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穴部さんのレビュー一覧

投稿者:穴部

16 件中 1 件~ 15 件を表示

閉された言語・日本語の世界 増補新版

2020/11/19 06:51

日本語は日本人のアイデンティティである

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本語は日本という国だからこそ、成立し得たものだということがよく分かる。
グローバル化の流れの中にあっても、日本語は日本人の精神の根幹を担っているのだから、独立した日本語としてあり続けてほしいと思った。

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免疫の意味論

2023/01/31 14:35

免疫というシステムが完璧でないということ

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免疫というシステム自体は進化の過程で偶然生まれたものとはいえ、よくできている。しかし、本書を読めば、分かるように、免疫の防御は鉄壁ではない。寄生虫やウイルスの侵入を許してしまうこともある。とはいえ、細胞のミトコンドリアが元々は別の生物であること、哺乳類の胎盤のタンパク質がウイルス由来であることを考えれば、免疫に隙があるのは別々の生命体が融合し、共生することで、環境の変化に上手く適応し、生き残っていく可能性を消さないためなのかもしれない。

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ウイルスは生きている

2022/10/16 21:32

ウイルスの功罪

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ウイルスは病気を引き起こし、最悪、死に至らしめるという負の側面がどうしても目につきがちである。しかし、本書を読むと、ヒトのゲノムの約半分はウイルス由来であったり、哺乳類の胎盤形成に関わるタンパク質がウイルス由来であったりと、ウイルスが生物の進化に重要な役割を果たしてきたことがよく分かる。
生物はウイルスを避けようとするけれども、結局はどこかでウイルスと交わらなければ、種として生存することは不可能なのかもしれない。

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世界は分けてもわからない

2022/05/04 04:44

分子生物学者が語る生命科学の限界

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生命はもともと動的であるにもかかわらず、科学は生命を停止させて見ることでしか分析できない。それでも生命科学者たちは生命現象を明らかにしようと限界に挑み続けている。

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人間はどういう動物か

2021/12/24 04:24

人間の論理だけでなく、他の生物の論理も尊重すべし

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人間の論理だけを重視していたら、他の生物の論理は通じることなく、押しつぶされてしまう。
生物多様性を向上させるのであれば、他の生物の論理を受け入れて、利己的にふるまわせてあげることが大切であるということを本書で学んだ。

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考えの整頓

2021/11/24 18:37

脳の知的な側面を活性化させてくれる良書

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ピタゴラスイッチの生みの親なだけあって、エッセイも普段は使わないような思考回路を快く刺激してくれた。アイデアは日常の中の些細で不可解な出来事に気付き、思考を巡らせることで生まれやすくなるのだと実感した。

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巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト

2021/09/28 18:04

巨大DNAウイルスが『生物』の定義を変えるかもしれない

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巨大DNAウイルスという存在が発見されたことによって、ウイルスと生物の境界線はかなりぼやかされた。これまでは『生物』という言葉の定義から外されてきたウイルスという存在が、生物との境界線がますます薄まることによって、生物という存在と、ウイルスという存在が融合した、新たな生命像が誕生する日がいずれ訪れるかもしれない。

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きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」 対談

2021/08/11 02:48

変わり続ける社会と変わらないヒト

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ヒトは進化の過程で脳を発達させ、心を持ち、社会を形成してきた。しかし、変化し続ける社会にヒトの脳や心は追いついていない。そのせいで、社会は常に問題に溢れている。
本書は、ヒトが社会をつくり始めて以来、脳や心が進化していないという事実を示してくれた。このことは、私たちが社会を運営していく上で意識すべき重要なことだと思う。

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ミトコンドリア・ミステリー 驚くべき細胞小器官の働き

2021/04/28 04:07

ミトコンドリアは生物進化の立役者

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ミトコンドリアは酸素からエネルギーを生み出す働き以外にも、生物にとって有益な働きをしていることがよくわかった。
ミトコンドリアのおかげで、生物は格段に進化し、多様化したのだと思う。

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海底の支配者底生生物 世界は「巣穴」で満ちている

2020/12/18 01:52

知られざる底生生物の世界

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文章が平易で読みやすく、内容もとても興味深かった。底生生物は地味な存在だが、海洋環境の維持に役立っていることがよくわかった。今後も底生生物の面白い生態が明らかになることを期待したい。

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化石の分子生物学 生命進化の謎を解く

2020/05/30 18:44

進化生物学の今後

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DNAは生物の進化の痕跡を見るのに格好の物質である。DNAの塩基配列さえ分かれば、生物が進化してきた経緯が分かる。しかし、塩基配列を読み取れなければ、その持ち主である生物と他の生物とのつながりは見えないままである。
今は主にDNAやRNAなどの核酸、タンパク質を分析することによってしか、生物の進化の痕跡を明らかにできない。けれども、これらの物質はやがて劣化していき、分析することが困難になる。
もし、科学が進歩して、劣化したDNAでも塩基配列を復元できるようになったり、DNAに代わる、耐久性の高い新たな遺伝物質を分析できれば、進化生物学の未来は明るいだろう。

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生命のからくり

2020/05/30 17:58

DNAは生命を動かす自動機械である

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DNAは分子でありながら自己複製能をもち、コピーを増やし続けてきた。その過程で変異が発生することもあるが、それが生存にとって有利なものであれば、取り入れられ受け継がれていった。
このようにして生命は発展し、進化してきた。その原点がDNAという分子にあることを考えると、ありとあらゆる生物はDNAを保管しておくために形作られたのかもしれない。そう思うようになった。

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美の考古学 古代人は何に魅せられてきたか

2020/05/13 09:18

教科書には載っていない、古代日本人がモノに込めた美の歴史

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土器や古墳などの古代日本人が遺した作品に込められた「美(人の心を揺り動かすもの)」の変遷を辿っていく考古学の本である。著者の考察が正しいのか間違っているのかは定かではないが、強い説得力を感じた。
歴史の教科書に味気なさを感じていた人でも、この本を読めば歴史の奥深さを堪能できると思う。

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生命の内と外

2020/04/30 08:28

「内と外」という観点から見た生命の姿

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本書は「生命が内部と外部とのやりとりによって成り立つ」という主張に基づいて、様々な生命現象を「内と外」という観点から考察した、細胞生物学の本である。面白く、そして分かりやすい本だった。

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日本語のへそ ムダなようで、でも大事なもの

2020/04/26 07:02

日本語のプロが語る「言葉」の面白さ

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ふと、金田一先生が日本語について語った本が読みたくなったので、調べてみたらこの本と出会うことになった。内容が面白く、あっという間に読み終えた。インターネット上でも言葉が溢れる時代だからこそ、「言葉」というもののあり方を考えさせられる一冊になったと思う。

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