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Carisさんのレビュー一覧

投稿者:Caris

96 件中 1 件~ 15 件を表示

いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしているのがバレバレでかわいい。 1

2021/02/02 22:09

ドラマチックでちょっぴり和風ファンタジー風味な、感動系ラブコメディ!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

出だしからグッと引き込まれました。
一人称で読みやすいながらも五感を刺激する味わい深い文章。
キャラクターたちは上っ面でない個性と魅力がそれぞれ備わっていて、内面まで一歩踏み込んだ描かれ方がなされています。
コミカルで思わずくすっと笑わせてくれるやり取りが楽しい!
基本は日常ものでありながらもストーリー性に富んでいて、飽きさせない。
ラブコメでは珍しい和風ファンタジー風味があったり、ネタや仕掛けであったりと、様々な要素が込められていてサービス精神旺盛です。
それでいて全てが絶妙に絡み合っているのだから、作者さんの力量に感服です。
序盤を読めば否応なく期待値が上がってしまいますが、ラストまでその期待が裏切られる事はありませんでした。
最後はじーんと感動して、ほっこり幸せになれる、そんな優しい物語でした。
一つのジャンルにとらわれず、一冊で笑ってドキドキしてジーンとしてと、まさにライトノベルでしか出来ない自由なお話でした。大変満足です。

ただ一つ、本作には欠点がありまして、それら「本作のちょっと変わったラブコメ」という強みが、タイトル・帯の宣伝文句・あらすじから一切感じられない事です。
一見、ただのありがちなラブコメにしか思えないのです。
あらすじに「いきなり心の声が聞こえて来た」というように書かれていますが、そうではなくて……。
心の声が聞こえて来るまでに、ドラマチックで不思議で笑ってしまう経緯があるのです。
その個性的で面白そうな部分をあえて隠し、なぜありがちなパッケージングをするのか……。オイオイHJ文庫さん、と突っ込みたくなります。

まあでも、逆に前情報なしで読んで「なんだこれは」と驚くのも良いかとも思いますので、ここではネタバレしないような抽象的なレビューとさせていただきました。
ラブコメ好きな方もそうでない方も、ぜひぜひ読んでみてください!
私が読んだ中でも間違いなく五指に入るラブコメ作品。
超絶オススメの一冊です!
六升先生、最高の作品をありがとうございました!!

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お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 1

2020/05/01 07:33

とにかく甘い傑作ラブストーリー!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ライトノベルはよく、人気作でも「なんでこれが評価されてるの?」となるような、相応のクオリティに達してないものが多々あります。
しかし、この作品はそんなことはありません。文章力も構成もキャラクターの人間らしさも男女の関係性の描き方も、どれを取っても一級品。もはやライトノベルではないレベルです。
ジャンルは日常系ラブストーリー。ラブコメではありません。
連作短編形式なので、一冊で何度も楽しめます。試し読み部分だけでも心が震えるので、とにかく読んで見てください。オススメです!

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コメディタッチな人生やり直しストーリー!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大変面白かったです!
表情豊かなキャラクターたちに、作品の雰囲気に最適なテンポで進むストーリーなどなど。どれを取っても漫画としてハイレベルだと思います。
内容について。死に戻りというありふれたジャンルではありますが、しっかりとオリジナリティある肉付けがなされています。この作品独自の魅力を味わえますよ。
“小説家になろう発作品のコミカライズ”というレッテルが足を引っ張るとしか思えない程、なろう離れしています。大丈夫、原作者はスーパーダッシュ文庫でデビューされたプロ作家です。なろう嫌いの人も安心して手にとってください!
続刊も楽しみに待ってます。

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矛盾が神を殺すまで その矛は世界を穿ち、その盾は神々を砕く 1

2020/04/04 18:11

大変完成度の高い至極のエンタメ作品!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とんでもない才能の持ち主がゴロゴロいる事でお馴染みの講談社ラノベ文庫新人賞出身作家の一人、橘九位先生の新作です。やはり大変面白かった!
ライトノベルらしい軽い文体で読みやすいながらも、物語に深みを感じる大変完成度の高い作品でした。
以下に箇条書きで魅力を何とか表現してみようと思います。
・個性豊かで魅力的なキャラ付け
どの子も本当に良いキャラクターなんですよ!敵にまで好感が持てました(笑)
中でも一推しは、主人公とヒロインのカップリングですね!悶えます。
・中二心をくすぐる設定
何でも貫く矛、どんな攻撃でも防ぐ盾。これだけでももう熱くなりますが、そこよりさらに二三歩踏み込んだ設定の作り込みが凄い。これには克服したはずの中二病が疼きますね。最高でした!
・燃える展開
時にシリアス、時にコメディ。どれをとっても素晴らしいのですが、やはり一番は手に汗にぎる熱いバトルの数々でしょう!前述の中二設定が最大限活かされたバトルが面白くない訳がない!

総評としては、大変完成度の高いエンタメ作品です。一言で表せば、男の子のロマンの塊!
橘九位先生の実力の高さが伺えました。
一巻の時点ではチラチラとしか姿を見せなかった世界観設定が、続いていくにつれてどのような熱い物語になっていくか、大変見ものです。(続刊出ますよね?ここは講談社ラノベ文庫じゃないですもんね?)
万人受けする内容ですので、しっかりと読者に届けば大ヒットしそうな気がします。
心からオススメ出来る一冊です!読んで損はないので、読みましょう!
気分がハイになるような最高の作品をありがとうございました!続刊も楽しみにしています!

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ラストオーダー ひとりぼっちの百年戦争 1

2020/04/02 02:16

人類が機械に滅ぼされようとも、機械少女は命令に従い、戦い続ける……。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まず、言わせてください。大変素晴らしいです……!2020年に刊行された新作ライトノベルの中では断トツで一番面白い作品である、と断言出来ます!
読んで損はないです。是非読みましょう!

以下、長々と語らせていただきます。

本作は、ジャンルで言うとSFだと思います。
物語は機械によって職業を奪われた人々の悲痛な叫びが響く時代から始まりますが、すぐに舞台はそこから百年後の、文明崩壊した時代へと移り変わります。
一体その百年の間に何があったのか、などのいくつかの謎を残したまま、物語は進んでいきます。それらは話が進むにつれて少しずつ明かされていきますが、一巻の最後まで読んでも依然として大きな謎は残ったままです。
そんな訳でストーリーの内容的にも大変レビューをしにくい作品の為、いくらか抽象的な内容になりますが、ご容赦ください。
まず、百年後の世界の描き方が素晴らしいです。重厚な世界観設定はもちろんのこと、そこに生きる人々の営みから思想までもがしっかりと描かれています。読者への説明が難しい世界観説明を、自然なストーリーの流れと共に納得がいく形で丁寧に刷り込んでいく技からは、著者が相当な実力の持ち主であることが伺えます。
そんな世界観を下地にしたストーリーですが、とにかく一つ一つのシーンが美しい。映像的にも登場人物の感情的にも動きに富んでいて、いちいち読者の心を揺さぶってきます。時に感傷的な気分にさせられる内容、時にふと考えさせられる内容、時に手に汗握る迫真の戦闘描写。個人的に印象に残っているのは、○○に追われているシーンです。その展開の結果は予想出来るのに、それでも恐怖を感じてドキドキせざるを得ませんでした。そこら辺は著者の浜松先生の元自衛官としての経験に裏打ちされたものなのでしょうか?
あと、イラストも小説の雰囲気に完璧にマッチしていて、感服致しました。キャラデザ、メカデザ、背景の書き込み等々、不満が一切見当たらない出来でした……!
全体を通しては、ノベルデイズの浜松先生の活動報告に書かれていた「自分がこの世に何を遺したいかという自問自答を何度もして形作られたのがこの作品であり」という言葉の通り、大変熱量のある作品となっています。読み進めていく度に、ひしひしと熱い想いが伝わってきました。
ただ、一巻時点ではあくまでもプロローグとでも言うべき、続刊前提の内容でした。これは打ち切られたらダメなタイプの作品です。
一巻を読めば、ラストシーンが只事ではない何かを訴えかけてくれるのだろう事が容易に想像出来るので、今後に激しく期待します。
浜松先生、素晴らしい作品をありがとうございました!


ところで……本作の受賞したリデビュー小説賞には、こんな言葉が掲げられています。
「賞金はございませんが、優秀作品は講談社文芸第三出版部、または、講談社ラノベ文庫編集部から刊行し、著者とご相談の上、販売部・宣伝部とともに講談社の全力を尽くすプロモーションをお約束させていただきます。」
……は?
いつも通り、講談社ラノベ文庫は何もプロモーションしていないのですが……これは一体どういうことなのでしょうかね!?
五月にコミカライズが開始予定、と帯に書かれていただけですが……まさかこれが“全力を尽くしたプロモーション”なのでしょうか!?

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『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで 1

2022/04/03 10:20

良い作品こそ売れて欲しいし、報われるべきだと思う。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ネットで著者の方が打ち切りを嘆いていらっしゃるのを見かけて、購入。
 文章が上手い。ラブコメが好きでない自分でもストレスなくスラスラ読める。
 読めば読むほど取り込まれて行って、中盤以降では主人公のヒロインのやり取りに悶えまくっていました。最高か。
 オタクの欲望を満たす為だけの妄想でもテンプレでもない。相手の気持ちを考えて、誠実に、自分はどうあるべきか。葛藤する主人公の様も、白髪というコンプレックスに思い悩むヒロインの姿も、すべてがとても清々しい。
 というか甘すぎて悶える。
 本作が素晴らしいライトノベルである事に、疑いようはありません。

 ……少し脱線。
 自分は少し前まで、かなりハードに新作ラノベを追っていました。
 しかしどれもこれもヒット作に似たり寄ったり、低品質なゴミ作品、醜悪な欲望をさらけ出したクソの塊ばかり。
 特に最近の業界のラブコメ粗製乱造ブームが大嫌いで、ライトノベルの多様性を殺すどころか、「売れるから」と素晴らしい世界観を生み出す作家さんでさえもラブコメしか書かせてもらえず、あげくに「売れなかったから」とあっさり一巻や二巻で打ち切り。
 相も変わらずオリジナリティに溢れた面白い作品も打ち切り。というか追っていた作品もれなくすべて打ち切り。
 売れて続刊するのはたまたまイラストが良かっただけの内容ゴミクズなものやWEB小説書籍化作品ばかりで、もう本気でライトノベルが嫌いになり、「魔法少女育成計画」などのレジェンド級のクオリティを誇る作品の新刊以外はもう一切手をつけなくなってしまっていました。
 もう読むのが辛くて辛くて。本当に面白いものが報われずに打ち切りされ、その隣でゴミが売れているのを見る度に心が痛くて痛くて、もうこんなん娯楽じゃないです。ライトノベルが心の底から好きだからこそ、耐えられませんでした。

 だからこそ岩柄先生の悲痛な叫びが綴られたツイートを見た時に、ヤケになって衝動的に買ってしまったのかもしれません。
 前作「最果ての魔法使い」は既読。世界観こそ素晴らしい作品で、部分部分にきらりと光る熱い展開こそあれど、全体的に今一歩惜しい、と言った印象でした。
 さて、次はどんなオリジナリティあふれた世界観を見せてくださるのだろうと密かに期待していたのですが、案の定テンプレラブコメに魔改造。
 同パターンを両手から溢れるほど見ていたので、もう何の言葉も出ませんでしたけども……挙句の果てに打ち切り危機ですか。……もうね、もう、何の言葉も出ませんよ。
 でも、読んでみたら面白い。というか傑作です。マジで。前作で感じた不満点がすべて解消されている。
 だが売れないそうです。
 出版社は数打ちゃ当たるを繰り返すだけで、一つ一つの作品を大切にしない。打ち切りを何とも思っていない。
 そんな業界、滅びてしまえばいいと心の底から思う。

 正直、そういう事を繰り返しているレーベルになんて金を払いたくない。
 お決まりのテンプレしか書かせず、売れなくて打ち切りする編集部も業界も大嫌いだ。
 けれど、著者の方がこの続きを書きたいと悲痛な叫びを上げていらっしゃるのだし、何より文句なしに面白いので、もし続刊を出してくださるのなら、どんな形であれど買う。もう作品のファンです。(素晴らしい作品をありがとうございました)
 面白い作品こそ売れて、素晴らしい作品を生み出す作家さん方こそ報われて欲しいと思うし、そうあるべきなのです。

 長文、乱文、大変失礼いたしました。買って読んで損はないです。白髪ヒロインに悶えろ。

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デッド・エンド・リローデッド 1 無限戦場のリターナー

2020/08/17 17:54

徹底的に理論詰めされた設定に加え、登場人物たちの熱い想いがほとばしる傑作ロボットもの!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

発売直後に低評価レビューを見て購入を避けた自分を恨みたい。そんな強い自責の念にからせてくれた傑作です!大変素晴らしかった!

本作の売り出し方はタイムリープものである事を全面に押し出していますが、そんなのあくまで魅力の一端に過ぎません!
とにかく重厚な設定が素晴らしいです。2100年周辺を舞台にした陰惨な世界の姿をはじめとして、タイムリープの仕組みや、主人公たちの属する企業、ロボット、登場人物たちの過去、全てが一つ一つ丁寧に突き詰められていて、書かれていることないこと全てに想像力がそそられます!
それでもやはり特に、タイムリープの設定は素晴らしいですね!徹底的に理論詰めされています。タイムリープものなのですから当然、登場人物は時間を繰り返すのですが、その時にここをこうすれば良いじゃね?などの読者の単純な発想全てを理屈で否定してきます。完全に読者は作者にやり込められていて、こんなのどうすれば……と絶望しながら読み進めていくのですから、そりゃあつまらない訳がないでしょう!作者がしっかりと作品に向き合って作っている事がひしひしと伝わってきます。
しかし設定だけに重きを置かず、登場人物たちの並々ならぬ想いをも描き出していて、いちいち心を揺さぶってきます。過去を変えたいと思うような強い後悔、悩み、それら全てが重厚な設定と絡み合った超シリアスな物語は、もはやライトノベルと読んで良いのかどうかと、昨今の陰惨なラノベ市場を見渡せば、誰もが思う事でしょう。
一部のコアなライトノベル読者のフラストレーションをぶっ飛ばす、“こういうライトノベルが読みたかった”を体現した作品です。
また、作者の特殊性癖がびんびん伝わってきて、これもまた良いと思います……!(これがバブみ、と言うのでしょうか……?)
余談ですが、本作のタイムリープに苦言している人たちは、何か既存の別作品と比較しているように思えてならないです。本作はそれとは完全に別の作り方をしていますし、“力押し”だからこその熱いロボットバトルが楽しめます。熱い想いや根性をロボの拳でぶつけ合う迫真の戦闘、素晴らしいじゃないですか……!
ライトノベル市場がめちゃくちゃな様相を呈すなか、こういう素晴らしい傑作ラノベは確かに一定数生まれ続けています。そういう作品を見逃さないように、他人の評価に惑わされず、自分で実際に読んで判断すべきだと強く思わされました。自信を持って、強くオススメ出来ます!是非読んでください!超オススメです!
最後に、このご時世に本作を大賞に選出したHJ文庫編集部に最大の称賛を!これからも良い作品を生み出し続けていって欲しいです!作者さん共々応援しています!ありがとうございました!

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わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!〈※ムリじゃなかった!?〉 1

2020/03/14 23:06

コミュ障れな子の成長する姿が良い!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

相変わらず、みかみてれん先生の書く女の子は“人間”していて素晴らしいです。もうこれだけでラノベ作家さんとしては希少価値がありますね……。
本作は、始めこそ同月刊行の『ありおと』とあまり違いを感じませんでしたが、読み進めていく内に『わたなれ』にしかない魅力がしっかりと込められている事に気づきました。
何と言ってもれな子が良いです。コミュ障の彼女がオロオロしながらも、悩み、努力し、成長していく姿がとても心に響きました。特にコミュニケーションに苦手意識を持っている人は、れな子を通して素敵なメッセージを受け取れると思います。
また、発売後一週間で続刊&コミカライズ決定の発表がされている事から、レーベル側がしっかりと力を入れてくれている様子が伺えます。今後に期待十分な作品です!
続刊を楽しみに待っています。

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異世界誕生2006

2019/12/08 17:27

異世界アンチテーゼのその先へ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ネタバレなしでこの物語を一言で表すとしたら、「これまでの時代の反省と、これからの時代を生き延びる為に必要な一冊」でしょうか。
一度でも小説を書いた事があるなら、「あるある~」と共感する事間違いなし!
さらにそこで終わる事無く、そこから飛躍して、驚きの怒涛のどんでん返し!
本作の凄い所は、様々な難しいテーマを扱っているものの、最後には上手く纏め上げられていて、読後は非常に気持ちの良い一冊となっているところです。
現実が辛くて仕方がなく、俺TUEEEのなろう系ばかり読んでいる人にはもちろん、情報化社会を生きる私たち全員の心に響くものが詰まっています。
ただし、文章力は並のライトノベルとなっておりますが(←追記。そうではなく、過度な描写などなくとも、人の心の機微は描けるのだ、という事を学ばせてくれます。)、そんなの気にならないくらいに良い内容です。

↓続編2007を読んでの追記です。

【人の醜さ、美しさをこれでもかと描いた傑作シリーズ。】

人間は、誰しも不完全で醜く、脆い生き物です。それは日常で苦労せずとも、狂気に満ち溢れたネット掲示板・Twitterを少し見渡せば分かる事です。
しかし。それでも、人には美しい瞬間があることは事実です。不完全な故の美しさ。
本シリーズは、そういう人の正負の側面が現れる瞬間をかき集め、押し込め、伊藤ヒロという確かな実力者によって綺麗にまとめられた、読む人の感情を乱す素晴らしい作品です。
今まで出会ってきた数ある作品の中でも、群を抜いて優れた傑作であると、少なくとも私は断言する事が出来ます。

いじめ、ネット炎上、引きこもり、自殺、落ちこぼれ、創作、物語とは。
このどれかに引っ掛かったのならば、絶対に読んでください。
また、少し域は狭くなりますが、物語の作り手を目指す方にとっても、素晴らしいメッセージが込められています。

ライトノベルというジャンルの可能性を感じさせてくれる作品でした。
ライトノベル読者層だけでなく、一般の人にも届いてほしいと思えるような、強い力をもった傑作です。
星の数ほどもある作品の中から、この『異世界誕生』に出会う事が出来たあなた。これも何かの縁です。是非読んでみてください。

正直、(伊藤先生が続編を書けるのなら)二作で終わらせるのは勿体ないと思います。
2019年11月現在では続編が刊行される予定はないという事ですが……勿体ない。
『異世界誕生 2008』が刊行され、さらには世の中に知れ渡り、多くの人の心を豊かにしてほしい。この作品には、そういう強い想いが込められています。
そして、世の中が少しでも良い方向に向かせてほしい。
……そんな未来が来る事を、心から願って止みません。

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機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ 下

2019/10/31 12:03

深いメッセージの込められた作品。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

(下巻まで通してのレビューです)
本作は、映画の逆襲のシャアではなく、書籍の逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンと繋がっています。映画と書籍とでは細かい内容が違うので、そちらを読んでから本作を読むと混乱せずに済むと思います。
本編については、ネタバレせずにレビューをするのは難しいので、とにかく読んでくださいとしか言えません。小説として読みにくかったり、展開に飽きてしまったりしても、絶対に最後まで読んでください。全人類が知るべきメッセージが、読後にあなたを襲う事でしょう。
日本の政治家さんたち含め、お偉いさん方には是非読んでもらいたい一冊です。
ガンダムシリーズの一作として扱われるのが勿体ないくらいの、名作だと思います。

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機動戦士Zガンダム 第1部 カミーユ・ビダン

2019/09/03 23:53

アニメを見たならこっちも読むべし!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アニメという映像では表現しづらく分かりにくかった部分が、この小説を読めばストンと腑に落ちます。そういう事だったのか、と。
著者の独特な言い回しはもちろんの事、アニメとは少し展開もまた、読んでいて楽しいです。ネタバレしてても面白い物語とは、こういう物を言うんだと思います。
アニメを見たなら、この小説版も読む事を強くオススメします!

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デッド・エンド・リローデッド 2 不倶戴天のトゥーム・レイダー

2020/09/12 18:11

凄まじいアクション演出に痺れました……!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第一巻ではタイムリープによる繰り返し中心の物語でしたが、今回はタイムリープ要素は一切なく、代わりに凄まじいアクション映画のような読書体験を味わわせてもらいました。
全体的に第一巻よりも遥かにクオリティが向上していると思います。自分の中で本作の評価が急上昇しました。一巻を読んだなら絶対に二巻も読むべきだと思います!
他のラノベにはない真に魅力的な登場人物たちが多数登場し、さらには著者の確かな知識量を元に描かれるカーチェイスやスパイアクション、ロボットバトルなどなど、全てに熱くさせられました!
他にもたくさんの新規ヒトガタの登場を通して描かれる社会情勢などにより、一巻の時点では朧気だった世界観が一気に広がっていくようで楽しかったです!
もっと評価されるべき(定期)
ライトノベルのジャンルに縛られない、無限大の可能性を改めて感じさせられました。
ただ一点、要望がありまして、ヒトガタのデザインなどがモノクロでも良いから載せてくれると、ありがたいなと思います。挿し絵だけでは何が何だか良く分からないのです……。せっかく素敵なデザインなので、しっかりと目に見える形で活かして欲しいと思います。
本作が長く続くシリーズになってくれるよう、これからも出来る範囲で応援していきたいと思います!
ありがとうございました!

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常に負け続ける魅力的な主人公の生き様を描く、傑作戦記もの!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

評判通り、大変素晴らしい作品でした!
やはり何と言っても、主人公の常破将軍が本当に魅力的です。
常に負ける将軍、というコンセプトですが、一発ネタに終わらない重厚さが味わい深いです。
負け続ける事が本当に悪いことなのかどうか、また乱世を生き抜く為に身につけた将軍の独特の価値観に魅せられました!
ぜひともさまざまな人に読まれ、末長く続いてくれるシリーズになってくれることを祈っています!

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弱小ソシャゲ部の僕らが神ゲーを作るまで 1

2020/08/01 12:14

すべての"創り手"に送る、傑作青春小説!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

※二巻まで読んでの感想です。

著者の創作に対する凄まじい熱量が込められた、大変素晴らしい作品でした!

物語は仲間との友情、努力、恋ありの王道の青春小説。舞台は新潟県新潟市。努力の題材はスマホで気軽にできるゲームこと、あの"ソシャゲ"です。
設定としては、『今よりももっと世の中にソシャゲが浸透していて、政府がIT技術促進の為に学生のソシャゲ開発や運営までをも推奨している』などという、これだけ聞くと首を傾げてしまうようなものなのですが……。まあともかく、ソシャゲを開発・運営する部活動という舞台設定に説得力を持たせたかったのだろうと、呑み込みましょう。幸い、物語が進むごとに違和感はなくなっていきます。二巻では違和感など微塵も感じません。
そこを乗り越えられれば、作者さんが実際にソシャゲに関わる仕事をしていらっしゃるらしい為にソシャゲに対する知識量が豊富かつ、興味深いお話満載で、読んでいて楽しいです。
そして何より、ソシャゲの開発・運営も、全力を打ち込むに相応しい題材である事に気づかされます。プレイはお手軽でも、作り手の苦労は凄まじいのだと分かりました。
そんなソシャゲという"創作物"を通して語られるのは、本作の重要な魅力の一つである"創作への熱い想い"です。様々な登場人物を通して語られるそれらは、ある種のハウツー本よりも重厚で、濃密で、たいへん為になります。
別に努力の対象が創作でなくとも良いのです。何かに打ち込む経験がある人でもない人でも、登場人物たちの一つの事に全力で打ち込む姿に、読む人すべての心が打たれること間違いなしです。
「こんな青春、送りたかったな……」という羨望の対象が、ここにはあります。
一巻だけでも十分満足できるのですが、何と、続刊もあるのです! 二巻は一巻の満足度をさらに引き上げてくれる、パワーアップした内容になっています。魅力的な個性を備えたキャラクターたちも多数登場します。中でも特に『金剛院、木野山コンビ』が大好きです……。個人的に一巻で感じた少しの違和感や不自然さが全て取り払われていて、読んで良かったと心から思えました。
同時に「もっともっと続きが読みたい!」と思わせてくれます。
極めて個人的な話ですが、自分の読むラノベ読むラノベすべてが打ち切りで、もうラノベなんて応援しても無駄だな、やめよ……とか思っていた心の腐りを一気に洗い落とされるくらいには、最高の小説でした。
本当に、続きが読みたい。彼らの姿をもっともっと見続けたいのです。ただ、それだけです。
ライトノベルは異常な市場で、中身の完成度が売り上げに繋がる事がほぼありません。長く続いているシリーズよりも、一巻打ち切りのこのラノベの方が断然面白い!なんていう事象がありふれています。異常だ……。
何が言いたいのかと言うと、例え本作の続刊決定が発表されていないとしても、「打ち切りなら読まない」などと言わず、ぜひ手に取って欲しいという事です。読んで損のない世界が、ここにはあります。
心にダメージを負いはしますが、それでもラノベを読むことをやめられないのは、こういう素晴らしい作品がいたるところに埋まっているからです。
そこらへんの長編シリーズ作品では味わえない、高クオリティの、圧倒的で濃密な読書体験を味わって欲しいです。そして、ぜひ読者として舌を肥やしていってください。そうすれば不遇の打ち切り作品が少しでも減る……と願いたいです。
とにかく読んでみて欲しいです!以上!

紙木織々先生、最高の作品をありがとうございました!また先生の作品が読める日を心待ちにしております!

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オトギロワイヤル 長靴を履いた猫vs.桃太郎

2020/06/13 08:55

おとぎ話から出てきたキャラクターと一緒に戦おう!

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おとぎ話モチーフの、何ともまあ児童文学的な作品です。最後まで安定した面白さでした!
長靴をはいた猫という童話から“飛び出した”キャラクターのネコと共に、現実世界でおとぎ話にまつわる事件に巻き込まれていく、という物語です。設定が物凄く丁寧に作り込まれていますし、何より設定の新鮮さがあって良かったです。
“決められた運命に抗えないキャラクターたちの気持ち”などを取り上げたストーリーは、突き詰めると完全なシリアス方面に行ってしまいそうですが、そうならないような工夫がされていて、軽い読み味になっていました。その分読者の方で色々と深く考える事も出来て、なるほど面白いです。
なろうに頼りきらず、こういうラノベの可能性を広げてくれる作品を出し続けてくれる事を、講談社ラノベ文庫に望んでいます。

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