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Inさんのレビュー一覧

投稿者:In

28 件中 1 件~ 15 件を表示

批判本でも布教本でもなく

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この手の題名だと、MMT信者がMMTを語っていることが多いが本書は俯瞰して見ており、全否定でも全肯定でもなく、新古典派などと比べながらその論を確認している。

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ビスマルク ドイツ帝国の建国者

2020/11/15 15:16

政治のお手本として

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ビスマルクはシュレスヴィヒ=ホルシュタイン戦争の宣戦布告にて、当時の国内の世論のように「クリスチャンの両公国の領有を認めない」という主張では国際世論に逆行し、英仏の介入を招くとして、別の理由で宣戦布告を実行した。こうして、英仏などの大国による介入を防ぎ、万全の中、デンマークをタコ殴りにすることができた。
この話から思うことは、国際的な影響力を考えた上で、大義名分を考える必要があるというのをしみじみと感じた。
また、この戦争の戦後処理に関して、モルトケがオーストリアに対する即時開戦を唱えたのに対して、ビスマルクはそのほかの解決策も提示し、考えた上で、最終的に普墺戦争に至った。
本書ではビスマルクが常に複数の政策を考えた上で、場合に応じて決定するというオルタナティブな点を指摘しているのだが、政策を考える上で、これは非常に重要なことなのではないかと感じた。

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嘘だらけの日仏近現代史

2018/06/14 01:37

次回作が楽しみ

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この本のお陰で読書が楽しくなりました

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研究職を目指すものとして

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私はネトウヨの世界に短期間ではあるが、浸かっていた。その中で、ネトウヨが阿呆なことはよく分かったし、本書に書いてあることもDHCや文化人放送あたりは常識の範疇だった。(錯乱は全くと言っていいほど知らなかったし、関わる気も無かった。また、想像以上に社会不適合だということが分かった。) しかし、左側のフィルターを通すと、そのような常識ですらマトモに分析出来ないのかということを感じた。 昨今、学術会議が話題に上がっているが、本書でも史学会の事などにも言及されている。学問を志す身として、彼らへの強い怒りを覚える。

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実力政治家を輩出する「早大雄弁会」の研究

2020/11/15 15:27

とにかく面白い。

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前々から本書を読みたいと思っていたが、30年前の出版物であり、絶版だったので、なかなか手に入らなかった。しかし、本書の題材となっている早稲田大学雄弁会の会室にこれが置いてあると聞きつけ、早大雄弁会の幹事長を通して貸してもらい、やっと読むことができた。(最近雄弁会員は雄弁会のことをYBKと呼んでいるので、以下YBK)
本書では海部俊樹をはじめ、YBK出身の政治家たちのYBKでの活動を著している。
当時、YBK出身者で首相経験者は石橋湛山のみ。そして、総理大臣養成クラブとあるので、石橋湛山の学生時代のことが書いてあるかと思いきや、OBだということが明記されただけで学生時代の詳しい記述はない。
また、刺殺されたときの写真で有名な浅沼稲次郎がYBK出身ということを初めて知ったが、これについても学生時代の話は一切書いていない。
さて、本書の出版されたあと、早稲田大学雄弁会の黄金期が始まり、3人のYBK卒の総理大臣(竹下はノーカウント)が誕生日した。彼らについても、それぞれYBKでの活躍が描かれており、興味深い。
海部俊樹は2年まで中大辞達学会に居たわけだが、中大にいたことは記されているものの、辞達の辞の字が出てこない。このように、全関についての記述はあるものの、慶應義塾大学辯論部以外の弁論部の名前は全く出てこない。三木武夫の名前も散々書かれているのに雄辯部は未登場なので、少々悲しい。
小渕恵三は元々話下手な人物で(政治家になるために)弁術を上手くなろうと入会したという件があった。話が上手くなりたいというのは自分もそうだが、現状の弁論界隈でもありがちな理由なので、結構親近感を覚える。
今は亡き全関も10万人居た(とされる)時代があり、80大学にも及ぶ学生国会をやっていたという話を知ると、今の縮小ぶりが非常によく分かる。(今は18大学)
自分も出場した大隈杯の第2回大会は、マイク無し・聴衆3000人・野次ありのえげつない大会で、更に、雄弁会員が優勝杯を物理的に争奪してしまったというので、自分が出場した大隈杯とはある意味真逆の大会であり驚愕した。
雄弁部の部則に入部から4ヶ月は投票権を認めないというものがあり、何であるのだろうかと今まで疑問に思っていたが、かつてのYBKで選挙の度に買収された水増し会員が百数十人と入会していたというので、必要な条文なのだと納得してしまった。
本書全体を通して、ここまで細かいことまでどうやって調べあげたのかということが疑問に思う。(学生団体故、ロクに記録も取っていない時もあることや、裏で手引きしていたような話も載っているため。)

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日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

2020/09/12 12:21

トリビアの面白さ、現代日本の欠陥

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日本が独立を保ってこれたのは国民の、読書などなどの日々の学問にあるということが強調されていて、実に共感できる。また、同時に今の日本に足りないところもそこにあるという点でも同意する。

皆さん、マトモな本を沢山読みましょう!

その他、意外と知らないようなトリビア的な日本史の話が多々あり勉強になって面白い本だった。

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聲の形(1)

2020/08/04 18:23

感涙

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蛇足も不足もなく非常に完成された作品で気がつけば7巻まで全て読み終わっていた。きつい描写も全部含めて感動するし、読み終わる頃には感涙してしまった。まさに完璧という言葉が似合う作品ように感じる。

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外務省ハレンチ物語

2020/08/04 17:53

これ、官能小説です

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最初、外務省の腐敗の話をドキュメンタリー風に真面目にしていると思っていたが、気付いたら官能小説になっていた。 不倫の外務省、恐るべし。

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国民国家とナショナリズム

2020/09/12 12:15

現実の出来事としてのナショナリズム

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各国のナショナリズムが歴史的にどう展開されたかということで、独帝国の成立、フランスのナポレオン戦争と普仏戦争の敗北、英国のスコットランド・ウェールズの事例などが示されている。 マルクス主義的な国民国家やナショナリズムがフィクションであるという当時(現在もそうだが)の風潮に苦言を呈し、歴史的にナショナリズムが原動力になってきた事実から、それの発生源は何か、そして、当時のコソヴォ紛争とも絡めて、ナショナリズムはこれからどう変容していくのかということを考察すべきではないかという提案がなされている。

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アメリカ黒人の歴史 新版

2020/11/15 15:36

まずは歴史

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サークルで後輩の指導の関係上必要になったので読んだ。 今まで、アメリカの白人が黒人を態々アフリカのモンロビア(のちのリベリア)まで送り返していたのかが、分からなかったが、本書を通してその理由が明らかになった。 本書は階級闘争史観が滲み出ているが、その点を除けば事実関係などを確認するためによく学べる良書だと思う。

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ハプスブルク三都物語 ウィーン、プラハ、ブダペスト

2020/08/04 17:47

旅行の前に読みたい

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ウィーンについてが最も詳しく書かれていた。 ブダペストはもともとブダとペストという二つの別の都市だったというのが最も印象に残った。 都市の芸術や口にするものなどに関しても色々と書いてあり、将来、ウィーン、プラハ、ブダペストに行くことになったら該当の都市の部分を再読すると思う。 逆に言うと後半の部分は歴史を学ぶという目的では、あまり有用では無いと思う。

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地政学入門 外交戦略の政治学 改版

2020/11/15 15:33

情勢が変わった今でも使えると思う。

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本書が出版されたのはソ連がまだ滅びていない時代だったので、ソ連がどういう意図で第二のハートランドたるアフリカの領空侵犯をしていたかなどが考察されている。領空侵犯を行っている国は暗黙の了解でソ連の通行を許している国やそれんに対して歯向かっても問題がない国だという。 また、アフリカのアニミズムなどを以て、共産主義や個人崇拝をもたらすことも容易であることも指摘されていた。 これらの分析は、ソ連が滅びた今、アフリカ進出を行っている中国にも当てはめることができる。 その他、モンロー主義の変遷なども解説されている。

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ピューリタン革命と複合国家

2020/11/15 15:25

初学者むけ

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ピューリタン革命に至るまでの過程を結構多めに書いていて、前史がわかりやすいので、革命自体も理解しやすいと思うのだが、プロローグもやたら長い。
結構ちんぷんかんぷんだった革命過程が整理されている感じがしてわかりやすいので、複合国家や三王国戦争などの用語をあまり知らない初学者にもわかりやすいと思う。

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おそロシア

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ウクライナ人がポーランドやロシア帝国、ソ連に支配される中で、彼らが受けた過酷な状況から恩恵まで見ていくと、常に日本が独立している状況が幸せに感じる。同時に日本からしても隣の国であるロシアが被支配民族に対してどういった仕打ちをしてきたのかということもわかってくる。
例外的にキエフ・ルーシ国など登場するが、基本的には他国の一部として支配されている。ポーランド・リトアニアに支配されたために、ロシアとは分裂し、その後の露帝国などの過酷な支配からウクライナは国制を共有できなくなっていったように見える。

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知らない織田信長

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天下静謐というキーワードをもとに、信長の天下人としての振る舞いに対して分析がなされている。 信長と天皇(朝廷)の関係について、親和的だったという主流的な考えと、対立的だったという旧来の考えとそれぞれを比べ、考察がなされており、それを踏まえた筆者独自の考え方も提示されている。 自分の中で、天下とは何か、また信長の天下人としての自覚や朝廷との関わりに関して、考え方が転換された。

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