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ましろさんのレビュー一覧

投稿者:ましろ

80 件中 1 件~ 15 件を表示

魔道祖師 1

2021/08/31 15:52

こんなにハマるとは思いませんでした

18人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この物語は過去に世の大悪党として非業の死を遂げた主人公が、13年の時を経て蘇えるところから始まります。
何の因果か宿命か、再会した友人と共に現在(今生)と過去(前世)が交差する謎を解き明かしていくホラーサスペンスであるのと同時に、古代中国を舞台とした血筋を重んじる大河ファンタジーとしても楽しめます。
魂魄の概念がある、いわゆる仙侠小説ですね。

BL小説だということを忘れそうになるくらい、巧妙に組み立てられた壮大なストーリーとなっており、夢中になって読みました。
BLと言いましたが、1巻の時点ではまだ共に噂を辿り謎を追うバディものという感じが強め。
信頼という意味でメインふたりの距離が少しずつ近づいていく様子が丁寧に描かれています。
前世主人公の死が絡んでいく謎が謎を呼ぶ構成や、作為的なものに巻き込まれていくハラハラする展開に目が離せません。
主人公たちが飛び抜けた実力を遺憾なく発揮していく描写にはワクワクさせられますし、心身共に未熟な10代の少年組がいるからこそ、経験の差が顕著に見て取れるのも面白い。主人公世代の年齢設定も個人的にツボです。

また、この作品は13年の空白期間がある主人公視点で物語が進むので、その空白期間があるからこそ生じる環境(関係性)やキャラクター自身の、変化及びギャップが面白さを引き立てていると感じました。
それ故に共に行動することとなる、一番ギャップが激しい藍忘機の行動原理(心の内)が、はっきりと描かれないのも面白い所となっています。

ただ、この作品は無辜の民を殺すのは駄目だが等価復讐なら問題ないといった考え方が主流の世界観であり、かつ古代の物語ということもあって倫理観も割とぶっ飛んでいる部分があるので、たとえファンタジーでも倫理観において現実との齟齬が気になってしまうタイプの方には合う合わないが分かれるようですね。

装丁が美しく、ボリュームも400ページ弱、かつ2段組となっており読み応え抜群です。
文体も違和感なくとても読みやすく翻訳してくださっています。どちらかと言えばライトノベルのような優しい文体なのでページ数の割にサラっと読めますよ。
ただ会話ならまだしも説明文にも「!」が入るのは講談みたいだなと思ってしまいました。
また、馴染みのない言葉や道具にも文中に注釈が入っており、覚えにくいキャラクターの名前にも中国読みのルビが毎回振ってあるのが有り難かったです。

中国古典に詳しければもっと深堀りして楽しめそうな作品ですね。日本のファンタジーとのいわゆるお約束の違いもあって面白いですよ。

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魔道祖師 3

2021/09/07 23:04

やるせないという言葉がピッタリはまる

17人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

3巻ではようやく、主人公が何故悪名高い夷陵老祖となり、何故悲惨な最期を迎えたのかという過去が全て明かされました。
正道とは邪道とは、善とは悪とはというテーマが色濃く出ていて、過去の清算できない罪も相まって心がかなり抉られます。

残忍かつ悲惨な激動の過去編を経て、さらに現在でも罵詈雑言の嵐で、読み返すのがしんどいくらい心が沈んでしまうのですが、そんな過去があったからこその胸が熱くなる展開や、合間合間にご褒美かのようにBLというアメをくれる構成に脱帽です。
時たま入るこの要素によって、ああそういえばこれBL小説だったわ…と思い出させてくれます。それくらい凄惨な巻です。
3巻も現在と過去を行ったり来たりしますが、過去編を挟むことでその前後の現在のシーンに深く大きな意味を持たせている点が素晴らしいなぁと思いました。

そしてやられたら何倍も残忍にやり返す夷陵老祖の魅力がすごいです。
何でしょうあの陽と陰の絶妙なマリアージュは。
弁が立ち才能があり圧倒的強さも持っているのに、見えていないものが沢山あり、色々と上手く躱せない青さというか、完璧でない感じが人間くさくて良いですね。
過去編はみんな大切なものを守りたかっただけなのに、守ろうとすればするほど手のひらから零れ落ちていき、全て裏目に出てしまうのが本当にやるせない。
特に藍忘機との気持ちのすれ違い、江澄との立場と生い立ちの差からくる守りたいものとその守り方のすれ違いが辛かったです。
現在も過去も「正義」という言葉が自分の理想に当てはめた、ていのいい言葉になっており、各々が信じたいものしか信じない様子に何とも言えない気持ちになりました。

つくづく少年組の存在が有り難くて仕方ありません。過去の状況を口頭や書物(捻じ曲げられた真実も含む)でしか知らない、これからの未来を担う少年組がいるからこそ、この重苦しいストーリーに光を見出せるというもの。
彼らは他ならぬ魏無羨本人と、隣に立ち続ける藍忘機をその目で見てきたからこそ、噂ではなく自分の目で見て判断したことを信じるようになっていくのが良い。
義城で積み重ねた信頼は厚いですね。こういった変化の理由付けが丁寧に描かれているのが素晴らしいです。

そして今回印象に残ったのは藍忘機の「皆人間だ」というセリフ。
誰も彼もが魏無羨のことを、無情で人間離れした何かといったように良くも悪くも過剰に評価し、当然のように悪意を向けてくる世界と成り果てている中で、いつだって彼を普通の人間にしてくれるのは藍忘機なんだなぁと、今生における鉄壁の精神安定剤っぷりに感服しました。
そんな中で、前世では未来を考える暇も余裕もなかった魏無羨が、あのような未来予想図を思い浮かべていることに愛しくてたまらない気持ちになりました。
難攻不落であった魏無羨の正解ルートを選び取り、全幅の信頼を勝ち得た藍忘機に拍手。

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魔道祖師 4

2021/09/03 12:05

最終巻なので軽いネタバレにご注意ください。

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読み終えた今、満足感でいっぱいです。
壮大な愛憎と復讐の物語、そして悲劇を経てようやく辿り着いたふたりの大きな愛の物語に、情緒の変動激しく夢中になって読みました。
巧妙に組み立てられたストーリーはもちろん、個性的かつ魅力的なキャラクターの人間模様が素晴らしい。掛け違いすぎて最早どうすることもできない複雑な思いの苛烈なぶつかり合いや、虐げられてきた者の魂の叫びが凄まじかったです。
ボリュームとしても長すぎず短すぎずの丁度良い塩梅。文体も最後まで読みやすかったなぁという感想を持ちます。「!」の多用は慣れませんでしたが…。
ライトノベルとしては秀作ではないでしょうか。

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4巻はさすがクライマックスというだけあって、BL全開の怒涛の展開、真相解明と衝撃の真実の吐露、1巻から敷いていた伏線回収に最後まで目が離せません。
切ないシーンから笑えてしまうシーンまでの振り幅が広くて感情が迷子状態でした。4巻はコメディ色強め。
今まで薄かったBL成分も4巻に凝縮されていてこの1冊で満腹です。その上番外編でデザートを胸焼けする程突っ込まれた気分。これはまごうことなきR18ですわ。これが噂の誘い受け…!と楽しませてもらいました。

この作品は悪を滅するという要素がありながらも、少年漫画のように世界を変えたり救ったりする英雄譚ではないんですよね。
誰もが完璧でも万能でもなく失敗を重ね、誰かを自分の都合の良い型にはめてきた、良くも悪くも自分の信念を貫き通した先に報いを受けた人達の物語でした。
とにかく大人はしっかりしろ!子供は全部見ているぞ!と言いたい。
メインキャラのほとんどに爪痕や消化できない蟠り、後悔を残していき、それでも否応なしに世界は続いていく。その点ではリアルさのある物語でした。
物語は大団円じゃないと!という方は消化不良に感じるかもしれませんが、テーマ的にも時代によって簡単に移ろい行く解を問い続けるものですし相応しい纏め方な気もします。主人公たちの笑顔溢れるやり取りのおかげで読後感はこれでもかというほど良いですよ。
個人的に若い頃に想像していた未来とは真逆の人生を歩んでいるキャラが多いのが、人生は選択の連続って感じがして良いなと思います。

ただこの作品は最初から最後までほとんど主人公視点で進むので、魏無羨が見聞きしていないものや知り得ないこと(特に生者死者問わず言葉にしなかった思いについて)は明確に描写されないことがあり、噂話や推測を信じるか行間から考察するしかない部分が存在します。
良く言えば読者に想像する余地を沢山残してくれているということですが、これを作者様の粋な計らいだと思うか、投げっぱなしで消化不良ととるかは読み手の作風の好みによるでしょう。
共に在ることを望んだ忘羨の物語としては綺麗に着地しているし、個人的にはとても良い幕引きだったと思います。

番外編は4巻収録分(108ページ)、小冊子(125ページ)合わせて全8話。この大ボリュームでこのお値段ってすごいですね。
本編では動乱の時代を生きるしかなかった彼らが、番外編で何てことない日常を仲睦まじく過ごす様子に顔が緩みまくりでした。死という悲劇があったからこそ捨てられたプライドと仙門への執着、悲劇と奇跡が重ならなければ掴めなかった幸せとも言えるのがしんどいところですが。
過去ごと全て荷物を分け合い欠けたものを補い合える彼らは、この先何があっても2人で乗り越えていけるのでしょう。素晴らしき愛。
ちなみに個人的ハイライトは言葉遊びを覚えた藍忘機です。

カバーにある兎も素敵でしたね。粋な仕掛けをありがとうございました。

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魔道祖師 2

2021/09/07 04:07

どんどん深く重いストーリーになっていく

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2巻は少しずつ解き明かされていく謎と、過去編による地獄へ真っ逆さまコース(まだ助走)というところでした。
早い段階で黒幕に当たりをつけるが、まだ大枠をなぞった程度で詳細は断片的な構成が面白い。
現在とそれぞれ違った人物の過去を交互に行き来するので、ストーリーが複雑かに思えますがその実、当時の出来事との関係性などが理解しやすくなっています。
2巻の過去編は「血筋の差による抗えない不条理さ」についてじっくりと描かれており、どれも本当に辛いとしか言えません。

現在も過去も最初から最後までハラハラしっぱなしでしたし、ストーリーが憎悪と復讐の連鎖でかなり重いです。
今まで培ってきたものが一気に崩壊する瞬間を描くのが上手いなぁと感嘆しました。直前まで上げて落とすのが上手すぎてしんどいです。
ですがそんな中でも変わらない魏無羨と藍忘機の全幅の信頼を置いたバディ感が最高でした。
魏無羨の亀の歩みのような心境の変化にも注目です。藍忘機の一挙一動に感情が無自覚に揺れ動くようになっていて、その度に顔が綻びました。
BLとしてはほんの少しだけブロマンスの域を出てきたかな?という感じなんですが、この重苦しいストーリーの中でふたりのやり取りは安心安全のオアシスとなっています。

そして2巻では生まれや境遇の面で、主人公たちと少し重なる部分がある人物たちが登場するのが面白かったです。
主人公たちの実際にあった過去、ありえたかもしれない未来をなぞっている感じが更に心を重くしました。
この作品は、このキャラクターはこういった生まれと境遇だったから、こういった人格になったのだという理由付け(過程)がしっかり描かれているのが素晴らしいですね。
だからこそ、やるせなさがあって余計に気持ちが沈むのですが…。

また、この作品は復讐物語でもあるのに、一番復讐と縁があるであろう主人公が、蘇ってからは復讐と全くの無縁なのが何とも言えない面白さを醸し出しています。
前世は世の悪として討伐された主人公と、彼が今生で悪と認めた人物との対比としても、主人公は悪名高い自分を否定しないこともあって、噂通りの人物なら大差ないだろうに何故そこまで悪を憎めるのか?という疑念を抱かせる構成となっているんですよね。
1巻から今生と前世の主人公を見てきた読者だからこそ、何が真実なのか?本当に彼が悪になるのか?と、噂とのチグハグさに惑わされてしまうのが面白いところです。
果たして主人公の過去に何があったのか。噂の真相が明かされない絶妙な箇所で次巻に続きます。

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プラネタリウム・ゴースト・トラベル 坂月さかな作品集

2021/06/30 22:25

夜の世界に誘われる

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

250ページ越えのSF好きに刺さる作品集。装丁がとても凝っていて、カバー下まで抜かりなし。
1つ1つにストーリーが込められたイラスト作品と、イラストから派生した漫画が楽しめます。
見開きのイラストは圧巻ですよ。

青をベースとした静かな夜の世界を描いたイラストや、それに連なる優しく切ないストーリーが、読者をあっという間に夜の世界へと引き込みます。
短編集かと思いきや時系列がバラバラなだけで全て繋がっていて、物語としても面白かったです。
色々な想像が捗るSFの世界観がたまりませんでした。
こういう読み手が自由に想像できる作品って良いですね。
夜の世界にどっぷりと浸かった後の余韻がまた素晴らしい。これは眠る前に読みたくなる癒しの1冊。

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第二部の始まり始まり

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第二部が始まりました!
5年も経てばふたりの初々しさもなくなり、実央が家族にすっかり馴染んでいるのがリアルでした。
むしろ熟年夫婦みたいになってない?って感じ。今巻がBLっぽさが薄いと言われるのはこのせいでは?笑
でも5年以上一緒にいて飽きられてないか不安になる実央、ポンコツダメ人間ながらも実央にちゃんと愛を伝える駿が愛しい巻でした。
このふたりはナヨナヨしてなくて、男同士で付き合ってるって感じがちゃんとするのが良い。
相変わらずのふたりに安心します。セッ○スレスっぽいのが今後心配ではありますが。
変わってしまったものもあるけど、変わらないものもたくさんある。そんな当たり前の日常を大切にしたくなる温かい巻でした。

今巻では思春期かつ反抗期のふみくんが、中学生あるあるな感じが強烈で印象が残りやすいです。
ふとした行動が段々と駿に似てきているふみくんに笑ってしまいます。
頑張れふみくん!次巻で何かしら関係が良い方向に進むといいね!

今巻はBLっぽくない、ふみくんと桜子ちゃんがフォーカスされてメインふたりが脇役っぽいとか言われているようですが、私はそこまで思いませんでした。
今まではずっと実央と駿のふたりに焦点をあてていましたが、4巻からはそれだけではなくなっただけの話。
エロがないのはBLじゃないと言われたらどうしようもないですが。
個人的には満足な1冊です。早く次巻が読みたい!

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ダンジョン編の真価

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ダンジョン編が始まってから早8巻目くらいでしょうか。
これまでは主人公ズの下層からの型破りな攻略と、救出班の上層からの堅実な攻略が続いたことで所謂溜め回が多かったのですが、この39巻で一気に物語が動きました。
しかもアトルニア王国の根幹の話という重要なピース。
アトルニア王国にはいないニンジャの謎、なるほどそうくるのかと膝を打ちました。

正直とんでもないことになってきています。
国の成り立ちとその軌跡を紐解く展開に、私は興奮冷めやらぬ状態です。
まだ10代のDXたちが矢面に立たされ、先祖の尻拭いをさせられている状況が酷なんですが、番人からしたら、直接関わっていなくとも○○○の存在を蔑ろにしてのうのうと生きているという意味では全員同罪という認識だろうし、怒りはもっともなのが辛いところですね。
特にDXとTTは政と無縁ではいられない身分。アニューラスが過去にイプカに言っていたセリフが刺さります(10巻P52)。
ダンジョン脱出後の問題が増えすぎていて、この風呂敷をどう畳んでいくのか全く予想ができません。

気力も体力も限界の中、もう後戻りはできない生か死かの二択、このままの正攻法では厳しい状況でこれから一体どんな奇策が飛び出すのか、次巻が待ちきれません。

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ダンジョン編も佳境へ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今巻は激しい戦闘シーンが多めで滾ります(作画は少しわかりにくいかも)。
ゲーム好きならワクワクする仕組みもありますよ。
一応ですが、今まで以上に蟻の群れがワラワラしているので苦手な方はご注意を。
37巻はあらゆる方面で人が動いていて、伏線を回収しながら新たに蒔いている状態。これがどう収束していくのか楽しみです。
恐らくクレッサール編の時のように、一気読みしたら更に面白いと思える話だと思うんですよねこのダンジョン編。

そしてこれまで色々ありながらも比較的順調に攻略していた一行が大変な状況になってきてハラハラします。
前巻でラスボスかと思いきや、兄妹の邂逅も含めてそうくるか~!という感じでした。
将軍蟻が強すぎてもはやDXの好敵手に見えてきましたよ。
イオンちゃんは気丈に振る舞っているけどかなりDXに会いたかったようでとても可愛い。
何気にDXの殺意増しましアタック受けたの初なのでは。
六甲の人としての心の成長も垣間見えます。フィルとの信頼関係最高。
副読本が10巻になるあの邂逅には笑ってしまいました。

そしてこれが本当のラスボス戦?
刀自が言っていたリドのバフ効果が発揮されていてめちゃくちゃ格好良いです。阿吽の呼吸を見せるDXとライナスも良い。
ラストはまたもや、とてつもなく気になる所で引き。次巻も楽しみです。

レッセは回収され、奥の手を有したまま残る大きな謎はニンジャについて…。
となるとまだ展開がひっくり返りそうですね。
ライナスが危惧していた通り、DXが段々と騎士脳に傾いてきていて心配だしどうなっていくのでしょうか。

プチリオールは2本立て。
通常版と特装版の表紙を並べると今巻のあのシーンになるのも良いですね。

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ダンジョン編も終わりが近づきつつある?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

引き続きダンジョン編ですが、物語もそろそろ佳境に入ってきたもよう。
今巻は見所たっぷり、新たな情報満載でめちゃくちゃ読み応えがあります。
加筆は少しだけ(とある戦闘シーンがわかりやすくなっていました)。番外編も2本立てであります。
ちなみに虫…というか蟻が本気で苦手な人は注意した方が良いかも?36巻の半分以上が蟻の話ですので。

上からも下からも攻略が進むダンジョン編ですが、今や人員総動員って感じで楽しい。1つに収束していくワクワク感がたまりません。
それと同時にDXパーティーは食糧の残量や通信の終了という不安、先行隊のニンジャは不穏な謎がチラついていて、どうなる次巻!って感じですね。
刀自も友好的なのに元危険種の怖さがナチュラルに出ていて、その塩梅が良いなぁ。(遺言発言は冗談かと思ってたw)
ちゃっかりダンジョンに居座ってる刀自が可愛い。あの憎めなさが良い!
というかそこで終わっちゃうのか~~~うわ~~~ってなる引きなので、次巻が既に待ちきれません。
次巻は所謂ラスボス戦かなぁ。シスコンバーサーカーと化するDXが早く見たい。
でもまだあのニンジャの伏線が回収されていないからまだまだ展開がひっくり返るかもしれない…。
予測できないのがランドリの良い所。

個人的見所は、フィルの成長です。あのフィルが相手を立てることを覚えてる…!
前巻ではティ・ティと一蓮托生になっていましたが、今巻ではDXともある意味一蓮托生の状態なんですよね。フィルってば騎士(候補生)タラシ!

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引き続きダンジョン編

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まだまだ続くダンジョン編。RPG好きにはたまらない面白さです。DXがリーダー頑張ってます。今巻は加筆が大量で本誌で追ってる人も新鮮味がありますよ。
アカデミー騎士団編のDXがいたときの再現と言われているダンジョン編ですが、過去のハルとフィルの会話が活きるグッとくるシーンがあります。フィルもライナスもDXと関わってからほんと変わったな〜としみじみ。
次巻はニンジャのことにも触れられたりするんでしょうか。一体いつ触れられるのかとドキドキしてます。そして一筋縄ではいかないDXの考えとアンちゃんの考えが果たして一致するのか?!多分しないんだろうなぁw ウホウホ。

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ダンジョン脱出おめでとう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あらすじの通り、ようやく(後始末を残しつつの)ダンジョン編クライマックスと言える所まで来ました。
32巻終盤からダンジョンに潜り、そこから5年弱を費やし今や41巻。
まさかここまで物語の根幹に深く突っ込んだ話になるとは思いもしませんでしたね。
かなりの長編でしたがあまりにも濃密で重要な話だったので、また最初から読み返して理解を深めなければ(ランドリの醍醐味ですね)

地上に戻るまでがダンジョン探索なので帰りに何もないわけがなく、まだまだ見所盛り沢山です。
やはり彼らのテンポの良いやり取りは面白い。
これまでコミックス本編では描かれなかったDXの弱点もついに…。

前巻の衝撃も消化できないまま自分だけ…の状況下に置かれDXのメンタルが弱っているであろう中、六甲のあの言葉は救いだったでしょうね。
クレッサール編でも六甲は、元の身体ではできるのに普通のニンジャの身体ではできないことに歯痒さを感じる場面があったので、あの言葉は六甲の本心なんだろうなぁと。

そしてさすがのイオンちゃん。
逆プロ…他の人に見られてるけど、イオンってあの姿だと騎士たちに見習いニンジャと認識されているわけで、あのワンシーンは六甲と見習いってそういう関係なんだ…と思われてるやつでは…?

あと刀自が竜脈や竜創の発動の度にビリビリきてるのは不憫可愛いですね。
刀自が何故姿をコロコロ変えていたのかは、41巻特装版の小冊子へ。

いやぁ、とにかくみんなお疲れ様でした!
次巻で未回収の謎が全部回収され、後始末や療養をしつつ新展開に入っていくのでしょうか(まだまだ終わらないでほしい…)
また学園でわちゃわちゃする彼らを見たいものです。

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ようやく一段落

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

引き続き番人vs DXのバトルで盛り上がり最高潮の栄えある40巻。
まさかの実況中継的なものが始まって笑ってしまいましたが、離れていても心はひとつ!な展開はいくつになっても心沸き立つものがありますね。

DXにとってはとても辛い事実を突きつけられてしまったけど、選択の余地なくニンジャとしての「普通」の道を外れ、人と混じった大きいニンジャを「普通」として生きてきた人(忍)生が不幸だったかと言われると、決してそんなことはないんですよね。
この辺りの心情についてはクレッサール編を読み返すとめちゃくちゃ面白いです。

全体的にダンジョン編は「過去から今を繋いできたものの集大成」になっていて、過去の出来事が少し形を変えて繰り返されることで、キャラクターの心情や変化、成長がわかりやすくなっていると個人的に思いました。
今巻だと特に、リドのあのシーンはウルファネア編終盤のウールンのようでグッときます。

バトル終盤はDXだけでなく、遭難メンバーのそれぞれ得意とした見せ場があって最高でした。
そしてさすがDXというべきか、相変わらず裏のない物言いで相手の気を削ぐのが上手い。
このDXらしさが初期からずっと変わらないのが好きだなぁと。

重要な要素はもうほぼ出し切った感ある今巻ですが、ここからどう風呂敷を畳んでいくのか楽しみです。
なにはともあれ、サー・ジャック!サー・ジャック!

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刹那の風景 1 68番目の元勇者と獣人の弟子

2020/11/30 22:38

切なくも温かいストーリー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

素敵な色彩の表紙に惹かれ、初めて前情報なしでラノベを購入しました。
「人に寄り添う」といった言葉がぴったり当てはまる、とても温かいストーリーで大満足です。
帯にあるように10年も小説化を熱望されていた意味がよくわかります。
主人公はよくある異世界でのチート能力持ちという立ち位置ですが、人前では能力を限定しお金もコツコツ稼ぐ、あんな過去がありながらも人当たりの良い堅実な主人公でとても好感が持てました。
そしてアルトがとにかく可愛い。可愛いしか言えない。読めばわかる。
1巻は二人での旅の出発までが描かれており、これからどんな出会いが待っているのかとても楽しみです。
表紙だけでなく挿絵も全て素敵なので、ぜひ手に取ってみてください。

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海辺のエトランゼ

2020/08/26 16:03

心理描写が素晴らしい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

実央と駿の出会いと、その後の沖縄での暮らしのお話。
穏やかに流れる時間がとても心地良かったです。
ノンケ×ゲイのBL作品って、葛藤も程々にすんなり付き合って幸せになるものが多いですが、この作品は付き合ってからの葛藤がまるまる1冊かけて丁寧に描かれています。(付き合うまでの実央の葛藤は春風のエトランゼで。)
相手を第一に考えているからこそのノンケとゲイの考えの食い違いがリアルでした。
駿の元婚約者の登場にプチ三角関係あり。BLで女性が間に入ってくるのが苦手な方はお気を付けください。
読後は沖縄の澄んだ海のように、温かく爽やかな気分になれました。

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Landreaall 41 特装版 (ZERO−SUM COMICS)

2023/09/30 23:37

小冊子について

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本編のレビューは通常版にて。こちらには小冊子の感想を。
今回は二本立てです。

イオンがニンジャのように王城を駆け回っているのが原因で、動物と間違われ従騎士が捕まえようと…?
古典的な罠に引っかかる猿…もとい皇女。
従騎士たち(貴族のお嬢様バイアス)とイオン(自覚無し)のアンジャッシュぶりに笑ってしまう。

もう一本は刀自が何故コロコロと姿を変えていたのかについて。
本編の補足でした。なるほど納得。

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