秋山さんのレビュー一覧
投稿者:秋山
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2020/06/20 03:47
長編ながら爽快に読める凄い作品
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
とにかく面白い。とっかかりとしては、現職の都知事、さらには当該選挙直前というタイミングでの出版であったため、興味をそそったというのが正直なところだが、それを差し置いても、読了し、読んでよかったと思わせる作品。
この本の核は、一人の最重要人物にコンタクトが取れ、取材できていること。小池氏のカイロ大学時代の同居人である。この人物が自身の家族宛ての手紙や日記などで当時の状況を詳細に書き残しており、本書の中でポイントになる箇所を公開、引用している。究極、信じるか信じないかは読者次第ということになるが、信憑性が高いと思えば、小池氏の度々持ち上がる学歴詐称の件について、無関心ではいられない。
また、著者は小池氏当人に直接、インタビューを行えているわけではない。にもかかわらず、これだけの内容が書けるのは、時間をかけ、時の関係者をしらみ潰しに取材して来た成果であろう。苦労の跡が伺える。
全編通して興味深く読める作品。とは言え、比較的長編ではある。著者の主張という切り口では、最終章がコンパクトにまとまっている印象。時間のない方は、先にネタバレにはなってしまうが、終章を起点に、興味のある箇所をかいつまんで読む形もアリかも知れない。いずれにせよ、触れて損はない作品。
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