八神さんのレビュー一覧
投稿者:八神
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かがみの孤城 下
2022/04/01 19:03
全てが回帰する美しいエンディング
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この作品の素晴らしい所はなんと言っても、上巻の終盤から、エンディングまでの読ませる力。続きが気になり、文字を追う目を止められず、次のページにかかる指先。夕方で部屋が暗くなるのも気にせず、夢中で読み込んでしまいました。
そしてなんと言っても、エンディングの美しさ。今まで貼られてきた伏線を綺麗に回収するストーリー性。そして新しい世界に踏み出すまでの生々しさと、その強い心。本屋大賞の名に全く恥じぬ素晴らしい作品です。全てが緻密で、そして美しい作品をありがとうございます。
2021/04/28 11:21
花は咲く生き物、鳥は飛ぶ生き物、人は考える生き物
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人間の歴史は人間の思考の歴史です。太古より、他の動物よりか弱い人間は様々思考して現代まで生きてきました。思考こそが人間の唯一にして最強の武器なのです。
しかし何もかもが便利になった現代では、考える事すら億劫になっている人がいます。彼らは人間として死んでいるのではないでしょうか。少なくとも生きていない、死んでいないだけです。
話が逸れましたが、この本では齋藤孝さんの読みやすい文章と共に、如何に思考が大切かが書かれています。また、思考の方法や思考の習慣付け等の方法も提示されています。
現代では無くなる仕事や、無くならない仕事等の話をよく聞きます。無くなる仕事というのはAIに出来る仕事の事です。無くならない仕事とは人間にしか出来ない事、つまり思考能力が必要とされる仕事の事です。人間と、人間が作り出したAIの仕事の取り合いという、何とも皮肉な戦争が始まろうとする中で、是非とも武器にして頂きたいです、思考能力という物を。
2022/04/01 18:56
幼き頃の心情の変化をグロテスクに描く作品
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読み進めれば読み進める程に胸が痛くなってきます。主人公の女の子はとても感受性が豊かで、『そんなに大袈裟に考えなくていいのに』と度々思ってしまいました。読む度に胸がちくちくし、とても読んでいられない事もしばしば。
しかしだからこそ、主人公が元気になる時や、幸せになっている時は他の作品では味わえない高揚感があります。思わず、『大丈夫、大丈夫だよ』と言ってしまいたくなるような繊細なこころの想いを、ゆっくりと味わってみては如何でしょうか?
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