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桃園りおんさんのレビュー一覧

投稿者:桃園りおん

1 件中 1 件~ 1 件を表示

美しき女性の鎧姿、か弱き乙女の軍略記

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なんとも不思議な歴史小説である。
これはライトノベルである。
確かに文体は読みやすすぎるほどにライト。
歴史知識がゼロでも読めるため、小学校高学年から中学生ほどでも読破は容易であろう。

しかしなぜか重厚感がある。
その理由は作者の持つ歴史的な知識の引き出し。戦場の描写の楽しさと
文字を巡る物語の深さが面白い。

この作品は殷という時代を、
とある少女の視点から噛み砕いて
現代人に提示したものである。

読後は殷という時代を生きる少女たちや、
文字の誕生といったことに思いを馳せることになる。

ライトノベルという枠に収めておくのが惜しい作品である。

なにせ扱う題材が、渋い。渋い。渋い!

1.マイナーな殷代の女性軍事家・政治家の婦好を主人公にしていること。
2.女性のみの軍を、女性の指導者と少女の軍師が指揮する軍記モノでもあること。
3.漢字の誕生秘話に触れること。

いままでに似た作品が思いつかず(女性版の『キングダム』・時代的には『沈黙の王』か)、
オリジナリティがある。

新しいレーベルかつ主題となる人物が非常にマイナーなため、この作品をみつけるのはなかなか難しいように思う。
ゆえに、このレビューを読んでいるあなたもかなりレアな存在だ。

いままでに読んだことのない歴史小説・中華ファンタジーが読みたいというかたに特におすすめしたい。

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