たけさんのレビュー一覧
投稿者:たけ
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三国志 6 赤壁の巻
2021/02/27 16:10
孔明の出蘆から
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孔明が出蘆し劉備の軍師となるところから本巻は始まる。曹操に攻められるもの孔明の作戦により博望坡では勝利を収めるが曹軍の大逆襲に劉備を始め新野の庶民たちは夏口まで逃げ延びる。
曹操は呉と友好を結ぼうと手紙送るが、孫権と曹操の勝者と手を結びたい劉備のため孔明は孫権を曹操と戦わせしめるため単身呉へ乗り込む。
天下三分に向けて3人の君主とそれぞれに付き従う人々の熱いエピソードに今回も胸が熱くなり、目には涙が溢れる。孔明のめちゃくちゃカッコいい弁論も本巻の胸熱ポイントだ。
そして誰もいなくなった
2021/02/21 07:07
兵隊島へ
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クローズドサークルミステリーの定番。もう人物紹介の件からヤバそうな雰囲気がプンプンしてます。何も起こらないわけがない、と言うかそもそもそんな所へ行くわけがない。ところが行っちゃうんだなぁ。そして事件が起きない訳がない。 おそらく全てのミステリー作家がこの作品を読み憧れてその道を志したのではないだろうか。それほど完成されているし鮮やかだし文章が洗練されている。素晴らしい作品だと思います。 ミステリー毛嫌いしてましたが古典からときどき読んでみようと思いました。
センスは知識からはじまる
2021/04/19 06:16
センスいいね
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センスは生まれつき備わった感覚ではない。後天的に意図的に身に付けることができる能力だ、技術だ。という啓示を具体的に説明してくれている。具体例に富みとてもわかりやすい。こういう議論は至る所で起こっているけど、とどのつまりそういう資質が欠けていると思い込んでいる人ってただ単に何もしていないだけの場合が多いですよね。そんな人たちに優しく一喝!とても良い本だと思います。新入社員研修や若手社員の研修テキストにも良いと思います。
三国志 7 望蜀の巻
2021/03/06 19:20
望蜀とはそういうことか
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赤壁の戦いのクライマックスからスタート!戦闘シーンは具体的に文章では著されていないもののその後の敗走劇からするに曹操軍はこっ酷く撃たれてもう復活できないんじゃないかとも思われたけど銅雀台建造したりして本巻の後半ではかなり盛り返してくる。周瑜亡き後、魯粛ではやはり大都督としては役不足か、孫権の小賢しい政略結婚作戦は予想外の展開で一興。それもこれも孔明の策だと思うと本当にスゴい軍師だよ。劉備の思いの深さはこれだけの混乱期にはむしろお節介というか気の弱さに映るが、やっと本拠地と呼べる場所を得ることが叶うのか。
三国志 4 臣道の巻
2021/02/21 07:03
呂布の運命やいかに
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いよいよ呂布の命運が明らかになる。そして自分を蔑ろにする曹操に対する帝の密勅が波乱を巻き起こす。昨日の味方は今日の敵とはまさにこのことの如く、各州諸武将の動向が目まぐるしく入れ替わる。方時も目を離せない、壮大な映画を観ているようだ。そして義兄と生き別れた関羽は自らの命を絶とうとした時、関羽によって命を救われたものからある提案を受ける。それは兄弟が敵味方に分かれて戦うことの始まりだった。 読み終わった後にふっと力が抜けるほどスリリングな展開に目が離せない。
三国志 5 孔明の巻
2021/02/21 07:02
関羽千里行からスタートです
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関羽千里行に始まり三顧の礼まで、本巻も目紛しく敵味方が入れ替わり筋が展開していきます。曹操の男気はここでも健在。奸雄だの逆賊だのとは言われているけど彼はボスとしてやるべきことはきちんとやり、部下の面倒をよく見、部下と一緒になって戦地へ赴いて艱難辛苦を一にする。リーダーとしてはとても有能であり、時の風を読む力に長けている。一方玄徳は情と道徳心に溢れているけど自分が本当に叶えたい平和な世界を作るために自分がなすべきことにまだ気付けていない。今後彼がどのように変貌していくのか楽しみである。
上野谷中殺人事件 長編推理小説
2021/03/26 12:53
谷根千界隈
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内田康夫先生初読。個人的には物足りないというか、自分の職場である上野で起こる事件なので身近に色々と馴染んでいる部分はあるがストーリーのスケールとか深みの点では物足りないなぁ。
事件の真相が明らかになった時に「へぇ〜そうだったんだぁ」と感じるか、「え!えぇ〜!!」って衝撃を受けてページを遡ってそれまでの展開を確認するか、本作は前者になる。
ミステリーとしては弱い。設定が身近過ぎて、2時間ドラマで好まれやすい身近なミステリーであることは実感したけど自分が小説に求めるものはこれじゃない。今回献本頂いたおかげで読んでみることが出来たので、自分の幅を広げることには寄与できた時間になったと思う。
対岸の彼女
2021/03/23 21:49
男
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登場する男性に注目してみる。家事や育児に非協力的で妻が働くことに否定的な小夜子の夫、葵の会社でスキルと人材に手をつける木原、そんな男性の中でアオイのお父さんは登場する男性の中で優しさを存分に表現してくれてとても心が温まる。これは多くの女性の中にある理想的なお父さん像か。興味深い。
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