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デネボラさんのレビュー一覧

投稿者:デネボラ

4 件中 1 件~ 4 件を表示

長いお別れ

2022/04/19 23:07

やっと出会えた長いお別れ

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検索すれば、少なくとも関連する情報には辿りつく。その道筋が示される。そんな時代でも、なぜか気になったまま、自分の中に取り残している本がある。いつか、どこかで。怠慢でしかないが、万一にも合わなかったときの幻滅をおそれてもいる。チャンドラーの本はそんな本の一冊だった。

はたして出会えて本当によかった。この深く残る読後感は、語られないフィリップ・マーロウの心情を、ともに思ってきたからだろう。お酒も飲めず、そもそも男でなくても、私立探偵マーロウの悲哀は私の悲哀だった。

さてこれで他のチャンドラー作品をかちゃかちゃと検索するかといえば、やはりまたどこかで会えることを期待している。幾分期待前のめりになりながら。

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やがて哀しき外国語

2022/04/17 21:08

アメリカと村上春樹

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まず本のタイトルから、語学をめぐる奮闘エッセイかな、と一瞬思うけれど、そういう本ではなくて、40代の村上春樹が、アメリカ東部で暮らした日々から感じたことを書いたエッセイ。

旅人ではなく生活者として眺めるアメリカ、そして考える日本。いずれにしても大事なことは個人のものの見方や意見を備えておくということ。

旅先で読了して旅先の片隅にそっと残してきた。こういう本は読みつがれて欲しい。

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世界のすべての七月

2022/04/17 20:23

アメリカの若者たち

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大学の同窓会での出来事を中心に、今50代、かつての20代のアメリカの若者たちの物語が、それぞれの思いとともに交錯しながら展開していく。

沈澱している過去の感情といまへの影響が様々な形で描かれていて、中心となるような主人公はとりたてていないものの、その描かれ方のリズム感の違いで先をどんどん読ませる。

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岩波少年文庫のあゆみ 1950−2020

2021/04/29 21:11

”わたしの岩波少年文庫”と普遍的価値としての岩波少年文庫

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

誰にもわたしの岩波少年文庫というものはあって、その語りの連なりと、筆者のすっとした文章とが、何か豊かな対話のようになっている本。

紹介されている本からの抜粋と、添えられた筆者の言葉、そのひとつひとつが美しい作品のよう。

まだ出会わずにいた岩波少年文庫も、再会としての岩波少年文庫も、手に取りたくなる。

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