43さんのレビュー一覧
投稿者:43
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夢探偵フロイト 1 マッド・モラン連続死事件
2021/08/31 14:49
何で「教授」って呼んでるの?
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概ね面白かった。
単位は1~3年次の間にしっかり取ろうね。
あとよっぽど特殊な学校じゃない限り、学生や事務員は「先生」と呼ぶし、同じ教員同士は「さん」で呼ぶ。教授を「教授」と呼ぶと、大抵の教授は「すごい距離とるやん」と悲しむか、「やばい、改まった話か」と身構えるから若干違和感。
2021/03/11 11:43
アニメ化で輝きそう
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植物に詳しくない人は、出てきた植物を逐一検索しながら読むと良いかも。主人公の生活が浮世離れしてるのと、場面の半分は不思議空間なので、日常を忘れたい時には良いかもしれない。
ひとつずつことが解決していく過程は何となくアニメを見ている感じがした。表紙のお嬢さんのキャラデザを大事にしつつ、背景美術や特殊効果が唸るタイプのスタジオがアニメ化してね、12話1クールだと尺が余りそうだから90~120分くらいの劇場アニメでね、予告編もどきの10分くらいの前日譚とかをようつべに流してね……そういう妄想をしながら読むととても楽しかった。
+++ 以下ネタバレ +++
結局主人公が約束したこと以外はほぼ何も変わっていない。何なら親父も同じことを約束してたんじゃないかと思う。ということは主人公の約束も守れるかどうか怪しいとこがある。救ったエンドに見えて、そういう可能性が何となく残されるのもなかなか良かった。
副題の意図は分かるんだけど、本当にアリスに準えているのならば、「夢落ち」=翌朝になってるとかではなく、もっと重いんじゃないかと思うので、上記の救えませんでしたエンドはあながち嘘じゃないのではと思えてしまう。それも良いんだけど。
桂三輝の英語落語 世界15カ国で大絶賛の極上エンターテインメント
2021/03/11 10:39
もう少し小さいと嬉しい
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英語にちょっとでも触れると泣いてしまうほどの地獄の語学コンプレックス持ちが、頑張って買ってみた。やっぱり英語を読むのがつらくて(落語なのに)時々吐きそうになったり始終泣いていたりしたけど、(落語なので)何とか最後まで行った。自分のような人が他にいるかは分からないけど、これなら他よりちょっとマシかもしれない。
こういうのが他にもあれば頑張って読んでみたいと思うのだけども、あんまり見つからなくて、そして探す作業それ自体がすごくしんどいので困っている。何せこの本「語学」の棚にしかないの。だから新しいのを探すよりも繰り返し読もうかとも思うのだが、本がちょっと大きめで、それも困っている。次に出る時は、文庫くらいのサイズ感で、「語学の勉強」然としていない本が欲しいな。
2021/03/04 14:46
本田透を嫌うということ
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絶賛が多いのは承知の上なので、個人的に考えたこと。
少女漫画には往々にしてあることだが、「主人公が好きになれない」読者を受け入れない作品だと思う。本作は主人公が「愛し愛されること」と「すべての人から愛されるに値する最高の「良い子」であること」によって関わる人々が幸せになる話だから、この主人公に好感を抱けない者は、誰からも愛される主人公を愛せなかった心の貧しい人、同じ幸せを得られない人という論理が水面下に存在する。
何でみんなあんなに本田透が好きなのか? あの世界にいて本田透を好きになれない人はどうすれば良いのか? 本田透による幸せな世界を羨みながら不幸になるしかないのか? そんな水の底を見た人々は、最後は本田透によって無条件に掬い上げられることをありがたがらなければならないのか?
それは何と優しく残酷な世界なんだろうか。
2021/03/03 07:54
申し訳程度のミステリと朝ドラ系主人公
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面白い…と思う。多分…
シリーズ通して読んでると「これ面白かったんだっけ…?」と宇宙猫になることもあるが、第一作は面白く読めたと思う。
勧める人が多いと思うので、地雷回避情報を。回を追うごとにBLみが増し、朝ドラ系主人公の本領が発揮される。(闇があるとされつつ)明るく前向きな主人公がお節介で周りを巻き込むタイプの話になるので、朝ドラが苦手な人は最初の一冊目で終えるとまだ良いかも。
2021/03/11 10:19
羨望に殺される
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フィクションを読んでいて、登場人物を羨ましいと思うことは時々あるけれども、こんなに殺しにかかってくるほど大団円を見せびらかさられたのは初めてだった。ラノベ相手にここまで心をぼろぼろにされるとは思わなかった。心に深く刺さる作品だった。悪い意味で。
何がこんなにつらいのか説明するのは簡単で、ただ自分になくて欲しいものを主人公が全部持っているから羨望で一行読むごとに死にたくなるというそれだけなんだが、最後まで読むのがつらかった。
ラスボスと思しき人々がろくに抵抗もせずに主人公の明るさと優しさと努力に屈していくのはつらかった。約束された主人公の幸せにしか未来がないし、そうすることがこの世界の幸せなんだと思い知らされる。その主人公たる資格がある人物であるように造形されているから当然なんだが。
こういう「主人公のおかげで作品世界が幸せになる話」は、主人公が好きになれてこそ、楽しく読めて自分も幸せな気持ちになれるんだとこの話で知った。そして読んで好きになれなかった時は、こんなに良い人を何で好きになれないのかと、羨望に塗れた自分の心が汚いからだろうと、そんな人間はこの世から相手にされなくて当然なのだと、はっきりと本文中に断罪されたことは本当につらかった。
羨望に塗れた愚かな者にとっては地雷原と同じようなもので、踏み込んではいけない世界だったと思う。そうでない明るく幸せで肯定的な感想を持った人々は本当に素敵な、この世で幸せになる資格を持った清廉な人々だと思うので、その感性を大事に持ち続けてほしいと思った。自分には無理だったから。
みんな本当に、何もこういうこと感じずに読めたの? 本当に?
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