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投稿者:kuga

1 件中 1 件~ 1 件を表示

がんこスーパー

2018/11/25 22:08

心温まり勇気も貰える小説です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ハルキ文庫の書下ろし長編小説であるが、角川春樹事務所からは18年前にハルキノベルス「ナイト」、ハルキ文庫「蛇の道は蒼く」が出て以来の18年ぶりの作品である。

「ナイト」では女性探偵が、たった一人で暴力団と命懸けで戦い、預かった親戚の子供を守り通した。ハードボイルドで非情な結末は、切なく哀しくもほろ苦い。

「蛇の道は蒼く」では窓際社員が詐欺被害に巻き込まれ、その難局を切り抜けるために反撃に出るなかで、主人公自身も成長し一筋の光明を見つけていく。その後の「どろ」「かび」「とげ」三部作へと続く「まきこまれ型小説」の先駆けとなった。

そして今回の「がんこスーパー」では、リストラ対象の窓際社員が、潰れかけていた弱小スーパーに副店長として派遣され、最初はやる気がなかった従業員たちと力を合わせてスーパー再生に成功する。店を支えるすべての登場人物も、主人公自身と家族もみんな、心温まるストーリー展開の中で描かれ、最後にはちょっぴり勇気を得た気分にさせてくれるハートウォーミング小説である。

映画化するなら主人公は役所広司や阿部寛かな、と顔を思い浮かべたりなんかしていると、なんだかウキウキしてきた。

年末の読書にぜひお奨めしたい一作である。

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