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いろはさんのレビュー一覧

投稿者:いろは

8 件中 1 件~ 8 件を表示
月の満ち欠け

月の満ち欠け

2019/12/11 21:48

一気読みしました

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

出だしは、よく分からないな、どういう話になるのかなとゆっくり読み進めていったが、いつの間にか引き込まれていた。
何がどうとかは説明できないのに、読んでよかった、面白かったと思える小説だった。
何かを信じるということ、何かを信じないということ、何かを信じたいと思うこと、それをもたらした強い執着を愛情という言葉で置き換えていいものか。あるいはそれこそが人の求める運命の愛というものなのか。などと考えること自体が余計なことかもしれない。とにかく面白い小説だった。

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戦争は女の顔をしていない

戦争は女の顔をしていない

2021/08/25 19:58

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

何もない広場に立っているところに雪のように言葉が、文章が、降ってきた。ひとつとして同じかたちはない。雪はどんどん降り積もる。気づくと雪の中に立っている。
いや、そうではない。初めから積もっていたのに今まで見ていなかったのだ。
この本を読んで、知らなかったのだということを知った。知らなかったことを知ったなどとは言えない。ただ、知らなかったということが分かったのだ。
この本はそういう本だ。

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ミトンとふびん

2024/10/03 21:34

ありがとう

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

劇的な何かが起こる訳ではない。
喪失の哀しみに揺れ動く感情が、
日々のささやかな気持ちの動きが、
これまで想像したこともないほどの美しいことばで紡がれている。 
その美しさをどうすれば形容できるだろうか。
「涙がでるほど美しい」という表現が陳腐に感じられるほど。
「美しい」という表現すら間違っているのかもと疑うほど。

誰にかも分からないが、とりあえずお礼を言いたい。
今ここにいられること、
そして、
この本を読むことができたことに、
心から。
ありがとう。

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白い病

白い病

2022/09/28 21:52

錯覚

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本編の後に付録として掲載された「前書き」を読みながら、つい最近書かれたもののように錯覚した。新型コロナのパンデミック、ウクライナを始めとする各地の紛争。それらについて書かれたのではないかとの錯覚。チャペックがこの戯曲を書く契機となったという理念の衝突は姿を変えながらも存在し、1937年当時と同じく今もまだ何も解決していない。チャペックの言葉が重くのし掛かる。「私たちは、単なる観客であってはならない。小さな民族のまったき正義、まったき生は、劇的な世界の対立のどちらの側にあるのかを知ろうと試みる戦士として、関与しなくてはならないだろう。」

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屍人荘の殺人

屍人荘の殺人

2019/11/18 22:21

何も聞かずに読んでほしい

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とにかくあらすじを聞かれても絶対に教えられない。結末を教えられない小説や映画はあまたあれど(ミステリだから当たり前なのですが)、もし読む前にちょっとでもあらすじを聞かされていたら教えた相手を恨んでいたことでしょう。それどころか、もしかしたら読むのをやめていたかもしれません。読み終わった今となっては、ミステリにはまだこんな方法があったのかという驚きと謎解きの論理の美しさに言葉もなくこのような作品を産み出してくれた作者に感謝しています。途中で「この展開なんなん?」と一瞬退いてしまったことをお詫びします…。私が「なんなん?」と思った全てが必要なことでした。久しぶりの衝撃でした。

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JR上野駅公園口

JR上野駅公園口

2021/07/06 21:29

圧力

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最初の五頁で、できれば読みたくないと思った。きっと辛い話になると確信した。なのにどうしても最後まで読まなくてはいけないような圧力が、文字の間から立ち上った、ように感じた。視たくないと目を強く瞑るような気持ちで最後まで読んだ。著者のあとがきにあるように「在るひとに、無いひとの気持ちは解らない」のだろう。そして、解らなくてもいいのだろう、多分。それでもそれぞれ生きている。

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神戸

神戸

2019/12/31 22:27

神戸について

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

森見登美彦さんの帯に惹かれて購入した。俳句については全く無知であるので、西東三鬼という俳人のことも京大俳句事件のことも初めて知った。私は神戸生まれでも神戸育ちでもないが、近くに住んでいることもあり、幼いころから三宮や元町をよく知っている。ページを読み進めていくうちに、そのよく知っているはずの町並みが知っているようで知らない町のようにも見え、いや、やっぱり知っている町だとも思え、迷い道にはまりこんだような不思議な感覚を味わった。「神戸」を神戸市という意味では使っていないのも、神戸市民ではない私の感じ方に合ったのかもしれない。

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交換殺人はいかが?

交換殺人はいかが?

2019/11/26 22:35

新たな名探偵

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ひとつひとつの短編がミステリ好きの気持ちを掻き立てます。しかも名探偵は小学六年生。深木章子さんのミステリには結末が辛いものも多く、この短編集の中の短編も例外ではないのですが、じいじと孫の樹来との温かい関係ややり取りが印象的で気持ちよく読むことができました。もちろん深木さんらしいトリックや謎解きはがっちり楽しめました!続編は未読ですが、樹来が大学生になっているとのこと、どのように成長しているか楽しみです。

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