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ぽんぽんさんのレビュー一覧

投稿者:ぽんぽん

121 件中 1 件~ 15 件を表示
これは経費で落ちません! 8 経理部の森若さん

これは経費で落ちません! 8 経理部の森若さん

2021/04/24 22:42

森若さんが可愛すぎます。

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中堅石鹸メーカー天天コーポレーションを舞台としたお仕事小説。合併と社長交代が重なり、一方で太陽の大阪赴任で遠距離恋愛と、森若さんの周囲は公私ともどもバタバタ続き。森若さんは太陽の元カノにライバル意識を持ったりと恋する乙女で可愛い。でも仕事ぶりは変わらず冷静沈着。社内でのゴタゴタを些事のうちに芽を摘むスキルは見事。一回でいいから「経験と能力の差」と言い切ってみたい。カバーイラストでの森若さんが、多部未華子さんに似ていると感じたのは気の所為?勇太郎さんと織子さんの関係も気になったりで、か次巻が待ち遠しい。

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テミスの剣

テミスの剣

2022/01/14 21:23

冤罪をテーマにした渾身の一冊

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

渡瀬警部が過去に関わった冤罪事件。「静おばあちゃんに・・」で概略が示された事件ですね。冒頭の鳴海による取調は嫌悪感を催しますが、控訴審からは予想外の展開が続き、読書中断が難しいほどの面白さです。思うのは人が人を裁くことの難しさ。限られた証拠をもとに判断を求められ、冤罪は生まずに、でも社会の安全は実現しなければならない。さらには正義の物差しまで人其々・・。渡瀬警部と静おばあちゃんの高邁さが光るのは自身が正しいか否かを常に意識しているからでしょうか。著者の力量に脱帽の一冊です。

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逃げる

逃げる

2021/07/31 19:30

意図せず犯罪行為に加担、そこから始まる逃走劇

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

零細建設業勤務のアラフォー独身OL聡美。架空発注の濡衣で突然のクビ通告。裏金持ち逃げしたところを営業マン和磨に付け込まれ社長の娘の誘拐に加担することに。悪いことに娘が事故死し、そこから2人の逃走劇が始まる。本名を隠し、あらゆる嘘をつき逃げ続ける。だが根っからの悪人でない2人は何処かでボロを出し周囲に勘付かれてしまう…。全編で手に汗握る逃走劇が続くが、基本的に其の場しのぎの悪手を選び続ける2人に、何時しか肩入れするようになる。やがて訪れる悲劇的結末の予感と切ない結末。もう新刊入手が困難なのは惜しい作家です。

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ブレイブ・ストーリー 下

ブレイブ・ストーリー 下

2021/04/25 18:18

小学生ワタルの冒険譚

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小学生ワタルの異世界冒険譚もいよいよ完結。舞台は北大陸へと大きく広がる。いよいよ訪れる最後の戦い、これまで運命を変えるべく幻界を仲間と共に旅してきたが、そこで何かを得たワタルと、切り捨てたミツル。各々自分自身との闘いでの差となった。ワタルの勝利は予定調和とはいえ、多くの友を得て、そして喪ったワタルの最後の選択は尊い。「変えるべきは運命ではなく自分自身」これに気付いたワタルは、もう周囲に翻弄される子供ではなく1人前の勇者だから、護るべき人を護りつつ現世の困難をも乗り越えていけるだろう。大満足の物語でした。

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター

ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター

2021/11/23 17:21

愛を知り愛を与えるヴァイオレットが素敵です

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シリーズ最終巻。登場時は人ではあったものの感情の皆無だったヴァイオレットでしたが、人を愛すること思いやることを知り、だからこそ苦悶を抱える彼女が描かれます。まず「旅と自動手記人形」での社員によるパーティーは、楽しさ一杯ながらも永続するものでは無い一抹の哀しさが感じられ印象深い。「夢追人」は、精一杯頑張ったヴァイオレットだからこそ成し得た奇跡で、愛を知った彼女が周囲に愛を与える素敵さ。そして、とうとう少佐との再会で、愛を確認しあい迎える結末。これからも様々な障害あれど二人なら大丈夫だろう。素敵な物語でした。

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薬屋のひとりごと 14

薬屋のひとりごと 14

2023/10/29 07:10

不穏な動き

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

伏線仕込みの巻。有力氏族の集まる「名持の会」での探偵劇、遊郭での盗難騒ぎ、そして郊外でのレジャーハンティングでの騒動と賑やかな物語群。これまでも匂わされてきた宮廷内の派閥対立と御落胤探し、過去の喪われた医学書探しなど、今後の大波瀾が予想されるが、結構な大風呂敷で、これをどう回収するか心配されるほど。そして、大怪我を負った雀がある人物と手を結び、どう暗躍するのかも期待できそう。一方で猫猫と壬氏の関係は目立った進歩ない。まあ、これが決着するのは物語の終結だから仕方ないか。次巻の刊行が待ち遠しい。

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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

2022/11/12 08:46

名探偵赤ずきん

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

名探偵赤ずきんちゃん連作短編集。彼女が旅の途上で著名な童話の舞台に現れ事件を鮮やかに解き明かす。それぞれ趣向も異なり厭きさせない。オーソドクスな犯人特定プロセスが秀逸な「ガラスの靴の共犯者」と、関係者が其々に秘匿する事実が順次明かされ、そして更にに驚愕の真相まであるという「眠れる森の秘密たち」は短編には勿体ない出来。何より赤ずきんちゃんの旅の目的がわかる「少女よ、野望のマッチを灯せ」は、童話がこんなブラックな話になることに吃驚。でも彼女も貧困な生い立ちの犠牲者だと思うと哀しい。期待を裏切らない面白さです。

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竜とそばかすの姫

竜とそばかすの姫

2021/07/12 11:49

封切りが楽しみ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

7月16日公開に先立ち読了。高知の限界集落に住むヒロインの女子高生・鈴は、幼い頃の母親の事故死(半ば覚悟の死)のトラウマで内向的な性格に育っていたが、ネットの世界で自己解放を成し遂げる。一方で竜にも心の傷を感じ取った鈴は竜に近づいていく。サマーウォーズと同様に肥大化したネット世界と現実を行き来しながら物語は進む。鈴が自ら閉じ込めた殻から外を覗いたら、そこには新しい人間関係が見えてくるといった成長譚。竜との対峙の場面では鈴の成長とともに母の価値観は受け継がれていて感動。映像と音楽があった方がより楽しめそう。

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麦本三歩の好きなもの 第2集

麦本三歩の好きなもの 第2集

2023/01/18 18:49

三歩の日々

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

図書館勤務20代半ば女性。三歩の日常を綴る短編集。あいも変わらずなところはあれど、3年目にして後輩ができ、先輩の結婚や退職など。彼女も徐々に変わりつつあるようです。何より彼氏が出来た!先輩の美味しい手料理に釣られて行った合コンでの出会いが彼女らしい。本巻の山場は、先輩退職の日。指導先輩との別離は彼女ならずとも。でも翌日の出来事も微笑ましい。そして家族と過ごすマッタリとした年越し。一見し平凡な家族だが、おそらく双子の弟は彼女との結婚も考えているようで変化は必至。彼氏が再登場しないのは気になるが、第3集希望。

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野良女

野良女

2023/01/09 23:44

アラサー女子の本音トークが炸裂

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アラサー女性をヒロインに、赤裸々な時に強烈な下ネタを交え、各章ごとに一人称をリレー形式で繋ぐ連作短編集。殿方は自己防衛本能と虚栄心から自己を赤裸々に友人等に語ることはしないもの。故に本作で飛び交う本音トークの勢いに圧倒され、時には目眩も感じるほど。女性であるが為に抱える諸問題を笑い、時にしんみりと涙も交え語られる。まだまだ社会的経済的に男性依存せざるを得ない地位の低さ、パートナー探し・出産に起因する年齢的制約等の生き難さに直面しつつも、乗り越えていく強さも見せてくれる。下品という第一印象とは異なる読後感。

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風神雷神 Juppiter,Aeolus 下

風神雷神 Juppiter,Aeolus 下

2023/01/07 10:37

俵屋宗達ローマに行く。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

俵屋宗達ローマに行く下巻。信長の命を受け天正少年使節に随行し渡欧した宗達。リスボンに上陸しスペインを経てキリスト教絵画に感銘を受けながら、バチカンでローマ教皇に謁見を果たす。天正少年使節の記述としては、そうなのだが、宗達に関して言うと、これほどの感銘を受けたなら琳派にて残影があるはずだが、そうではない。いかにフィクションといえど、あまりに現実から遊離している。また彼が持ち出す絵画は風神雷神図だけと単調。やはり構想に無理があったんだと思う。ただ少年らによる異文化体験の物語としては面白いけどね。

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Iの悲劇

Iの悲劇

2022/10/09 09:32

地方自治ミステリー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

国内某所の南はかま市。住民全員離村し消滅した集落・簑石に市外から新住民を招き入れ再興を目指す企画。だが事件が相次ぎ定着は難航、やがて…。著者らしい苦味が強いミステリーです。語り手の市役所蘇り課職員・万願寺のやる気のない上司同僚をしり目に孤軍奮闘する姿に、いつしか彼の視点にシンクロするが、彼の努力を水泡に帰す出来事が続き、違和感も蓄積していく。やがて集落が無住の地に復した際に語られる真相。客観的には合理的なんですが虚無感に覆われる。一気読みの面白さでした。なお集落消滅は珍しくなく限界自治体すらあるらしい。

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一橋桐子〈76〉の犯罪日記

一橋桐子〈76〉の犯罪日記

2022/08/25 08:46

情けは人の為ならず

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お気に入り著者の文庫化。親の面倒で婚期を逃し、看取ると自身も高齢者。夫にさ先立たれた友人と共同生活を始めたものの、その友人も逝き孤独になった桐子。刑務所に戻るために犯罪を繰り返す高齢者をTVで見かけ、これだと決断。犯罪を模索し始める。誘拐や殺人といった物騒な章が並び、善良な老人の転落の物語かと思い読み始めるが、そこは善良で誠実に生きてきた桐子さん故、そうはならなかった。ついつい恩をかけてしまったりで、それが巡り戻ってくる。まさに「情けは人の為ならず。」既に高齢者が過半に迫るいま、生き方を考えさせられる。

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異世界居酒屋「のぶ」 1杯目

異世界居酒屋「のぶ」 1杯目

2022/07/22 11:57

異世界グルメの老舗

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2014年なろうコン大賞受賞作で、異世界グルメものの老舗。お稲荷さまのお力で空想世界の片隅に繋がる居酒屋を開店した大将としのぶ。素材を活かし真心込めた料理は異世界でも受け入れられた模様。ただ現代日本から調達した高品質の食材・酒類および冷蔵手段が繁盛の主要因のようにも感じるが・・。またトリアエズナマもピルスナーだろうからエールとは違うぞと思ったら、これは伏線だった。様々な人間模様が錯綜し、事件ゴタゴタに巻き込まれたものの無事に決着し大団円。物語は続くようなので、続編も読んでみようと思います。

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きたきた捕物帖

きたきた捕物帖

2022/03/21 09:09

期待の新シリーズ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「初ものがたり」から少し時間は流れ、岡っ引き千吉親分の急死から物語が始まる。末子分の北一は親分の生業だった文庫の棒手振りで糊口をしのぐが、何故か不思議な事件に巻き込まれる。主人公の他、未亡人・松葉、差配人・富勘、悪役に至るまで人物造形が豊かで、深川を闊歩してそうな人物ばかり。何より語り口が巧みで季節感、人情味溢れた文体で、心地良い読書を味わえる。お人好しの北一が嫌なこと面倒なことも厭わないことで正体不明な男・喜多次と出会うまでが本巻は終わる。この二人なら面白い物語が期待できそう。刊行が待ち遠しい。

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