ジャンク・ヘッドさんのレビュー一覧
投稿者:ジャンク・ヘッド
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ぼく モグラ キツネ 馬
2021/08/06 07:47
僕を「僕」たらしめるもの
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大人も読める絵本が存在することを知る。
そして意外やプチ感動がある事を知り、感動求めて絵本もチェックする様になった。
これ、最近評判の絵本。手に取ったらまろやかな線の絵とチョット哲学的表現が気に入って即購入。
題名の通り登場人物、&動物は1人と3匹。モグラの人生論が面白し、絵が本当に素敵で癒される。馬と楽譜が幻想的で想像力も膨らむ。何故モクラ、キツネ、馬?
僕の勝手な解釈ですがこの3匹は一人の人間の自己だと。僕の内面。僕の思考はモグラ。僕を動かす肉体は馬。ではキツネは?キツネは言葉を話しません。
キツネは無意識の僕。僕の感情?きっと君を好きになったのもキツネの所為?キツネは僕を形成する大事なこころ。世界と僕を繋ぐ無意識。
キツネと肩寄合う後ろ姿の絵がなんだかジ~ンっと。さてモグラ君(自分)の好きなケーキ買いに行こうかな。
2021/08/06 07:59
ドラマ版見てみたい
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主人公、可門良27歳。元バンドボーイ今はスナックで歌うか、男娼となるか。妹いずみ17歳、病院に入院中。良は妹に1年経てば結婚できる体にしてやると約束する。そんな始まり。
ノノ16歳は良を好きで追いかけ回す。
逆に良の憧れは少し年上の富豪の夫人、日夏恵い子。妹の看護婦と4人の女性が良を取り巻く。
なにやら良は3億円事件の犯人らしい。時効までの日数が表示される。勘の鋭い定年間近の白戸刑事が嗅ぎ回る。取り巻く女性はそんなことは知らずに良の魅力に惹きつけられる。妹でさえ。そこに元友人で元競輪選手のクズ男、八村が絡む。
八村は良のお零れは貰いっと、良を慕う女性手籠めに掛けて寝る寝る。クズでへなちょこで狡賢いので八村こそが悪魔っぽく見えてくる。
ドラマでは荒木一郎が八村を演じたみたいです。実際に荒木さんハレンチ事件を起こしてるし、適役だったでしょう。
執念と忍耐と純愛と欲望。上村さん上手いです。原案は作詞家の阿久悠さんでした。長谷川和彦さんシナリオのドラマ見てみたいです。
貝に続く場所にて
2021/08/06 07:34
貝殻の記憶
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貝といえばホタテビキニを最初に披露したのは武田久美子さんだったかしら?
1989年、今から32年も前の事。写真集ではどんなに時が過ぎようが21歳のままの姿が残る。
巨大ホタテ貝、ボッティチェリのヴィーナスの誕生。海より誕生する女神。1483年の作品。見る者の魂を鷲づかみ。540年前に確かに描かれた記録がそこにある。
トリュフ犬「ヘクトー」は過去の遺物を掘り当てる。生きていた証。記憶の遠近法。大きな出来事程時が過ぎても記憶に残り、些細な事でも最近の事は記憶に残る。記憶の中に残った物。生きているの。私の記憶の中で。
幽霊や魂は私の中にいるし、物や本の中に存在する。
シックスセンスは誰にでもある。視、聴、臭、味、触 の5覚。
読書は本来の聴覚の機能を視覚で行う。文字という視覚の記号が繋がり文章になり意思を持つ。
文字を読むことによって過去の魂と夢が蘇る。
ほら、魂 感受出来ればもうシックスセンス。
文字だけではなく絵だって魂感受出来る。絵画、写真、映画を見るという行為、本を読むという行為が幽霊を蘇らせる。私が生きている間あなたは私の中で蘇る。
こらこら ヘクトー 乳房なんて掘り当てちゃって これは誰の記憶?そして幽霊は幽霊を連れて来る。
第165回芥川賞受賞作。まだ文豪の方々の読んでない本沢山あるのに未知の感動求めて最近の受賞作は読んでしまう。
石沢麻衣さん初読み。情景描写が素敵で坦々としたストリーにまさかのリアルマジック。きちんと読んでいないと置いて行かれる不思議な読書体験。
また カバー絵の太陽系が素晴らしい。
犬の名前は漱石さんが飼ってた犬の名前と同じ「ヘクトー」確かヘラクレスの略だった様な記憶。こんなところで出会えるとは。嬉しい~
そして貝の記憶から僕の中では生きてました21歳の武田久美子。(≧∇≦)麻衣さんありがたや。
哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎 驚異の器官がうまれるまで
2021/06/09 08:13
君も僕もオッパイなしには今がない
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ブルーバックスは中学生の時からの愛読書。読むと何かしら新鮮な発見があるのでたまに覗くことに。
今回はこれ。そして今回の収穫。馬と牛は近縁かと思っていたら馬は奇蹄目でサイ、バクが同目。牛はヤギ、羊、鹿、と同じ偶蹄目でチョット遠い様だ。
確かにサイ、バク、馬もあまり毛がない。コアラやカンガルーなどの有袋類の存在。有袋類は胎盤が未発達で未熟児で子を産み袋で大きくする
。哺乳類の進化順で行くと単孔類⇒有袋類⇒有胎盤類⇒北方真獣類⇒真主齧類⇒霊長目となる。本来なら有袋類は進化の過程で自然淘汰されるはずだった。
地殻変動でオーストラリアは隔離され捕食者はいない大陸に。よって自然淘汰されずに生き残り、独自の進化。しかし捕食者がいないという事は進化速度は遅い。
もし速度が同じだったらコアラ⇒フクロ類人猿⇒フクロ原人⇒フクロホモサピエンスがいたかもしれない。ifとしてフクロホモサピエンスの生態を勝手に想像すると面白い。大好きなおっぱいは袋の中に・・・。乳首は見えません。女性の魅力は形のいいフクロとなる?アリャン
ロボット
2021/06/09 07:39
アンドロイドの原点
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カレル・チャペック初読み。作者は「ロボット」と言う単語を世に知らしめた人という記憶していたので、どんな物語なのだろう、いつか読みたいと思っていた本。この物語のロボットの外見は人間そっくり、金属質感のする機械的ロボットとは異なる。アンドロイドとかレプリカントTypeだ。ヒューマノイドに近い人造人間のイメージ。1920年の作品。今から100年も前に人造、生命、魂の物語を書かれていることに驚かされた。単純に興味深く面白い。映画「メトロポリス」「ブレードランナー」「ターミネーター」の原点はここにあった。
チョット前に読んだ「恋するアダム」も原点テーマはこれだね。カレル・チャペック気に入りました。もう他の作品も読むしかない。
青い花
2021/06/08 17:01
ここは何処?私はだれ?
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近未来のSFであった。
思い出したのはマッカーシーの「ザ・ロード」
「ザ・ロード」では主人公の語りはない。第三者が物語る訳だがこの本は一人称。
私の感情と思考表現でしかない。
私は歩いている。線路上を歩いている。枕木の上を歩いている。
存在する感情は喪失、虚無、空虚。そして私の思考が始まる。個人的脳内世界。
私の家族はみんな死んだ。妻も子も親も。生きているのは私だけ。大戦前の回想がランダムに。回想すればその時の感情が蘇る。人付き合いのいい義兄。善人ぶりが鼻に付く。多分死んでしまった。記憶で生き残るは嫌悪だ。
私は歩いている。枕木の上を歩いている。鳥が摘まんでいるのは人間の死骸だ。みんな死んでしまった。私の記憶の中でしか存在しない。
嫌悪感、憤り感が蘇る。しかしそんな感情が蘇ったところで何だというのだ。
そうだ。刺激的な事を回想しよう。 ひろ子ちゃんの陰核。
精神病院から脱走して来た美人のきょうこ。きょうこは普通の女性だった。普通に私と目合わった。私は歩いている。きょうこに会いたい。
青い錯乱、青い裂傷、青いコスモス、誰の体にも咲いて空気に滲んだ、青い花。ポラノン欲しい。ポラノン欲しい・・・
辺見庸 初読み。なかなかの読書体験。ここは未来の大戦中なのか?
終戦したのか?
何故線路上を?
一体ここは何処?
私とは何者?
私は難民?浮浪者?脱走兵?
この本の前に「人間失格」読んだので自虐告白が類似感。初っ端はなかなか「私」のランダムな回想に入り込めない。峻烈なイメージが次々と点滅する暗い言葉。狂気の内的恒常性、正気の本質的虚妄の同居。読み続けるとイメージは繋がって来る。また気に入った作家発見しました。他作品読んでみたい。
イラストレーター安西水丸
2021/06/08 16:43
僕の宝物
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現在、緊急事態宣言により閉館中ですが、世田谷文学館にて安西水丸展が開催中。そこで展覧会のカタログとして販売していたのがこの画集。水丸さんの集大成、永久保存版だそうです。イラストレーターの道は漫画家からスタート。ガロに掲載16ページもの
これがなかなかいいです。1コマ1コマがイラスト的。詩の画像表現。お決まりの形式を打破。1枚の真ん中に線を引くことで地平線となり、単なる二次元が奥行きの三次元。
四コマ漫画は起承転結を使わないのがポリシー。新しい表現の確立だ。村上春樹さん、和田誠さんとの共作もいいです。
水丸さんの作品が「ガロ」に掲載された頃、糸井重里さんと湯川輝彦さんの「ペンギンごはん」なんて可愛い&キモグロ、ヘタウマ漫画もあって遥か昔の記憶なのでもしかしたら水丸さん作品かと、勘違いしてました。今回の展覧会で調べて判りました。水丸さんたまにエロティックですが詩的です。グロではありません。勘違いしてすいません。
ランゲルハンス島の午後
2021/06/09 08:08
小説家ならUFOの一つぐらい見とかんと
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佐々木マキさんのお陰で村上春樹を読み、今頃面白さを知る。
1986年光文社出版本を新潮社で文庫。1984年女性向けファッション雑誌「CLASSY」に掲載されたエッセイの24編。1Q84じゃん。
安西水丸さんの絵が素敵です。絵を眺めるだけいい。当時のオシャレ感。
で、春樹さんのエッセイ。ランゲルハウス島って何処?実は島ではない膵臓の中の細胞のことだ。春樹さんの想像の島。虚構だ。
って事はモームの哲学名言も?
気になって調べてみるとどうもその様だ。「どんな髭剃りにも哲学はある」モームはそんな名言言ってないらしい。
しかし、あたかも真実の様に・・・その語りがいいのかもしれない。何んかその尤もらしい話が想像力を湧かせる。気持ち良いです。
フィリップ・K・ディックの本が何編かに登場する。嬉しい。春樹さんファンなのね。更に親近感が湧く。小説家としてやっていくにはUFOの一つぐらい見ておかないとダメだよね。
2021/08/06 07:56
悪魔は忍耐強い
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ちくま文庫のお陰で昭和のCOMとかガロに掲載された漫画を読んで懐かしさに浸る。
そんな昭和のマンガ家に竹久夢二を連想される女性像と独特の劇画タッチ画風を確立した昭和の絵師、上村一夫さんがいた。
上村一夫さんの場合はガロとかではなくて出始めの青年マンガ誌に執筆。
友人の兄貴の部屋から失敬して興奮して読んだ思い出。
リアルタイムでは見れなかった、長谷川和彦シナリオ、沢田研二主演の伝説のドラマ「悪魔のようなあいつ」の原作マンガを描いたのは上村さんという事を知り探して読んでみた。
おお~ 流石 なかなかの人間ドラマ。そして金と異性。このエロさ が 欲望を醸していいです。
滅びの前のシャングリラ
2021/08/06 07:42
ボーイズドリーム
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こういう話大好き。この本凄い人気。
大好きな映画監督トリアーの映画「メランコリア」を思い出した。小惑星が地球に衝突予測。人類が生き残れる確率は20%以下。
あと1か月しかなかったらあなたは何をするか?
女性の作家さんだと思いますがよく調べられてます。ヤクザの世界の話、男の気持ち、少年の気持ち上手いです。
思わず感心してしまいました。いじめられっ子の僕、ヤクザの鉄砲玉、ヤンキーのママ、憧れの美少女。歌姫のライブ。そう来たか!まさかの繋がり。
地球最後の日ネタの王道。
こんな話も面白い。意外や登場人物が繋がっていくところがご都合主義的ですが気持ちいい。
ヤンキーママの静香さんキャラを筆頭に登場人物のキャラが生き生きしてます。
読歴浅いので類似雰囲気の作家さんを思い出す。桜庭一樹さんの初期作品の印象を受けました。ゆうさんもお気に入り作家だな。
「流浪の月」読んでみたい。
羊をめぐる冒険 下
2021/06/09 08:00
羊男の変身はいつ?
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狼男は満月に変身。羊男はいつ変身するんだろう。地球の四季に関係するような気がする。草食動物の出産時期は地球の四季に影響されているからね。
前作「1973年のピンボール」では昔付き合った女性?初体験の女性?をピンボールにみたて現在における過去を探す旅だった。
今回の旅の目的・・・親友探し?昔小説家を目指していた今の奴を探す旅。狼男は人間を襲う。羊男は一人の人間に取込み、大衆を虜にする。
前作に対しミステリー仕立てにしたおかげで純文学調だった感覚はなくなりエンターテイメント調へ。面白かったがもうチョット純文学欲しかった。
ミステリーの解はファンタジー?せっかくの小道具が生かされてない気がする。鼠の書いた小説、耳のモデル女性、羊男と共にどこかで再会できたら嬉しい。
水丸さんのゴーシチゴ
2021/06/08 16:55
個人的にイラスト本はお宝本
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個人的に水丸さん祭り。
実は水丸さん俳句も書きます。イラストは視的で、俳句は心的。いずれにしてもその時の自分の感性を記録する。
この本は視と心の合体。俳句と水彩画は合いますが、俳句とイラスト、凄くオシャレに合います。読み手はより深く水丸さんの感性を感じます。春夏秋冬毎の俳句イラスト100句。
「立秋のうたた寝女のふくらはぎ」
形式に拘らないこんな句が艶っぽくていいんです。
水丸さんのベイベイな俳句とイラストがいいんです。呑兵衛と助兵衛です。
ホームレス消滅
2021/06/08 16:47
リアル「箱男」考
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久しぶりの公房さんの「箱男」が面白く、なかなか後を引く。コボさんの着想アイデアの一つに「都会に同化した路上生活者の段ボール生活とは如何なものか?」という好奇な視点があったそうな。ならば実際の段ボール暮らしはどうなのか?
段ボールだけでなく電車の鉄橋から見えるあの河川敷のブルーシートの住民はどんな暮らしをしているのか?気になってこの本を読んでみた。
ホームレス者のTypeは大きく3Type。
1.寝る場所はいつも不定、流浪の民
2.公園または駅付近の段ボール定住派
3.橋の下や河川敷の小屋又はブルーシートテントの富豪派
著者は段ボールホームを実体験してみたり、ホームレスの生態に興味を持ち約25年近くホームレスをインタビュー&生態観察。何故ホームレスになったか理由は人様々。多くのホームレスはきちんと廃品回収などの仕事をして若干の収入あり。早起きしてアルミ缶回収。アルミ缶は1kg、100円で買い取ってくれるらしい。河川敷に住むホームレスは釣りをしたり、ボンベ用のコンロを持っていたり、家庭菜園をしたり、犬や猫を飼ったり、意外に生活力あったりする。生命を脅かす者は酔っ払いと悪戯中高生。
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