gonojiさんのレビュー一覧
投稿者:gonoji
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2019/11/30 18:40
遂に完結!
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カブキブもとうとう最終巻。 3年生最後の舞台である文化祭での演目「毛抜き」の上演までもう少しという時にまたもやトラブル発生!このピンチをカブキブの面々は切り抜けることが出来るのか。 はらはらドキドキの展開が待っています。 それにしてもあのモブキャラどもがやらかしてくれるとは。 これまでのエピソードも絡めつつ、舞台の進行は主だった登場人物それぞれの視点を通して進みます。主役も脇役も助っ人も裏方もそれぞれの思いが詰まったこの舞台を最後まで楽しみましょう。 顧問の東見先生、とんぼと芳の恋の行方も気になります。 最後の阿久津の台詞はまさにファンの思いそのもの。 その後のカブキブが気になるなぁ。 続編か外伝出ないかな。
2019/08/10 00:48
感想
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なんとなくタイトルと表紙に惹かれて読み始めたが、面白い!
幼くして両親を無くし、何かのトラウマで人前でろくに口の聞けないうえに千弥と会うまでの記憶を無くしてしまった弥彦と、弥彦の親代わりで按摩をしている若者ですこぶる美男子だが盲目、そしてそんな弥彦を異様な程かわいがる千弥。
2人は血の繋がりはないがまるで本物親子かそれ以上にお互いを思い合っている。
長屋に流れ着いた当初は周りを寄せ付けない雰囲気を醸し出して、周囲の人達に様々な憶測やある種の恐怖心を抱かせたが、今ではすっかり周囲にも馴染んで生活をしていた。
この二人、異様に目立ってるだろうな。
どう見ても訳ありだろうし、片や美形で盲目。
片や千弥とだけしか会話ができない子供だもん。
そんな二人の元にちょいちょい遊びに来て勝手に部屋に上がって家にあるものを食っては弥彦をからかう長屋の大家の息子で遊び人の久蔵。
こいつがまたはじめは碌でもねぇトラブルメーカーのお調子者に見えてたんだけどねぇ。
まぁそんな暮らしをしていたある日、弥彦がちょっとした事で怒りに任せて森で見つけた石を叩き割ってしまった事により、貧しいながらもそれなりに幸せに暮らしていた二人の生活が一変。
諸々あって弥彦が夜な夜な妖怪の子どもの預り屋をしなければいけない羽目に。 しかもどんな事情があろうと、一旦妖怪が子供を預けに来たら必ず引き受けねば死んじゃうぐらいの呪いまでかけられちゃったからさぁ大変。
こっから弥彦と預けられに来る様々な妖怪の子供たちとのてんやわんやの騒動が巻き起こる。
弥彦が妖怪達と接する事で成長していくのも楽しいが、何かいわくの有りそうな千弥からも目が話せない。 そして久蔵。 千弥が大好きな弥彦を常日頃からかいまくっているせいで、妖怪と関係を持ち始めた弥彦達からは折に触れてとんでもない仕打ちを食らってるけど本当は・・・
出てくる妖怪達も個性豊かで話を盛り上げてるから、途中でダレることも無く読み終えられた。
シリーズ化しているそうなので、今後も続刊を読み続けたいなと思った。
これ児童書の『銭天堂シリーズ』の作者である廣嶋玲子の作品だったんだねぇ。
あのシリーズも好きだけどこっちも良いな。
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