ゆわさんのレビュー一覧
投稿者:ゆわ
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四十七大戦 4 (EARTH STAR COMICS)
2018/07/21 01:18
まるで最終回のような盛り上がり
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
冒頭、とある事実が明らかになります。これまで、主人公である鳥取のような人口の少ない県だけが人口流出の憂き目を見ているのだと思っていたのですが、大規模人口を持った県も、それぞれ課題を抱えていることが、とある人物の口によって語られます。
個人的にはここの部分を読んで、「この作品は本気で日本の社会問題について向き合うつもりなんだ」と感じ、一気にはまりました。
この巻で新たに登場するのは熊本県のゆる神である熊本さんです。前巻と同様、この熊本さんもとても魅力的なキャラクターで、見ているだけで元気が湧いてきます。わりとネタキャラにされやすいように思える性格の熊本さんですが、ネタどころか、心が熱く、仲間思いのとてもかっこいいキャラクターです。
同時にこの巻は、九州編の終わりでもあります。鳥取さんが、一巻で戦う理由を問われて言葉を濁し、二巻で自分の大切なものに気付いて涙し、三巻で国を作ることの難しさを知った上で、四巻ではとある結論に辿り着きます。その答えに、鳥取さんが主人公であることの真の意味を見ることができます。
そして、そんな鳥取さんを迎え撃つとある神様も、ラスボスを思わせるかっこよさです。小国から這い上がり、周りのライバルを打ち負かし、それでも「九州」みんなが生き残ることを真剣に考えています。誤魔化すことも、逃げることも一切しないその姿に、理想のリーダーを見る思いです。
あまりに盛り上がりがすごいので、一瞬最終回ではないかと思ってしまいますが、まだまだ中国と九州を併合したばかりです。こんな熱い展開が今後も見られるかと思うと、期待が膨らんで仕方ありません。
同時に、自分の県を、周囲の県を、そして日本全国をもっと知りたい、旅行したい、全部を好きになりたいと強く思うようになりました。そう思わせてくれるこの作品が、好きです。
四十七大戦 5 (EARTH STAR COMICS)
2019/04/29 20:31
話が大きく動く巻です
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
九州編を終えて、一息つく鳥取さんたちに新たな難題が降りかかる巻です。それと同時に、鳥取さん以外の陣営のやり取りなども取り上げられ、話が大きく動く巻でもあります。
この巻で新しく登場するのは、沖縄さん、北海道さん、三重さんです。同時に、前巻までは番外編のみだった千葉さんや埼玉さんも本編に登場します。各陣営の思惑が交差する中で明かされる、東京さんの告白や、大阪さんの叫び、京都さんの覚悟、沖縄さんや北海道さんの想いに胸を打たれました。
バトルでは、鳥取さん陣営以外の戦いや、この漫画がシリアルギャグであることにわくわくしつつ、最後の方で、シリアルのシリアルたる部分を突き付けられます。一方で、こんなセリフが出てくるなんて、この先この漫画はどんな展開になるのかなと思わせてくれる内容でもあります。
第六巻の発売がとても楽しみです。
2018/07/17 22:46
もしかしたらすごい伏線が隠れているのかも
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中国地方で繰り広げられていた戦いが一段落し、この巻では四国や九州地方のゆる神たちが登場します。第一巻の冒頭で鳥取さんが日本の首都になると明言されているため、当然この神様達と戦ったりするのですが、どの神様も強そうで、鳥取さんは本当に勝てるのだろうかとハラハラさせられます。それと同時にこのゆる神様は、どんな名産品(攻撃)を出してくるのかなと楽しみにもなります。どれもこれも美味しそうで、読んでいると、旅行に行きたくなる漫画です。
最後に衝撃の展開があるのですが、もしかしたら今後に関わる大きな伏線なのかなと思わせる内容です。繰り返し読んで、考えたことを誰かに語りたくなりました。
四十七大戦 3 (EARTH STAR COMICS)
2018/07/21 00:35
主人公の変化に感動しました
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前巻の衝撃の展開から、本格的に九州編が始まります。新たに登場するのは、大分さん、長崎さん、鹿児島さん、宮崎さんの4人(4柱?)です。
この作者さんは全登場人物を最高にかっこよく描くことに一切の妥協がない方なので、どの県もみんな素晴らしくかっこいいです。大分さんが抱える葛藤、平和を愛する長崎さんが戦いに赴いた理由、鹿児島さんの男気と迫力、宮崎さんの明るさと優しさ、読んでいて、全ての県を好きになります。
また、この巻では、これまで流されて戦ってきた主人公の鳥取さんが、あることをきっかけに自分から戦う意思を持つようになります。その時のセリフが、鳥取さんの置かれた状況や表情と相まって、非常に胸を打つもので、読んでいて力が湧いてきます。同時に、戦いに戸惑っていた鳥取さんが、色んな物を背負いながらこんな風に考えるようになったのかと、一巻の第一話を思い出して感動しました。
2018/07/17 22:28
「戦わなければ過疎化される」のインパクトがすごい
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各都道県の擬人化キャラ(しかも作中ではゆるキャラ的存在の「ゆる神」)が少子高齢化に立ち向かうために、自県の特産品や観光名所を投げ合って人口を奪い合う漫画です。字面だけ見るとギャグですが、戦って勝たなければ過疎化される(ルビでは「ころされる」)らしく、かつ勝利した県に併合されてしまう、また、人口が奪われる=自県民に「戦っている相手よりも魅力が無い」と見なされるようで、作中のキャラ達は真剣に戦っています。
主人公は鳥取県を擬人化したキャラクターの「鳥取さん」です。こと都道府県ネタになると、どこにあるかわからないなどと言われることの多い鳥取県らしく、控えめで大人しい性格の主人公ですが、やるときはやる姿がかっこいいです。
成り行きでライバルかつ隣県の島根さんを併合したため、次から次へと同じ中国地方のゆる神たちが襲いかかってくるのですが、その度に自信を無くしたり、自信を取り戻したりと、手のかかる姿につい応援したくなります。
最終的には鳥取さんが日本の首都になるらしいのですが、広島さんのラスボス感が半端なくて、本当に勝てるのか、どきどきしています。
タイトルにも書きましたが、「戦わなければ過疎化される」のインパクトがすごくて、それだけで手に取ってみようと思わせるくらいのパワーワードだと思いました。
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