BenchAndBookさんのレビュー一覧
投稿者:BenchAndBook
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ライオンのおやつ
2021/01/08 16:17
死について少し受け入れていける気持ちが持てました。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
72歳です。仕事も昨年4月にリタイアし、暫くご無沙汰だった本を読もうと思い立っていたところ、NHKの企画番組でこの本を知りました。
概要は把握していたものの、むしろタイトルに興味を持ち、購入し読みました。読み始めから直ぐに引き込まれ、涙、感動、奇跡の期待感などなど起伏激しく読み終えました。読み終えはしーちゃんは亡くなりましたが、穏やかさが残りました。
それなりの年齢ですが、しーちゃんの様にその時が来るまで、精一杯生きていきたいものです。生と死の捉え方や表現は古今東西いろいろなものがありますが、マドンナ曰く“生まれることと・・・どっち側からドアを開けるかだけです”は、なるほどと得心が言った言葉でした。
じい散歩 1
2021/02/15 11:00
その時まで日々、人生謳歌!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
おかしみと悲しみ、シリアスとユーモア
そして決める時と優柔不断な時、これらが絶妙に混在し、読んでいて飽きない。
また特別に大望を抱いた人生の流れを記したものではなく、ただその場その場で一生懸命やってきたらこういう人生だった。つまり誰にでもある、起こり得る出来事の書かれ方が魅力があるのだと思う。
読んでいて自分にも似たような出来事があり、親近感も持てた。
富子的存在は無かったが、妻はどう思っているか?(笑)
最後の終わり方は、
家族を突き放したというより、
人生は自分のものである。
妻と息子たちは自分の関与と心配とはべつにそれぞれが選択する人生を歩むことを信じ、自分はもっと更に、これからの人生を楽しんで行こうとの宣言に思えた。
ただ、これまでがそうであった様にどこまで家族に知らん顔と突き放しができるかは、限りなく懐疑的だが。新平は基本、優しい人間と思う。
私は現在72歳、毎日ウォーキングを兼ねた散歩をしているが、楽しみ方の選択肢が増えた。
またこれからの日々の過ごし方として、大いに参考になった。
有難うございます。
蛇足ですが、これをドラマかするとしたら、次のキャスティングがバッチリと1人悦にいってます。
新平ー橋爪功 英子ー高畑淳子. 孝一ー今田耕司 健二ーミッツマングローブ
雄三ー竹山隆範
モスクワの伯爵
2021/01/09 10:41
自らの境遇の主人公になるか、奴隷と化すか
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激動のロシア革命期、フイクションではあるがロストフ伯爵に似た境遇に追い込まれた貴族は存在したのでは無いかと思われる。
久々のロシア的小説。海外ものはちょくちょく読むが、“翻訳”という過程があるせいか、馴染みの薄い比喩や言い回しがあるので正直、本の流れに乗るまでが時間がかかる。案の定、1/5くらいまで苦戦。
しかしニーナとの絡みやホテルという限られた環境での伯爵のいわゆる伯爵然とした振舞いなどに面白さや痛快さを感じ、面白く読めた。
最終章に至る経緯はニーナを思う気持ちによって自らの選択だったと思う。正に自らの境遇の主人公たらんとしたのだろう。
またロシア革命に対する自らのジャッジだったのではないかと私は思いました。
告解
2021/04/26 21:15
「偶然に我が身に起きた事故」と捉えた方が…
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「偶然に我が身に起きた事故」と捉えた方が…
何時でも誰にでも起こり得る事と理解した方が、戒めとなるのでは?と、思った。
自分はひき逃げなんか絶対にしないなどと日常はそう思っていても、実際にそれに遭遇した時、正しい振る舞いと行動が出来る人がどれほどいるんだろう。君子の夫、二三久の戦時中の市民への残虐な行為もそれを強く物語っているのでは? 正しく無い行為を行なった時、人は、環境とか他者による必然性を見つけ出し、自らを正当化しようするのではと思います。
自分のこれまでの人生でも大なり小なり同じようなことが起きていたと思います。 翔太の振る舞いを正当化するつもりはありませんが、大事に遭遇した時、強く勇気を持ってその事を受け止め、対処できる自分でありたいと思わされた本でした。
少年と犬
2020/12/29 21:37
人と犬との深い絆をあらためて想起
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人と犬との関係は古くから固いものがあると思っています。
読み進むにつれて関わる人々との終わり方を見ると、もしかしてこの犬は不幸を呼ぶ?
と連想させられましたが、最終章でそれは杞憂であったと氷解しました。
ただひたすらに気持ちを通わすことができた友達を求めての列島横断。
そしてその最後にただただ涙しました。
2021/05/05 11:49
凄いオーディオ遍歴
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五味さんのオーディオ遍歴からすると私の場合10年ほどになるが、オーディオ音キチとはならないと気付かされた。読みながら部品を変えた時に音が変化した事に気づけた自分の幸福感や聴いている曲中の特定の楽器の音の良さに気づけた時の悦びなど覚えがある事多々、興味深く読めた。
またこれからのオーディオとの付き合い方という点でも、大変参考になりました。
資力と物理的鑑賞環境の制約を踏まえないと、“クラシック音楽を楽しむ”という原点がぼやけてしまうなあ〜と思う。今の機器類は十二分に家庭での美しい音を聞かせてくれると思う。時折のグレードアップにチャレンジしながら。迷ったらこの本を読み返したい。
2021/04/17 13:48
独善は自分らしさの現れ
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独善的な人生の変遷。でも独善であることにすら気づいていない。しかし何かのきっかけでそれを思い知らされ、気付く事に遭遇する。強い悔悟の念に囚われる。これからは悔い改めた人生を送ろうと誓う。
しかしその思いに至った環境や意識から解放され日常に戻ると、その反動によって何事もなかった様に気持ちのバランスを取ろうと振る舞う。私にも同様の経験があります。人間ってそういうものかな〜と思う。
自分に関わる他者も又、そうなのでは?
独善はいい変えると、自らの価値観がそうさせるのであって、自分らしさでもあると思います。日常に戻っても、フラッシュバックの様に思い出され、きっとその後の人生にじわっと生かされるのでは。こんな事を感じさせてくれた、読みやすく面白い本でした。
2021/03/31 12:57
物事の根本知る道しるべ
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ベストセラーになった時期耳にしていたが、本に向かい合う環境になく読んでなかった。
NHKの養老さんと愛猫まるとの生活を紹介したドラマを観て、あらためて同氏に関心を持ち読んでみた。 テーマのいくつかは(はなせば、、。知識と常識、、。科学には反証、、。)既に自分の見方や捉え方などに身についていると思うが、この本によってそれらが社会的に認知されて会社の中での教育や指導に反映されていたのかもしれない。
NHKについてはなるほど、それはそうだと思った。が、一方で民放の報道はどうかというと政権への批判一色、コメントも局間の差異なし。批判自体はOKなのだがどこも一緒というのはいかがなものかと。その舌の根も乾かないうちに、“個性が大事だと、、”???である。
意識と無意識は面白かった。
物事の根源的な捉え方に大変参考になる本だと思う。
時折、開いてみようと思う。
面白いほどわかる!クラシック入門
2021/02/24 11:32
自分の感じたままのクラシック
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読みやすくわかりやすかった。
オーディオが趣味で、クラシック音楽は好きな方で、よく聞きます。
特に交響曲は良いですね。
ただこれまで一曲ききおわると、満腹感というか濃厚感を強く感じ、その余韻に暫く浸っていることが多いです。
松本さんの様に何回も聞く様なことは無かったです。これはもっとポピュラー音楽の様に聴いても良いのかも?とのヒントになりました。
難解、苦手と思っている曲も何回も繰り返し聞くことで、新たなりかいの境地が開けるかもな〜と、感じています。
チャレンジしてみよう。
2021/02/08 17:00
奇異な武家社会
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武家、武士社会の奇異な行動様式やそれに伴う非情な決め事の中にあって、浅田次郎さん特有の人間らしさや優しさが展開されるところがほっとします。幕末期とはいえ、実際の展開はこれらのことがあったのでは?と、
思わされます。
「安芸守様御難事」は、上司への賄賂の渡し方を儀式化されたもの様ですが、これはむしろ滑稽で面白かった。
空洞のなかみ
2020/12/30 12:49
松重さんの役作り
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著者:松重豊に引かれ購入してしまった。
前半は多分、演じている自分を俯瞰的な観察眼で観て、それを再び自分の言葉として記載しているのだろうと思う。
この事を前提に読むと、松重さんの役作りの一端がわかるような気がして、面白く読めた。
後半は日々感じるままの記述で、捉え方がクスッとくるところもあり、松重さんらしい面がのぞいていた。
しかしやはり役者としての印象が強いせいか、先走った期待感を持ってしまうので、肩透かしを喰うところが出てしまうのは仕方ないところかな。
オンリー・ミー 私だけを
2020/12/30 12:15
普通の人間?
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多少間伸びの感がある記述が散見されたけど、全体としては楽しく読めました。最高のコミカルは“普通の人間である事“の主張?
たしかに人はそれぞれ普通だと思っているかも。
でも三谷さんは……と思う。
2020/12/29 17:42
想定外の内容だったが・・・
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本のタイトルに興味を惹かれて試し読みもそこそこに買ってしまった。読み始めて”あっ!失敗したかな”と思った。私にとってはかなりの専門知識のいる本だった。しかし作者が文中でも書いているようにできる限り平易にしてくれていることと、章立ての目次に気がひかれなんとか読み切ることができた。これまで言葉を知っているぐらいの知識でしかなかったが、相対性理論や量子力学といったことについて、かじりの”か”ぐらい理解?が進んだ気がもてた。読み終えて時間という概念が人間だけに存在していることにあらためて認識できたことや、時間を作り出してことを考えると、もしかすると「逆戻りもあるかも?」という気になった。 そしてもう一度読んでみたいとおもっています。
時計仕掛けの歪んだ罠
2021/03/13 16:23
エンディングもミステリー?
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エンディングはシリーズものにありがちなパターンだが、もう少し黒幕や巨悪の影をチラつかせてもよかったのでは?と思った。少しストレスのある終わり方だった。しかし取調べシーンやする側、される側の逆転。精神病ケアの一環か?とも思わされたくらいに急転し、どうなってるの?だった。進展が目まぐるしく変わり、ゴールが見えたり遠ざかったり、面白く読み進めた。ただ子供時代の関係者による事件の設定は少し無理があるとも思う。その意味でも今少しエンディングで暗示や示唆があってもと思う。
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