Pさんのレビュー一覧
投稿者:P
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独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
2021/02/28 11:27
一生続く学びの伴走者となる「百科事典」
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本書は著者のライフワークである独学の技法を、「何を」「どう」学ぶのか?というレベルからそれらの技法の組み合わせ事例まで紹介した、「大全」の書名に相応しい独学の百科事典である。
困りごと索引から今の自分に必要な技法を探り当てるもよし、膨大な引用や参考文献のなかから読んだことのある良書を発見したり、55の技法から無意識にやってたな、というものを見つけて楽しむもよし。学びたいものがたくさんあるなら、一旦初心に帰ってルートマップ作成からやるのも良いだろう。
奴隷のしつけ方
2021/02/28 11:30
「右でも左でもない普通の古代ローマ人」の倫理と道徳
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古代ローマの慣習や哲学を総合的にインプットされた「普通の古代ローマ人」ファルクスが著した(という設定の)、当世の奴隷制やその周辺の文化や風俗を解説した本。
自らを公明正大で寛容、優れた領主であり奴隷主だと疑わないファルクスから当時の通念や道徳観を映し出す試みが面白い。キケロー、セネカ、ローマ劇などの優れた案内書でもある。
ヤクザときどきピアノ
2021/02/28 11:19
とにかくレイコ先生がかっこいい!
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著者は反社会的勢力系を取材する有名なライターなので、実話系の文体で語られるピアノレッスン記にはそのあたりの日常やイメージが不意に顔を出したり、垣間見えたりする。不協和音と見る向きもあるかもしれないが、そこが本書を唯一無二たらしめ、奇妙な魅力となっている。
居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書
2021/02/28 11:17
軽妙さと切実さの両面から「ケア」の現実を描く好著
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博士号を取ったばかりの新米臨床心理士が、「まるで活動しない演劇部部員が集まる放課後」のような沖縄のデイケア施設で過ごした4年間を語った「物語」。
するものとされるものがある意味mutualに作用する、その点で貨幣経済の原理をある意味超えている「ケア」と、正常に機能する限りあって当たり前と思われがちな「依存労働」。これらがコストパフォーマンスに絡め取られていくつらさをも、軽妙ながら切実な筆致で書かれていて考えさせられる。先行者からの引用も多いので、臨床心理士や精神医学への理解も進んだ。
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