ununknownさんのレビュー一覧
投稿者:ununknown
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ジョン・レノン対火星人
2021/09/18 09:26
作者の渾身のメッセージ
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高橋源一郎のデビュー作「さようならギャングたち」を読みたいと思い本屋にいったものの、「ギャング」はなく、代わりにこの「ジョン・レノン対火星人」が置いてありました。
これが彼の真の処女作です。
最初は買うつもりはなかったものの、ふと立ち読みしてみると、巻末に評論家の解説と並んで、『「文学」など一かけらもない』という高橋源一郎自身の短い解説がついていました。
とにかくその著者の解説がかっこよすぎてついつい買ってしまいました。
この作品は著者自身の言葉通り、「奇妙」で「バカバカしいもの」で「最低」で「唾棄されるようなもの」で「いい加減」で「顰蹙をかうような」もので「グロテスク」で「ナンセンス」で「子供じみて」いて「お上品な文学者全員から嘲られる」ような作品です。
ストーリーを楽しむような作品ではありませんが、作品全体を通して、作者の力強いメッセージが怒涛のように伝わる作品です。
風の歌を聴け
2021/02/20 22:47
ふと、つぶやきたくなります
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村上春樹の作品はどれも面白くて好きですが、この「風の歌を聴け」だけはなんだか良く分からないな・・・という感じになります。
何か展開を期待しつつ読んでいるうちに終わってしまい、結局何の話だっけ。。。って感じになります。初めて読んだときはこれって小説なの??って思いました。それでもこの作品をときどき読みたくなるのは、さりげなくつぶやきたくなる言葉たちがちりばめられているからだと思います。
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「もしあなたが芸術や文学を求めているのならギリシャ人の書いたものを読めばいい。真の芸術が生み出されるためには奴隷制度が必要不可欠だからだ」(引用)
・・・
「夜中の3時に寝静まった台所の冷蔵庫を漁るような人間には、それだけの文章しか書くことはできない。
そして、それが僕だ」(引用)
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小説というより、村上春樹から文壇への挑戦状ではないでしょうか。
ストーリーはあまりないですが、村上春樹のかっこいい名言がダイレクトに味わえると思います。
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