トモさんさんのレビュー一覧
投稿者:トモさん
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イノベーションの迷路 ゴールに導く4つのルートと10のステップ
2021/02/02 15:17
企業内イノベーター必読の書
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前著「スタート・イノベーション!」を読まれて規模感に挫折された方!
本作は中小企業でも実践可能な内容となっています!
しかも「FORTH Innovation Method」と違いイノベーションを実現するルートが4つもあり、環境や企業風土にマッチしたルートを選ぶことができます。
01. 新たなアイデアを出発点とする「アイデアルート」
02. 新たなテクノロジーを出発点とする「テクノロジールート」
03. 未解決の顧客の悩みを出発点とする「カスタマーイシュールート」
04. ビジネスのイノベーションが求められた際の「ビジネスチャレンジルート」(FORTHと同じステップ)
アイデアを思いつかれた創業者の方は「アイデアルート」、知財や技術力をお持ちの「ものづくり企業」の方は「テクノロジールート」、顧客の困りごとに気付かれた方は「カスタマーイシュールート」、そして会社からの命令でイノベーション担当を命じられた方は「ビジネスチャレンジルート」が参考になります。
ルートにより順番は異なりますが、イノベーションの初期段階に必要なのは共通の10ステップだけです。ビジネス思考とデザイン思考を巧みに組み合わせてゴールに導いてくれます。
01. アイデア創出(「アイデアルート」はここからスタート)
02. フォーカス(「ビジネスチャレンジルート」はここからスタート)
03. チェック・フィット
04. 条件設定
05. ディスカバー(「カスタマーイシュールート」はここからスタート)
06. ビジネスモデル構築
07. テクノロジー採用(「テクノロジールート」はここからスタート)
08. 自由度チェック(8番目に固定)
09. 実験(9番目に固定)
10. 新ビジネスケース作成(10番目に固定)
1番大切なのは各ルートのはじめの方に位置づけられている「02. フォーカス」です。このステップでは、以下の6つの質問を参考に「イノベーションの使命」を作成します。
01. Why? (なぜ) なぜイノベーションが必要なのか。
02. Who? (誰) ターゲット顧客は誰か。B2Bか、それともB2C か。また既存の顧客層か、新規の顧客層か。
03. Where? (どこ) 提供先は特定の国か、地域か、大陸か。
04. What? (何) 製品やサービス、ビジネスモデルのイノベーションは段階的なものにするべきか。それとも抜本的か。
05. When? (いつ) 売り出すタイミングはいつか。
06. Which? (どれ) 新コンセプトが満たすべき基準はどれか。
続く各ステップにおいて常にこの「イノベーションの使命」を意識することで、迷うことなく、またブレルことなく、スピーディーに意思決定することができます。
最後の「10. 新ビジネスケース作成」では、以下の7つのテーマでパワーポイントにまとめ、トップから「イエス」を引き出せば無事迷路から脱出となります。
01. 顧客の不満
02. 新コンセプト
03. コンセプトの特徴
04. 実現可能性
05. 会社にとってのメリット
06. 今取り組むべき理由
07. 続行に向けた検討事項
企業内イノベーターは本書を片手に「イノベーションの迷路」に飛び込んで欲しいと思います。上層部を巻き込み「イノベーションの使命」を作成することで、魅力性・実現可能性・存続可能性に優れたワクワクするような「新ビジネスケース」を作成して下さい!
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