健さんのレビュー一覧
投稿者:健
中国の歴史 8 疾駆する草原の征服者
2021/04/24 19:00
「あとがき」がない
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かつてハードカバーで出たシリーズの文庫化。内容については他の評者が書いているとおりだが、この文庫版には「あとがき」がないのが気になる。杉山先生は90年代に驚異的なペースで概説書を出しておられたが、2000年代になってから落ち、最近では近刊も見かけなくなった。杉山先生にはラシード『集史』や、耶律楚材やマルコポーロについての著作など、予告しながらもまだ世に出ていないものもたくさんある。ファンとしては、そういったものも是非期待したいところ。
草原の制覇 大モンゴルまで
2021/12/06 00:57
コンパクトかつ高度
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最新の研究成果をコンパクトかつ高度にまとめていて、本当によくできた概説書だと思います。著者は遼金やモンゴル時代の歴史を漢文史料を中心に専攻していて、そうした成果も取り込まれています。
大モンゴルの世界 陸と海の巨大帝国
2021/04/24 19:09
いわずと知れた杉山先生の著作
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いわずと知れた杉山先生のモンゴル時代史に関する概説書。日本では従来、中国史の延長で「元朝史」が語られてきましたが、杉山先生はそのような見方を改め、モンゴル支配下の中国を中央ユーラシア史の視点から描き、江湖の読書人のイメージを一新してくれました。文庫化し、入手しやすくなったのはありがたいです。
茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会 改版
2021/12/07 18:16
確かに名著
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川北稔先生が名著とおっしゃっていたので、読んでみました。確かに面白い。イギリス人が飲んでいた一杯の紅茶を供給するために、それこそ世界中から原材料が集まっていたことがわかります。今でいうグローバル・ヒストリー的な視点から書かれた書といってよいのではないでしょうか。
アジア遊学 256 元朝の歴史
2021/09/26 23:23
元朝の研究の最先端
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現在、一線で活躍する元朝史の研究者たちが、それぞれの専門分野から、研究の最先端を分かりやすく知らせてくれる。今から20年ほどまえ、杉山正明氏が次々と概説書を出版し、モンゴル時代史を大きく切り開いてくれましたが、本書の執筆者はその次の方々です。
モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る
2021/05/08 12:51
考古学から見たモンゴルの歴史
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チンギス=カンを中心とするモンゴルの歴史はこれまで、文献資料を中心に研究されてきました。著者はこれに対し、モンゴルの現地に出かけていって、発掘調査に長年従事されてきました。その結果、考古学の視点から、文献資料からは分からなかった新たな発見があり、これまでは知られなかったモンゴル帝国の姿が見えるようになってきています。本書はそれを一般的な読者むけに分かりやすく書いたものです。
シルクロード世界史
2021/04/24 19:17
読みやすい
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前著『シルクロードと唐帝国』はやや専門的で、一般の読者には少しハードルが高かったかも知れません。その後に出た本書はそれよりは少し読みやすくなっています。中央ユーラシア史の視点から世界史を8段階に区分する構想や、古代ウイグル語の手紙文の紹介、マニ教絵画が日本に伝えられていたというトピックなど、いずれも森安先生ならではの内容です。オリジナリティのない長ったらしい海外の訳書を読むよりも、本書一冊をじくり読む方がよほど知的好奇心を満たしてくれるでしょう。
中国の歴史 9 海と帝国
2021/04/24 18:54
文句なく面白い
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中国史の枠にとらわれず、広く「海」の視野から眺める。最新の研究もよく取り入れていて、文句なく面白いです。同じシリーズの中でも特におすすめしたいと思います。
砂糖の世界史
2021/12/09 10:18
面白い
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本書の内容を簡単にいうと、かつて高校生のときに世界史で習った「三角貿易」を扱っています。著者はウォーラーステインの世界システム論を我が国に紹介した研究者です。記述も信頼でき、高校生でも十分に読了できる平易さです。
世界の歴史 7 宋と中央ユーラシア
2021/12/06 01:02
杉山先生の担当箇所が必読
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伊原先生の宋代のところもありますが、個人的には杉山正明先生のモンゴル時代の箇所が、必読だと思います。杉山先生はこのテーマでの概説をいくつか書かれていますが、本書が最もよくまとまっていて、お勧めしたいと思います。
江南の発展 南宋まで
2021/12/06 00:52
一気に
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一気に読み終えた。面白かった。この時代の概説書は類書があまりなく、一般向けの書籍としても貴重だと思います。大学での講義を意識して、とても読みやすい構成になっています。
大旅行記 5
2021/09/26 23:28
きわめて貴重
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14世紀、モンゴル時代にアフロ・ユーラシア大陸を旅したイブン・バットゥータの旅行記。家島氏の日本語訳をリーダブルなかたちで得られ、学術的にきわめて貴重というだけでなく、まさに自分が旅行しているかのような感覚を味わうことができて、好奇心をそそります。
西ウィグル国史の研究
2021/09/26 23:21
今ではきわめて手に入りにくい
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古書店でもなかなか見かけない。しかし、ウイグル史を研究するうえでは、今でも必読の文献です。
宋元仏教文化史研究
2021/05/28 00:14
学問的に高価値
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中国の宋元仏教史についての竺沙教授の論文をまとめたもの。大蔵経の刊記を利用し、今までにない境地を切り開いた点で、とても価値が高いです。なかなか手に入りにくいですが、専門家はぜひ手許に置いて、参照したいものです。
