サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. nomnomさんのレビュー一覧

nomnomさんのレビュー一覧

投稿者:nomnom

39 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本満月珈琲店

2021/03/09 00:28

『満月バターのホットケーキ』

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

どこでかは思い出せないけれど、このメニューに魅せられたのは確かなのです。

「やっと出逢えましたね」
絵ばかりに魅せられて、どなたの絵なのか確認しなかった自分の迂闊さに苦笑しつつ『縁』があれば出逢えるという想いでしたが…まさか、書店ではないところでお見かけするとは…。
『満月バターのマフィン』とてもおいしそうです。

この物語は・・・ー
月のきれいな夜に現れる『満月珈琲店』
失恋、挫折、リストラ、最愛の人の喪失…。
疲れた人がそっと訪れることができる不思議なお店。

「当店ではご注文を伺いません」

マスターがあなたのために運ぶとっておきの料理…。

月の光を放っているような、星のきらめきを閉じ込めたような不思議な料理の数々とマスターのやさしい言葉に、小さいけれども自分だけの輝きをこころに灯し現実に立ち向かう人々。
最後の章、夕暮れ時のお店に訪れ『珈琲』を飲む女性のお話で物語は…。



何十年か後に…。
夕暮れ時に星の輝きを纏った銀砂が広がる海辺でマスターが淹れてくれた『珈琲』の飲み比べをしてみたいなぁ…。
『月光ブレンド』『星屑ブレンド』その2つよりも味が格段に落ちるけれども『これはこれでまあまあ悪くはなかったな』と思える『自分の人生ブレンド』…。
それらの『珈琲』を飲んでから『こころやさしいサソリの命の灯し火』や『輝く竜胆の草原』を見に旅立ちたいと密かに願ってしまうのです…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本満月珈琲店の星詠み 1

2021/03/06 16:01

極上のスイーツ(物語)

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『目』と『こころ』で味わう、やわらかくてやさしい極上のスイーツはいかがですか?

この物語に出会ったのは表紙の絵に見覚えがあり『満月珈琲店』の文字を見た瞬間でした。名前は知らないけど(失礼)あの人の絵だ!
気づいたらお会計が済んでいました(笑)
はじまりは絵からですが物語もとてもやさしく味わい深い。
こころが何かに満たされ目からその何かが溢れてしまうほどです。

この物語は ー・・・
月のきれいな夜に現れる『満月珈琲店』のマスターと個性豊かな店員が極上のスイーツ、フード、ドリンクで悩みを抱え疲れたお客をもてなす…。
「当店はお客様からご注文を伺いません」
何が出るのかマスターにおまかせ!
そして、『珈琲店』なのに『めったに珈琲を出さないお店』
その理由は…?

ちょっと敬遠しそうな『占星術(星詠み)』を登場人物の悩みに絡めて解りやすく語り、そっと背中を押してくれるマスター…きっと優しい声なんだろうなぁ…。
そして物語の中に張られる伏線…は、この世界にそぐわないのでこの場合は『縁の糸』と言わせて下さい。
物語の中に織り込まれている『縁の糸』。
その糸の端が物語を読み進めるごとにするする結ばれていく感覚に夢中になり、気づいたら読み終わっていました。
糸は細く切れてしまうものもあれば、切れてしまっても縒り合わせ再び繋げることも出来ます。また、様々な糸を組むと素敵な模様の紐になりますし織ると複雑な色合いの布地にもなります。もしかしたらその糸は毛糸で、編むことで自分をまたは大切な誰かを暖めてくれるかもしれません…。

そんな『縁の糸』が紡ぎだす不思議で素敵な物語はいかがですか?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

大切なもののために

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

守りたいものは個々それぞれ。『想い』『面目』『安全な居場所』三者三様の闘いです。
【注】この先ネタバレです。

この巻は
迅悠一が『師の形見』を手放してまで守った三雲隊の価値を見出そうと『風間隊』隊長『風間蒼也』が『三雲隊』隊長『三雲修』を指名し模擬戦を行う場面から始まります。
ここで初めて自分たちを守るために迅悠一が何をしたのかを三雲修は知らされ、その『想い』に応えるため『自分の持っている武器』そして先程まで自分が連敗し続けた『相手の武器や戦い方』その他様々な要素を考慮し最後の一戦に挑む姿が描かれています。三雲修が自分で考え導き出した風間蒼也に「一撃を食らわせる……!」方法は本編でどうぞご確認下さい。
そしてもうひとつ、私的には印象に残り過ぎる話『緑川駿』vs『空閑遊真』
更には空閑遊真の『お目付け役』である『レプリカ』がボーダー最高責任者に『近界の情報』と引き換えに『空閑遊真の身の安全の保証』を約束させる等、大切なものを守るための駆け引きがこの巻では繰り広げられています。
【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
一部この巻まで敢えて付けていませんでしたがここからは自分なりの人物の呼び方に変更します。

遊真さん……。(察して頂けると有り難い…)
それほどまでに衝撃的な展開でした。1巻の不良たちと警戒区域内で会話した人と本当に同一人物でしょうか?
レプリカ先生の修くんへの評価と判断は正しかったとしか言いようがありません。
そして大切なものを馬鹿にされた遊真さんは容赦がなかった……。戦術的にも倒し方も。
一撃でトリオン供給器官破壊もしくは伝達系切断という相手のプライドも一緒にズタズタにする気満々な戦法でしたね…。
アニメをご覧になる機会がありましたら是非「ランク戦!緑川駿の策略」と「激突!遊真VS緑川」をお願いします。ジリジリと張り詰めた沈黙の見つめ合いからの無言でブースへの移動、そして何より淡々とした口調の遊真さんがそこにおられます。(怖)

最後に一言、時枝先輩の機転と配慮を私は見習いたい……。
大部分が年齢詐称してるのでは?とそろそろ疑い始めたくなるそんな作品です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

縛めひとつ解いて…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

寧々ちゃんにとっては小さな一歩でも私にとっては大きな(偉大な)飛躍だ!
【ネタバレあります】

『七不思議 四番目』『美術室のシジマさん』の描いている世界に閉じ込められた寧々と光。ここから脱出する方法は二人が『決して実行できない』もので……。
それ以外の方法を模索する中、普通にここから出る方法を教えてくれる『存在』が現れ、喜ぶ寧々。しかしその『存在』は『柚木あまね』によって握り潰されてしまった!!(驚)

『柚木あまね』の真実に迫る今巻。各々の主張が鎬を削る!果たして相手の主張を凌ぎ勝利を手にするのは誰か!?(個人の見解です)

【ここからは個人の感想です】
・『柚木 普』+『花子くん』=『柚木あまね』と解釈しました。始めは花子くんとして『シジマさん』の出方を観つつ寧々ちゃんをからかっていたと思われますが『ある事』に気付いて花子くんを隠して『柚木あまね』の仮面を被り同級生を装う姿…。『ヤシロさん』と『八尋さん』で区別できる分かり易さが良い。寧々ちゃんの男前過ぎる(?)発言と行動によって仮面がカンタンに剥がれ落ちるところも良い。
・『学校の外に出ること』は『花子くん』にとっては自分で縛めている決め事を破る『禁止事項』のはず……。花子くんのその躊躇いを容赦なくぶった斬る寧々ちゃんの当たり前感満載の告白と「いいから黙って私についてきて!!」お…男前過ぎる…。たった一歩…けれどその一歩の影響は私の中では計り知れない。
・『第50の怪 エソラゴト 其の十』このタイトルの所の絵がすごく好き。散りばめられてる花も素敵…。ひしひしと想いが伝わってくる。
・光くんとミツバくんの嫉妬や友情もあるのに……視点がどうしても寧々ちゃんと花子くんを優先する申し訳なさ。何というか光くんの行動や言葉が突き抜け過ぎてて文章に表わせないのよ!?私にとっては『規格外』だよ!誰だ一番常識的と言った人!……私だ……。
・光くんとミツバくん……近距離攻撃者と中・遠距離攻撃者か(光くんを掴んで瞬時の離脱や逆に接近も可能)……。共闘できればそれなりに……いやいやこれはそういう作品じゃない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ハートフル便所コメディー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前から気になっていた作品でしたがアニメの紹介文(上記タイトル)に触発され購入!
【ネタバレあります】

『学校の七不思議』の定番『トイレの花子さん』(でも男の子)とその『花子さん』に願いを叶えてもらうため呼び出した女子高生『八尋寧々』が学校の怪異に遭遇したり、巻き込まれたり、問題を解決したり、『花子くん』の秘密に触れたり……。そんな非日常な日常を送る、笑いとせつなさと、どこか懐かしさが込み上げてくるそんな作品です。
※ホラーな部分もあるので苦手な方はご注意ください。

怪数が進むごとに私の中でコメディーが迷子になってしまいました。ナニコレ…………せつない……。この胸に迫るきゅぅ〜っとくる感覚は何なのか……きっと遥か前にどこかに置いてきた大切な何かなのかな……。登場人物の幸せを祈りたくなります。
また、いつも飄々としている『花子くん』が親しくなるに連れ垣間見せる驚き、照れ、苦悩、寂しさといった様々な表情も魅力です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ランク戦 ― 反撃 ―

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

上記BGM、そして『あの瞬間』は『実力派エリート』冒頭が脳内を駆け巡る!
【注】この先ネタバレです。

この巻は
B級ランク戦を読み続け今巻でパズルのピースがカチリと嵌まった。
石を磨き続けたら素晴らしい宝石だった事に気付き魅せられた。
1巻からじっくり煮込んでこの巻であまりの味わい深さに驚いた。

まさに『積み重ねた年月は誰も裏切らない』そう思えた瞬間でした。

この巻まで私は『何でだろう?』『どういう意味?』『もしかして…』それらの『欠片』を集め続け、その欠片を物語に沿って組み立てたら見事あの瞬間に『万華鏡』が出来上がった人間です。人物の力量、位置、心情…『視点』を切り替えてもきちっとしていて、綺麗で…。
きっと万華鏡を形作った欠片も、今持っている他の欠片もこの先の物語で再び別の『何か』に変わると確信しています。

【※人物の名称に尊称が…っていませんでしたね】

《自分視点という名の駄文》
このB級ランク戦編で学んだ事
第1戦 位置がバレると奇襲と狙撃が来る。

第2戦 地形で相手を動かす。(自隊有利に敵の考えや行動を誘導する)

第3戦 地形以外に天候でも有利を取る。(相手に予想外を与え普段通りの動きをさせない)

第4戦 環境で有利を取る。(ステージ選択をした東隊は隊服とバックワームを白色にし雪景色に溶け込み、靴の溝やグラスホッパーで動きづらい雪上の移動対策をしていた)

第5戦 戦う相手の情報を精査し実現可能な作戦を立て自隊と共有する。
(予めどのように動くか決めておくと実戦でスムーズに動ける。玉狛第2は行動パターンを幾通りも考えていそう)

第6戦 点を取る隊員が必ずしも厄介で片付ける最優先とは限らない。(補助や指揮する隊員が厄介なこともある)

第7戦 トリオン武器は暗闇で映える。(位置バレ必至)

第8戦 葦原先生、胸が熱くなる展開をありがとうございます!

これらを踏まえ4巻の『ブラックトリガー争奪戦編』を読むと今まで迅さんの派手な活躍に隠れていた他の隊員の凄さが表出します。

別々のスコープを覗き離れた対象の腕に当て、大規模侵攻では自由落下しつつトリオン兵へイーグレット2丁を小脇に抱えたまま撃ち出し撃破、ガロプラ戦ではトリオン兵のビームを軽く躱す(アニメの描写)。おかしいよね?狙撃手は寄られたらおしまいなんだよね?
佐鳥先輩のヤバさに気付き、この戦闘の型が『一番広い範囲の人を助けられるから』という想いにグッと来ます。イーグレットは射程重視、威力は2丁にして補う…バンダーやバムスターが民家に被害を及ぼす前に相手の射程外または近づく前に仕留める…正しく市民のヒーローだよ…彼を軽く舐めてたあの頃の私はもういません。
もう一人は嵐山さんと時枝先輩との戦闘時に夜間に弾の光で相手に勘付かれないように建物の影で(本命の)弾を大きく撃ち上げ自身は横にスライド、変化弾で相手の位置を操作し撃ち上げた弾に当てようとするも時枝先輩に防がれた出水先輩…『千発百中』の意味は百を必中させるために九百は相手を操作するために使う…時には『旋空弧月』の丁度いい位置に誘導されている…A級1位は伊達じゃない!彼のTシャツに描かれた『千発百中』を笑った私ももういない。
そして横にスライドすることは師の教えなのか? 【出水先輩(師)、二宮さん(弟子)】
何かじわりと可笑しさが込み上げてきた。

《追記》
アニメ第3期はこの巻の途中で終了です。
アニメスタッフの皆様、濃厚で熱い時間をありがとうございました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

『林藤 陽太郎』

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ここへ来て5歳児にまで年齢に疑問を持つ日が来るとは…。
【注】この先ネタバレです。

この巻は
B級ランク戦中位最終戦と途中で観戦者になってしまった解説者たち。
脳内に思い浮かべた言葉は声に出そうぜ…。

『表紙の人物と動物』の関係性……動物?
そして『林藤 陽太郎』が『ヒュース』に伝えていた数々の言葉とその深さ……。
16巻の表紙がこの2人でオビが『あの言葉』である理由……。(遅効性)

20巻の焼肉店で『玉狛支部』メンバー数名が『二宮隊』に遭遇していたその時の裏側……。
この日の夜は誰もが『大切な話』をしていたと妄想してもいいですか?

新春A級部隊オールスター(読者)大感謝祭!!
【本誌2021年2月号(2021年1月4日発売)の収録内容のため】
公式データブックを片手に楽しみました!

内容が盛りだくさん、そしてB級ランク戦編をざっと振り返ると視えて来る、玉狛第2結成の陰の立役者である彼『迅 悠一』の戦略……。
『あの過去』から旧ボーダーのメンバーはその出来事を繰り返さない対策をそれぞれ行い今のボーダーが存在、そして現在は戦力の底上げの真っ最中……。
全く『迅 悠一』という人は……(遠い目)。

19歳がやる事ではないと震撼する物語です。

【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
今回明らかになった中で一番考えたいことは陽太郎くんのサイドエフェクト『動物との意思疎通』ですね。
3巻で雷神丸相手であの程度の能力……その前提が覆されたので本当にどの位のなのか…?『会話する動物の知能程度による』と公式データブックにありますが14巻での『こなみがおさむをはげましている……』やヒュースくんとの会話の数々……陽太郎くん、相手の会話以外に感情に対して察し良すぎませんか?

カバー裏で『本部で育ってたら』の描写にきっとそれダメなやつ!と思ったのは私です。
玉狛支部があの環境が必要なんです。
林藤支部長が家を護って、レイジさんが栄養バランスの良い食事を作り、裏表のない小南先輩が遊び相手になって……迅さんが家族を厳選して連れて来る…。
玉狛支部は『林藤 陽太郎』を育むためにあるようなものだと私は思いました。
そして彼が曲がらず素直に育っていくその姿こそ玉狛支部にいる旧ボーダーの皆の喜びであり、譲れない部分なのではと考えてしまうのです。

8巻で忍田本部長が「貴様のようなやつを倒すため我々は牙を研いできた」という言葉から過去の出来事に烈火のような想いを旧ボーダーのメンバーは抱いていそうですがその片鱗を陽太郎くんに感じ取らせない……すごいな玉狛支部の皆。
(逆に感じ取っても敢えて黙っている達観した5歳児の可能性もありますが……)

他、遊真さんのサイドエフェクトの詳細が明かされました。だから瞳孔が黒くなるのか!
いつか遊真さんが「あんたの言葉はうそが多すぎてあんたの顔がよくみえない」という人物に出会ってくれないかと妄想しています。

最後に『夏目出穂』さんのあの言葉が強調された意味について頭を悩ませつつ、『半崎義人』先輩は14巻の捕捉&掩蔽訓練で単純計算すると的中30、被弾1(当真先輩による)あの奈良坂先輩にも見つかっていない、精密狙撃以外にもかくれんぼも得意なんだぞと叫びたくなった巻です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

静かに熱く……。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

突然ですがこの巻に収録されている第116話が私の一番愛しい話です。
【注】この先ネタバレです。

この巻は
B級ランク戦第4戦で現実を目の当たりにした玉狛第2(三雲隊)隊長『三雲 修』が『隊長としての務め』を果たすために行動を起こすところから始まり、『影浦隊隊員』『絵馬ユズル』からある案を勧められる『雨取千佳』、そしてA級の隊長から部隊に勧誘される『空閑遊真』が描かれています。
ランク戦の話は一旦お休みになりますが、『ボーダーの捕虜』である『ヒュース』が抱えている事情や彼と『玉狛支部専属S級お子さま隊員』『林藤陽太郎』のふれあいなど、たくさんの『やさしさ』が溢れています。
この巻で『チームで戦う』ことの意味を『嵐山隊隊員』『木虎 藍』から気付かされた『三雲 修』。ここから先は彼が『初めて少しだけ次の試合にワクワクしてるかもしれない……!』読者にとってはもしかしたらそれ以上のワクワクに出逢えるかもしれない!
そんな物語です。

【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
修くんは存外ハッキリ物事を言う割には外に出す言葉よりもずっとたくさんのことを心の中で話している『心のほうが口よりもずっとおしゃべり』な人だと思っています。そして第116話……正直ここまでB級ランク戦の内容で油断していた当時の私はこの話の内容がグッサリ心に突き刺さりました。そこまで覚悟しているなんて…レプリカ先生…なんてものを背負わせたんですか!? ひとりで静かに抱え込んで…そしてひとりで迅さんに挑んで…この話は私の中で静かで熱い闘いの話だと思っています。そして迅さんが話す内容もまた…未来視があっても常に最善を選び取る事ができない『現実』がこの作品の持ち味であると同時に不安要素だとしみじみ実感しています。
それにしても大切な場面が屋上であることが多いn……(1巻から読み返す、遅効性を再び実感……)ファンの皆さん…玉狛支部といいボーダー本部といい、三門市立総合病院といい『屋上には魅せられてしまう瞬間が待っている』のですね!?
本当に何かに気付く度にというか、まだまだ何かに気付かせてくれる作品です。そして軽い気持ちで読んだ内容が重く那須さんの変化炸裂弾並に自分に返ってくるこの反転する感覚もたまりません!
一旦この巻でアニメは終了しますが2021年1月アニメが再開します!!
もっとみたいと本気で願ったら続きがみれるかもしれないとエライ人が…いえ、迅さんのサイドエフェクトが言っていた約4年半後様々な分岐を経てこの現在に自分が存在できていることに、原作者の葦原先生、編集部の皆様、アシスタントの皆様、アニメスタッフの皆様、そしてファンの皆様に感謝しかありません!
またあの時のようにドキドキしっぱなしになれるんですよ!林藤支部長(涙)!
最高だ!!
序盤の見所は荒船さんと奈良坂先輩ですね!
そしてアニメ2期のお知らせと共に書店によってはクリア栞が紙の本に特典として封入されています。書店員さん許されるなら全種類をまとめたものを掲示して下さい。栞の組み合わせにも遅効性が詰まってるんです!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

愉快(?)な空想への切符(片道)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016年からお世話になっています。休載の約2年間を支えてくれてありがとう。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

原作本を持たずこの本だけお持ちの方はいるのだろうか?
原作本のみお手元にあり、この本を購入しようか迷っている方は、私は買って損はしなかったとだけ申し上げます。

この本は14巻までに登場した人物の紹介以外にもまだ出ていない人物も顔は描かれていませんが紹介されています。2021年発売の23巻にもこのデータブックは十分対応出来ているからスゴイ! むしろこの本で疑問に思っていた事が本編で明るみに出たりこれから明かされていくという公式データブックという名の『葦原先生から読者へ贈る謎がたくさん詰まった本』というイメージです。

巻末のあとがきで『読者のみなさんの愉快な空想の助けになれば、と思って』とある通り人物、隊の紹介や各種ランキング、Q&Aで楽しく妄想させて頂いております。しかも片道切符なのでこの『ワールドトリガー』という物語を知る前にいた場所への帰り道が分からず、もういっそこのまま突き進んでいこうと思う次第です。

【この本で注意するべきこと】
家族欄はその本人が家族と認めたものは『家族』として記載されています。
嵐山さんの家族欄には(飼い)犬が書かれています。そして迅さんの家族欄には母(故人)が書かれています。
記載に差はないので他の方々がどうなのか……なかなかに迷わされます。

分厚い内容ですが巻末のあとがきに『あくまでボーダーの訓練やランク戦、実戦で計測した参考データ、という設定』と書かれているのでこの内容が絶対ではなく『ボーダーが把握しているデータ』だと私は解釈していますし、今でもそう思って活用しています。人物紹介『城戸正宗』の所で本編でも言及されていない、私にとって特大級のネタバレを見てしまったことで初っ端から打ちひしがれましたが、あとがきで持ち直したのはいい思い出です。
全303問回答しか私は信じない。

この本を読んでどう解釈し何を思うのかはあなた次第!
本編で疑問を持ったらまずこの本を開こう!大体答えが載っている!
原作本のお隣にぜひ!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本ワールドトリガー 21 弓場隊

2021/04/22 23:43

B級ランク戦(応用編)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前巻は防御、今巻は武器トリガーが使い手次第でこうも変わるとは…。
【注】この先ネタバレです。

この巻は
『ヒュース』が問い質した事で露わになった『雨取千佳』の混じり気のない本音。

B級ランク戦 第8戦(最終戦)の前に対戦相手である『弓場隊』隊長『弓場拓磨』との手合わせを希望し、会いに行く『空閑遊真』。

『草壁隊』隊員『里見一馬』から『二宮隊』隊長『二宮匡貴』の『強み』を尋ねる『三雲 修』。

最終戦に向けての各々の準備とそれにより新たに登場する人々……。
そして、始まる運命の最終戦。『玉狛第2(三雲隊)』は今期ランク戦でB級2位の座を勝ち取れるのか!?

最終戦の行方も大変気にはなるが今巻は今まで謎に包まれていた『緑川 駿』の所属部隊『草壁隊』の隊員たちがついに登場!
あと2人の隊員『佐伯竜司』と『宇野隼人』どっちがどっちだかわからない…と思ったら『ワールドトリガー』コミックカレンダー2020で紹介されていた!
ナニコレ、誰の何のサイドエフェクト?
読者の悩みにしっかり応えてくれる関係者様に感謝しかない!

私は未だ『作者である葦原先生の掌上にいる』そう悟ってしまうと同時にこのB級ランク戦編をどのように終わらせるのか興味と期待が溢れ出すそんな物語です。

【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
千佳ちゃんの本音というか懺悔のような……吹き出しの枠の歪みで、震えた声でその言葉を言っていると分かり心に鉛弾を撃ち込まれた気分になりました。
やはり『屋上には魅せられてしまう展開が待ってる』のですね…。
そんな重い気持ちを吹き飛ばすほどの弓場さんの個性の強さ、そして好きなもののひとつがパウンドケーキという……えっと、お母様の手作りでしょうかね?
すごく気になるというかこれ掘り下げてはいけない地雷案件でしょうか……。

最早何が安全で何が危険な情報なのか?相変わらずのリバーシーさ加減。ただひとつ言いたいことは烏丸先輩は何でそうなった!?
ついでにもうひとつ。
おまえ→ミドリカワ→しゅん
かげうら先輩→カゲ先輩
遊真さんの名前の呼び方の変化が相手とこころを通わせて受け入れている……ちゃんとこの場所に存在し、ここに馴染んでいく過程が見えて(今は)嬉しいと思えるそんな巻です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

いずれ訪れる未来のために

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「物語の裏側」この巻のオビの言葉です。
(11巻より HN/ひかりさん お借りします)
【注】この先ネタバレです。

この巻は主人公の一人『迅悠一』の趣味『暗躍』について描かれています。
空閑遊真のブラックトリガーを狙う組織のトップチームVS迅悠一&市民のヒーロー『嵐山隊』の闘いです。
陰のヒーローと正規のヒーローの共闘、そして一連の流れに沿った武器トリガーの基本的説明、更に使用時応用のお手本が紹介されています。「大して強くない」と『風間隊』『菊地原士郎』に評価されていた迅悠一の凄さ炸裂です!
そして私は思いました…。
え? 1巻冒頭のあの出会いは、どう解釈したらいいの? ちょっと(?)闇が深くなった瞬間であると同時に『残弾の数』もこの作品は視点に入れていいんだ! と新たな角度からの視点を手に入れた瞬間でもあります。
巻数が進む毎に新たな視点が生まれ、『自分も成長できる』作品です。
【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
稚拙ではありますが登場人物を描きたいと思いこの巻を何度も見返した時ふと思いました。迅さんどっちが正しいんだろう?………っ!?えっ!?イヤイヤまさか…(汗)2巻から読み直す…(驚!)
公式では触れてないので間違っている可能性大ですが、遊真を初めて視た小さなコマにも描かれているような? そこから、持っている既刊を全て洗い出しましたよ…。
ファンの皆様がこの巻まで読んで!と言った意味が分かります。(違う!そんな部分じゃない!と全方向から叱責されそうですが…)
再読性を考慮に入れて描かれている作品、読み進めていく内にきっと貴方だけのもしかしての『欠片』が見つかり、やがて大きな驚きに化ける…かもしれない。そんなワクワクが詰まった作品はいかがですか?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

B級ランク戦(鷹揚編)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

対戦相手が仕掛けた渾名の罠が読者に襲いかかる!
【注】この先ネタバレです。

この巻は
B級ランク戦第6戦開始!
玉狛第2(三雲隊)隊長『三雲 修』を執拗に狙う『王子隊』隊長『王子一彰』。そして『そうなる事』を予期し対策を立てていた『三雲 修』。
両者策略の読み合いに『全攻撃手最長の間合いを誇る』『生駒隊』隊長『生駒達人』が旋空弧月で一陣の風を叩き込む!
前巻でかなり『濃過ぎる個性』が披露された彼ら…普通に強い!
でも、ちらほら目の端に映る『王子一彰』が呼ぶ渾名に意識が削がれる!

周囲を振り回しているであろう各隊長の元にいる隊員の心の広さに胸を打たれる物語です。

【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
現在でも考え続けているのが遊真さんがどうやって『生駒旋空』を受け止めきれたのか? いつか明かされる時が来るのでしょうか…。

『生駒隊』隊員『水上敏志』先輩の「通常弾!」(と見せかけた炸裂弾)、久しぶりに遊真さんのサイドエフェクトが反応しましたね。ボーダー隊員にしか通じないフェイント技ですが『それが出来る』=一筋縄ではいかない相手だと分かります。

修くん&千佳ちゃんが協力しての1ポイントゲット!からの迫りくる王子先輩……頸部を鷲掴んでの『それ』はさすがに…(汗)
更に千佳ちゃんが『当てた』水上先輩を横取りするという…罪を重ね続ける王子先輩に『玉狛の白い悪魔』が襲いかかる!?
第5戦、第6戦で『修くんを仕留めた相手』に律儀に『御礼参り』をする遊真さんに頼もしいとしか言えません!
那須さんは修くんの策略で緊急脱出したので除くとしまして…あとは…『東 春秋』さんだけですね!

玉狛第2(三雲隊)の一部隊員の心は他の隊より狭いのではないか? そう考えてしまった巻です。


この巻の内容(数頁残してですが)でアニメ第2期終了です。
アニメスタッフの皆々様そして携わった皆様方、夢のような3ヶ月をありがとうございました。
戦闘時の音(ガロプラ戦での煙幕内の敵トリオン兵の足音の圧迫感や千佳ちゃんのアイビスが着弾するまでの甲高い、まるで鏑矢が放たれたような音の恐怖)、建物破壊で刻々と変化する景色と瓦礫や煙による視界の悪さ、遊真さんの機動力のヤバさ…全てアニメになって気付けた視点でした。
隠岐先輩が千佳ちゃんを撃つ時に「……ん?」となった理由も警告音に意識を割かれたせいだと解り数年間の疑問も無事解決。
そして今回は何よりも瞳の色合いが…綺麗で艷やかで…中高生なのにあれ程の色香は反則ですね(笑)
遊真さんは特に戦闘が淡々としているのに瞳の中で熾き火が静かに燃えているように思えて、こちらの瞳を通して心の奥深くまで直に炙られているように感じました。

次回は2021年10月アニメ第3期放送開始。
2014年の第1期と同じ月からの開始ですね!
了解しました!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

B級ランク戦(併用編)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「揺れるな」
その言葉に今後何度助けられるのか。
【注】この先ネタバレです。

この巻は
B級ランク戦 第7戦『鈴鳴第一(来馬隊)』による環境戦術を封じることに成功した『玉狛第2(三雲隊)』。戦闘経験もトリオン量も豊富な『ヒュース』参戦の優位もありこのままの勢いで点を取りに行けるかと思いきや……!?
『仲間』のために最後まで『なりふり構わない』行動をした『影浦隊』隊長『影浦雅人』、『遠征を目指す理由』ができ『勝ち』に行った『影浦隊』隊員『絵馬ユズル』。
そして、『鈴鳴第一(来馬隊)』の短期間で自隊の陣形を新たに考え、身に付け、実戦に使えるまで習熟度を上げた『鈴鳴第一(来馬隊)』隊員『村上 鋼』のサイドエフェクト『強化睡眠記憶』の強みをこれでもかと発揮した新戦術。
以前戦った隊ばかりなのに全く被らない戦闘模様、そして『ヒュース』の優位性を感じさせない各隊の進化。
更に『東隊』隊長『東 春秋』の『視点』のおかしさ…。自分の持っている物は全て『道具』…。
『片桐隊』オペレーター『結束夏凛』がいなければ一生この仕掛けは理解できなかった…。

『東 春秋』という男は数段高みにいる存在だと再認識し、新たな『視点』をご提供頂きありがとうございますと思わずにはいられないそんな物語です。

【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
『鈴鳴第一(来馬隊)』隊員『別役太一』くんのトドメはどのように?『弾』よりも情報が出ている『弧月』で行なったと思われますが…縦切り、輪切り、三枚おろし…まさか、おいどをブスリではないと思うのですが…教えてヒュースさん!!

『東隊』隊員の副トリガーをそろそろ本格的に解禁……解禁?(公式データブックを確認し驚愕!)この子たち主トリガー縛りでこの順位なの!?

定期的に訪れる命のやり取り以外の『別の戦い』の場面。今回は修くんが動く前にすでに対策は終わっていて根付さんと東さんの凄さが…東さんの株の上昇が止まらない!そして根付さんの言葉が、背中がこれ程まで頼もしく安心できるとは…というかその背中から回り込んで表情を拝見させて下さい。若者の成長を喜んでる気がする!

質問コーナー15 迅さんのサイドエフェクトについて4巻で気付いた『もしかしての欠片』の輝きが少し増した気がします。

最後に
修くんの不安定さを東さんに認識してもらえて、いち読者としてどうにか改善してもらえるのではないかという少しの期待と安心感を持つと同時に今回は遊真さんの『御礼参り』に新たに『絵馬ユズル』くんが登録されたのではと思った巻です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

優しい味のスイーツ(物語)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

優しく胸の奥に甘さが拡がり…少しの涙(塩気)でより甘さが引き立つ…。


この物語は ー・・・
月のきれいな夜に現れる『満月珈琲店』のマスターと個性豊かな店員が極上のスイーツ、フード、ドリンクで悩みを抱え疲れたお客をもてなす…。

「当店はお客様からご注文を伺いません」

あなたのために運ばれてくる極上の料理、そしてマスターや店員がそっと伝えてくれる助言。
塞いでいたこころがほんの少し軽くなるそんな物語です。

【ここからは自分表現の感想です】
今回は『小さな天使』が『縁の糸』の端っこを持って軽やかに駆けていき、別の誰かの『縁の糸』と結んでいきます。
話が進むに連れてそうだったらいいなぁ…という想いや期待で私のこころが満たされ目から何かが溢れ出し、それがずっと続くもので…休み休み『小さな天使』と『惑星(ほし)たち』の織りなす物語を追いかけることになりました。
しかもこの『小さな天使』さんは最後には『やさしさの糸』で私のこころに素敵な刺繍までして下さいました。
やわらかく、やさしい色合いの、小春日和のような、こころ暖まるデザインです。

そして最後の最後には!?
あの人の『縁の糸』の端っこはここで繋がるんですね…名前が出るまで気付きませんでした。
前作と合わせて読むとより甘く、味わい深い……。

今回の物語も美味しく頂きました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

B級ランク戦(登用編)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

約2年越しの『ヒュース参戦』この物語が続く事に感謝…。
【注】この先ネタバレです。

この巻は
『玉狛支部』メンバー『林藤ゆり』と『ミカエル・クローニン』のスカウト旅からの帰還と語られる『旧ボーダーの過去』の断片…。
2巻で『迅 悠一』の「パワーアップはできるときにしとかないといざって時に後悔するぞ」と3巻『小南桐絵』の「あたし弱いやつはキライなの」。
それは『あの時の自分』に掛けたかった言葉なのでしょうか?……。

他、『影浦隊』隊長『影浦雅人』の実家のお好み焼き屋でお好み焼きを「うまうま」「はふはふ」食べる『空閑遊真』が描かれています。
『空閑遊真』の好きなもの『日本の食べ物』、和食じゃなくて『日本で食べた物』が好き…『オサムが買って来てくれたハンバーガー』『小南先輩のチキンカレー』『迅さんのすき焼き鍋』そして今食べている『お好み焼き』…誰かと一緒に食べる、仲間とワイワイ食べるそんな『暖かい空間』まるごと『好きなもの』だと私は思ってます……みんなでおいしいものいっぱい食べてください…(泣)

言葉の意味をふと考えると一気に深度が増す物語です。

【※人物の名称に尊称がないことをお詫び致します】

《自分視点という名の駄文》
修くんの胸中の不安から約2年の休載は私にとってこの物語を深く考える事に必要な時間でした…。

【注】ここから先は妄想、妄言の類です。根拠は何もないそんな独り言です。

〔旧ボーダーについて〕
・5巻で城戸司令が有吾さんの名を呼びつつ傷をなぞったのは有吾さんの『戦力』もしくは『嘘を見抜く能力』があれば『あの様な事にはならなかった』という思いからでしょうか?

ただひとつ伺いたいこと…
『何人かのあなたの家族』は本部でゆっくり眠っていますか…?
(風刃は除く。天羽さんのはそうなのか不明)

旧ボーダーは卑怯で狡猾な敵を相手に戦っていたのではと『城戸さんの真の目的』を考えふと妄想してしまったのです。

〔迅 悠一との邂逅について〕
・1巻冒頭で迅さんが修くんを助けた場面と同巻で遊真さんがバムスターを倒し修くんを助けた場面が似過ぎていること、「メガネくん」呼びで『あの日』を覚えているとそれとなく伝えてること、『サイドエフェクト 未来視はほぼ確定している未来は年単位で見える』こと…。

迅さん…いつ『三雲 修という運命を視た』のですか?

更に深めると…。
修くんが遊真さんに助けられる事は確定事項と思われます。(麟児さんの近界への密航がなくてもC級隊員でなくても遊真さんと出会い、警戒区域内で同級生を生身で彼は助けに行きそう…)
逆に迅さんに助けられる事は『雨取麟児が近界へ密航しないと発生しない』と思われるのです。

修くんのSF(すごく不思議)な人生の始まりは『迅さんに視られた時』なのか『雨取麟児に出会った時』なのか今でも考えてます…。

そんな2人の心理的拘束を受けている修くんに『当事者の了承もなく』『重い過去』をぶちまけ『生きる目的を与えて欲しい』と願い出て、遊真さんの居場所である彼を守るための『出し惜しみのなさ』…。
ミラ嬢の攻撃なんて甘過ぎると言える程、修くんの心を『あの時』に縫い留めた…レプリカ先生…。

そんなあなたを私は敬愛しております…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

39 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。