くぼたまさんのレビュー一覧
投稿者：くぼたま
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カワイイ暴君になれば恋もお金も思うがまま！
2019/10/14 15:04
使用人でいる必要はない
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「女性は自分らしく生きていれば幸せをつかめる」という女性エッセイはの類書です。
「暴君」という強いキーワードを使うことで心に入りやすくなる気がします。
私もそうなのですが、こういった本を手に取るのは周囲の反応に気を遣って自己評価を低く設定していて、そんな自分では満たされていない女性ではないでしょうか。
自己評価低めの女性なら「暴君マインド」くらいのふるまいでちょうどいいはずです。
私は暴君であろうとしてみて、はじめて自分のなかにはびこる「使用人マインド」に気づきました。
自分を不幸にしている考え方と自分を豊かにする考え方をみつめるきっかけになる本です。
うずまき （ＢＩＧ ＣＯＭＩＣＳ ＳＰＥＣＩＡＬ）
2019/10/04 17:36
中身も重量も分厚い
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
最初の刊行では確か３冊くらいだったと思います。
それを１冊にまとめているので、読んでいると手首がもげそうです。
小さな町のひとりの青年の違和感からはじまる物語が、どんどん狂気にふれていくのです。
こわいというか不安というか気持ちが逆なでされるのに、読むのをやめられません。
イヤな気持ちになるのに、何度も読み返してしまうのです。
全面的に薄暗い絵柄がさらに不安をあおります。
なんでしょう、この中毒性は…。
結局何回も読み返しているので、費用対効果はバツグンな本になりました。
読み応えのあるマンガをお求めの方には、ぜひおすすめしたいです。
猫好きの私としては「よん＆むー」もおすすめしたい。
伊藤潤二独自の薄暗いホラータッチでの猫エッセイマンガなのです。
タロットの秘密
2019/10/04 17:16
バランスの良い１冊です
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タロット占い修行中です。
そもそもタロットとはなにか、どんな歴史があるのか、占い以外のタロットの概説的な知識が欲しくてこの本を読みました。
中世のカードゲームから派生したタロットの成り立ち、魔術的秘密結社による神秘的な意味の付加、多彩なデザインの誕生など、私の欲しい知識が得られました。
大アルカナのカードの意味と、枚数の少なめの「初心者向けスプレッド（カードの並べ方）も参考になります。
まさに、初心者のゲートウェイとなる、役に立つ本です。
鏡さんは研究者としての一面もおありなので、筆致がおだやかで読みやすいです。
新書サイズなのもよくて、通勤途中に少しずつ読み進めることができました。
タロットに興味を持ったけど、その興味をどう深めたらいいかわからないという方に是非お勧めしたい本です。
キレる私をやめたい 夫をグーで殴る妻をやめるまで （ＢＡＭＢＯＯ ＥＳＳＡＹ ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ）
2019/10/04 15:15
著者は思いっきり自分をさらけ出してくれています
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ここまで自分の心の動きを追えるようになるのに、どれだけ時間がかかったのでしょうか。
著者の田房さんは
・どんなことがキレるきっかけなのか
・キレたときの自分の暴れっぷり
・キレたときの自分の心の動き
を丹念に漫画にしてくれています。
特に「キレたときの自分の心の動き」を丁寧にたどっているのが、すばらしい。
何に傷ついて、何が足りないともがき、何を欲しているのか、自分を見つめながら気づきを得ていきます。
また積極的に専門家の手を借りているので、実際に専門家がどういう手助けをしてくれるのかの参考にもなります。
このマンガを読んでいると、自然に自分の心をたどることになります。
面白いだけでなく、一つのサンプルケースから自分を見つめなおすツールにもなります。
山伏ガール 登拝開運祈願 （ＨＯＮＫＯＷＡコミックス）
2019/09/20 12:12
優れた登山ノンフィクション
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
私も巡礼の登山が好きな者です。
筆者さんの信仰の対象である山に入る心構えが謙虚で好感が持てました。
その上、まったくの登山初心者だった筆者さんが見よう見まねで登山をはじめて、徐々に成長していく姿が見られます。
私もそうでしたが、先達がいないと「登山の準備」はどうしていいかわかりません。
ネットで調べ、実際に登ってみて、そして痛い目をみて学んでいくのです。
自分の体で学ぶことは貴重で、私も参考になりました。
熊野詣や石鎚山など筆者さんの足取りは山岳ガイドとしても優れています。
マンガというビジュアルがすんなり入ってきます。
山の上にあるパワースポットに行ってみたいけど、どうすればわからない、という
方におすすめします。
そしてもう少し登れるようになったら、加門七海の『鍛える聖地』もご一読を。
手の治癒力
2019/10/13 21:57
「手当て」は本当らしい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
痛いところには自然に手を持っていきますね。また落ち着かないときは髪の毛とか顔とかをなでたりします。
人は母親からなめてもらった動物の記憶をまだ持っているそうです。
それだけではなく手と脳の関係性や手の皮膚感覚の繊細さが触った相手を癒やすということを本書は説明しています。
精神論ではないのです。
マッサージというのは理にかなった痛みへの対処なのです。
この間、定年退職者の送別会に参加したときに退職する方の肩にそっと触れてお別れを言いました。そうしたら握手を求められました。握手した手と手で、お互いの気持ちがより深く伝え合えた気がしました。
「触れ合う」ことは大切のです。
神のふたつの貌
2020/12/21 15:05
はじめて解説に感謝しました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
貫井作品を現在乱読中ですが、この」作品は「しかけ」がわかりませんでした。
解説を読んで、はじめてこの作品の「しかけ」がわかった次第です。
貫井作品は意図的に登場人物をフルネームにしたり名字だけにしたりして人間関係を悟らせず、最後のひっくり返すとくいのパターンがあります。
この作品は一番複雑でした。
またやられた。
私のように最後までわからないまま読了した人は、ほかにいませんか？
本性
2020/12/21 14:53
くずの品評会
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謎の美女があらわれ、かつての事件の復讐を遂げていく。
要約すればこれだけですが、本書の惹かれるところは復讐されるくずの人たちの日常生活を本人目線で描いていることです。彼らは「自分は普通の、何も悪いことはしていない人間だ」という自意識を強く感じさせた上で、かつてやったことを淡々と突き付けていくのです。
相手の「本性」を見極めての復讐です。
つい勢いで読んでしまったので、もっとこの作品を味わいたくなって直後にもう一度読んじゃいました。
すぐ読み切ってしまいたくなるのでコスパが悪い、でも必読です。
2020/12/21 14:40
技術より心の在り方の指南書
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男性の登山エッセイは勇ましいか説教臭さが先に立ちますが、鈴木みきさんのこの作品はすんなりと身に沁みます。
私も３年くらいの登山歴になり、自分はできるんじゃないかと思いあがっていたところでした。
山行は楽しいだけじゃないことがわかってから、また勉強することがみえてきます。
「初心者っ卒業」をかかげた助手くんの行動を通じて、謙虚に山に向き合うことを教えてもらいました。
努力しないで作家になる方法
2019/10/14 14:44
あきらめが悪いにもほどがある
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『邪馬台国はどこにある』をはじめとした着想で読ませる鯨藤一郎さんの小説家デビューするまでのノンフィクション（多分）です。
トリックより邪馬台国や卑弥呼の歴史の独自解釈やうんちくが豊富で、一休さんや萩原朔太郎などが探偵役だったりする意外性いうなることが多い作家さんです。
はっきり言うと文章自体はあまり上手ではないしキャラクター設定がベタですが、うんちくや歴史とか昔話の解釈がおもしろくてたまらなくて一気に読まされてしまうのが鯨作品の魅力というか魔力です。
鯨作品がどのように生み出されるのか知りたくて、本書を手に取りました。
まあ、作家になろうと決意してからデビューするまでの期間が長いこと、経済的に行き詰まっても家族い苦労させてもねばること、驚きでした。
これだけうまくいかないことが続いたのに心が折れず、書き続け、教養の引き出しを増やし続けて頑張りとおせたものだと思いました。
要領が悪くチャンスにも恵まれないけれど、応援してくれる人には恵まれることが、成功するまでしつこく粘り通せる秘訣なのでしょう。
「がむしゃらな日々は報われる」そう思えて元気がもらえる本です。
ちつのトリセツ 劣化はとまる
2019/10/04 15:29
女性必携の書です
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私は５０歳女性です。
昨年この本を購入するまで、自分の膣に対して全く考えたことも、ましてや触ったこともありませんでした。
膣は自分の大切な部分であるのに、触れてはいねないもの扱いをしていたのです。
しかし、いわゆる更年期にさしかかり、生理周期が短くなったりする変化をみて自分の体に向き合おうと思うようになり、この本を手に取りました。
女を半世紀やっていたのに、「女性器」の知識がまったくと言っていいほどない自分に驚きました。
とはいえ、この本を読み終えてから自分が実際に膣のケアを始めるまでは少し時間がかかりました。「自分の膣に触る」これだけのことにかなり抵抗があったのです。
それでも膣ケアを始めてみてよかったです。
私には目に見えた効果はありませんでしたが、自分の女の体を大切にしたいという強い意識が生まれました。
はち切れそうな若さはなくなった今からは、自分が丁寧にあげないと女が枯れてしまうのです。
毎日は続けられませんが、時間があるときにオイルマッサージは続けていきたいです。
なお、無印良品のアーモンドオイルはお値段手頃でよいです。おすすめ。
神奈川県の山
2019/09/18 14:38
コンパクトで使いやすい
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古い版のこの本を利用してきました。
地図と高低差表、標準タイムと必要な情報がしっかり記載されている上に、写真が多くて行程がわかりやすいです。
ガイドの文章も読みやすいので、大変参考になります。
なにしろコンパクトな本なので、持ち歩きにも適しています。
パラパラと眺めながら、次の山行を考えるのも楽しくなる１冊です。
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
2019/10/07 15:07
わかる人なら膝を打つ本です
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
私自身もチェックテストで１４コ該当ました。
子どものころから、他人の一挙手一投足にいちいち反応してしまったり、大きな音に過剰日びくっとしたりしていました。
暴力的なシーンも苦手です。つくりごとのテレビドラマやマンガでも登場人物が不幸になるのを見ることに耐えられません。
そんな自分は「弱くてダメなヤツ」と思っていました。
でも、ひとつの性格というか個性なのですね。
良いとか悪いとかでなく、ただ「そういう人もいる」というだけのことなのです。
この本で他の人の実例にたくさん触れて、そういうことに気づくことができ、ほっとしました。
多分、当てはまる人はよくわかるけれど、ピンとこない人はまったくわからないと思います。
当てはまる私の仲間におすすめしたい本です。
当てはまらない人にはＨＳＰを理解していただき、あたたかく見守って余計なアドバイスなどせずにいてあげて欲しいと思います。
身体が「ノー」と言うとき 抑圧された感情の代価
2019/10/13 21:35
心は無理できません
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
よくスピリチュアルの本で心と体はつながっている、というのを見かけます。
この本の作者はカナダの医師です。
実際に作者が診察したり話を聞いた患者からエピソードを重ねているので、エビデンスがしっかりしています。
家族への不満や忙しすぎる生活をし続けることで難病ALSやリウマチ、ガンになってしまう。
理性が無理を選択しても、よく言う言い方ですが「体が悲鳴を上げる」のです。
ちょっと400ページはボリュームありすぎで読むのに体力がいりますが、我慢強いという自覚のある人は読んでみた方がいいです。
自分を守るために。
イヴルルド遙華監修 お金も幸せも本当に貯まる! 馬蹄チャームつき 本革長財布 BOOK
2019/10/04 14:59
姿の美しさにテンションがあがります！
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
私は長財布派です。
手ごろな値段で本革の長財布が欲しいな、と思っていたところに、目にとまりました。
なにしろゴールドのインパクトがすごい。
「昨日より今日、今日より明日」のメッセージプレートとか馬蹄型チャームとかのラッキーアイテムがてんこもり。
お金を引き寄せてくれそうな気がしてきます。
大きめの外ポケットには家の鍵も入って便利です。
実際の使い勝手としては、間口が狭く大きく広がらないため小銭をさがしにくいです。
普通のお財布は小銭部分にチャックがありますが、このお財布にはないため、うっかりお財布のチャックを閉め忘れるとカバンのなかに小銭をばら撒いてしまうことになります。
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