とくに重宝するのが地域の交通情報で、最後に次の番組の予告で締めくくられることが多いようです

TOEIC世界の住人は勤勉な人ばかりで、サクセスストーリーにあふれています。企業では目覚ましい活躍をした社員が表彰され、式典では社長が全社員の前でその人物の素晴らしい業績を語り本人を壇上に呼んで表彰するのです。一方、新入社員研修ではプログラムに入る前によく社長や人事部長のスピーチを聞かされています。(一部改)

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ファインマン物理学 新装 1 力学

2018/05/06 15:19

古い本ですが、まあ、読むのも悪くない

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いくつか例を挙げれば、ギリシア人の特異な思考(アキレスと亀)とスピード違反者の言い訳エピソードなどファインマン特有の話術があり、特殊相対論でのすっきりした説明など、いたるところに面白い読み物が散らばっております。光るものがあります。ただし、この本のエピソードの中には以前に読み聞きしたものが多数あり、いささか退屈するでしょう。多分、この本が起源となった話を、授業の中で講師がする脱線話も含めて、多くの人が真似ているからなのでしょう。要するに古い本なのですが、まあこんな本を読むのも悪くない。

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法学入門

2022/11/23 07:27

今読んでも古くない。良い。

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昭和56年の講義をベースにした法学入門。
西洋では法は裁判とともに発展したが、それとともに、法は法律家養成はとともに培われてきた。これが本書のテーマであり、その意味で本書は明治以降の法学教育史と法制史に詳しい。西ドイツのボン基本法の説明など当時の古い内容もあるが、それですら法制史の中の一つであるようである。古さを感じないのである。また、これからの法律家養成に関してロースクールなどの海外の比較を交えた内容では、法科大学院後の今となっての問題や課題についての示唆するところがすくなくない。さすがである。

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