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投稿者:ul-s

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名医の追放 滋賀医科大病院事件の記録

2019/11/17 22:29

元 待機患者より

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

岡本先生の元待機患者として、読まずにはいられない一冊でした。
著者の方は現場に何度も足を運び、この忌々しい社会的問題を丁寧に取材しておりました。

私も含め、ガンの診断を受けた患者は死の影におびえつつ、真剣に助かる最善の方法を探します。
やっとたどり着いた治る治療、本に出ていない患者の中にも、地元の医師には根治は無理と言われた方も何人もいる中、岡本先生なら治せるという話を聞きつけ、藁をもつかむ思いで遠路はるばる日本全国から来るのです。
先輩患者様たちの地道な活動に助けられ、私を含め数十人は希望する治療を受けることが叶いました。
でも、10月の診察室前の椅子には、今年ガン宣告を受け、11月末に間に合わない患者の方が来られていました。(毎週、新患の方が来るそうです)
そして、岡本先生の治療継続を求める患者会の活動は今も続いています。

私はこの本を、滋賀医大の関係者に読んでほしい。
本来、助かるはずの命、医療従事者としてどんなスタンスで患者と接していくのか、もう一度、自分の医療従事者としての進む道を考えてみてほしいと思います。

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