レビュ美さんのレビュー一覧
投稿者:レビュ美
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春を抱いていた ALIVE 6【電子限定かきおろしマンガ付】
2020/06/29 00:38
読者も覚悟を受け止めるだけのエネルギーが必要
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
大河BLと呼ばれるだけあり、
映画のような大きな振れ幅のあるエンディングでした
20年の物語を終わらせるのに
作者である先生も大変な覚悟をされていたように
読者もそれを受け止めるだけのエネルギーが必要です
私はハッピーエンドだと思いますが
完全無欠のハッピーエンドではないので
ハピエン至上主義者さんはくれぐれも自衛してください
ただ、シナリオ・演出・画力と多角的に見て
これほどクオリティの高いエンディングのBLはないと断言できます
過去のセリフをひとつひとつ踏襲しながら、
登場人物の行動を導いていくの手法はさすがでした
これだけの伏線を回収されたのは脱帽です
一生記憶に残る作品を読みたい方には、
ぜひおすすめです
2020/12/13 03:36
ちゃんと芯のあるストーリーで全巻一気読みした
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ゲイビという性産業が舞台なので、エロメインのBLかと思いきや、シナリオが素晴らしくてちゃんと恋愛してて驚きました!
完全に不意打ちだったので、2巻ラストではちょっと涙ぐんでしまいました。
ここ数年のBLの中では珍しい、高いストーリー性の秀逸な男性同士の恋愛漫画でした。
梶原先生は初めて拝読したのですが、すごいと思ったところが3つあります。
01.シナリオの起伏
葛藤がきちんとあり、時間をかけて苦労しながら試練を乗り越えます。最近のBLでは結構苦もなくくっついてしまう傾向にあるのですが、きちんとした脚本術に則った作品でした。なので、読み応えがありました。同じ出版社から出ている巨人族の花嫁もそうなので、良い編集者さんがいらっしゃるのかな?ご本人の裁量なら見事な展開でした。
02.セリフのセンス
随所にわたってこのセリフやっばー!と思わされるところがありました。キュンキュンさせられたのはもちろんですが、由紀くんと辰巳さんが語る場面で「人生ってそうだよな…」とはっとさせられることがいくつもありました。
でも説明的でないし、くどくないんです。
そして、言葉選びが上手なのに、肝心のところではそれに頼らず、絵で表現しきってあり、これはすごい漫画家さんだなと思いました。
03.画角の切り取り方
画角選びが非常に上手いと思いました。特に、2巻ラストの遠目の由紀に対して何度も同じ大きさのコマを切りながらクローズアップしていく手法は、大変素晴らしかったです。
個人的には、絵柄と線とかわいい攻は好みの範囲ではありませんでしたが、そのディスアドバンテージを跳ね除けるほどの完成度とパワーがありました。
今後も梶原先生が、今作のようにエロとのバランスを見ながら、じっくり心のやり取りを描き続けてくださるのを願っています。
かわいい攻と方言強めのゴツい受けは、BLの王道ではありません。
ですが、読んだ人から幸せになれると作品だと思います。
布教したい。
2018/10/21 12:59
普通。読みやすいが、構成が粗い。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「泣けるBL」を求めて、様々なブログですすめられていたこの作品を読んだ。
この著者は初めて読んだ。
文体が読みやすく、素直に世界観に入っていけた。心理描写も素晴らしかった。
不幸な生い立ちの受という属性は、非常に良かった。
ただ、攻の描写不足でやや説得力を欠き、力技で着地させた感じも否めない。
思わせぶりに語られる受の生い立ちや実家との関係も、解決しないまま終わった。
尚、買うのを迷っている人のために書いておくと、攻との性交描写は非常に短く淡白。BLを読む際に重視される方は留意のこと。
結論として、泣けるBLでもなく、構成に粗さを感じたし、作品としては面白いとも言えず、ごくごく普通。
だが、著者の描写力と語彙選びは圧倒的な魅力を感じるので、他作も読んでみようかなと思った。
★良かった点
・文体が読みやすい
語彙が平易で、短文で構成されていて読みやすい。
詩的な言葉選びが、「ウリセンボーイ」というドギツい設定を緩和している。
・心理描写が丁寧
一足飛びに恋に落ちず、きちんと主人公・藍の心情の変化を追っている。
早い展開を求める読者にはもどかしく感じるかもしれないが、薄幸という受のバックボーンを考えれば時間をかける必要があったと言える。
・書店長の豹変に伴う状況・心理描写が巧い
書店長の与える不快感は、一人称で語る主人公を超えて、読み手も抱くほどだった。
こうした「ターニングポイント」をさらっと済ませないところに、著者の力量と覚悟を感じた。
また、話の厚みの創出と展開の方向性の提示に繋がっていて、非常に巧かった。
★気になった点
・常識外の言葉づかい
「微苦笑」という語はもともととある作家の造語であり、インタビュー記事で(微苦笑)と多用されて生活で目にする機会が増えた。
だが、小説というフィールドでこの語が使用されるのは、やはり違和感が強い。
これは著者というよりも、編集が校正すべき点である。
・攻・成瀬の作り込み
他者に言えない性癖を理解してくれたから、という理由だけで、異常なまでの執着心を抱いて藍に接するのがやや不自然。
成瀬の日常生活がほぼ不明で、それを秘密として受け取ったため、「なにか大きなどんでん返しがあるのか?」という期待感を抱いていたが、結果何もなく肩透かしを食らった気分だった。
意地悪な言い方をすれば、薄幸の受を精神的に支えるための「都合の良い攻」に見えてしまった。
・受・藍の生い立ちの活用不足
複雑な生い立ちは、「なぜ藍が孤独な人間になってしまったのか?」を読者や成瀬に説明するためにしか用いられていない。
藍が養子に出された理由については最後まで語られず、消化不良を起こしている。
例えば、養父母や実父母との対峙があれば、ストーリーの厚みは増しただろうし、この著者の素直な文体での「人生の命題に対する葛藤と克服の描写」を見る機会が失われたことは、非常に残念だった。
締切に追われてたのかな。
2020/12/13 21:13
海外ファショニスタのスナップかと思いきや
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ピッティウオモをまとめて見たかったけど、
日本から参加されたセレクトショップの方の写真集でした
その方のセンスは確かにおもしろいのですが、
スーツを着こなすには痩せていて首や肩が細く、どれもジャケットが似合っていません
また歯並びが悪く、失礼ですが真面目に見る気にはなりませんでした
モデルというのは非常に大切なんだなあと認識しました
2020/11/29 02:21
これはひどい
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
読み続けてきたけど、ご都合主義すぎる展開にさすがにもうついていけない。
自分の意志と関係なく誰とでも肉体関係を結ぶ受が、最初に青の王と体を結ぶのに抵抗していたのと同じに思えないとんでもないビッチ。なのに純粋ぶるので白々しい。
それに赤の王への思いはどうした。
心変わりの心理描写が圧倒的に足りなくて、おいてけぼりになる。これは原作なら足りているのだろうか?
学がないのに見た目が良い主人公マンセー感も鼻につく。王命という力技で諸問題を押し通そうとしてピンチになり、それを周囲のフォローで免れる。この繰り返しの中で次々緑の王に惚れていく。
こういうのを読むと「知性ゼロでOK一生懸命が一番!愛され至上主義」という、未だ続く封建的な日本の価値観を無修正でに見せられているようで恥ずかしくなる。
原作者の方はもう少し地政学や帝王学を学んでから書かれた方が良い。政はこんなあまちゃんではつとまらない。そのチープさが物語を陳腐にしている。
世界観や設定は良く出来ているのに、残念だなと思った。
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