サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. 電子書籍ストア hontoトップ
  2. レビュー
  3. うしさんのレビュー一覧

うしさんのレビュー一覧

投稿者:うし

1 件中 1 件~ 1 件を表示

ダダ・シュルレアリスムの時代

2019/08/12 21:53

ツァラの営為の一端がわかるが……

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大変勉強になったが、フーゴ・バルの扱いについて若干の疑問があった。

塚原先生は、Ballの音響詩を「全く無意味な音の連続」と形容し、「「意味」を読み取ろうとするひとはいないだろう」と予測するが、これは誤りではないのか。 バルの『時代からの逃走』の邦訳解説に、例えばKarawaneにおいて、jolifantoはelefantを連想させるなど、「連想作用の諸契機に誘われて、主題のイメージが呼び覚まされる(S.251)」とあるように、「全く無意味」ではなく、イメージを喚起する効果がある。
更に、氏が主題とする「言語破壊」という面でも、バルが一見して「全く無意味」な言葉を用いたのか、もう少し考察した方が良かったのではないか。以下、『時代からの逃走』からバルの言葉を紹介する。

「大切なのは、観念連合です。そしてそれがあらかじめ少しばかり中断されることです。私は、他人が考え出した言葉を使いたくありません。言葉はみんな他人が作り出したものです。私は、言葉の不法行為をやりたいのです。」S.241

「一つの詩は、できるだけ言葉なしで、言語を用いずに、やり遂げるべき好機なのです。
私は、言葉が言葉であり始める、そういう場所で、言葉を持ちたいのです。」S.242

『ダダ・シュルレアリスムの時代』だからか、シュルレアリスムからやや離れている、非フランス系のダダイストの記述が浅くなるのは、仕方ないのかもしれないが、素人目に見て余りにも不当に思えた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。