ユミユミさんのレビュー一覧
投稿者:ユミユミ
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2021/12/31 15:29
死を思う
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輪廻やリインカネーションの思想の出現は、伝統社会に政治的、経済的な変動が生じ、より流動性の高い社会が出現した時期に重なる。遠い昔のことと思われた感染症パンデミックや、それによる死が意外と身近になってしまった今、こうした思想が再び顧みられるかもしれない。祖霊観念が衰退した現代には新たな神話が要請されると著者も書いている。
生まれ変わりの観念が、病人や遺族を癒す医療資源となる可能性があることを考えると、「生まれ変わり」を単なる絵空事とすることはもったいない。生まれ変わりの「事実認定」とは、複数の証言や証拠から引き出される最も合理的で有効な解釈であるという著者の言葉は納得できた。
さらに、死について問うことは「人間とは何か」「私はいかに生きるべきか」を考えることに通じる。ブッダやピタゴラス、プラトンなどの思想も紹介され、興味深い内容だった。
2021/04/14 17:37
読みやすい文章
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パイドンは大好きな対話篇です。
納富さんの訳ということで、電子書籍を購入しました。言葉違いが平易で優しい印象です。
段落分けの見出しも分かりやすく、理解を助けてくれる構成だと思います。
ただ残念なことに、プラトンの書籍ではお馴染みの数字とアルファベット(ステファヌス版ページ数と段落)が記載されていないため、他の訳と比べたいときや引用を確認したいときに不便でした。必要な場所には工夫があってよかったのですが、できれば割愛せず、対処して頂きたいと思います。そのため星を一つ減らしました。
なお、本の内容とは関係ないのですが、側注から補注に飛ぶと本文に戻って来られなくなるのが若干煩わしかったです。
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