サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 藤兵衛さんのレビュー一覧

藤兵衛さんのレビュー一覧

投稿者:藤兵衛

22 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本本居宣長 改版 上

2021/02/27 00:18

自分の頭で考えることの大切さを説く

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大評論家の大作を私なんぞが要約するのもおこがましいが、自分の頭で考える大切さを徹底的に説かれたように感じた。多くの人がそう言っているから、権威ある誰かが言っているからでなく、自分がどう考えるのだ、という点を本居宣長は徹底して通した。宣長に通じる歴代の学者も論じているが、教科書で見るとある者は国学、ある者は儒学と分野が違う上、師弟関係もない(ある場合もあるが)。その共通項は自分の頭で考える(そして考え抜く)ことなのだと思う。
折に触れて読み返し、私自身が成長できているかを自問する、大切な本です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

著者の義憤を強く感じる

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新自由主義が全世界を覆う昨今、ちっとも彼らが言うようには我々の暮らしはよくなってないではないか。まだ改革が足りないのか? まだ痛みに耐え続けなければいけないのか? そう思って本書を読むと、なるほど貧しい者の富を富めるものが奪うための構造なのかと納得した。そして、新自由主義に対する著者の義憤をヒシヒシと感じた。
この本が書かれた時期に中国を新自由主義の一陣と見ていたのはこの本のすごいところだと思う。一方で、サッチャーの時代にイギリスが直面していた問題に、本当はどう取り組むのが正しかったのか、著者の意見を聞いてみたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本鹿の王 水底の橋

2020/12/14 00:33

一番人に薦めたい上橋先生の作品

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一番好きな作品はと聞かれたら『狐笛のかなた』だが、人に薦めたい作品はと聞かれれば本書。『鹿の王』の外伝・続編だが、この本だけでも充分楽しめます。ホッサルによる比羅宇候の評価はごく短いが、ハッとさせられた。比羅宇候のように物事を見られるよう努めたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本ペスト

2023/08/14 21:11

力をもらえる小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「絶望小説」と言われているらしい。確かに主人公たちの陥った状況は絶望的だ。しかし、登場人物たちの歩みは力強く、自分ももっと頑張れるはずだと力をもらった。災厄が去り、徐々に平常化する世界に少し寂しさを感じたのは、多分私だけではないだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本夜と霧 新版

2020/12/14 00:50

いつか我が子に読ませたい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

有名な本だが、何となく敬遠していて読んだのは30代も半ば。というのも、ナチスの悪事の告発本のように思っていたからなのだが、そんな程度に収まるものではなかった。通勤電車で読んで危うく涙しそうになったこともあった。解放後、自己の権利を勘違いしたような同胞に対して書かれた非難めいた記述は、思わず背筋が伸びた。もう10年早くこの本に会っていたかったと思うし、いつか成長した我が子に読ませたいと思う本である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

九つの州に分けたわかりにくさはあるが

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一本の軸を定めて書けばもっとわかりやすいのだろうが、そうはなっていない。一方でオーストリアの多面性を感じ、歴史が立体的に見えてくる面白さがある。国の歴史を一本の軸だけで考えてしまっていた、自身の偏見にも気づかされた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本戦略的思考とは何か 改版

2021/02/24 01:06

近現代史を学べる本でもある

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ビジネス書を買う気分で購入したが、政治・外交・地政学に関する本であり、何より近現代史の本として面白かった。少し特殊な視点なのかもしれませんが、私には大切な歴史本の一つです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本私の国語教室

2021/02/24 00:39

日本語表記と発音を見る目が変わった

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

現代仮名遣いは歴史的仮名遣いよりも日本語表記に優れたものだと思っていたが、矛盾点が思いのほか多かった。言われてみれば確かにと思う。いかに自分の使っている言語に無頓着であるか知ると同時に、日本語に対する感覚が一段研ぎ澄まされたと感じる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

雲の動きも面白く見られるようになった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

数式を使わないのを売りにしているが、数式を理解できる人でないと伝わらない部分もあるのではないかと思う。そういう点は気にせず読み飛ばすとして、気象の世界の面白さを知ることができた。
多様な雲が見える日は空を眺めていても飽きないし、一つの雲を追って、その盛衰を眺めても面白い。急な雨があればどういう原理で起きたのかを考え、空模様から進行方向を予想するなど、日常出会う気象現象に対する感度が格段に高くなった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本オーストリアの風景

2023/08/14 21:27

有名どころだけではないオーストリアの案内書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

少し古い内容だと思うが、観光ガイドよりもう一歩踏み込んだオーストリアの案内書。日本での知名度に関わらず、各州に同じぐらいの紙面を割いているのが、結構珍しいのではないかと思う。感覚的には、『物語 オーストリアの歴史』と良いセット。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

わかりやすい語り口だが、わかりやすいテーマではない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本のタイトルに興味を持ったら買いだと思う。内容の重さと比べて読みやすいが、物事を簡単にしてしまっているわけではなく、決してわかりやすくはないテーマをごまかしなく説明してくれているのではないかと思う。本書の歴史観には批判的な意見もあるが、学問としての歴史に向き合う姿勢さえ意識できれば、歴史観の違いは(少なくとも本書を読む上では)それほど大きな問題ではないと考える。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本白銀の墟玄の月 1

2021/12/31 23:00

前作までとは違った深みを感じた

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

何年待たされたか。いよいよ出る、となって過去話に手をつけようとしたが、いまいち入り込めない。もう20年近くも前だから、感性が変わってしまったのも仕方ない。多分、今このシリーズを全く知らない状態で読みだしたら、世界観から受け入れられない気がする。それでも結末を知りたくて手を出した。出してよかった。前作までとは違った深みを感じたのは、私だけではないと信じる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本キトラ・ボックス

2021/12/24 23:23

『アトミック・ボックス』の登場した人々に惹かれた方は是非

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

歴史ミステリーのようなテイストだが、かなり現代的な問題が含まれており、特に令和3年12月現在、実にタイムリーな話となっている。が、まずはエンターテイメントとしてこの本を楽しんだらいいと思う。『アトミック・ボックス』の登場人物に惹かれた人なら、あの面々が再結集するだけで、ワクワクできるだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本アトミック・ボックス

2021/12/24 23:14

キトラ・ボックスが気になって先に読みました

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

会社の属するグループで配られる月刊誌で、『キトラ・ボックス』が紹介されており、気になっていた。どうもこの本の続編(?)らしいということで、まずはこちらから手をつけた。色々と難しいテーマをはらんだ作品だと思うが、素直にエンターテイメントとして楽しめる。主人公が突然巻き込まれた境遇は深刻だが、人のつながりが温かい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本忘れられた日本人

2021/12/04 23:13

昔の人々の生活の息吹を感じる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

島崎藤村の『夜明け前』や(日本ではないが)トルストイの『戦争と平和』などに出てくる「百姓」と呼ばれる人々の話なのだろう。時代小説を読んでも感じることのできない世界だが、この本を読んだ後に時代小説を読むと、そういった周縁の人々の奥にある生活にも思いを巡らすことができて、面白さが増した。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

22 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。